外伝 黒歴史編 第三話 アバシリ症候群と鮫のヒレ※この物語は『第一話 見切り発車』の約7年前の物語です。人は環境に適応する。無人の補給基地で司令官を務め半年が過ぎ、俺はこの環境に順応していた。だが、ハイネセン・・いや、人の居る所に帰りたいと云う欲求が無くなった訳では無い。いや、日増しにその欲求が強くなっているのを感じる。そして、ついに『ハイネセンへ、帰還せよ』との指令が届いた。ついさっき、移動用のシャトルもアバシリ補給基地に着陸した。ヤベエ、テンション上がってきた。久しぶりに人と話せる。どうしよう。なんて話しかけるか。迷うぜ。おっ、いつもの美人の検閲官のお姉さんが歩いてくる。よし!!爽やかな好青年を演出しつつ、知的な感じをかもし出しつつ、連絡先やその他諸々を聞き出す。これが基本戦略だ。ミッションスタート。話しかけるぜ!!「とりあえず、貴女が好きです。」アバシリ症候群とはアバシリ補給基地に配属になった者に現れる症状である。詳しい事は分かっていない。現在調査中。・・・・・・・つづく。短くて済みません。