設立当初の探索者ギルドは、迷宮の入口からモンスターが出て来ないように警備するのが、その期待された役割であった。
だが、大方の予想に反してモンスター達は迷宮から外に出ようとしなかったため、その目的は有名無実のものとなったのである。
代わりにギルドが積極的に請け負った仕事があった。
当時から迷宮の深い階層に行くほど価値の高い宝物が手に入るという評判が立ってはいたものの、現在ほど迷宮は賑わっていなかった。
なぜなら、当時はまだ各階にテレポーターもなく、迷宮を地下深くまで探索しようとすれば危険極まりない迷宮内で寝泊まりすることになってしまうからだ。
余談になるが、夜の見張りの必要性から複数のパーティによる攻略となり、それが今のクラン制度の原型になったのである。
そのように困難を極めた迷宮探索であったため、ただでさえ少なかった探索者達の帰還率も低く、探索者ギルドの仕事も特に美味しいものではなかった。
探索者達が数多くいてギルドに上納金を支払い、持ち帰ってきたレアアイテムの売買をしてはじめてギルドが潤うからである。
そこでギルドは探索者達の帰還率を上げるため、剣奴達を大量に購入して迷宮に投入し、地図の作成・販売を始めたのであった。
そんなギルドのあり方が変化したのは、ギルド長である美羽が加護を受けてからである。
彼女の固有スキル【偽帝】、その中に『偽装:転位装置』が含まれていたのだ。
もちろん偽装テレポーターが作れるというからには、本物もある。
迷宮の出現と同時にその入口に出現していたものが、それであった。
使い方がわからずに長い間ずっと放置され続けていたのだが、加護を受けた探索者達によって、それがテレポーターだったことがわかったのである。
加護を受けた者がその装置に入ると、迷宮の入口から祭壇まで、または祭壇から迷宮の入口まで、一瞬で移動出来たのだ。
このことから、テレポーターの使用条件は加護を受けていることだと思われたのだが、美羽によって作られたテレポーターならば、誰でも使用出来ることもすぐに判明した。
そうしてギルドはその方針を、地図作成・販売業務からテレポーターの設置・警備業務へと変更したのであった。
現在はBF10までテレポーターが設置されている。
そして今、遂にBF11にテレポーターを設置するための作戦が始まろうとしていたのであった。
「とは言っても、設置自体はそんなに難しいことじゃないんですよ、一刀さん」
「……ていうか、なんでそんな話を俺にするんだよ。俺じゃBF5が精一杯だぞ?」
「はい、嘘つき発見です。嘘は泥棒の始まりですよ、一刀さん。ちゃんとテレポーターの使用履歴は記録してあるんです」
「……言ってみただけだよ。それで、もちろん俺1人でやれってわけじゃないんだろ?」
「それもちょっとは考えたんですが、さすがに無茶ですよね。ですから、雪蓮さんのクランと一刀さんのパーティの共同作業にしました。BF11のテレポーター設置場所まで周辺の敵を掃除する班と、美羽様を護衛する班に別れて貰います。詳細は雪蓮さんと、よく相談して下さいね」
「報酬はないのか? その依頼中に使用する消耗品は全てギルド持ちなんだろうな? 後、テレポーターを守る通常業務は免除だよな? それからこれが一番聞きたいんだが、なんで俺なんだ? 剣奴達の中には俺より強い奴だっていくらでもいるだろうし、そもそも雪蓮達だけでも戦力的には十分だろう?」
矢継ぎ早に質問する一刀に対して、七乃は意味深な笑みを浮かべた。
「これは、一刀さん達に対するテストみたいなものなんです。報酬とも絡んで来るので、詳細は依頼達成後に話します。消耗品はこちらで負担しますし、依頼の間は通常業務はもちろん免除ですよ。テレポーター設置だけでも、ざっと1週間は掛かりますしね」
「そっか。まぁ、どうせ断る権利なんかないんだろ。引き受けたよ」
「ありがとうございます。それじゃ、頑張って下さいね」
表面上は渋々引き受けたように見せた一刀であったが、内心では非常に美味しい依頼だと思っていた。
なぜなら雪蓮は2ヶ月前の時点で既にLV20であり、祭や冥琳、穏もそれに準ずるLVであったからだ。
この機会を上手く活かせば、自分達のLVを一気に引き上げることも難しくない。
一刀は、意気揚揚と雪蓮の元に向かったのであった。
久しぶりに見た雪蓮のLVは、2ヶ月前と変わらずLV20であった。
そのことから雪蓮達の迷宮探索が捗っていないことを察する一刀だったが、そのことは今は関係がない。
多少気になったもののその話題は避けて、一刀は雪蓮と当日の班編成や役割分担などを細かく打ち合わせた。
大体のことを決め終わった時、心底感嘆したというような口調で雪蓮が言った。
「それにしても一刀、まさかこんなに早く貴方と迷宮探索をする日が来るなんて、さすがの私の勘でも予測出来なかったわ」
「初対面の時の借りを返すには、まだまだ実力不足だけどな」
「ふふ、あの時は期待しないで待っていると言ったけど、今は期待して待っているわよ」
「ああ、楽しみにしていてくれ」
会話だけを聞いている分には、至って普通であった。
だが、一刀の視線は雪蓮の服からはみ出している乳に釘付けであった。
打ち合わせ中から今までずっとである。
一刀がハマっていた格闘ゲーム『死or生』。
その記念すべき1作目の、女キャラのありえないような乳揺れを彷彿とさせる雪蓮の胸に、一刀は夢中だったのだ。
(改めて見ると、本当に凄いな。リアルカ○ミをこの目で見られる日が来るなんて……)
自分が、流琉はもちろん季衣のことも、愛情的な意味で好きになり始めていると自覚していた一刀。
だが、それとこれとは別腹だったのであった。
そんな一刀の視線に、もちろん雪蓮は気が付いていた。
だが、一口に視線と言っても色々と種類がある。
一刀のそれは、雪蓮が嫌悪を抱くようなねっとりと厭らしい絡みつくような視線ではなかった。
一刀の眼差しはエロスというよりも、豊潤な大地を体現しているおっぱいに捧げる、感謝の祈りが込められていたのである。
自分の胸に、ショーウィンドゥの中のトランペットを見る少年のような、キラキラとした憧れの眼差しを向けてくる一刀に、むしろ好感を抱いた雪蓮。
その視線に対して特に指摘せず、わざと無防備なポーズをとっては、いい反応を示す一刀を面白がっていたのであった。
雪蓮のお陰で心が癒され、テレポーター設置クエストに向けて張り切る一刀。
班編成は、次の通りであった。
1班:蓮華、思春、流琉
2班:明命、亞莎、季衣
3班:穏、小蓮、一刀
美羽護衛班:雪蓮、冥琳、祭
1~3班までは4時間交代のローテーションであり、戦闘している班を美羽護衛班がフォローする。
そして美羽護衛班の中でもローテーションを行い、各自がそれぞれ休む。
つまり1~3班は班単位で全員が行動するが、美羽護衛班のみは常に誰かしらが休憩しているのである。
いささか美羽護衛班に負荷が掛かり過ぎる方針であったが、LV差がものをいうこの世界では、20人のLV1よりも1人のLV20の方が遥かに強いのである。
そのことを考えれば、妥当な編成であると言えよう。
「穏、小蓮、よろしく頼むな」
「はいぃ、こちらこそよろしくお願いしますぅ」
「……よろしく」
NAME:小蓮
LV:12
HP:140/140
MP:122/122
いつも通りボンヤリとした口調の穏と、言葉少なにボソボソと話す小蓮。
何を話し掛けても「ええ」とか「そう」としか反応を返さない小蓮に、無口な子だなぁ、と思う一刀なのであった。
≪-砂の加護-≫
穏の詠唱と共に一刀の足元を粒子が走り抜け、動きやすくなった一刀。
広場の隅にいたトカゲの頭を持つ獣人・リザードマンに狙いをつけて矢を放つと、一目散に小蓮と穏の元へと走った。
振り返ると、リザードマンの硬い鱗に覆われた右肩に矢が命中していたようで、鱗の千切れた肩から緑色の血を流し、怒りの叫びを上げながらこちらに迫って来る姿があった。
≪-土の鎧-≫
穏の呪文が今度は茶色の粒子となって一刀の体に纏わりつく。
一刀は穏に視線で感謝の意を示し、そのまま穏の背後に隠れた。
「もう、折角魔術を掛けてあげたのにぃ、なんで隠れちゃうんですかぁ。ちゃんと私を守って下さいよぉ」
そう文句を言いつつ、愛用の九節棍『紫燕』でリザードマンの槍を弾く穏。
そんな穏の抗議を聞き流し、一刀はリザードマンの背後に回った。
そこには打ち合わせ通りに既に小蓮がいて、両手に持った鉄輪をリザードマンの頭に叩きつけている所であった。
見事に命中したその攻撃であったが、リザードマンの返事は、煩わしそうに振るわれた槍の一閃であった。
すかさず小蓮とリザードマンの間に割り込み、一刀はダガーで槍の攻撃を防ごうとした。
敵とのLV差を穏の魔術が埋めたのか、吹き飛ばされてもおかしくなかったその1撃を受け止めきった一刀。
そのままじりじりと、それぞれの武器にお互いの力を込め合った。
そんな白熱した鍔迫り合いも、すぐに終わってしまった。
動きの止まったリザードマンの寿命は、5秒と持たなかったのである。
背後からの穏の1撃で頭骸骨を陥没させられたリザードマンは、そのまま塵になって消えたのであった。
NAME:リザードマン
NAME:ワーウルフ
NAME:ハイオーク
NAME:キラービー
NAME:オーク
NAME:マッドリザード
これがBF11のテレポーター設置場所に辿り着くまでに一刀が見たモンスターである。
特にこの階から登場したリザードマン、ワーウルフ、ハイオークは、LV9の一刀には手強かった。
穏は精神力温存のため、先日見せたような固有スペルを使用せずにコモンスペルのみで援護してくれていたが、それでもその魔術のお陰で一刀はBF11の敵とも互角以上に戦えたのであった。
これは美味しい、と一刀は思った。
大したことをしていない今の戦闘だけで、70ものEXPを得られたのである。
普段の季衣達とのLV上げでは、多くても1時間で10匹のモンスターと戦うのが精いっぱいの一刀。
だが、多少のことは穏や美羽護衛隊がいればなんとかなると、ガンガンと敵を釣っていった。
「……ねぇ、あの子、戦闘中なのに他の奴にちょっかいをかけに行くわね」
「無茶苦茶だな。穏も気の毒に……」
雪蓮と冥琳がこんな会話を交わすくらい、一刀は張り切った。
尤も彼女達も、攻守共に穏に押しつける一刀のやり方を見て、一刀は決して無茶をしているのではなく、全て計算ずくでやっていることがわかったのだろう。
穏なら特に問題ないかとその行動を止めることもなかった。
そして一刀は、自分達の持ち時間である4時間が終わる頃には、とっくにLV10へと上がっていたのであった。
「す、すっごく疲れましたぁ。一刀さんはぁ、いつもこんなやり方をしてるんですかぁ?」
「し、死んじゃう……」
なにせ4時間中ほとんど休みなく、戦っても戦っても次の敵がやって来るのである。
何度となく一刀を制したのだが、EXPが美味しいことに気をよくした一刀はやる気に充ち溢れており、暫く経つと元のペースに戻ってしまっていた。
強制的に連戦を強いられた穏と小蓮。
いくらLV差があるとはいえ、さすがの穏も疲労を隠せなかった。
固有スペルを使わず、しかも『活力の泉』を絶えず自分に掛けていても途中で精神力が尽きて、魔術を使えなくなった程である。
ずっと一刀に守られていて攻撃一辺倒だった小蓮も、疲れ具合は同じであった。
敵を釣ったり小蓮を守ったりと、4時間中ほとんど走りっぱなしだった一刀。
自身の疲労に鈍い一刀でも、戦闘の昂揚感が消えると、さすがに立っていられないくらいに疲れきっていた。
命の危険がまったくないと言っても過言ではないくらいの穏のLVの高さと、いざという時は雪蓮や冥琳がいてくれるという安心感から、ちょっとやりすぎてしまった一刀なのであった。
「あー、その、ごめん。つい調子に乗っちゃって……。穏だったらこの階層なら、なにをされても絶対に大丈夫だと……」
「確かにここでならぁ、さっきくらいの無茶されても平気ですけどぉ、私だって女の子なんですよぉ。あんなに一杯戦わせてぇ、乙女の柔肌に傷でもついたらどうするんですかぁ」
「えっと、『傷薬』をプレゼントする、よ?」
「小蓮ちゃんのことはぁ、ちゃんと守ってあげてる癖にぃ、酷いですぅ、幼女差別ですぅ!」
「いやいや、穏の方が俺より全然強いじゃないか……」
「シャオは、貴方に守られなきゃいけないほど、弱くない!」
「え? 小蓮?」
それまで黙って息を整えていた小蓮が、いきなり一刀を怒鳴りつけた。
そして戸惑う一刀をよそに、そのまま待機場所へと戻って行ってしまったのであった。
8時間の休憩中は、しっかりと休んで次の戦闘に備えなくてはならない。
穏の様な魔術師はもちろんだが、一刀だってMPはないものの、精神的な疲労は眠らなくては回復しない。
だが、一刀は先ほどの小蓮の様子が気になって、寝つくことが出来なかった。
「……ねぇ、起きてる?」
小蓮も先ほどの自分の態度を気にして、眠れなかったのであろう。
一刀が寝ていないとわかると、話しかけてきた。
「ああ、起きてるよ。さっきはなんか、気に障るようなことを言っちゃって、ごめんな」
「ぷっ、なんで先に謝っちゃうの。シャオが謝ろうと思ってたのにぃ」
「ん? なんだ、その話し方が素なのか? うん、そっちの方が小蓮の雰囲気に合ってるぞ」
一刀の言葉にそれまでの緊張が解けたのか、今まで単語でしか話さなかった小蓮が、歳相応のくだけた口調になっていた。
そのことを嬉しく思っていた一刀に、おずおずと小蓮が自分の気持ちを打ち明けた。
「……ねぇ、シャオの話、聞いてくれる?」
「なんだ?」
「シャオ、さっきの戦闘でも、あんまりモンスターを倒せなかったでしょ」
「まぁ、大体は穏が倒してたからなぁ」
「あのね、雪蓮お姉ちゃんはすっごく強いんだよ。蓮華お姉ちゃんも強いの。でも、妹のシャオだけがみそっかすなんだ。迷宮探索してても、いつも皆の足手纏いなの……」
ただでさえ弱い自分が普段のしゃべり方をしていたら、ますます弱く見られてしまう。
自分が侮られたら、雪蓮のクラン自体が軽くみられてしまう。
小蓮は自分なりに皆の足を引っ張るまいと、出来るだけ口数を減らしていたのだそうだ。
「だから、さっきも『守られる』って言葉を過剰に意識しちゃって……。一刀、あ、一刀って呼ぶね。一刀もシャオって呼んで」
「ああ」
「一刀、戦闘中ずっとシャオを守ってくれて、ありがと。それなのにシャオ、一刀のこと怒鳴っちゃって、ホントにごめんね」
「そんなの、全然いいよ。俺は気にしてないから」
「そっか、良かった。許してくれてありがと。さてと、そろそろ寝なきゃね」
「そうだな。俺もシャオと話せて良かったよ。次の戦闘でも頑張ろうな」
「またあんなペースだと、シャオ死んじゃうよ。次はもう少し手加減して欲しいな」
「……その件に関しましては。前向きに検討して善処する覚悟を固めようと対処しつつある次第です」
「あはは、なにそれー」
唯一の気がかりであった小蓮との関係も改善され、順風満帆の一刀。
さて寝るかと思ったところで、何気なくずっと思っていた疑問を小蓮に問いかけた。
「ところでシャオは、なんで魔術を使わないんだ?」
「え? シャオ、魔術なんて使えないよ?」
そんなわけはない。
なぜなら、小蓮にはMPがあるからだ。
と、そこまで考えた一刀は、魔術に関する冥琳の説明を思い出した。
(そうか、自分で修行するか、他の魔術師に魔力を起こされるかしないと、魔術は使えないんだっけ)
「シャオは、華琳の『吸魔』を受けたことはないのか?」
「うん。だってうちのクランには3人も魔術師がいるもん。もしシャオが魔力を持ってたら、誰かしらに反応してるはずだし」
魔力の相性が合う人はどのくらいの確率でいるのか、一刀にはわからない。
だが小蓮がMPを持っている以上、他の3人とは魔力の質が合っていなかった可能性が高い。
璃々の例でわかる通り、魔術師はLVが上がると新たな呪文が脳裏に浮かんでくるはずであるが、それもおそらく魔力が起きている状態でないといけないのであろう。
もしそうでなければ、LV12の小蓮はとっくに新たな呪文を得ているはずであり、そのことによって自分に魔力があることに気づいてなければおかしいからである。
「シャオ、いいか、よく聞くんだ。シャオには魔術師としての素質がある、絶対。少なくとも一度華琳の『吸魔』を受けてみるべきだ。雪蓮と相談してみたらいい」
「それホント? シャオを慰めようと、嘘をついてるんでしょ。だって一刀にそんなこと、わかるわけないもん!」
「わかるさ! シャオには才能がある。自分を信じるんだ!」
「……ダメだよ、一刀。シャオ、みそっかすなんだもん」
「そんなことない! 自分が信じられなきゃ、俺を信じろ! 間違いなくシャオは優秀な魔術師で、素晴らしい才能を秘めた探索者なんだ!」
「なんで一刀にそんなことがわかるの?」
自分の能力を打ち明けるべきか、秘するべきか。
一刀は東○大学物語の主人公のようにコンマ何秒かで単行本の数十ページ分も悩み、そして決断した。
「そ、それは、俺が『幼女ブリーダー』だからだ!」
自身のステータス欄にある『称号』、その存在を無視していた一刀だったが、とうとう自ら『幼女ブリーダー』であることを認めてしまったのであった。
(ふむ、この依頼が終わったら、華琳に『吸魔』を頼んでみるか。それにしても、もし本当に小蓮に魔力があったなら……。一刀は幼女を育てる才能だけではなく、幼女の秘めた能力まで見抜く力があることになる。そうなれば最早一刀は『幼女ブリーダー』どころではない……)
小蓮との会話を冥琳に聞かれていたことに、一刀は未だ気づいていなかったのであった。
**********
NAME:一刀
LV:10
HP:136/136
MP:0/0
WG:100/100
EXP:757/2750
称号:○○○○○○○○
STR:12
DEX:15
VIT:12
AGI:14
INT:13
MND:9
CHR:13
武器:アイアンダガー、スナイパーボウガン+1、アイアンボルト(100)
防具:レザーベスト、レザーズボン、レザーブーツ、レザーグローブ、レザーベルト
近接攻撃力:54
近接命中率:40
遠隔攻撃力:68
遠隔命中率:40(+3)
物理防御力:41
物理回避力:40
【武器スキル】
デスシザー:格下の獣人系モンスターを1撃で倒せる。
所持金:26貫300銭