アスカです、輝夜と出会って3年ほど経ちました。今回はちょっと輝夜から休暇をもらい久しぶりに師匠の顔でも見ようかと山道を一人走ってたりします。それと言うのもそろそろ新しいネタを仕入れないと輝夜との勝負に負けそうだからです。現在の通算成績は1784戦772勝751敗261引き分けと輝夜のゲームスキルがありえない位に成長しています。流石天才・・・・・・たかが遊びにもその才能を遺憾なく発揮する・・・。そこで新たな策として、俺の有限な過去(前世)の記憶に頼らずに師匠の年の功に頼ってみようと考えた次第だ。そう思い一人山道を駆けているとふとおかしな気配を感じ立ち止まってしまった。「こんな山奥で人の気配?・・・これはどちらかと言うと師匠に似た感じだよな・・・見に行ってみるか」俺はそのおかしな気配の正体を確かめるためにその方向へ向かった走り出した。<???>「ふぅ・・・、私とした事が油断してしまいましたね・・・」そう一人嘆いた私は赤く染まった周りを一瞥しもう一度ため息をついてしまった。「はぁ・・・、本当に情けない。まさかあんな小物に手傷を負わされるなんて・・・」私は周りの赤とは違う赤で染まった自分の足を見下ろすとさらに気持ちが沈んでいく。私は所謂、妖怪と呼ばれる生き物で、これでも生まれ持った力のおかげで歳若くとも中の上ほどの力があると自負している。しかし力とは厄介なもので、時にはいらない争いまで持ってきてくれる。今回もまたその類の争いごと、私の魅力的な力に引かれて名無しの下級妖獣共が群れを成して襲い掛かってきたのだ。当然私にとってはこの力が狙われるのが日常茶飯事だったため妖獣ごときに遅れを取ることは無いのだが、結果は見てのとおり・・・、ちょっとした油断から足がしばらく動かせないような傷を負わされてしまった。正直この状態はよろしくない。むせ返りそうな血の匂いがもう少しすれば新たな厄介事をつれ来るのは想像に難くない。「こんなことなら、もっと力を扱う訓練をしていればよかったわ・・・」そう私が言葉をこぼすと何かが近づいてくる気配がした。はぁ・・・、私もここで終わりか・・・この時私は少しの後悔と多くの無念を胸に秘め、最後の抵抗と言わんばかりに己の力を溜めるのだった。<アスカ視点>なんだこの匂いは・・・あれから気配のする方向へ近づいてみると、近づくにつれ濃厚な血の匂いが鼻に付いた。これは血の匂いか?出所はこの気配と同じところだな・・・・・・俺はそう考えながら草むらを抜けるとあたり一面が血染めに染まっている中、少女が座っているのを見つけた。少女は座ったままこちらを睨みつけると掌をかざし、白っぽい光のようなものをこちらに放ってきたって?!まずい!緊急回避~!!「そぉ~~い!!」俺は光のようなものを横っ飛びでかわした後、先ほどまでの自分の位置を見てみると草むらが円形に抉れ飛んでるのが見えた。あ、あぶね~・・・あのままのんきにあそこで眺めていたら今頃俺の体はあの草むらみたいに円形に抉れていたことだろう。冗談じゃない!!俺は文句を言ってやろうと少女のほうを振り向くとなぜか攻撃してきた彼女のほうが倒れているのが見えた。「・・・・・・・・・何がしたかったんだろうね~、この子は・・・??」突然攻撃された上に、そのまま気絶されたらこんな疑問を持っても間違いではないと思う。とは言えこのまま放置するのもなんとなく気が引けた俺は師匠の下に連れて行くことにした。少女を連れて行ってる最中にこんな声が聞こえた気がした。「少女誘拐は犯罪です!!」誰が誘拐犯だ!・・・青年・・・・・・・・・・・・・・・誘拐中うぉい!!<???>「ん?ここは??」目がさめた私は辺りを見渡しここがどこかの洞窟だということを知った。逆に言えばそれ以外はまったく分からないわけだが・・・「たしか私は・・・」私は最後に残っている記憶を口に出し確認を取る。「たしか私は、突然現れた男?に残っている妖力を叩きつけたはず」そうだ、私は自分の力を振り絞って最後の妖力を使いそのまま気絶したはずだ。だとするなら・・・、「なぜ私はこんな洞窟に?しかも足まで手当てされてますし・・・」そう口にしながら私は自分の考えをまとめていると一つの可能性に行き着いた。最早これしかないだろう・・・ずばりは、「そうか!気づかないうちに私の中に眠っていた内なる力が目覚め「そんなことあるか」!!だれ?!」<アスカ視点>こいつおもしれぇ~俺は今、連れてきた少女の後ろにいる。あの後、師匠の家までこの少女を連れてきたまではよかったが肝心の師匠は留守っと言うよりもうずいぶんと帰ってきていないようだった。仕方が無いので比較的綺麗だった区画に少女を寝かせ手当てをしておいたのだが・・・・・・「(なるほどな~、それでいきなり気絶したわけか)」目覚めた少女はこちらから話しかけるまでもなく顔を俯かせると一人ぶつぶつとしゃべりだした。金髪の見た目麗しい少女が思案気に顔を伏せているのはなかなか絵になるが、近くで呟いている内容が丸聞こえの俺には面白い人だという以上の評価は出せなかった。それはさておきどうにも彼女の中で納得のいく説が浮かんだのか何度も頷いているので俺はタイミングを狙って声をかける事にした。「そうか!気づかないうちに私の中に眠っていた内なる力が目覚め「そんなことあるか」!!だれ?!」狙い通りのタイミングで声をかけた俺に少女が慌てて振り向き、なぜか幽霊でも見るような顔をしてきた。「だれとはご挨拶だな、人が親切にも手当てした上に寝床まで貸してやってるのに?」すると少女はいまだ呆然とした顔で言葉を紡いだ、「うそ・・・」「嘘じゃ「あなたは私が撃ちぬいたはずなのに」なって、そっちかよ?!」少女が呆然としている理由が分かりついツッコミを入れてしまった俺は悪くないはずだ。<おまけ>「そこのあなた!決闘よ!!」「っは?姫様一体何を??」「だ~か~ら~、決闘をするわよ!」「いえ、だから姫様、しがない警備兵である私にいきなり決闘を申し込まれてもどうすればいいのやら???」・・・警備A「あぁ、今日はあの新入りが被害者か・・・」警備B「どうしたんだ?警備A」警備A「お、警備B あれ見てみろよ、新入りが姫様に捕まってるぜ」警備B「あ~、あれか、アスカ殿にも困ったものだな。 姫様が暇と言わなくなったのはいいんだが・・・・・・」警備A「そうだよな~、たしか『決闘化物』だっけ?あの札遊びは」警備B「そうそう、そんな名前だよ。 しかし俺、もう17回もやらされて見事に全敗中だぜ」警備A「っふ、甘いな、俺は20回だ。 しかも姫様、札の名前に合うように国中の絵師に札絵を書かせるんだからなぁ」警備B「たしかにな~。 そういえばおまえ、あの中でどの札が好きだ?俺はやっぱり『青眼白竜』だな。 あの白い体と青い目がふつくしい」警備A「おれはなんと言っても『黒魔術師ノ少女』だな。 あの悩ましいふともって警備Bなんでこっちに槍向けてんだよ?」警備B「だまれ!この変体め!俺が教育してやる!!」警備A「なんでだよおい?!いてっ?!やめろ!突くな!馬鹿!やめろって!!痛い?!アッーーー!!」これもまた平和な一日・・・・・・・・・・・・この警備兵、役に立つんだろうか?----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------反省しない反省会system NeetがINしましたsystem kamiがINしましたNeet「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」kami「・・・・・・・・・・・・・え、えっと^^;」Neet「私の出番・・・これだけ?」kami「そ、それは・・・・・・・・・・^^;」Neet「私をあまりなめない方がいいわよ」system もこたんがINしたおmoko「私の出番がない事に対して追求するために来ました」kami「・・・・・・・・・さらばノシ」system kamiは去っていったNeet「ちょっとまて~」moko「ちょっとまて~」system Neetは去っていったsystem mokoは去っていったお手玉の中身です。作者=kamiを名乗ってみました。それはともかく、原作キャラ3人目・・・名前をはっきりとは書いてませんが分かる人はタイトルだけで分かりそうです。今回はもう1話、夜にでもあげるつもりなんですがそろそろネタに詰まってきた・・・とりあえずこれからもアスカ君の応援をお願いします。<次回予告~>「フラグを立てたが回収するかは未定」(分かりきったことだが次回予告とタイトルは異なります)