・張莫
姓:張
名:莫
字:孟卓
真名:紅瞬(こうしゅん)
背中まである紅い髪を、飾りのついた布で一つに纏めた少女。
スラリとした長身に文官風の服を纏いながらも、腰にぶら下げた剣は飾り物ではない。
バクの字が難しいので『莫』とさせてもらいました、これが一番それらしいかな、と思ったので。
正史では陳宮に唆されて後に曹操を裏切りますが、はてさて、一体どうなることやら。
・魏続(ぎぞく)
姓:魏
名:続
ぼさぼさ気味の茶色の髪を適当に流している少女。
幼く両親を亡くし、弟と二人で畑を耕して生きてきた所、黄巾賊に襲われそうになったのを董卓軍に助けられる。
十分な栄養の不足とこれまでの肉体労働のためか、発育に乏しい身体に日々思い悩む。
字と真名を付ける前に両親を亡くしたためそれらは無く、後に呂布によって付けられることとなる。
というわけで、高順じゃなくてすみません。
正史では呂布の縁戚である魏続です。
呂布に重用されたにも関わらず、後に呂布と陳宮を裏切って曹操に寝返った魏続ですが、この作品ではどうなることやら。
・李需
姓:李
名:需
字:文優
真名:時雨(しぐれ)
幼い劉協の側近として朝廷に仕える女性で、李粛の姉でもある。
武に優れた李粛とは異なり、知謀に優れその手腕を振るう。
濡れ羽色の長い髪を腰まで流し、その女性にしては高い身長と起伏の少ない体型を映えさせているのだが、本人はそれを不満に思っている。
豊満な肉体の李粛とよく見比べては、落ち込んでいる。
というわけで、李需です。
正史やらいろいろな二次創作を見ても、どうにも悪人にしか見えないお人ではありますが、そこはそれ、李粛の姉となってもらいました。
個人的にはナイスバディな女の子と自分の身体を比較して落ち込む少女とか萌えー、という作者の個人的なツボからぺちゃp(ry
・劉協
姓:劉
名:協
字:伯和
真名:伏寿
霊帝の子にして、後に後漢王朝代十三代皇帝、献帝と呼ばれるようになる少女。
溢れるほどの金髪を持つが、あまりに長すぎてちょっと邪魔だと思っている。
血が繋がっていないにも関わらず、姉馬鹿とも言える李需の暴走に振り回され気味なちょっと可哀想な妹属性な少女です。
というわけで、漢王朝版ラストエンペラー、劉協です。
劉協と言えばこの時期は幼い筈だったな、ということで幼女になりました……なんで男じゃないのかって? だって可愛くてちっちゃい男の子より、可愛くてちっちゃい幼女の方が、萌えるですよ?
・韓暹(かんせん)
姓:韓
名:暹
字:興建(こうけん)
白波賊の副頭目で、頭目である楊奉の幼馴染み。
ざんばらの黒髪に浅黒く焼けた肌、引き締まった身体は何処か威圧的ではあるが、その内実はぶっきらぼうながらも優しかったりする。
後に諜報機関『忍』の副頭領となる。
いやあ、賊上がりなのに皇帝を助けて将軍位を与えられる彼ですが、うん、どうしてこうなった?
うんまあ気にせずに忍者の一員として頑張ってもらいましょう。
・楊奉(ようほう)
姓:楊
名:奉
字:猛志(もうし)
真名:貴白(きはく)
長い銀髪と露出の高い服を纏う女性で、白波賊の頭目。
酒と昼寝と面白いことが好き、と色々な将と仲良くなること請け合いな人物である。
面倒なことは嫌いだが、韓暹を弄れるとなると途端楽しくなる。
この人もどうしてこうなった?
おかしい、白波賊の出でありながら、一時期は皇帝を擁していたりする将なのに……。
ま、まあ、気にせずいこう気にせず。
・田豫(でんよ)
姓:田
名:豫
字:国譲
真名:たよ
おかっぱの濡れたような黒髪に少女らしい容貌を持つ、劉備軍謀略の士。
基本的には物静かでありながらどこか愛嬌があり、広く慕われている。
ということで、劉備、公孫賛、曹操と様々な人に仕える人物です。
正史だけで見れば三国志の最初から最後まで色々と絡む人物ではあるんですけど、主役の方々が出来すぎなだけにあまりメインには出ません、不憫。
ちなみに、真名は平仮名のまんまだったりしますが、これは作者が初めそう読んだからだったりしますです、はい……勉強不足ですみません。