初めまして、時守と申します。別にカッとなってはいないけど、ふと思いついたんで書いた。反省も後悔も推敲もしていない。続く可能性は5%くらいならある…と思っていたら本当に続いた。完結する可能性は無くも無い。2010/4/16 チラ裏からその他板に移動しました。2010/8/01 本作品の注意事項を追加しました。2010/8/02 注意事項を改定2010/8/03 謝罪文を追加させていただきました。 軽率な言動、重ね重ね申し訳ありませんでした。2010/11/28 タイトルの元ネタ『某格闘ゲーム』をギルティギアに変更しました。 いい加減隠しても意味の無い時期になってますので。 注意事項(真面目) オリキャラ×原作キャラ物です。 独自設定、願望投影・自己満足・ロリペド上等に、原作とは違うオリキャラとのカップリング・性格改変、原作キャラを性的な視点で見ている…などの要素が多々あります。 読んだ方からは、キモい、ウザい、不快などの感想を頂く事があります。 その手の内容に嫌悪感や不快感を感じる方には、オススメできません。 どーもどーも初めまして、ワタクシはナッシュと申します。 唐突に何ですが、見る人が見れば所謂オリ主に該当します。 妹も居ます。 姉かもしれませんが。 どっちにしろ、将来は巨乳の心優しい天然気味の美人さんになる事はほぼ約束されていますです。 しかもワタクシ、憑依系です。 脳天から骨が突き出ている0歳児をやっております…ぶっちゃけ角があります。 今はまだ小さな角ですが、いずれは成長して日常生活に支障をきたすくらいに御立派な角になってくれるでしょう。 と言うか、現在でも充分すぎる程邪魔になっていますが。 何と言っても、好き勝手に外に出られないんです。 0歳児なんだから当たり前だって? 御尤もですが、まぁ聞いておくんなまし。 …口調は自然に戻そう、面倒臭くなってきた。 と言うか誰に語ってるんだ俺? えー、とにもかくにも、目が覚めたら赤子だった。 しかも嵐の夜に、野外に放置されていた。 更に言うなら森の中だ。 絶対狼とか熊とか居たよ、あの森。 誰だ俺達をあんなトコに放り出していきやがったの。 何故いきなり赤子だとか育児放棄は犯罪だとか、そんな事を考える余裕も無かった。 繰り返して言うが、嵐で、しかも森の中で、野晒しだ。 そして俺は赤ん坊。 …幼児虐待…で済む筈ないし、ああ北斗の拳で似たような事やってたなー確か双子のどっちを生き残らせるかを決めるのに狼が沢山住んでる山に二人とも置いてきて狼は片方だけ食べるってナニソレ狼は群れなんだし赤子を一人喰った程度じゃ満腹なんかにならんだろ普通に両方死ぬわかーちゃんが助けにいくのを愛に狂ったって狂ってねーよそれが母の普通の愛だろむしろマジで置いてくる方が狂って……閑話休題。 飛んでくる雨が冷たいは痛いは、風に吹かれて土やら葉っぱやら得体の知れん鳴き声は聞こえてくるし、正直言って死ぬかと思った。 と言うか何故平気で生きているのか不思議で仕方無かった…まぁ、それも今になって思えば……いやいや、順番に話していこう、オチを先に言っちゃ俺も詰まらん。 えー、俺は覚えてないんだが、その時は派手にオギャーオギャーと泣いていたらしい。 それはもう、嵐の音にも負けずに近所の村にまで声が届くくらいに。 俺と一緒に居た、もう一人の赤子は平然とスヤスヤ眠っていたそうだが…うん、剛の者だ。 そんな俺の必死のSOSが届いて、近所の村に住む爺様が様子を見に来たそうだ。 幾ら赤ん坊の泣き声が聞こえて、本人も余命幾許もない(本人談)爺様だからって、夜の嵐の森に平然と入ってくるとは…侮れん。 と思ったら、実は俺が居たのは森に入ってすぐの所で、危険な獣もまず居ないらしい…仕方ないだろ、森なんて殆ど見た事無いんだから、どれくらいの深さかなんて分からん。 そもそも、赤ん坊ボディだから目にする物何でもデカく見えるしな。 泣くだけ泣いて…と言っても、風雨で死にそうになってたから記憶にないんだが…、気が付いたら俺は爺様と婆様の家に連れて来られていた。 いやもうホントよく生きてたもんだ…俺は結局泣いてただけだが。 雨に濡れて冷たくなっていた体は柔らかいタオルで拭きとられて、近くの古風な暖炉の火が部屋全体を暖かく染め上げて…いかん、俺に詩的な表現の才能はない。 とにかく、生命の危機から脱した事で、何とか俺は冷静になる事ができた。 思い返して見れば、冷静すぎる程に冷静だった。 何の前兆もなく赤子になってるなんて異常事態に、全然動揺してなかった。 かと言って、浮かれていた訳でもないけど。 とにかく状況を把握しようとして、自分と同じようにもう一人の赤子が居ると気が付いたのもこの時だ。 俺と一緒に拾われてきたらしい。 …まんまサル…とまではいかなくても、赤ん坊の顔なんかどれもこれも同じに見えるねぇ。 我が子とか縁がある子だったら、まだ分かったかもしれんけども、見ず知らずの子だし? ああ、でも一緒に捨てられていたって事は、血縁くらいはあるかもなー、案外双子だったりして? そう思うと、ちょっとくらい仲間意識が湧いたり。 爺様も婆様も、髪の毛は完全に白だし、顔や手足には深い皺が幾つも刻まれていた。 ただ、瞳の色が黒じゃなかったから日本人じゃないんだろう。 と言うか今更何だがここは日本か? 日本でも外国でも、俺が赤ん坊じゃ何の変わりもないが。 …いやあった、もしも物騒な地域だったら安心できない。 まぁ、とにかくそんな訳で、身寄りもない俺達は、爺様婆様に拾われて子供にしてもらった訳だ。 話を聞いてみると、何年か前にようやく終結した物凄い戦争で、お子さん達は皆死んでしまったらしい。 寂しかったし、と言っていた時の表情は、平穏なジャパンで育った俺にとっては全く見知らぬ表情だった。 …やっぱ、物騒な地域か。 捨て子があっても不思議じゃない辺りか。 …まぁ、なんだ、とにかく。 こうなる前の俺に未練はある、当たり前だ。 未練タラタラだ。 事故って死んで憑依した、とかならまだ諦めもつくけど、そんな事一切ない。 転生トラックなんてお目にかかった事もない。 と言うか普通のトラックと転生トラックは別物で、普通のトラックに轢かれても死ぬだけなんだよ転生トラックは日本中を年中無休でフラフラ走り回っているのさ当然安全運転なんだけど時々思い出したようにと言うか思い忘れたように安全確認をすっぽかしたり制限速度をブッチして人をあっちの世界に送り込んでその癖逮捕なんかできないから未解決の轢き逃げ事件がどんどん増えて…。 …なんか妙な電波受信したな。 とにかく、病死でもなけりゃ事故死でもない、単にメシ食って寝て起きたらこうなってた。 …ひょっとして、地震か何かで寝てる間に死んだか? 日々の仕事に疲れてるとは言え、折角就職先の環境に馴れてきた所だったし。 続巻を心待ちにしていた本もある。 ジャンプだって読みたい。 酒が好きだ。 毎週のジム通いの効果がようやく出てきて、肥満気味だった体も引き締まってきた。 何より、実家の両親とか祖父祖母に心配をかけたくない。 何で俺がこんな赤子になってるのかは分からんけど、何とかして連絡を取るくらいはしたい。 信じてもらえるか、とか元の俺がどうなっているか、とかは些細な事だ。 信じてもらおうと思ったら体当たりでいくしかない。 俺と親しか知らない話を片っ端から並べ立てるとか。 もしも元の俺が平然と暮らしていて、実は俺は他人の記憶を受け継いだだけのコピーだったのなら、それはそれで何の問題もない。 それでも、どっちにしろ体が成長して、せめて話せるようになるまではこの爺様婆様の子供として世話になるしかないんだし…。 うん、お爺さん、お婆さん、お世話になります。 俺と、隣の子の名前をどうするか実に楽しそうに悩んでいる二人に向けて、ペコッと頭を下げた。 ら、なんか知らんがでんぐり返りしてしまってお爺さんが慌てていた。 そして、俺の名前がナッシュに決まった日。 だーだーあーあー適当に声を上げながら、俺はもう一人の赤ん坊を眺めていた。 いや、よく寝るわこの子。 育つの早いだろうね。 女の子と聞いて、将来の姿を想像してときめいたのは秘密だ。 とにもかくにも、情報を集めないとどうにもならない。 俺も多少はゲームや漫画の二次創作を読み漁った事がある身、オタクかどうかは自分じゃ分からんが、転生したり憑依したらそれは別の世界っていう話は見た事がある。 元の世界だったら問題は無い…いや、時代の問題はあるか。 別の世界だったら………まぁ、時間を見つけて元の世界へ帰れないか試してみるとしよう。 オカルト的な分野を探しまわるのも、面白そうだ。 と言う訳で、お爺さんが新聞読んでるのを見かけて、あーあー呼びかけて注意を惹く。 …構ってくれるのは嬉しいけど、俺は新聞が見たいんですよおじーさん。 新聞に向けて手をパタパタさせていたら、「お爺ちゃんよりもオモチャの方がええんかのう」とちょっと落ち込んでいた。 「食べちゃダメじゃぞ」って渡してくれたんだが、なんか悪い事した気がする。 それはともかく、新聞だけど。 アカン、予想はしてたが日本語じゃねぇ。 と言うか何処の言葉だこれ? 英語じゃないみたいだが。 数字は流石に読めるけど……。 落ち込みそうな俺。 だったが、そんな時ふと気付いた。(読める…読めるぞ!) 天空の城で石板を解読するムスカ中佐…大佐だっけ?みたいに歓声をあげる俺。 何で読めるんだ? そういや今気付いたが、お爺さん達が喋ってるの日本語じゃないけど全部分かるよ。 あれか、これが世に聞く転生特典ってやつか? もしそうだとしたら、体の方にも何か特典があるかもしれん。 そうでなくても、子供の頃からトレーニングしてれば、腹筋が割れたボディとか手に入ると思う。 うん、これは活用しない手はないな。 …赤ん坊の頃からのトレーニングって効果あるかな? 成長期に筋トレしない方がいいのは知ってるけど。 まぁ、とりあえずハイハイできるようにならないと話にならんね。 とりあえず、その新聞で得られた知識に大したモノはなかった。 なんかヨーロッパ辺りの田舎だって事は分かったんだが、知らない土地やら知事やらの名前ばっかりでサパーリ。 あと知らない単語が幾つもあって、知っているけど意味が繋がらない文章がもっと沢山あった。 雨を集めて池に飛ばすとか何とか…集めるっていうのはダムみたいなものだとして、飛ばすって何よ? この辺は要勉強って事か。 まぁ一般常識みたいだし、普通に生活してれば知る機会はあるだろう。 頭の方は冗談抜きでチートみたいだし…新聞についてたパズルを見て、頭の中だけで速攻で全て解けてしまった。 何処ぞの大学の入試か何かで出る数学的問題も、即答えが出て、意識すればその過程も思い出せる。 …なんか、意味も読み方も知らない記号も全部理解できたんだが…。 どんだけ頭の回転が速いんだろうか。 それに、物を思いだす力が凄く強い。 今まで忘れ去っていた事も、それこそ幼稚園児の記憶まで簡単に思いだせる…おかげで思い出したくない人生の恥も思いだしてしまったが。 体の方は…何と言うか、これもやっぱりチートっぽい。 妹(仮)と一緒に寝ている時とかに試したんだが、まだ赤ん坊だっていうのに器用さが半端じゃない。 これでもかと言う程に、思い通りに動いてくれる。 どのくらい動くかと言うと、こっそり確保したボールペンで綺麗な○が書けるくらいだ…ちなみにチラシの裏に書いた。 全く歪みのない円なんて、コンピューターでも書けないぞ。 ○だけじゃない、四角やら三角やら、その他諸々色々と書いてみたんだが、頭の中にある映像をそのままコピーしてるんじゃないかってくらい綺麗に書ける。 握力とかも、赤ん坊にしてはひどく強い。 思いっきり力を入れてみたら、片手でボールペンを圧し折りそうになってしまった。 うん、聞いてるだけだと普通にチートだろ? これに魔法とか付けば完璧に最低系の路線に進める。 最低系かどうかはともかくとして、能力が高いっていうのは歓迎出来る事だから、その時の俺は喜んでたよ。 ああ喜んでたさ、将来その能力を何に使うっていう明確な目的はなかったけど、ちょっとしたスーパーマンみたいになるんだと思えば喜ぶのも分かるってもんだろ。 で も ね 。 よーく考えるべきだったんだ。 俺がチートなんだったら、一緒にいた子もチートなんじゃないか、とか。 そもそも能力が高いって言っても、周囲の一般基準はどうなっているのか、とか。 身体能力云々を言うなら、赤ん坊の未発達な脳ミソに仮にも大人の意識が入って大丈夫なのか、とか…脳については、右左に割れてるくらいの事しか知らないんで、考えるだけ無駄だったけど。 それでも、見た事も無い字が平然と読める理由くらい考えるべきだった。 チートだから、憑依やら転生やらだから、しかコメントのしようがないっていうのも事実なんだが。 俺が『その事実』に辿り着いたのは、お爺さんに拾われて一週間くらいの頃だった。 最初に疑念を持ったのは、妹(仮)に対して。 …どうでもいい事を追記しておくが、お爺さんもお婆さんも、どっちがお兄さんお姉さんなのかは決めてない。 自然と関係が出来上がるだろうと思ってるらしい。 俺は妹も好きだが姉も好きだぞ、というか家族は大体好きだが。 前者は萌え的な意味で、後者は友愛的な意味だけど。 とにかくその妹(仮)なんだが…………見事に生えそろった、その青色の髪の毛はナンデスカ? 青色よ青色。 生まれながらにそんな髪の人っている? 赤ん坊の成長速度って俺知らないんだけど、一週間で髪の毛って生え揃う物? いや髪自体は母親の腹の中に居る時に生えてるらしいけど、これって赤ん坊の髪質じゃないよ。 もっと時間かかるんじゃねーの? と言うか俺の髪も赤ん坊の髪じゃないし。 ちなみに俺も青髪だ。 生えてるの髪の毛だけじゃなくて、乳歯も生えてるんだなこれが。 お婆さんは「子供が育つのは早いねぇ」って呑気に言ってるけど、いくらなんでも早すぎる。 もう俺も妹(仮)もハイハイで動き回れるようになっている。 これに関しちゃ、俺が何とか動けるようになりたかったんでジタバタしてたら、妹(仮)も真似して出来るようになったっていう背景があるんだが。 ついでに言うと、それ以来妹(仮)は何かと俺の真似をしようとしているようだ。 気味悪がられてるような事は今の所無いんだが、このまま放っておくと5年もすると成人くらいになってしまうんじゃなかろうか。 流石にそれはマズいだろう。 ついでに言うと寿命も気になる。 はてさてどうすんべぇ、とお爺さんに頭を撫でられながら…もう首が据わっている…考えていたんだが。「痛っ」「どうしたんだい、お爺さん?」「何か引っかかって、血が出たんだよ。 悪いけど、バンソーコー持ってきてくれないかい、お婆さん」 何ぞ? お爺さん大丈夫か? と言うか、一体何が引っかかったんだ? 撫でてたの俺の頭だぞ。 赤ん坊の髪にしちゃ硬いけど、血が出るような髪じゃない。 妖怪アンテナみたいに逆立ってる訳でも無いしな。 お爺さんの傷をバンソーコーで塞いで、一体何が?と二人で俺の頭を覗きこんだんだけど。「……………」「……………」「……………」「……………」「……………」 なんか沈黙してた。 角度の関係上、二人の表情は全然見えない。 でも何かイヤな予感。「……………」「……………」「……………」「お爺さんや、これ何に見えるかねぇ?」「お婆さんと同じモノが見えるみたいだねぇ」 何だ。 何が見えてんだ。 何か俺の頭に寄生してんのか? …よく考えたら、俺の意識が寄生してるな、憑依だけど。「…つの」「つの、ですねぇ」 つの? 津野? TUNO? Two-Now? つのだ☆ひろ? ……………角?「ほぅ…角のある赤ん坊かぁ。 こりゃ珍しいのぅ」「何で角なんか生えとるんかのぉ」 …落ち着いてますなぁ。 俺も釣られて落ち着いちゃったよ。 で、何? 俺に角があるって? 取りあえず、鏡…は手の届く所に無いから、頭を軽く壁に押しつけてグリグリしてみる。 …ああ、確かに何か硬いモノがあるな、これが角か。 ちょっと頭蓋骨が変型して突き出たってレベルじゃない。 髪に隠れて見えないみたいだけど、明確に鋭い角が一本自己主張している。 ひょっとして角があるせいで捨てられた…いや、捨てられた時には角なんて生えてなかったよな。 昨日までこんなモン無かったと思うぞ。 と言うか、珍しいってそれだけ? …ひょっとしてとは思ってたけど、やっぱりここ俺が居た世界じゃない? ちゃんとした情報を集められないから断定できなかったし、暖炉とか煉瓦の家についてはヨーロッパの田舎っぽいからって事で納得してたんだが。 角がある子供って、珍しいってレベルでしかないのか? また混乱してきた俺を余所に、お爺さんとお婆さんはああでもないこうでもないと、何で俺に角が生えているのか話し合っていた。「これはアレかの、ジャパンに生息していたっちゅう、オニっちゅうやつかもしれん」 あ、日本あるの。 じゃあ全然知らない世界って訳じゃないのか。 でも日本に限らず鬼なんかいないよお爺さん。「あらあら、ジャパンにはそんな生き物がいたんですの?」「いーや、昔々の物語に出てくるだけじゃな。 ワシも昔の通りすがりに、ちょいとばかり話してもらっただけじゃ。 …ツヨシ、と言うとったかの…。 まぁ、ひょっとしたら昔は実在しとったのかもしれんが、今となっては調べようもないし」「そうですねぇ…ジャパンはもう吹き飛んで、コロニーにしかありませんから」 …今何かおかしな単語とか出た。 吹き飛ぶ? コロニー? …コロニーの日本って…ネオジャパン? Gガン? アニメ的世界なのかここ? でもアレって日本は吹き飛んでたっけ…?「もしもその『おに』だったとして、何でこんな所に居たんでしょうねぇ」 …俺はお婆さんのその落ち着きようが気になります。 拾った子供が人間じゃなかったんですよ? 気にならないのん? いや気にしてるから考えてるんだろうけどさ。「うーん…ひょっとしたら、ジャパンが吹き飛ぶ前に逃げてきたんじゃないかの? あの聖戦は、ひどかったからなぁ…」 …聖戦? そう言えば、数年前にようやく終結した戦争って…その聖戦? 確か、その戦争で身寄りがみんな亡くなったって…。「ひょっとしたら……この子、聖戦の生き残りの…」「………ギア…かもしれんのぅ」 …ぎあ? 歯車? てかギア? ギア………ギア…聖戦って………。 ギルティギア。(アニメじゃない! アニメじゃない! ゲームの事さ~~~~!!!!!) まてまてまてまてまてまて、これヤバくね? チートがどうの最低系がどうの以前に、どう考えてもヤバいだろ! 俺がギア!? いやそれが本当かどうかはともかくとして、確かギルギアの聖戦ってギアが人類に対して反乱を起こしたんだよな!? その聖戦でこのお爺さんお婆さんの身寄りの人が死んで…つまり俺って仇!? 斬り捨て御免!? この時の俺の混乱具合を想像してもらえるだろうか。 一週間程度でも、俺はこの人達の子供になっていた。 本当にこのお爺さんとお婆さんはお人好しで、人間ってここまで優しくなれるんだと思うくらいに優しかった。 保護者ってだけじゃない、本当に…憑依する前の俺の祖父と祖母と同じくらいに、大事に思うようになってたんだ。 なのに、俺はギア。 この人達の、多分子供や孫の仇。 この人達から、憎悪を籠めて見られるのだと思うと。 本当に、家族から拒絶されたかのような冷たさが体の中に湧いてくる。 視界が潤む…泣きそうになってるのか。「ああ、よしよしナッシュ。 怖い顔してゴメンねぇ。 大丈夫よ、貴方は私達の可愛い子供なんですから」「そうじゃの。 よしんばギアじゃったとしても、まだまだ赤子じゃて。 今から人間と仲良くしようと教えておけば、ひどい事にはならんじゃろ」 ……はい?「わしらにとって、お前さんらは天国の息子や孫からの贈り物じゃ。 お主達を拾った時にそう感じて、そうやって接してきたんじゃ。 贈り物がギアだったからとて、掌を返すような事はするものかよ」 ……………ええ?「そうですねぇ、お爺さん。 可愛い子、大事な子。 ギアか人間かなんて、関係ないわ。 貴方は私達の子供なのよ」 ………マジですか? え、俺は貴方がたの身内の仇でしょ? それでいいの? 拒まれなかったのは…また涙が出そうなほどに嬉しいけど、それでいいの? …マジみたいだ。 すげぇ。 いやホントにスゲェ。 人間ってここまで優しくなれるんだ。 憎いとかそういう感情が欠如してるんじゃないかってくらい優しい。 俺もいつか、貴方達みたいな心優しい老人になりたい! …ギアって老けたっけ? 気が付けば、お婆さんとお爺さんの手をキュッと握って、ケラケラ笑っている俺が居た。「ああ、お爺さん、ディズィーがむずがっていますよ」「おお、仲間外れはイカンのぅ。 ほれ、今日はナッシュと4人で寝ようかの」 …我が妹(仮)、ディズィー。 君があのディズィーだったとは、夢にも思わなかったよ…まだネクロもウンディーネも居ないみたいだしシッポも無いし。 俺の角みたいに、後から生えてくんのかね? 今まで名前を呼ばなかった理由? …名前出した途端に察知されるじゃん。 さて、俺がギアだと判明して数日。 お爺さんお婆さん、我が妹(仮)改めディズィーにジャレながら考察を重ねたところ、幾つかの事実が判明した。 憑依の恩恵だと思っていた器用さや力の強さ、それに知らない文字が読めると言うのは、もっと単純な理由があった。 俺が、ギアだからだ。 ギアと言うのは生物兵器っぽいナニカだ。 兵器っていうくらいだから、当然制御プログラムみたいなのも脳ミソか何かの中にインストールされている。 知らない文字が読めたのは、そういう知識がインストールされていたから。 試してはいないが、多分この世界に普及している他の文字も読めるだろう。 …いや、兵器にそんな文字を読む機能なんて必要ないかな? でも実際読めるしな…まぁいいか。 力の強さは、まぁ単純にギアだし。 多分、筋肉の構成とか密度とかからして違うんだろう。 頭の回転が速いのも、まぁこれと、あとインストールされている知識やプログラムのおかげだろう。 記憶力が良くなっているのは、今までの記憶が何故かデーターベースに全て入っていて、それを制御プログラムを介して自在に引き出せるからだと思う。 体の器用さに関しては、これまた制御プログラムの恩恵だ。 自分がギアだって事を自覚してから分かったんだが、体の中にスイッチみたいなのがあって、それを意識すると自分の体をより細かく動かせるようになる。 何と言うか、無数のコントローラーを同時につかって自分の体を操るような感覚だ。 体の中のスイッチの幾つかは、動かせない物も多い。 多分、戦闘系のプログラムとか、成長して体の機関が出来上がらないと使えないとかそんなのだ。 正直、あんまり使いたくないのだが…そうも言ってられそうにない。 ああそうそう、俺が突然赤ん坊になってた事態に動揺しなかったのも、ギアry) 動揺しすぎて戦闘行為に支障を来たすのを防ぐ為なのか、鎮静剤っぽい何かが発動していたらしい。 実際のところ、何も問題は解決していなかった。 と言うか悪化していた。 まず、この世界は俺が居た世界じゃないのはハッキリした。 何とかして、前の世界の俺がどうなっているのか、両親に心配をかけていないか確認したいのだが、普通に無理だ。 難易度高すぎ。 異世界に行かなきゃならんって、何をどうすりゃいいのか冗談抜きで見当もつかない。 いや、アテというか、この世界には魔法的な法力があるし、それって空間転移とかもできるみたいだから、頼るのであればそっち方面なんだろう。 でも法力って、確か気の属性を除いて超が蝶になる程高度な数学的ナンタラが必要なんだよな。 頭の回転が良くなってるからって、俺がそんなモノ使えるのか? いやいや、何事もまず挑戦だ。 取りあえず今からパズルとか沢山やって、頭の柔軟さを養っておこう。 いやそれよりも何よりも、俺がディズィーと一緒にいて、なおかつ多分彼女と同じハーフだというのが問題だ。 いやハーフでなくてもギアならもっと問題なのだが。 このままギルティギアと同じ流れに行くとすると、ディズィーも俺もそのうちギアである事を隠しきれなくなり、お爺さんとお婆さんの元を離れて悪魔の森とやらに行かなければならない。 二人と離れるのは寂しいが、迷惑をかける訳にもいかん…最悪、俺達じゃなくてあの二人に何かされるかもしれんしな。 まぁ、それはいいんだ。 いや全く問題ないわけじゃないが、妥協は人生において時に必要なものだ。 問題は。 そう、問題は、だ。 悪魔の森にギア(つまり俺達)が居ると広まった場合、やってくる連中がいるって事だ。 そう、あのソル=バッドガイを筆頭に、道理もクソもなく物凄くケンカっ早くてしかも不条理なまでの戦闘能力を持っている、かつてはディスプレイの中でコントローラーを使って操作していた方々が。 勝てねーよ。 ていうか勝負になんねーよ! あんなのに勝てたら人間止めてるって、ギアだけど! 憑依した時には「おお、これ結構チートボディじゃね?」なんて思ったけど、あの連中が相手じゃこの程度のチートじゃ意味がねぇ! ストーリーモードじゃ、何か『全力でやる』的なバカげた、『実はコイツ金キャラじゃね?』って思うくらいに桁外れの性能出してた事もあったけど、あんなの相手にしてられますかっての。 特にアレだ、常時ドラゴンインストール状態のSOLとか、一撃必殺状態のJOHNNYとか、アレがリアルでも同じだったとしたら堪らんぞ。 SOLなんて、全力出したらアレだ、ジャパンを消し飛ばしたジャスティスとガチでやりあえるんだろ? 無理無理無理。 …そーいや、俺とディズィーの母ってジャスティスになんのか? ストーリーはあんまり詳しく知らないんだけど。 つーかどうやってあのメタリックボディで産んだんだ。 …実は装甲のあの赤い部分、ち○こになってて孕ませる法に回ったとか? いやいやマテマテ、人間ポジティブ思考が重要だ。 俺割と後ろ向きなネガティブ君だけども、前を向いてあるいて行きたいという妄想的願望はまだ持っている。 だから自分の戦闘力を上げて対抗しようなんて考えはせずに、災難を回避するか誰かに助けてもらう方向で考えるんだ。 いざとなったらディズィーに全部押しつける…いや罪悪感が……待て、それ以前に俺もギアだからどっちにしろ追いかけられるって。 アレだ、最初はまだいいよ。 テスタメント。 召喚する人がいてくれるから。 でも初対面の時には闘うんだろうなー、流れは分からんけど。 他にも有象無象が襲ってくるだろうけど、闘いを嫌うディズィーでも何とか無傷でお帰り願えたんだ。 俺も戦力として考えれば、幾らか楽になるだろう多分。 それに、本気で俺らの命を狙ってきそうなのは…一番ヤバいのがソルだろ。 次に…確か仇打ちだって梅喧が。 ディズィーが見逃してもらえたとして、俺も見逃してくれるかどうかは未知数だ。 それに仮に俺が殺されたとしたら…ディズィーも流石に黙ってない…よな? カイは自分のやるべき事を迷っていたし、ヘタな行動を取らなければ…殺される事はないだろ、多分。 他の人達も、まぁ何やかや言いつつ保護とか知りたい事があったりとか、賞金目当てでもお人好しだったりとか、無茶なアクシデントが無ければ多分大丈夫。 心配があるとしたら、ディズィーが自分から外の世界を見に行って、ファウストとかと闘って殺害、そのまま眠りについてしまうってルートとか。 ああ、でもそうなると次の話に繋がらないな…そうなったら事態がどう転ぶか予想もつかん。 俺が居る時点で、ゲームと同じ流れにはならないと思った方がいいかもしれん。 一番問題なのはその後からだ。 何事もなければ、多分ジョニーのトコのジェリーフィッシュ快賊団に所属するだろう。 ディズィーはね。 あそこ、確かジョニー以外は男子禁制って事になってたよな…まぁ、非常時はともかくとして。 俺も例外として乗せてくれんかな…アイツ、男には厳しそうだしなぁ…。 拒否されたらツェップにでも亡命を考えよう。 さもなきゃディズィーの泣き落とし。 個人的にもジョニーは好きだ。 下手だったけどマイキャラだったし、あの飄々とした余裕綽々の態度とかに惹かれる。 若本ボイスは是非ともナマで聞きたい。 んで…確かその後、イノやら終戦管理局やらに狙われる、と。 イノってソル以上の…文字通り全力のソルかどうかは知らんけど、とにかくあの人外(ギアだっけ)と渡り合えるくらいの力量なんだよな。 しかもタイムトラベラーで、何処にどう現れるか予想もつかない、と。 …手の打ちようがないよ。 俺が知ってる知識からじゃ、この程度の事しか考えられんな。 何せやった事があるのは、GGXとGGXXのみだ。 他の奴は…金がないから攻略サイトやら攻略本やらを見て、プレイした気分に浸ってたっけなぁ。 虚しくなってすぐ止めたけど、気になってまた流し読み…うぅ、もっと見ておけばよかった。 とにもかくにも、四面楚歌もいい所だ。 平穏は遠い。 いや今は平穏だけど、嵐が近い。 畜生、今日はもう考えるの止めた! もうディズィーをキャッキャと喜ばせて一週間くらい過ごす! ディズィー可愛いよ可愛いよマジで。 別にハァハァする訳じゃないぞ。 いや本当に可愛い。 育ってからはディスプレイ越しでも(だからこそ、かもしれない)可愛さが伝わってきたけど、今ここに居るのはリアル。 しかも、まだ1~2歳くらいの幼女。 一か月くらいでここまで育った。 俺もそうだけど、つくづく成長が早い。 天真爛漫に笑うんだ、これがまた。 これに絆されない奴は、全部悪党だ。 ていうか悪だ。 断言していい。 誰だ「いざとなったらディズィーに全部押しつけて逃げられないか」なんて考えてた外道は。俺だ。 俺以外にいね~よ産まれてきてゴメンなさい、本当にあの頃の俺は穢れてました。 穢れをディズィー(幼)が浄化してくれたよ! どんな風に笑うって? まぁアレだ、まず顔付きなんだがな、造作自体はそんなに珍しいもんじゃない。 割と丸顔。 子供としてはありがちな輪郭だな。 それにしたって目鼻の形やバランスが整っているのは事実なんだが、それ以上にイイのが全身の雰囲気。 いつも子供らしく、何が楽しいのかニコニコしてて、俺やお爺さんやお婆さんと目があったら、ニパって満面の笑みになるんだよ。 そこから放射されるオーラが「嬉しい」「嬉しい」「楽しい」「大好き」みたいな感じで、我輩はもう、我輩はもうッ! …プチ錯乱してしまった。 とにかく可愛い。 子犬的な可愛さがある、飼い主に向かってパタパタ尻尾を振って飛び着いてくる子犬的な。 しかも中毒性ありだ。 実際に中毒になった俺が言うんだから間違いない。 更に言うとだな、ニパって笑いかけられたから、俺達も笑い返すし、そうでなくても頬が緩んでしまう訳よ。 人として自然な反応だよな? そしたら笑い返されたディズィーがもっと嬉しそうになって、きゃーとか叫びながら飛び着いてくるんだ。 流石にお爺さんやお婆さんに文字通り飛び着くと危険なので、そっちは走って駆け寄って、止まってからゆっくりギュッと抱きつく。 なお、このまま筋力が成長すると危険なので、俺が最優先で力加減を教え込んだ。 理由は分かっているのかいないのか、素直に従ってくれて助かった。 で、肝心の俺に抱きついてくる時だが…まぁ俺もディズィーと同じギアだし、幼いとはいえ男性体だからかディズィーよりは頑丈らしい。 だからディズィーも特に力加減をする必要はない。 その為、俺にだけは走ってきた勢いのまま飛び着いてくるし、思いっきり力をいれて「ぎゅー」してくるんだ。 他にもスリスリとかしてくるし、頭を撫でてやったらクセになったのか、撫でやすい所に頭を突き出して待機する事もある。 幼いながらも、やーらかい。 胸がどうのとかいうオチはない。 本当に、子供の体って柔らかいんだな。 体温高いし。 この子を相手にロリィな趣味に目覚めるなんて断固ありえん。 物凄い保護欲と萌えが掻き立てられる。 …訂正する、ロリィな趣味には目覚めるかもしれんが、ペドにはならない。 欲望の対象にするって発想がまるで思い浮かばない。 YESロリータ、NOタッチ…真理だったんだな。 今もほら、部屋の扉から顔だけ出して。「なっしゅー」「ディズィー、どうかした?」「ふぁー」 舌足らずな声! なんかもう砂糖で出来てるような声というか、これがあれば多分俺は一生甘味を必要としない。 そして返事をしたら、笑顔で部屋に入ってきて、意外な程の健脚で…幼いとはいえ流石ハーフギア…走り寄ってきて…。「きゃー♪」「はっはっは~」 思いっきり飛びついて来た。 勿論俺は受け止めて、そのままグルグル回してやる。 これが最近のディズィーのお気に入りだ。 まだ子供の体じゃ無理な荒技だが、幼いとはいえ流石ry) そうやってグルグルして遊んで降ろしてやると、ディズィーは決まって目を回す。 その場で座り込んでしまうんで、俺も一緒に座り込むと、「なっしゅ~」と砂糖どころかグラニュー糖を更に煮詰めたような声を出しながら、俺に寄り掛かってくる。 これが14歳以上の男女がやってたら、傍から見ると白いマスク被って襲撃したくなるんだろうな。 今の年齢でもそうかもしれんが、かかってきやがれギアの戦闘能力を全開にしてディズィーが訝しむ間もなく片付けてやる! …とまぁ、このまま続けて何キロバイト分も「ぼくのかわいいいもうと」自慢をしてしまいたいんだが。(←妹から(仮)が取れました) ん? キロバイトって何だって? そりゃ俺の思考ログの量だよ、なんか一々記録取られてるんだ。 読み返してみたら、3日前くらいから8割以上がディズィー自慢で埋まってた。 個人的には自慢を続けてもいいんだが、その前に一言二言言っておかなきゃならん事がある。 先に言っておいた方が、心置きなく自慢を続けられるしね。 今後の方針の事だ。 俺もディズィーも、半分とはいえギアだから、狙われるし厄介事が付き纏うのは遺憾ながらも如何ともし難い。 が、そこはこの俺憑依者の面目躍如。 憑依者だからって主人公的活躍ができるかは別の話なんだが、とにかく俺は思いついた。 そう、逃げてしまえばいいのだと! 無論、中途半端に逃げたところで、終戦管理局からもイノからも「あの男」とやらからも逃げられまい。 だったら、絶対に手の届かないところに逃げてしまえばいいのだ。 俺が、元々居た世界へ。 難しいのは分かっている。 それはもう、俺が想像している以上に難しいんだろう。 が、難しさで言えばあの連中を相手にバトるよりはナンボかマシに思えるし、少なくとも命の危険はこっちの方が少ないと思う。 そこまで逃げてしまえば、流石に(根拠は無いが)追いかけてこれないだろう。 俺がそっちに行けると言う事は、同じ方法で追いかけてこれるかもしれないが、その時はもっと広大な世界へまた逃げ出すだけの事。 そもそも移動方法を秘匿しておけば…でも『あの男』だったら追跡方法の一つや二つ、痕跡から作り出してきそうな気が…いかん、同道巡りだ。 とにかく、俺の世界に行けたら、家族の様子を見るだけでもやっておきたい。 どっちにしろ、それは当分諦める気はなかったからな。 一言くらい『元気でやってます』と伝えられればそれでいい。 元々自立して独り暮らししてたんだし、生きてるって伝えとけばそれで充分。 もしもこの方法を確立できたとして、ディズィーが一緒に来るかどうかは…まぁ、その時にならなきゃ分からんな。 ジェリーフィッシュ快賊団に所属してたら、来ない気がする…割と寂しい。 クソ難しい法力に関しては、研究するならともかく行使する分には問題なかった。 何故って、俺の頭の中にインストールされてたからだ。 ギアっていうのは法力を使って作り出されて動くモノみたいだし、別に不思議な事じゃない。 細かい理屈を把握できている訳じゃないが、感覚で動かせる。 これは予想外のラッキーだった。 細かい理屈はこれから把握すればいいんだ。 その辺のも一応頭の中に入ってるみたいだし、時間をかけて分析して行けば独学でもそれなりの所まで行けるだろう。 行き詰ったら…誰かに聞けるかな? そういう訳で、出来る限り厄介事を避けつつ、異世界への逃げ道を何とか創り上げて、何よりもディズィーを愛でつつ人生を送りたいと思っていますマル!思いついたんで書いてみた。続くとしたら殆どがディズィー自慢で占められると思う。徐々にエロくしていけたら最高なんだが。