後書き
予想外の大長編になってしまった今作。
最初からお付き合い頂いていた方も、途中から読んで頂いていた方も、本当にありがとうございました。
お礼の言葉でさっくり終わろうと思ったのですが、ボツ話の書き直しで読者様方にプロットの心配をお掛けしてしまった件だけ。
実は魏クランへの加入は、一刀の成長フラグ的なイベントの予定でした。
状況に流されて魏クラン入り→雪蓮瀕死or冥琳病気→自分の意志で呉クラン入り、みたいな。
蜀クランの手助けで華琳と反目、などの細かい挿話は消えましたが、発生予定だったイベントも大体は流用出来ましたし、呉√魏エンド風味なのも当初からの構想通りです。
今振り返ってみると、そういうシリアス系の話をする作風でもないですし、あのまま進めていたら恐らく物語が変に重苦しくなっていたんじゃないかと。
元々の展開が強引だったこともありますが、そういった事情も含めるとやはり書き直して良かったと思っています。
というわけで「プロットへの影響はほとんどありませんので」とお伝えしたい気持ちはあったのですが、どうしてもネタバレになってしまうため、最後まで伏せさせて頂きました。
あの時ご心配をお掛けした読者様方には、この場を借りてお詫び申し上げます。
最後にもう一度。
拙作を読んで頂いた全ての皆様、本当にありがとうございました。