その朝、突如として目覚めた。
本来休日というのは、一日寝て過ごすためにある物だという信念の元、記念女子寮の住人の一人であるレウは、既に遅い時間であるにもかかわらず寝間着のままだった。
いや。正確には目覚めたというわけではない。
目は覚めていたのだが、ベッドから起きるという選択肢を取ることが出来なかっただけなのだ。
だが、そんな平穏な休日も一瞬にして打ち破られてしまった。
「レウ! 来てくれレウ!!」
その声の主は、同じ記念女子寮の住人であり、熱血武芸者であるはずのニーナの物だと言う事に気が付いたのは、寝間着姿もそのまま階段を駆け下りる途中でのことだった。
普通に考えるならば、武芸者であるニーナが一般人であるレウに助けを求めるなどと言うことは、殆ど考えられない。
だが、自分が女であることを認識していないらしいニーナの場合、色々思いもしない面白いことになることもしばしばなのである。
などと思っていたのは、ニーナをその視界に治めるまでのことだった。
「きゃぁぁぁぁぁ!! って、一体何をしたのニーナ!!」
視界に飛び込んできたのは、金髪を短く刈り込んだ凛々しい武芸者であるニーナだ。
それは問題無い。
問題というべき物は、真っ赤に染まった包丁をその手に持っていたことと、完膚無きまでに破壊された流し台を認識したからに他ならない。
何が起こったのか非常に疑問な展開だ。
流し台が汚染獣となって襲ってきた?
もしかしたら、他の食材が意味不明な敵として立ち塞がったので、力尽くで戦ったついでに流し台が破壊された?
いやいや。そんな事は殆ど考えられない。
ならば何をしていたのかと尋ねてみたら。
「いや。少々小腹が減ったので料理でもしようと思ったのだが」
「それで、何で流し台がこんな有様に?」
「うむ。サンドイッチ用のトマトを切ろうとしたのだが」
「切ろうとして?」
「上手く切れなかったので衝剄を上乗せしたのだが」
「・・・・・・・・・・・・。セリナさんには一人で怒られてね」
もっと言えば、修理費はニーナ持ちだ。
それ以前に、何でトマトを切ろうとして衝剄を上乗せしなければならないのだろうかという、基本的な疑問がわき上がってきてしまったのだが、すぐにそれ以前の問題が有ることに気が付いた。
なにやら良い匂いが漂ってきているのだ。
恐る恐ると視線を、横にずらしてみる。
「何でこんなところに居るの?」
視線の先には、ある意味居てはいけない人達が座り、なにやら朝食らしい物をつまんでいた。
視界に入ったのは三人。
ここの住人であるリーリンは、問題無いと言えるだろう。
いや。ニーナを止めなかったことと、彼女に料理をさせたというところで問題が有るかも知れない。
そしてその横に座り、黙々と目の前の惨事など無いかのように食事を進めるのは、第十七小隊員のフェリだ。
そして、最後の一人。
これ以上ないくらいに眼が細く、背中までの黒髪を首の後ろで束ねた少年。
話としては知っているが、始めて合う事になるウォリアスだ。
三人が朝食を摂っているにもかかわらず、何でニーナが料理などするつもりになったのか、非常に問題である。
いや。まさかこんな展開になるなどと思いもよらなかったのだろうが、だがしかし疑問がまだ残る。
この惨事を生み出したニーナは、何故リーリンではなくレウを呼んだのかという疑問だ。
嫌な予感しかしていない。
そのレウの疑問を察したのだろう、細目の少年が口火を切った。
「いや。僕が朝食作りましょうかって言ったら」
「隊長が自分だって料理くらい出来ると言い張りまして」
「私達の助けは要らないから、先に食べていてくれって」
おおよそ話は分かった。
ウォリアスに出来るのだったら、自分にも出来ると証明しようとして、この惨事を作り上げてしまった。
ならば、レウがやるべき事は一つしかない。
「私にも朝ご飯作ってくれるかしら? ウォリアス君」
「良いですよ」
細い眼を更に細めると、黒髪の武芸者はテキパキとベーコンエッグを作っている。
その横では、トースターが軽い稼働音を上げつつパンを焼いている。
そして、テーブルの上には当然のようにサラダが鎮座して食べられるのを待っている。
その手際の良さは、ニーナとは雲泥の差である。
もはや、どちらを選ぶかなどと言うのは考えるまでもないほどの、完璧な差である。
珍しく、ふて腐れたような、ニーナの視線を無視できるくらいには、完璧な差である。
焼き上がったパンに、ピーナッツクリームとブルーベリージャムが塗られ、目の前に置かれるまで僅かに十分弱。
まさに完璧な腕だった。
レイフォンのように驚異的というわけではないが、住人の武芸者に比べれば全くもって問題無い。
対抗意識というか、反骨精神で始めてしまったのだろうが、全ては出来もしない料理を始めてしまったニーナに責任がある。
ニーナに料理をさせてしまった人達にも、責任はあるかも知れないが、レウにはない。
断じて無いのだ!
それは置いておいても、一つだけ不思議なことがあった。
問答無用でピーナッツバターが塗られていると言う事だ。
よくよく見てみれば、フェリやリーリンの朝食にも、きっちりとたっぷりと塗られている。
問答無用でというよりは、これこそが基本だと主張しているようにも見える。
だが、話をここで止めてしまってはいけない。
「それでニーナ。ウォリアス君に作ってもらう?」
「む、むぅぅぅ。いや。私にだって意地がある!! 料理の一つや二つやってやる!!」
更に力んでまな板へと向かうニーナが持つのは、ただの包丁のはずだというのに、そこに宿る殺気は半端なものでは無い。
まさにこれから戦いに挑もうという、武芸者の気迫と覚悟が見え隠れしているような。
「サンドイッチの神髄も理解しない人が、料理が出来るなどと暴言を吐くとは、世も末ですねぇ」
そんな状況を知っているはずだというのに、焼いたパンの間にピーナッツクリームと苺ジャムを挟んだ、巨大なサンドイッチを頬張りつつウォリアスが聞こえよがしに言う。
いや。ニーナに聞かせているのだ。
「なに!! 神髄を知らぬだと! サンドイッチとは基本的にパンの間に何かを挟む料理のことだろう!!」
当然、そんな挑発を見逃すほどニーナは穏やかな性格をしていない。
一瞬で沸騰してウォリアスをにらみ据える。
ニーナがウォリアスを嫌っているらしいと言う話は、リーリンから少し聞いたのだが、どうやらそれは本当の事のようだ。
「ふ」
鼻で笑って、大きく口を開けて更に一口囓るウォリアス。
勝てるはずのない戦いに挑んでいると言うことに、ニーナは気が付いているのだろうか?
いや。気が付いているからこそ熱くなってしまっているのか。
「なんだ! 何がおかしい!!」
そして、当然更なる挑発に乗ってしまうニーナ。
だが、これは悪い展開ではない。
これ以上キッチンが破壊されずに済む。
「サンドイッチの基本とはまさにその通り。しかしアントーク先輩は理解していない」
「何をだ!!」
「サンドイッチとは簡単に作って、手軽に食べることが出来る料理なんですよ? キッチンを破壊してまで作ることはない」
「うんうん」
思わずレウが同意のうなずきを放ってしまった。
手軽に食材を切って、パンの間に挟んだり、乗せたりするのがサンドイッチという物だ。
断じて流し台を粉砕してまで作るようなものでは無い。
「ぬぬぬぬぬぬぬ!!」
包丁を握りしめて唸るニーナ。
題名を付けるとしたら、敗北者だろうか?
「例えば、これとかをそのままパンに挟んだとしても、それは完璧なサンドイッチなんですよ」
そう言いつつ取り出したのは、なにやら青い箱に収まった食材だ。
トーファーキーという名前が印刷されている。
製造元を見れば、ローマイヤー食肉加工所と有る。
ハムの一種のようだ。
「これは大豆の蛋白質を固めて、味を付けたという健康的な食品です」
「へえ。肉じゃないんだ」
箱ごと受け取り、栄養成分などを確認してみると、動物性蛋白質は本当に使っていないようだ。
これは、もしかしたらダイエット食になるかも知れないと思い、調理方法のところを読んでみて驚いた。
既に味付けがしてあるので、本当にパンに挟めばすぐに食べられるのだ。
これを使えば、確かにニーナでもサンドイッチが作れる。
「これは良いわね。売れそう」
「今回、オスカー先輩が完成させたんだそうで、ダイエットはしたいけれど美味しい物も食べたいって言う人向けに、売り出すんだそうですよ」
「贅沢な注文に応えてくれるなんて、嬉しい限りよね」
売れるのは間違いない。
ダイエットに興味のない女の子なんか、全体の一割居れば多い方だろう。
ならば、多少高くても飛ぶように売れる。
「美味しいのよね、これ?」
ただし、いくらダイエットに効果があるとは言え、美味しくなければ意味がない。
あのオスカーが作って売り出したのだから、美味しくないなんて事は、それこそ考えられないだろうが、念のために確認しておくことにする。
「美味しいですよ。ルックンでも特集が組まれるそうですから、僕だけの感覚じゃないですね」
「それなら安心ね」
何を美味しいと思うかは、最終的には個人的な感覚にゆだねられる。
どんなに評判の良い店に行っても、レウの舌に合わないと言うことはあるのだ。
「試してみますか?」
「・・・・・・・・・・。お昼に頂いて良い?」
「もちろんですよ。じゃあ一ダースくらい置いて行きますね」
「・・・・・・・・・・・・・・・。それが狙いか」
そう言いつつ、大きな鞄から大量の箱を取り出して、テーブルの上に乗せて行く。
二種類の味付けがなされているらしく、赤と青の箱が積み上げられて行く様を眺めつつ、レウは確信していた。
何故こんな時間にウォリアスがここに居たか?
何故ニーナをことさら挑発するようなことを言っていたか?
全てはトーファーキーなる食品を、この記念寮に置いて行くためだったのだと理解できた。
もしかしたら、オスカーから試食してくれる人を探せと命じられているのかも知れないが、ルックンでの特集が組まれている以上その段階を過ぎているはずだ。
ならば、大量に貰ってしまって処分に困っていると考えるのが妥当なところだろう。
そんな事情を予測できるが、別段文句があるわけではないが、してやられたという気持ちは拭えない。
ニーナとはそりが合わないだろうと言うことが、この一連の騒動を見ているだけで十分に理解できた。
「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!」
「アントーク先輩もいかがですか? オスカー先輩が精魂込めて作ったので、とても美味しいですよ?」
更に挑発をするウォリアス。
いや。既に虐めである。
まだスライスされていないパンを用意し、後は適当な大きさに切ってトーファーキーを開封し、そして挟めば全てが終わる。
わずか二十秒でサンドイッチが完成するのだが。
「要らん! 私は! 私の手で作り上げたサンドイッチを食べる!!」
「貯金はいくらありますか?」
「な、なに?」
激昂したニーナが、もう一度包丁を握り直して、まな板へ向かいかけたその動きが止まった。
よりによって、貯金額を尋ねたウォリアスの声でだ。
「残金が少ないようだったら、修理費は借金になりますねぇ」
「それは面白いですね。小隊長を勤めるほどの人物が、借金まみれの人生。くすくす。思わず笑ってしまうくらいに面白いですね」
食べ終わってお茶を飲んでいたフェリが、無表情に笑いつつニーナを更に虐める。
もしかしたら、本当に借金まみれの人生になることを阻止しようとしているのかも知れないが、何故か虐めているようにしか見えない。
「う、うぅぅぅ」
そして、親からの仕送りが無く、貧乏学生を続けているニーナにろくな貯金など有るはずもない。
握った包丁がフルフルと震えているところを見ると、内心では相当迷っていることは間違いない。
ならば、同じ寮で同学年という立場にいるレウが、親切にもニーナに道を示してやることこそが必要だろう。
「ニーナ」
「な、なんだレウ?」
「毒味をして」
「ど、どくみ?」
レウのその台詞で、呆気に取られているのは、ニーナだけではない。
レウを除いた全員が、何言っているんだか解らないとこちらを見ているが、話はまだ終わっていないのだ。
「美味しいとは思うんだけれど、やっぱり不安じゃない? だからニーナに毒味をしてもらいたいのよ」
うんうんと一人納得して頷く。
そして、ウォリアスがなにやら納得したように、ゆっくりとサンドイッチを噛みしめ。
「それは毒味じゃなくて、味見」
「おお! その突っ込みを待っていたのよ」
これで誰も突っ込んでくれなかったら、かなり寂しかったのだが、一安心である。
そして、ニーナの反応を見る。
「味見。味見と言う事ならば、致し方ないが」
何が致し方ないのか全く不明だが、取り敢えずこれ以上の破壊活動は阻止できたようだ。
自分を納得させるように何度も頷いたニーナが、持っていた包丁をパンへと向ける。
向けて、
「・・・・・・・・・・・・」
そこで凍り付くニーナ。
思い返してみれば、パンをスライスすることさえさせた事がなかった。
これは決定的に問題であると、遅まきながらに気が付く。
シュナイバルでは、良家のお嬢様として育てられたと聞いている。
そしてツェルニでは、セリナとレウによって料理という料理から遠ざけられていた。
トーファーキーが有れば、ニーナでもサンドイッチが手軽に作れると思っていたのだが、それはとんだ思い違いだったようだ。
しかも原因の一端はレウにもあるのだ。
最終的に、今のニーナは全くもって家事無能力者であると言う事だ。
いや。掃除洗濯は出来るから、料理に対して無能だと言うだけだろうか?
「僕が切りますか?」
「私が切るから、ニーナは座っていて」
危うくウォリアスが出しゃばりかけたが、それはリーリンが制することで事なきを得た。
テーブルを破壊されるのは、出来るだけ避けたいのはレウだけではないのだ。
そして、当然のことではあるのだが、ニーナの震える包丁など別な世界の出来事のように、スムーズにパンを切り分けるリーリン。
そして、包装を解いてそのまま挟んで紅茶と共にニーナの前に差し出した。
わずかに十八秒という早業だった。
「はい。どうぞ」
「あ、ああ。頂きます」
あまりの早業に、全く反応できないニーナだったが、目の前に出された以上食べないわけにはいかない。
未知なる食べ物に挑むためだろうが、若干表情が硬くなっている。
だが、それも一口食べた直後に氷解した。
「うむ。流石オスカー先輩だ。味付けと良い歯ごたえと良い、申し分ない」
珍しく絶賛するニーナを横目に、お昼のメニューが決まった事に安堵した。
レウが目を光らせているから大丈夫だと思うのだが、まかり間違っても、ニーナにこれ以上の破壊をさせるわけには行かないのだ。
「豆は人類の食生活にとって、必要不可欠な食材ですからね。味わって食べて下さいよ」
やたらに食べ物に詳しい上に、猛烈なこだわりがあると聞いたことがある。
もちろんリーリンからだ。
どうやらそれも本当だったようで、なにやら真剣な表情でトーファーキーサンドイッチを食べるニーナを観察している。
いや。残さないかどうか監視しているのかも知れない。
当然そんな視線を受けているニーナは、面白いはずはないようで。
「ふん! そんなに豆が好きだったら、お前もサンドイッチにして食べればいいだろう!」
いつも以上に強気の反応で、ウォリアスにはとことん突っかかるニーナ。
だがしかし、その気持ちは分かるのだ。
ここまで豆にこだわっているにもかかわらず、本人は食べていない。
それどころか、ニーナ以外の誰にも食べさせようとしていないのだ。
だがここでおかしな事に気が付いた。
リーリンもフェリも頷いてニーナの発言を肯定しているのだが、唯一ウォリアスだけが不思議そうに辺りを見回している。
これはやばい。
何がやばいかは不明だが、兎に角何かが猛烈に危険であると、レウの本能が叫んでいる。
と言う事で、サンドイッチと紅茶を持って食堂から逃げる準備を終了させる。
「一つ誤解ですが」
「なんだ?」
「ピーナッツは豆科の植物ですよ」
「なに?」
驚くべき真実が告げられた。
てっきりナッツの一種だと思っていたのだが、ピーナッツは豆科の植物だったようだ。
いや。ウォリアスが間違っているという確率も存在しているのだが、それは極めつけに低いような気もしている。
「ナッツの一種じゃないの?」
「ナッツというのは、おおよそ木の実を差して言うのですが、ピーナッツはマメ科ラッカセイ属の一年草なんですよ」
「そ、そうなのか?」
「大豆とかひよこ豆とかの仲間ですね」
レウの中に眠っていた本能が、急激に活性化を遂げて逃げろと叫んでいる。
その叫びに押し出されるように、食卓を離れる。
サンドイッチと紅茶とトーファーキー、それにスライスしていないパンを乗せたトレーを持ってだ。
横に並ぶのはフェリただ一人。
リーリンはと見れば、新しいことを学べたと言わんばかりに喜んでいるし、ニーナは既に驚愕のために凍り付いている有様だ。
ならば、二人を見捨てて逃げなければならない。
むしろ生け贄として置いて行こう。
そう決意したレウは、フェリを伴って食堂の扉を固く閉ざした。
昼食は既に確保してあるから、今日一杯ウォリアスが暴走しても何ら問題無い。
「興が乗ってきましたね」
扉の向こうから、悪魔の声が聞こえてきたような気がするが、きっと気のせいだ。
耳を塞ぎたいが、荷物が多いのでそれは出来ない。
「速く遠くへ移動して、ゆっくりと休日を過ごしましょう」
「そうしましょう」
二人を生け贄にした以上、もはや休日を満喫する以外にやることはない。
二人で二階へと上がり、一階の出来事は遠い世界の現象であると自分に言い聞かせる。
ゴロゴロしつつ、新しいサンドイッチを堪能し、読書でもして過ごそう。
そう決意した。
「そもそも豆というのはですね、低脂肪高タンパクでありながら繊維質が豊富な食材でして、更に種類によっては痩せてしまった土地を復活させるという特殊能力まで持っているんですよ。まさに人類にとっての至高の食材である豆でしたけれど、更に品種改良がなされて、より栄養価が高くなり、栽培しやすくなりと、いたせりつくせりの驚異的な食材として今に生きているんですよ」」
うんちくを語り出したウォリアスの声だけが聞こえる。
そう。ウォリアスだけの声が聞こえる。
リーリンはまだ、その恐ろしさに気が付いていないのだろうし、ニーナはまだ凍り付いたままなのだろう。
それを予測しつつも、レウは怠惰な休日を過ごすために階段を上る。
セリナに連絡しておくことも当然忘れない。
二人の犠牲の上に、記念女子寮は平穏を維持し続けなければならないのだ。
ピーナッツについて。
マメ科ラッカセイ属の一年草。
落花生、南京豆などの別名がある。
茎の先が地面に刺さり、そこに実を付けるという珍しい特性を持つ。
千葉県八街市に巨大な竜巻でも発生したら、日本のピーナッツ生産能力は壊滅的打撃を受ける。
ただし、消費量の九割ほどが輸入なので消費には影響がないかも知れない。
トーファーキーについて。
アメリカの食品会社が開発した、七面鳥の代用品。
クリスマスなどで七面鳥の丸焼きを食べる習慣があるが、菜食主義者などは当然食べられない。
そこで豆腐を原料にして、七面鳥と同じような調理法で食べられるトーファーキーが生み出された。
感謝祭やクリスマスの時期には、七面鳥のような巨大な固まりで販売されているが、その他の時期ではサンドイッチの具材としてスライスして売られている。
今回登場したのはこちら側。
ちなみに、トーファーキー(Tofurky)は商標登録されている。
後書きに代えて。
えっと、今月にレギオスの最新刊が出る記念?
それとも、聖戦のレギオスが文庫化する記念?
地上波アナログ放送がほぼ終了した記念?
アニマックスで、BLOOD C放送開始記念?
とりあえず意味不明ですがお届けしました。
と言う事で、ナンの脈絡もなくピーナッツが豆である事を聞いたのでそれをネタにしてみました。
トーファーキーはついでのネタでした。
第五話は、十七日くらいから投稿できると思いますが、現在順調に遅れていますので、過度の期待をしないようにのんびりお待ちください。
ちなみに、第五話ではウォリアスはあまり出てきません。と言う事で閑話での活躍となりました。