帝国暦476年らへんに、稀代の英雄と悲劇の英雄に挟まれた凡人はただ虚空を見つめて座っていた。
聞こえない、俺は何も聞こえない・・・そう俺はサル!!見ざる・言わざる・聞かざるなのだ
俺を挟んで、「ルドルフに出来たことが・・・」「あんな奴らの風に・・・」等々不穏な会話が聞こえるが
全て空耳です!!!気にしたら負けです。下手にかかわって平穏な日々を奪われたら洒落にならん。
ちょっとパニクッてきた・・・こういうときは素数じゃなくて自分の生い立ちを見つめなおして冷静になろう
!!朝起きたら銀英伝へようこそ!!な乗りで、平凡な大学生から
門閥伯爵家の親無し次期当主(7歳)になってしまいました。
まぁ、例の内乱時の選択さえ間違わなければ、平穏なウキウキセレブライフがおくれるんで三年ぐらいマッタリ過ごしていた。
(当然、凡人らしい葛藤や苦悩が会ったわけだが詰まらん上長いので省略)
それでも、平穏無事にいければいいかと、何とか納得、もとい諦めてセレブライフを幼ながらに楽しんでいた。
いや、人生って甘くないね~後見人が勝手に貴族幼年学校に入学手続きをしてくれましたよ。立派な軍人になって死ねってことですか?
まぁ、こんなどうでもいい経緯で学園に着て今に至る訳です。
どうやら現実逃避してる間に、迷惑な両隣はさらに盛り上がってます。頼むからよそでやってくれ!
赤髪「ラインハルト様!誰が聞き耳を立てているか分かりません!ご自重ください。」
金髪「大丈夫だ、キルヒアイス。我々以外は下らない会話に夢中で聞いていないさ。」
赤髪「たしかに、ですが私たち三人以外に漏れれば唯ではすみません。」
金髪「ふっ・・キルヒアイスは心配性だな。大丈夫だ。ちゃんとわきまえているさ。そうだろうヘイン?」
ちょっおまっr~三人じゃなくて二人だろ?名指しの上に笑顔で呼びかけるな!俺を簒奪に巻き込むなボケッ!?
・・・ヘイン・フォン・ブジン伯・・・銀河の小物がまた一粒・・・・・
~END~