洛陽へ戻って、一刀がまず真っ先にしなければと思ったこと。
それは今回の発見に関する守秘義務の有無の確認である。
BF20の釣り場の件もアイテムの件も、加護持ちの冒険者にとっては命に関わるような重要な情報だ。
となれば当然一刀としては、多少の無理押しをしてでも公開したい。
だが勝手な自己判断で行動する危険性を、彼はこれまでの経験から十分に理解していた。
ちなみに探索で分かってしまう範囲の地図、特に今回の目的である未発見のBF22への階段の位置については、探索中に地図を作る権利を放棄するという条件が付加されている。
これは迷宮探索要因としてクラン外から雇われた者に共通する不文律であり、洛陽に戻った時点で記憶している範囲のみを自分の所有する知識として扱うことが出来るのだ。
この暗黙のルールに従えば、釣り場・小部屋の存在や場所などは一刀が自由にしてよい情報だと言える。
それでも事の重要性を鑑みると、この件は明確にしておく必要があるだろう。
「そうね。本当なら口止め料を払ってでも守秘義務を課したい所だけど……」
「詠ちゃん、ダメだよ。一刀さんの言う通り、このことを知ってるだけでも冒険者の生存率が上がるんだから。華琳さん達にも、ちゃんと教えてあげよ?」
「月ならそう言うと思ったわ。まぁどうせ、短剣飾りはギルドの専売になっちゃってて流通もしてないし。デメリットは一刀、アンタの確保が難しくなるくらいね。いいわ、アンタの好きにしなさい」
「俺の確保って……あ、そっか。今の所は俺以外に凪達が見えないからな」
「アンタの言う通り、『天使印』で彼女達を認識出来るようになってくれればいいんだけど」
「それでダメならもしかして俺、ずっとアイテム交換係として迷宮に潜らなきゃいけなくなるんじゃないか?」
「お金が必要なんでしょ? たくさん稼げていいじゃない。……アンタ、もしボク達のクランに入ってくれたら、今後お金には一切不自由させないわよ?」
詠の誘いは、一刀にとってはかなり魅力的であった。
『飛将軍』恋を筆頭に戦力は文句のつけようがないし、それ以上に月達の迷宮に挑む姿勢が良い。
なぜなら今まで誘いを受けて来たクランと違い、彼女達は是が非でも迷宮を攻略したい訳ではなく、定期的にある程度以上の報告を漢帝国にする分だけの成果を上げることが目的であるからだ。
もちろん海岸で月が語ったように手柄を立てて隠遁したいという希望はあるが、誰かの手によって迷宮が攻略さえされればお役御免になるだろうとの予測も詠によって立てられている。
従って他クランとは違い、無理をする必要性があまりないのだ。
無理をしなくても洛陽でトップクランを張れる、それだけの実力が驚異的ですらある。
正直な所、詠の誘いに一刀は揺れていた。
今回の迷宮探索での危機は、それだけの影響を一刀に与えていたのだ。
剣奴から解放された一刀の現状の方針は、『君子危うきに近寄らず』である。
だからこそどのクランにも所属せず、自分が安全だと思われる範囲で行動してきた。
尤も今回の件で、それが過信だと分かったのであるが。
と同時に、それぞれのクランに対する義理もあった。
1つのクランを選ぶことで、他クランに恩を仇で返すことになるのが嫌だったのである。
今回の発見だって仮に漢帝国のクラン員であったならば、そのクランの利益を優先せざるを得ない立場となる。
従って先の一刀のような提案は、キツい言葉を使えば自クランに対する裏切りに等しい行為となってしまう。
かといって情報を独占したがために友誼を結んだ彼女達が死んでしまうなど、一刀には耐えられない。
しかし今回危機に陥った要因は、一重に一刀の力不足だと言える。
もし一刀のLVが彼女達と同程度であったなら。
もし一刀の装備が彼女達と同程度であったなら。
もし一刀の連携が彼女達と同程度であったなら。
恐らく何の問題も起こらなかったであろう。
そしてこれは、今のままではこの先も起こりうる事態なのである。
なぜなら結局の所、一刀と子供達が本気で生活に困った時に頼れるのは迷宮内での稼ぎだけしかないからである。
今回のように、経済状況のせいで迷宮に潜ることは今後も十分に考えられる。
更に一刀は、誰かに本気で助けを求められた時には断れない性格であることを自覚している。
そんな時、自身の力不足のせいで仲間が死ぬのだけは是が非でも避けたい。
世話になった各クランへの恩を返すにしても、今の一刀では実力不足なのだ。
危険を避けるために迷宮に潜るのは矛盾している気がしなくもないが、自分が力をつけるために必要なのは、なによりもまず固定パーティである。
そう一刀は、強く感じていたのであった。
「……俺って、ホント成長しないなぁ」
独り言を呟きながら、一刀は肩を落としてトボトボと歩いていた。
良く言えば慎重、悪く言えば優柔不断な彼は、詠の誘いに対して結局いつもの保留癖を出してしまったのである。
これは別に、保留が間違っていたと思っているわけではない。
ただそれを自身の明確な意思により決定したのではなく、単に選択を先延ばしにしたいがために選んでしまった。
一刀は、そんな自分にがっかりしていたのである。
ところで一刀は、一体どこに向かっているのであろうか。
ヒントは無理を言って詠から貰った報酬の前払い金だ。
どうせ湯屋か風俗だろうって?
気持ちは分かるが残念ながら外れである。
正解は防具屋であった。
今回一刀が増長していた証拠のひとつが、加護を受けた時からまったく変わっていない装備群である。
子供達への服などを優先したため、金銭にゆとりがなくなったせいでもあった。
だが近いうちに迷宮に潜ることが分かっている以上、普通はそれを後回しにしてでも自身の装備を整えるはずである。
遅まきながら自身の失策に気付いた一刀は、今回詠から貰った報酬で防具を買おうとしていたのだ。
ちなみに報酬の内訳は、下記の通りである。
・日当:30貫*2日=60貫
・ボーナス:100貫+スライムオイル
スライムオイルの現物支給は自身の装備に寿命がきていた一刀の要望なのだが、それを差し引いてもボーナスが少ないように思える。
だが実際には妥当というか、むしろかなり甘めの査定が為されているのである。
なぜなら前述のように、今回の発見は全て公開することにしたからだ。
誰しもがタダで手に入れられる情報に、資産的な価値は当然ない。
それから美以の荷運び技能によって一刀のバックパッカーとしての価値が向上した件も、評価の対象とはならない。
1日30貫という破格値で雇われている以上、メンバーが満足するだけの荷運び技能は必須条件であるからだ。
30貫あれば4人家族が1ヶ月は十分に生活出来る。
つまり一刀の荷運びへの対価は、元々最高額が支払われているのだ。
査定対象として残るのは、せいぜい『カニカマ』代くらいである。
そして彼女達は、一刀や美以もバクバク食べたにも関わらず、倍の重量がある『チュートロ』と同額を支払って更にスライムオイルまで支給してくれているのだ。
これで文句を言おうものなら、罰が当たってしまう。
本来ならばケタが1つ違うくらいのボーナスを手に入れることが出来たであろう一刀だったが、これはもう性分のようなものなので仕方がない。
それでも160貫もあればそれなりの防具が買えるだろうと、まずは神殿に寄った一刀。
『贈物』の内容によっては、購入する装備を変える必要があるからだ。
もしかしたらボウガンかもと期待していた一刀だったが、今回の『贈物』は衣服と指輪であった。
大極道衣:防御力32、HP+10、DEX+2、VIT+2
グレイズの指輪:防御力10
なぜか2つもポップした『贈物』を見た一刀は、自分はLV17になった際の『贈物』を受け取っていなかったことに気がついた。
加護を受けてから迷宮探索に意欲の湧かなかった一刀は、『贈物』を貰うのをすっかり忘れていたのだ。
従って一刀が加護を受けてから神殿に来たのはこれが2回目であり、人和と一緒だった時には眼鏡っ漢うんぬんで漢女達が仕事を放棄しやがったため、今回その分も合わせてポップしたのである。
いつものように着脱して装備の性能を確かめる一刀と、その様子をハァハァしながら見つめている漢女達。
今までとは傾向の異なる『贈物』であることから推察すると、もしかしたら送り主が太祖神から加護神【呂尚】にシフトしたのかもしれない。
一見ただの布衣に見えた衣服で、なぜハードレザーの2倍近い防御力を誇るのか。
全く身を守っていない指輪で、なぜ防御力があがるのか。
それらの意外な性能に、服を撫で回したり指輪を叩いたりと感触を確かめるのに夢中になる一刀。
そのお陰で漢女達の舐めるような粘っこい視線にも気付かず、一刀は神殿を去ったのであった。
一刀が向かったのは、霞イチオシの店だった。
羽織や袴を好んで装備している彼女が愛用するだけのことはあり、特に布系防具が充実している品揃えは、どちらかと言えばスピード系である一刀向けの装備でもある。
中でも通常『ミスリルインゴット』をドロップするオーガが稀に落とすアイテムである『鬼のパンツ』を加工した品が、性能的にはバツグンであった。
鬼の赤ふん(100貫):防25、近接攻撃力+25、近接命中率+25
鬼のミトン(100貫):防6、HP+12、STR+3、DEX+3、VIT-1、AGI-1
「『鬼のパンツ』はいいパンツだっちゃ。霞ちゃんのサラシも、これを加工して作ってるっちゃよ」
とは、露出の激しい女性店員さんの言葉である。
手袋の黄色さには尿漏れを、ふんどしの赤さには痔を、それぞれ連想させられた一刀。
正直遠慮したかったが、賭けられているのは己と仲間の命なのだ。
(今の俺に、ふんどし装備に対するためらいなどない!)
一刀は迷わず『鬼の赤ふん』を装着し、ズボンを履いた。
ところがズボンを履いたとたん、ステータスが表示されなくなったのだ。
なんと『鬼の赤ふん』は、単体でズボン装備枠を埋めてしまう事実が発覚したのである。
つまり『鬼の赤ふん』を選んだ場合、下半身はふんどし+スニーカーという孫呉ファッションになってしまうのだ!
道衣である程度隠れるとはいえ、それが如何に頼りないかは思春や明命の例でよくわかっている。
あれは彼女達だからこそ許されるのであって、一刀のそんな惨状に喜ぶのは漢女達だけだ。
どんな理由があろうと、世の中にはやっていいことと悪いことがある。
一刀はそっと『鬼の赤ふん』を外し、『鬼のミトン』を手にレジへと向かったのであった。
出来れば魔力付与されたボウガンが欲しかったのだが、実力より深い階層に行くのだから優先度としては防具の方が高いため、贅沢は言えない。
残りの60貫でもそれなりの品が手に入るだろうと、一刀は隣接している武器屋へと移動した。
さすがは一等地に居を構える武器屋だけのことはあり、所狭しと並べられているボウガンの大部分は今までの『バトルボウガン+1』より攻撃力が高い。
中には如何に少ないミスリル量で魔力付与が可能か挑戦したと思われるようなボウガンまであり、この店が客に対して良心的であることが窺える。
なぜならミスリル使用量が少ないということは、その分だけ値段も下げられるということになるからだ。
『量産型ミスリルボウガン』という名称のそれは50貫であり、一刀にも十分に購入が可能であった。
一部を外してもステータス表示がなくならない防具は単体性能を知ることが可能であるのだが、武器は外すと攻撃力表示ごと消えてしまうために分からない。
それでも一刀自身の遠隔攻撃力の変動を調べることで、その性能を推測することは出来る。
その結果、このボウガンは以前のものより攻撃力が14も高いことが判明した。
性能的には、まったく文句はない。
しかし一刀には、どうもそのボウガンがピンと来なかった。
高品質なのは一刀にも分かるのだが、以前のボウガンのように相棒と言える存在になってくれるかというと、疑問符をつけざるを得ないのである。
ボウガンの購入に悩む一刀の目に、ふと小型の盾が目に入った。
武器屋なのに、なぜ盾が置いてあるのだろうか。
一刀の表情からその疑問を察した店主が、その答えを教えてくれた。
「小型の盾ってのは確かに防具ではあるんだが、中型や大型の盾とは扱い方が全然違うんだ。受け止めるんじゃなくて打ち込む感覚っていうか、相手に向かって突き出す様にして使うのさ」
「まるで武器のようにってことですか?」
「そうそう、二刀流に近い攻撃的な防具なんだよ。ウチの店には、その中でもより攻撃的に使えるような盾を選んで置いてるのさ」
「そうなんですか。あ、なんかコレ、いいかも……」
「へぇ、兄ちゃんお目が高いね。ちょっと装備してみなよ」
スパルタンバックラー(50貫):防8、近接攻撃力+12
左腕に装備した盾は、まるで一刀用に誂えたかのように手に馴染んだ。
その盾自体との相性も良いのであろうが、一刀がしっくりきている主な原因は今までの彼の戦い方にある。
釣りの時だけ使用され、後は単なる左手の負荷となっていたボウガン。
その重さは、一刀自身知らぬ間に体捌きのバランス取りの役割を果たしていたのだ。
そしてとっさの時には、ボウガンで敵の攻撃を防いだこともあった。
そのボウガンの使い方は、まさにバックラーを用いた戦闘方法と酷似していたのである。
明日から再び向かう迷宮探索において、一刀が敵の釣りをすることはない。
ならばこの盾を装備するのもアリなのではないか。
今後またボウガンが必要になったら、その時は装備を入れ替えればいい。
そう考えれば今回この盾を選択することは、深い階層を探索する上では正解であろう。
ボウガンが無くなったためにステータス表示されなくなったアイアンボルトを全て売り、一刀は盾を購入したのであった。
装備を一新した一刀は、残りの金で『夜用荷物一式』(寝袋など、従来は持っていけなかった品を含む)を購入した。
これは月達も同様の準備しているはずである。
この『夜用荷物一式』は一刀の宿に置いておき、夜になったらそれを美以から受け取って従来のリュックを持って帰って貰う。
そして朝には補充を済ませた荷物を届けて貰い、『夜用リュック』を渡すつもりなのだ。
それらの準備を済ませた一刀は、ついでに世話になっている各クランのリーダーがいる拠点に寄ってニューアイテムの説明をした。
そしてお試し用に『帰還香』を貰ってくる約束をして、一刀はそれぞれから50串分の短剣飾りを受け取った。
一刀がやたらと親切なのは、新しい装備に身を包んで気持ちが豊かになっている証拠であろう。
帰って来た反応は、3者3様であった。
『帰還香』だけでなく、全種類の香を貰ってきなさいと華琳。
1個だけでなく、出来るだけたくさんの『帰還香』を貰って来て欲しいと雪蓮。
漢帝国クランの人達に悪いから、また今度一緒に行こうと桃香。
荷物運びとして雇われている状態で、既に30本もの短剣飾りを持って行こうとしている一刀。
これ以上大量によそ様の荷物を運ぶのは体裁が悪いため、前者2人の要望に答えることは出来なかったが、それでも恩人達の役に立つというのは非常に気持ちがいい。
一刀はますます上機嫌になって、宿へと帰還した。
例えばこれが物語だとしたら、上げて落としてがストーリーの基本なので、宿にはなんらかのトラブルが用意されていただろう。
だが現実だと大抵の場合、悪いことは重なったりするものであり、良いことも立て続けに起こるものである。
「恋達、ここに住みたい」
「え?」
「恋の家族、今狭い所で窮屈」
宿には既に月達が『夜用荷物一式』を置きに来ていた。
そして出会い頭に恋のこの発言である。
最初は意味のわからなかった一刀だったが、詠や霞の解説でようやく事情が呑み込めてきた。
月達が洛陽に来た当初は元宮廷、つまり麗羽の住まう行政府を拠点していたそうだ。
ところが恋の家族の獣臭さに嫌気がさした麗羽に追い出され、今は一般の宿屋に宿泊しているらしい。
周囲が壁に覆われた、閉ざされた都市・洛陽では土地は貴重である。
広い庭がある宿屋などは数える程しかなく、どこも超高級宿なのだ。
そんな格式高い宿屋では、いくらお金を支払っても恋の家族は受け入れて貰えなかったのだという。
「残念だけど、ウチも今は宿屋として機能してないんだよ。将来的には宿屋を経営するつもりだけど、今は子供達の教育が中心だしさ」
「でも広い。恋、ここがいい」
「うーん、じゃあメイド長と相談してみるよ。七乃、ちょっと来てくれー!」
「はいはーい、なんですかー?」
「彼女達6人の世話って、皆で出来ると思うか? あ、後ペットがたくさん」
「ペットじゃない。恋の家族」
「ごめん、家族だよな。七乃、どうだろう?」
「うーん、完璧なお世話は難しいと思いますけど、一刀さんの『メイド宿屋計画』にとっては良い練習になるんじゃないですかー?」
七乃がさり気なく漏らしてしまったのは、一刀にとってはBF20の情報とは比べものにならない秘中の秘である。
この大繁盛間違いなしのアイデアをインスパイヤされては一大事と、皆の顔を窺う一刀。
だが詠と音々音が多少眉をひくつかせただけであり、誰も喰いついてくる気配はない。
ほっとしている一刀は放置することに決めたらしく、詠が七乃に交渉を持ちかけた。
「別に完璧な世話じゃなくていいわ。それで、いくらなの?」
「この宿は食事込みで1泊5貫ですよー。ね、ご主人様」
「確かに俺は5貫で泊まってたけど、その時とは出来るサービスが違うだろ」
「いいわよそれで。6人で1ヶ月900貫、恋の家族の世話も含めて1000貫出すわ」
「さすがは詠さん、よっ、この太っ腹ー。って、やっぱりお嬢様以外の太鼓持ちは面倒ですねー」
「え、ほんとにか? それ、1年で立派な一戸建てが買えちゃうぞ?!」
「その代わり、食事は15人前出してよね。恋が10人分は食べるから。本当は明日から迷宮に潜る予定だったけど、1日ずらして引っ越しにあてましょ」
気がつくと、なぜか迷宮に潜らなくても生活出来るようになってしまう一刀。
彼が積極的に迷宮攻略に立ち向かう日は、果たして来るのであろうか。
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NAME:一刀【加護神:呂尚】
LV:18
HP:310/288(+22)
MP:0/0
WG:100/100
EXP:407/4750
称号:○○○○○○○
STR:23(+3)
DEX:35(+11)
VIT:21(+3)
AGI:27(+5)
INT:21(+1)
MND:16(+1)
CHR:26(+1)
武器:アサシンダガー
防具:スパルタンバックラー、避弾の額当て、大極道衣、鬼のミトン、マーシャルズボン、ダッシュシューズ
アクセサリー:猫の首輪、万能ベルト、蝙蝠のマント、回避の腕輪、グレイズの指輪
近接攻撃力:133(+17)
近接命中率:84(+10)
物理防御力:116
物理回避力:88(+18)
【武器スキル】
デスシザー:格下の獣人系モンスターを1撃で倒せる。
インフィニティペイン:2~4回攻撃で敵にダメージを与える。
【加護スキル】
魚釣り:魚が釣れる。
魚群探知:魚の居場所がわかる。
所持金:22貫