戦場で戦うのも色々な意味で大変だけど、日々の政務だって十分大変だったりする。 紙が普及しているという事だけは(労力的な意味で)ガチでありがたかったけど、事務処理量はもはやそれがどーしたレベル。 今の俺は最終報告を読んだり経過報告を読んだり指示を出したりと、忙しいのは忙しいけどまだマシなレベルで。 タイオンやライガー、出向から出戻ってきた奴らなんかは文字通り書類の山に埋もれるようにして仕事してるしね。まぁ、前にも言ったような気がすることだけどさ。 PCなんて便利な物もないし、ここはもう一つの戦場と言っても過言ではない。 それでも何とかしてしまう辺り彼らは本当に優秀だと思う。 最近軌道に乗ってきた河川貿易とか、ウチの領内に工事領域が進んできた途端に金払いが若干鈍りだした街道工事の件とか、仕事は増えこそすれど減りはしない状況だけど。 マジで頑張れ。超頑張れ。 あ、あと酒造事業の方は目処が付きそうだからその分予算付けといてね。 詳細は事業担当部署と詰めて、予算案にして提出よろしく。■「……で、体良く政務から逃げ出してきてこんな所で何をしているんだお前は?」「ネイの観察」「そこは嘘でも訓練の視察と言うところだろう……」「いや、そこは視察するまでもなく状況は知ってるから。つーかそもそも訓練終わってるから」 少し前に獣人達の状況が落ち着いたという事で、少年兵チックな新兵とか女性兵まで含めて志願兵による両部族合同の部隊を編成したりしたのですよ。 暫くは部族間の確執とかあってgdgdなんだろうなぁ、なんて思ってた時期もあったんだが……。 この間演習でガチバトルしてフルボッコにされますた。 別に俺の指揮が拙かった訳じゃないとは思うし、その辺は反省会でも常識的かつ堅実な指揮ぶりだった(逆に言えば凡庸だったって事だけど)とは言われたんだけどさ。 獣人族マジパネェ。 同数の兵力で、しかも防戦する側に回ったら全く歯が立たないのな。 突撃突撃突撃~! って感じに一気呵成に攻め潰されたし。 その時の事を思いだして軽く凹む俺とは対象的に、ネイの奴は胸張ってどうだと言わんばかり……。 悔しいのぅ、悔しいのぅ……! ……結構マジで悔しいので行き先も告げずに黙って歩き出す。それでも何も言わずに付いて来てくれるネイは正直良い奴だと思うね。 まぁ、それに免じて訓練終わった後の残務処理を副官に丸投げ状態なのはノーコメントにしておいてやろう。「しかしまぁ、数の問題がなぁ……。精強なのは十分思い知らされたけど、500に満たないんじゃ使い道が限られる」「それは仕方ないさ。私としては、クライドではなく私の指揮で納得して動いてくれているだけでも感謝しているのだしな」 クライド自身は多少なりとも軍勢の指揮経験があるという事で、槍兵部隊の指揮官として訓練中だ。 本人は獣人族の指揮を執りたかったようだけど、俺的にはネイ“突撃軍団長”の意識があるからなぁ。実際、演習の時のネイの指揮は初めてとは思えない程だったし。 そもそもぶっちゃけた話、クライドレベルの指揮官を海の物とも山の物ともな獣人部隊に注ぎ込めないという事情もある。 俺もだけど、ネイはまだまだ修行中だしな。それプラス、人数ベースで見た時に500名足らずの獣人族と数千名規模になる槍兵隊じゃ指揮官の必要数が違う。 そんな訳で、最近じゃクライドはカーロンの副将的なポジションに立ちつつカーロンの猛扱きに晒されているのだ。 クライド乙。「それにしても……」「うん?」「こうしてお前の部下となっているのに未だにぞんざいな口を利いているのも変な話だと思ってな」「細けぇ事ぁいいんだよ、の精神でいこうぜ」「細かい事じゃないだろう、常識的に考えて」「いいのいいの。主君が良いって言ってるんだから気にすんなって」「…………。まぁ、カーロン殿辺りも何も言ってこないから、黙認されてるんだろうが……」「んな細かい事気にしてるとハゲるぞ」「誰がハゲるか。むしろハゲを気にしなきゃいけないのはお前の方だろ。見たぞ、お前の親父殿の肖像画」「う……」 そうなのだ。無能だのクソ親父だの鳶だのとエライ言い様で言っている親父殿であるが、見事なまでにハゲ+メタボというご覧の有り様状態でな……。 ハゲは遺伝するらしいという事を知っている身としては今から心配なのである。「で、これはドコに向かって歩いているんだ?」「ウチの連中が新しく建てた孤児院。今まで無駄に広い俺ん家を一部流用していたんだけど、遂に収容人数的にもカーロンの我慢的にも限界が来てな。 また例によっていつもの如く、ウチの工兵隊の訓練ついでに新居を建てる事に」「例によっていつもの如くで働かされる工兵隊もアレだが。その前に、お前の家って公爵家の邸宅じゃないか……」「いや、本当に無駄に広いんだって。置いてた美術品系はあらかた倉庫行きにしたか売っ払ったかしたし、孤児院代わりに使うくらいはいいかなーと」「よくないだろ……」 その時はまぁ流石にカーロン以下部下全員に反対もされたんだけどさ。 新しく孤児院を作るには予算が圧倒的に足りてなかったのよ、その時は。人員はウチの使用人回せばよかったんだけど、建物が建たないのはもうどうしようもなかった。 でも、予算が足りないなんて、そんな理由で孤児になった子供達を見捨てる気になんてなれなかったしさ。 じゃあ、ある物を使い回して節約するしか無いよねという事で。そして、俺ん家にはかなり無駄スペースが余ってたわけで。 で、めでたく公爵邸の一部スペースが孤児院化する事に。いずれ必ずちゃんとした建物を建てる事と、こんな無茶はこれっきりだという念書まで書かされたけどな。 後で聞いた話だけど、減税とか治安維持部隊の創設とかも大きかったけど、領民の皆が俺という幼少の主君を支持してくれた大きな理由の一つがこの事だったらしい。 実際、獣人族の受け入れに際して森の利用権とか水利権とか色々調整しなきゃいけない事もあったんだけど、領民の皆は驚くほど協力的だったしな……。 曰く、邸宅を解放してまで孤児を救おうとする姿勢に良君足る素質を見たとか何とか。 俺自身はわりと楽しんでるんだけどな。 孤児の連中、色々な意味で慣れてくると俺の事も仲間のボス扱いだし。 時間が合った時は食事まで一緒にとってるんだぜ? その辺りの事をちゃんと説明すると、ネイも納得はしてくれたらしい。 なんかもの凄くため息もつかれたけど。「カーロン殿達の苦労が思い知れる話だな」「そうは言うがな、俺一人で住むには大き過ぎるんだよあの家は。そりゃあ必要最低限の使用人くらい置いているが、自分の事くらい自分でするからなぁ。 ……忙しい時はその限りじゃないけどさ」「そんなにか?」「親父が全盛期の頃は、侍女と使用人で1千人とまではいかなくても100人は固かったらしいからなぁ。 常駐してたのが半数としても、常時最低50人ちょっとが住んだり働いたりしてる大豪邸だったんだぞ。俺ひとりに使用人数人程度じゃ持て余すに決まってる」「そういう言い方をされると無駄使いのようにも聞こえるが……、しかし必要なものではないのか?」「帯に短し襷に長し……、って言ってもネイには分からんか。まぁ、とにかく中途半端なんだよ。 俺があまりにも貴族的なスタイルからは程遠いってのは自覚してるつもりはあるが、それにしても一人で生活するには大き過ぎる。オイゲンなんか、保安上の問題があるから何とかして部屋を埋めろとまで言ってきてるくらいなんだぞ。 かと言って、政務機能を持たせようとすると今度は全くスペースが足りないし……」 住んでる場所と政務する場所が同じなら少しは時間が出来るかとも思ったんだが、最近やたらと仕事が増えているせいもあってか全くスペースが足りない。試算するまでも無く。 カーロン辺りもこういう使い方なら反対しないかなぁと思ったんだけどな。「ちょっと待て。それじゃあ今はどこで政務を行っているんだ?」「学園内の空き棟一つ丸ごと使ってる。むしろその周辺はもう学園じゃなくて政務官庁にしてしまおうかという案まで出てる始末でな……。 政務官の中には特例扱いで学園の寮から通ってる奴までいるんだぜ。将来的に学園が領内の中心地になっても驚かない自信があるぞ」「……確か、孤児院も学園の隣に建てたんじゃなかったか?」「俺だって色々と考えてるんだぞ。孤児院を学園の一部として組織編成してあるから、将来的に子供達が学園に通う道が開ける。もっと言えば、ある程度幼い段階から学問を教えれば優秀な官僚になってくれるんじゃないかとかさ。 一部の天才は別として、こと学問においては勉学に励んだ時間の蓄積ってのはバカにならんからなぁ」「随分と打算的だな……」「それは否定しない。けど、俺が最初に抱いた想いは変わらないし、あいつらがどういう人生を歩むにしろ、学園に通う事はマイナスにはならんだろ。 ……理由はどうあれ、親がいない連中なんだ。せめてその損の分くらいは人より幸せになってもらいたいからな。その過程においてウチに貢献して貰えたらとてもありがたいとは思ってるけど」 彼らの親がいないという事に関しては、ウチの家に責任がある部分もある。 そういう意味で、ウチが不幸にしてしまったからウチが幸せにしなければいけない――なんて言ったらきっととてつもなく傲慢に聞こえるんだろうとは思う。孤児院の奴らに聞かれたらタダじゃ済まないだろうとも。 けど、いくら傲慢だと言われようとも、それは俺が背負わなきゃいけない責任だと思う。 特に、ヘルミナで俺の盾になって散っていった兵達の忘れ形見は……。「その言い草だと、私やお前も少しは幸せにならないといけないな」「まぁ、さっさと子供に後を任せて隠居するのが人生の目標だし、楽隠居が出来るように少しは頑張るさ」「やる気が感じられない発言だな……。というか、その歳で子供の事まで考えてるのか。いくらなんでも早過ぎないか?」「歳は関係無いだろ。ヤる事ヤれば子供が出来るのは当然の話なわけで」 確か、アフリカの方に8歳で子供産んだとかいう記録があったとか聞いた覚えがあるし。どこぞのダーティなフェイスの方みたいな例もあるわけだし。俺もめでたく精通したし。 ……って、とてもじゃないが、15にもなってない男女の間でする会話じゃねーな。「まぁ、子供が出来ようが出来まいが隠居はまだまだ先の話になりそうだけどな。あと何十年働かされるのやら」「私だってお前と同じなんだぞ。しばらくはビリー殿やクライドに私の部族も含めて任せられると思っていたのに……」「正直スマン。こう言うと言い訳になるけど、ネイには才能あると思ってるから状況的に手を借りざるを得ないんだよ。こと軍の指揮に関して言えば間違いなく俺より上だしな」「そんな馬鹿な。この間の演習でこそ勝ったが、あの槍のミリアとすらマトモに渡りあえるお前より才能があるだなんて。 お世辞でももう少し割り引かないと嘘っぽいぞ」「嘘でもお世辞でもないさ。それに、アレはどちらかというとノア将軍やカーロン、ビリーの功績だよ。俺のじゃない。 ま、この間の演習で出たのが今の俺達の正当な実力って事だ。軍を率いる指揮官としてはお前の方が上だよ」「……ま、まぁ、お世辞でも嬉しいぞ、うん」 “突撃軍団長”ネイの才能と実力は伊達じゃない。経験こそ浅いから脆さや危なげはある(らしい)ものの、演習の時に見せた指揮ぶりと武勇の片鱗は明らかに普通の人間とは違う輝きを放っていた。 俺には歴史から学んだ知識という蓄積がある分普通の将よりは上回っている部分もあるはずだとは思っていたし、ヘルミナでの戦いで少しは自信もついたんだけど。 あれを見せられちゃあ、な。 俺だけじゃなく、カーロン以下の面々までドン引きしていたからな。 ビリーのおっさんなんて、「これが10代前半の童同士の演習とはとても思えん……」なんて言ってたし。 俺の実際の年齢考えたらネイはどんだけチートなんだよと。 ただ、ネイの突破力を活かせる部隊が今のところ存在しないのは宝の持ち腐れ状態だな。 槍兵はオールマイティーに使えるが、打撃力や防御力はともかく突破力に優れてるとは言い難いし。 騎兵は突破力に優れると思われがちだが実際は戦術機動力が勝負の兵種で、突破力は副次的な要素に過ぎない――つーか紙装甲過ぎる。 魔法使いは打撃力こそ高いが、直接接触して敵兵を蹂躙するような役目を負わせたらいかんだろ。 弓兵も以下同文。 そう考えると、薄装甲ながら突破力や攻撃力、戦術的柔軟性の高い獣人族はネイの特性を活かすのにうってつけだ。 というか、ネイ自身が獣人族だけあってそういう獣人族の特性を前面に出すタイプの指揮官なだけなんだろうけど……。数がなぁ……。 500前後の兵力なんじゃ、万単位の軍勢が参加する会戦では決定的な役割を果たすのは難しい。出来ないわけじゃないけど。 他の部隊と違ってすぐに数が増やせるアテも無いし、しばらくはこのままだな。 しゃーない。「しかしまぁ、潤いの欠片も無い会話だな。ネイには何か趣味とか無いのか?」「趣味か……。釣りとか狩りは好きだが、私に女らしい趣味を求められても困る」「確かに、花を愛でたりオシャレに血道を上げたりするネイは全く想像付かないな」「否定しろとまでは言わないが、そう簡単に肯定されるとそれはそれで腹が立つな。私だって年頃の女の子なんだぞ」「俺にどーしろっていうんだよ……」 女心と秋の空とは言うが、ほんとさっぱり分からん。女とは向こう岸の存在だとか何とか言ったのは尻尾髪と無精髭がトレードマークの諜報員だったか。 や、どっちかっつーと俺がこういうのに向いてないだけなんだけどさ。あいつにも散々言われたしな。 まぁ、世界最強のタンクキラーはルーデル閣下の乗るJu87G型! スツーカ最高! なんて訳の分からんトコで意気投合したりするあたり向こうも十分普通じゃない――っていうか、俺の女性の扱い方ってあいつに最適化されてるような……。 止めよう、考えてると泣きたくなる。「カーロン殿に聞いたが、奈宮皇国のお姫様との婚礼もそう遠くは無いのだろう? そんな事では愛想を尽かされても知らんぞ」「だから、俺にどうしろと。俺が素で接してるのに愛想を尽かすようなら、そもそも相性が合ってねーんだろ。それにまぁ、どうせ政略結婚だからな……。 皆が皆好きあった相手と結ばれるだなんて幻想には興味が無い――って、あー……、姫さんもそうだとは限らないか。 でもまぁ、故郷を離れて他国で生活するんだ。好きだの嫌いだの惚れた腫れたなんて余裕はないだろうさ」「それとこれとは話が別だろう。話を逸らすな」「あー、まぁ、それはそうなんだけどな。ぶっちゃけた話、俺にも女心を学んでるような余裕無いしさ。姫さんの事を含めて、フォローはネイに頼むよ。 俺の方はついでで何とかできるのなら頼むわ」「ならもう少しくらい女の子には気を使え」「……まぁ、気をつけるよ」 つーか、そもそもネイは女の子というよりは悪友なんだよね。俺ん中じゃ。 頭の回転も悪くないし、気性面でも反りは合うしさ。一緒にいてあまり気を使わなくてもいいような感じで、一緒にいて楽なんだよなぁ。 その辺りはネイもそう思っている節があるっぽい。 何だかんだで暇な時は俺と一緒にいる事が多いし、文句を言いつつもわりとフランクな関係――というか主君に手を出す部下ってどうよ? いやま、別にいいんだけどさ。少しくらい悪友感覚の奴がいてもバチは当たらんだろーし。 そういう意味じゃ、ムストやアルバーエル将軍なんかもわりあい気を許してる間柄になるんだろうけど……。普段身近にいないしなぁ。 他の連中は、部下としての一線がな。 クライドなんかは割と気安く話せる方なんだが、それでもやっぱり遠慮してるもんなぁ。ビリーに睨まれてるってのもあるだろうけど。 うん? 改めて考えてみると、俺の交友関係って普通に狭くね? …………。 いや待て、少し落ち着け。深く考えると負けっポイから考えないようにするんだ俺。日頃交わす会話の尽くが政治軍事外交謀略の類ばっかりだなんて、そんな事は考えちゃ駄目だ。あまつさえここ最近会話した相手がネイと孤児院の連中以外はむさくるしいおっさんとか暑苦しい兄ちゃんばかりだっただなんて事も気にしちゃ駄目だし、向こう半年くらい婚礼の準備とか内政の色々だとか警察予備隊の連隊組織の立ち上げだとか学園の立ち上げだとかビルド方面での情報収集だとかで糞忙しいだろうだなんて事も気にしたら負けだ。 ……俺、ヌルいエロゲ時空に転生した勝ち組トリッパーのハズなのになんでこんなにシュラババな生活送ってるんでしょうか? 正直投げ出したい。 でもホントに投げ出せるほど人生諦めきれないと言うか無責任になれないと言うか……、損な性分だよなぁ。 なんでこんな無駄な苦労背負い込んでるんだか。「おい、セージ。何やら学園に新しい建物が増えているが、アレは一体なんだ?」「ん? ああ、ようやく到着だ。あれが新築した孤児院だぞ」「で、デカイな……。ちょっとした砦くらいはあるんじゃないのか?」「半分くらいは余剰スペースだけどな。状況の変化に即応できるように、と思って大きめの建物にはしたけど……。 あれが全部埋まるようなら真剣に領地経営を見直さなきゃならんだろうな。それか、周辺地域の状況が抜き差しならないトコまできてるか」 領内の治安・経済状況の悪化か、周辺地域からの難民の流入か。いずれにしても俺の置かれた状況の悪さを測るバロメーターとしてはイイ感じに機能するんじゃなかろうか。 あの空き部屋が埋まっていく毎に俺の胃がストレスでマッハという事に。 ……まぁ、空き部屋の中には当然のように俺の私室であったり護衛の控え室があったりするのはご愛嬌という事で。 なにせ、自宅より圧倒的に職場に近いんだもんなぁ。 そんな訳で、相変わらず俺は孤児院の奴らと一緒に寝起きしていたりする。 この時間帯に孤児院にいる事は少ないんだけど、いつも通りであればチビ達はお昼寝タイムで上の連中は学園にいるかバイトしてるかだな。 という事はですよ、「あーっ! セージ兄ちゃんが愛人連れてるーっ!」「結婚前からソッコーで浮気とかすげー! そこに痺れる憧れるぅっ!」「……っ?!」 悪ガキどもが野放しですね分かります。つーかネイお前顔真っ赤だぞ。 なんつーか、アレだ。 ネイがあいつらにオモチャにされる図しか思い浮かばないのは何故なんだぜ?