「あーあ、出会っちまったなぁ……」とか「出会いはいつも突然だ!」とかなんとかいうセリフを読んだのはいつだったのかいまいち記憶がはっきりせんというか忘れたのだが、まあ今重要なのはこの文そのものなのであってその出自ではないからまあいいや。
なにはともあれアレである。そう、なんというかアレなのだ。なんかこうすんげー説明し辛くて歯がゆいんだが、うんアレだ。何がアレかと言うとアレだよ。うん、そう、アレ、アレのこと、出会いは突然ってこと、うん。
……説明になってない上に脈絡がなくてぐだぐだである。でも文句は無しでお願いします。なぜなら俺今超テンパってるから。
いや、別にあれだよ? 予想してなかったわけじゃないよ?
だけどさ、予想してたからって冷静でいられるわけじゃないというか、そこは俺も人並みに困惑したりするわけで。
大体向こうも仕事が忙しくて俺とニアミスしてたのか、ここに異動して来てから一回も顔合わせなかったもんだからこっちもかーなーり油断してましたね、うん。
それが会って早々これだと言うならどんな鉄面皮の持ち主だろうとそれなりに動揺するだろうってもんでしょうよ。
いやすんませんこれ言い訳ですね。
まあともかくアレだ。なぜそれなり程度の事象なら基本的に落ち着いて対処できるくらいの人生経験積んできたはずの俺がこんなにも見苦しくテンパってるのかと言えば、アレである、一言で言うとアレだ。
シグナムさんにデバイスでの実戦訓練申し込まれました。
なんという死亡フラグ。
すっげー戦いたくない。
さすがに俺もこのレベルの危機に瀕すると思考がぐだぐだになりますネ仕方ない。
なんせアレだ。8年前に同じ近接剣術中心の戦闘をするものとして一度交戦して友好を深めないかとか言われて口説き落されて退院後に軽い気持ちで模擬戦したら、本気になった彼女の『紫電一閃』でスラッシュ・ファントム(俺の刀の名)ごと真っ二つにされたからね。
トラウマなのだ。
非殺傷設定とはいえ痛いもんは痛い。魔力ダメージナメたらあかんと思う。特に俺みたいなやつは。
そもそも会って早々挨拶もそこそこにいきなりデートと書いて決闘と読むやつのお誘いだったもんだから驚きもひとしおである今日この頃。なんなのこの人俺に恋でもしてるのとか思うけどありえねーよねそんなん。
けどまああながち間違いでもないかもね。だってこの人決闘に恋してるし。ライバルに飢えてる感じ。
俺としては彼女のお相手はフェイトさん一人にお任せしたいんだが、シグナムさん的には俺みたいなやつと戦うのも一興らしい。……鬱だ。
一体全体なんで朝っぱらからこんなことにー、とか超思う。だからいろいろとここに至るまでの経緯を思い出してみようと思う。
落ち着け俺冷静に思い出せばきっと原因を突き止めることができるはずだ頑張れ俺負けるな俺。
そんなわけで順を追ってチャート式に思い出してみようと思う俺。
朝、エリ坊と共に起床し、仲良く出勤。
↓
なんかすげー疲れ切ってるティア嬢とスバ公、それを見て心配そうにしとるキャロ嬢に合流。
↓
昨日までと同様の朝練をこなしていい汗流す。
↓
小休止タイム。
↓
エリ坊とキャロ嬢が、ティア嬢とスバ公がボロッボロな理由を聞く。
↓
昨日の晩にあった俺とのやり取りを包み隠さず暴露。(俺涙目フラグ)
↓
予想通りエリ坊たちも夜練に参加表明。
↓
仕方なく許諾。(俺涙目)
↓
キャロ嬢とエリ坊が無邪気に喜んでるの見ながら溜め息吐く。
↓
高町のスーパー新人訓練タイム
↓
とりあえず新人共の訓練終わってから夜練のことについて高町に報告しようと思って演習場に残る。
↓
シグナムさんイベント発生 イベントシーン-突然の邂逅発動-(たまたま新人共の訓練見に来てた件の人に遭遇)
↓
とりあえず適度に挨拶。
↓
決闘しようZE☆
↓
俺現実逃避←今ここ
俺のせいだった。
なんか決闘申し込まれるまでの過程にティア嬢とか高町とかその辺の人物ちらほら出て来たけど結局俺のせいだった。
しかしアレだ。そもそもの原因としてなんであん時ティア嬢を夜練に誘ったんだろうか。今さらなんだがとても悔やまれる。
いやまあ、理由とか分かってんだけどね。
結局のところ嫌だったのだ。俺の目の前であいつが焦って悩んで自滅していくのを見てるのが。
こんなこと言ってると俺がいいやつみたいだけど、別にそんなこたァない。だってティア嬢のためじゃないからね。総じて俺のため。
と言うか、他人のためにとか言いながら何かする奴は嘘吐きだと俺は思う。
だってありえなくないだろうか、そんなの。
他人のためだけに怪我できるとか、死ねるとか、そう言うのは人間としての重要な機能の何かに問題があるんじゃないかと、俺は思う。
ただ、別にだから他人を助けないんだとかそう言う理論的飛躍をさせるつもりなんて毛頭ない。俺だって結構人助けとかそういうことはしてきているし、その行為に関しては否定しないしできない。
だけど、俺が人助けをするのは、結局のところ自分のためだから。
誰かが苦しんでるのを見るのが気分悪い。
俺の目の前で人が死ぬのを見るのが寝覚め悪い。
あいつがしている犯罪行為は反吐が出る。
見事に独善的だけど、そういう風に思ったから、俺は今までいろんな人間の手助けをしてきた。
自分の手の届く範囲でしか何もできないくせに、要するに俺は、自分が見てて嫌なものを目の前から消したかった。
だからそれは決して、助けた相手のためなんかじゃあない。
全ては自分のために。自分の気分の悪さを払拭するために。自分の利害のために。
こんな話を以前に酒飲みながらとあるダチにしたら、てめーも立派な中二病患者になって……とか泣かれた。どうでもいいが地球の用語引っ張ってきて馬鹿にするのはやめて欲しい。こっち中学校とか言う概念ねーだろ。
それはともかくイラっときたので腕ひしぎ極めながらじゃあてめーはどうなんだよとか聞いたらまあその考え方で行くと俺も自分のためにやってるな。てかお前の理論で行くと偽善者はこの世から消えるよね、すっきりするわーとか答えて来た。
確かにそうなんだがそれはそれで論点がずれているような気もする。けどまあ今は気にしない。
要するに今したのはシグナムさんとの決闘は不可避だってことの確認みたいなもんだ。その延長線上で中二的な理論展開したにすぎない。なんかかなりいろいろ違うけどもうそれでいいよ、どうせ逃げられないのは変わらんし。
「おい、聞いているのかプレマシー?」
いろいろ考えてるうちにバリアジャケット展開し終えてレヴァンティン手にしてるシグナムさんが俺の顔覗き込んですんげー訝しげな表情しとった。なんか喋ってるけどどうしようか。
とか思ってたらようやく思い至った。
昨日シャーリーにもらったあれ使えばいーんじゃん。今みたいな状況何とかするために制作頼んだんだし。つーかすげーよシャーリーナイスタイミングそしてグッジョブ。
てなわけで早速実行しようと思う。取り出したるはポケットから、無色透明の小さなビー玉。ただし見た目だけ。
取り出したそれに魔力込めて、それからひょいっと投げてみる。
小さく放物線を描いたそれは、シグナムさんに向かって落下。彼女はそれをもちろん難なく受け止め、
「────なっ!?」
次の瞬間。手の中で発光したビー玉大のそれからジェル状の物質が噴出し、それが全身にまとわりついて身動きできなくなるシグナムさん。
イメージとしては鳥もち的なネバネバが全身に絡みついている感じ。ちなみにこのジェル、普通には取れない。見た目ただのジェルだけど、実質これバインドと遜色ない。
短時間で対象を無力化するのに最適なんですとは前の職場のデバイスマイスターの弁。あいつデバイス整備の傍ら、趣味でちょくちょくこういうデバイス使用しなくてもちょっと魔力込めると効果発揮する準魔力武装とか研究してるので結構頼りになる。でも武器は作ってない。拘束系の無害なやつが主。
ただし今ん所完全にオーダーメイドなので時間がかかりすぎるから大量生産は無理らしいのが残念。
シャーリー的にはこの武装とか結構興味深いらしいのでそのうち大量生産の目途とか立ててくれると助かるね。
……しかし絵面が予想外にエロい。設計したあいつグッジョブと思ったのは俺だけの秘密。
「ぷ、プレマシー!? これは一体何の真似だ!」
「ふはははは、俺の勝ちですね」
「……は?」
ポカンとするシグナムさんに適当にでっち上げた言い訳を聞かせる。
実戦訓練と言うことは実戦を想定してるわけだから不意打ちをしてもいいはず。それにしてもヴォルケンリッターの将さんが私程度相手にこの有様とは……平和って怖いですねー。とか言ったら額に青筋浮かべながら頬を引き攣らせた。で、
「……そうか。まあ、確かにお前の言うことも一理ある。実戦において一々仕切り直しなどあるはずもない。ならばこそ、不意打ちにも対応できてこその騎士である。……確かにその通りだろう」
「ご理解いただけて恐縮です」
「……今日の所はこちらの負けを認めよう。次の『死合』は後日に持ち越すことも明言する。だから早くこれを取り去ってくれないか」
……なんだろう。彼女の言い放った『しあい』という言葉のニュアンスがとてつもなく不吉な響きを秘めていたような気がする。気のせいだろうか。
ここは土下座とかして許してもらった方がいいかも知れんね。いのちをだいじに。
そんなわけでいろいろと解除の手順踏んでシグナムさん救出してからorzして謝罪した。
すみませんごめんなさい次からはもっと真面目にやるので不意打ちで俺を襲うのだけは勘弁してくださいごめんなさいごめんなさいごめんなさいとか平謝りしてたら「……分かった、もういい。しかし次の時には正面から打ち合うと約束しろ」とか言われたので泣く泣く了承。
大丈夫、油断しなければ何とかなるよ俺の刀。昔よりそれなりにパワーアップしてるしさ!
とか自分に言い聞かせながらシグナムさんに頭を下げ続けていた。
飯食って書類整理午前の部始めようとしたらなんでか知らんが人づてに高町に取り調べ室に呼び出された。
なんなんだろう。なんか最近この手のデジャヴが多い気がする。前の時は午後だったよね。
なんなの取り調べ室で秘密のお話をするのが最近の流行なの?だとしたら世も末だなおいとか考えながら取り調べ室へ行くと、また犯人の座る椅子に座らされて取り調べを受ける運びに。
なんでやねんとかすっげーツッコミたかったけどなんか高町が異様に深刻な顔してたから自重する。空気は読むために存在するよね。
で、高町のハイパー尋問タイム。
内容はティア嬢とスバ公の普段より酷い肉体の酷使について。
なんか朝の訓練の時に異常に気づいたんだけど、二人に聞いてもただの自主練ですとしか言わないもんだから俺に相談しに来たんだとか。
これは流石にしまったとおもう。シグナムさんとのやり取りのおかげでこいつに夜練のこととか報告すんのすっかり忘れてた。
おのれシグナムさんあなたは俺の異動に賛成はしなかったとか聞いていたのでそれなりに信じていたのにこの仕打ちですかそうですか。とかふざけてる場合ではないと思うのでさっさと高町に事情説明。
昨日の晩から俺主導で肉体改造しようとしてます。一応きちんと体調については管理してるので怪我の心配はないです。と告げる。
高町がそれを聞いてむむぅと唸り始めたので「ちゃんと俺が責任を持って見ておきますので心配しないでください。ただ、あなたの教導の際はその範疇には入りませんので責任は持てませんけれど」とか挑発したら「だ、大丈夫だよわたしはっ」とか言ったのでそのままなし崩し的に認めさせてみた。
俺が思うにティア嬢とかみたいなタイプはダメとか言っても自分が納得しない限り勝手に自主練とかやりそうな気がするので、何をしているのか把握できる分こっちの方が万倍マシだと思うのだ。
そんなこんなで高町に夜練の件を認めさせることに成功したので今度は俺のターン。
昨日の夜に少々思ったことを口にしてくれようと思う。
「高町さん。俺の勘違いかもしれないので違っていたなら一笑にふしてくれて構わないのですが」
「? なにかな?」
「ランスター二等陸士、何か焦りすぎていませんか?」
「……!」
ちょっと心当たりのありそうな表情を浮かべる高町。やっぱ気付くよね、そりゃ。
「彼女、自分の力に自信が持てていないように思えます。やりがいのある単独任務でも与えてあげれば、それが自信になると思うのですが」
不安なんじゃないだろうか、ティア嬢は。俺と言う中途半端な壁が登場したことで、自分が成長していないのではないかという錯覚を覚えてしまったとかそんな感じで。
だけど訓練なんてもんはどこまでいっても訓練で、成長の是非なんて問えやしない。
それに比べて任務を与えられるというのは、それだけで上司に認められているという証だ。自信にもなりやすいだろう。結局、自分の力を確認できるのは実戦でしかない。
「……確かにそうだけど、今はみんなに危険を冒させるわけにはいかないよ。もっと地力をつけてから、いろいろなことをするようにしないと────」
自分の二の舞になる、とかいいたいのだろうか。
確かに高町の主張は概ね同意できるけど、このままいくとそれとは別の部分で取り返しのつかない何かが起こりそうな気がするんだよねー。主に任務中の暴走的な意味で。
高町はそこには気付いていないんだろうか? 端から見てるとティア嬢の焦燥とか結構オープンだから気付きそうなもんだけど。まあ俺も人のこたァ言えねーけども。
とかそんなこと思ったけどこんな考え口にしてもあれなのでとりあえず搦め手から攻めようと思う。主に悪徳商法的な意味で。
「そうですか。……そう言えば高町さん。最近私にセイス隊長のところからまわされた任務が入ってきていることは御存知ですよね」
「え、う、うん」
「実はその中には、一人でこなすには少々骨が折れるようなものもあるんです」
「……えっと」
「ところで私が以前所属していた課では、新人の部下を連れてそう言った任務をこなすことが多くありました。これには私の仕事のサポートをさせて私の負担が減るようにすることと、新人に任務の空気を体で覚えさせるという意味があったのですが……」
「……うん」
「そこで私としては、こちらの課でもそのようなことをしてみたいと愚考しているわけなのでありますが……。どうでしょう、少しだけ私に新人たちを貸してみたりする気はありませんか? まあもちろん、その気があるやつだけですが」
もちろんあいつらの無事は、俺が保証します。と自信たっぷりに言い放ってみる。本当はこんな風に戦闘での絶対を口にするのは好きじゃないんだけれど、高町を納得させるにはこれくらい言わないとならんだろう、頑固だから。
まあでも、あいつらの無事を保証してやるってことに嘘は無い。……俺の無事は保証しないけど。死ぬ気は絶対にないが、多少は怪我するかも知れんねーとか思う。
高町は俺への信頼とあいつらの安全を秤にかけているようで、すんごく悩んでいたんだが、
「────わかりました。せーくんがついていてくれれば、わたしも安心だから」
「信頼していただき、恐縮です」
そんな感じで会話終えて解散した。さーて今日も書類整理だやっほーいとか無意味にテンションあげながらオフィスへと戻る俺だった。
介入結果その十二 ティアナ・ランスターの認識
あいつに誘われ、そして始めることになった夜練。
自分から望んで始めることにしたそれだったけど、その内容は私の想像を遙かに超えていた。
連続的な筋肉と心臓、そして肺腑の酷使。
あまりのきつさに私が倒れこむと、あいつは決まってどこかから水の入ったバケツを持ってきて、中身を容赦なく私に向けてぶちまける。
スバルでさえも、倒れるようなことはなくても、普段よりずっと疲れているように見えた。
全体の半分以上までは何とか立ち止まることなく食らいついていた私たちだったけど、後半になるにつれて全然体がついていかない。
理由は何となくわかっていた。前半よりも後半の方が明らかに運動量が濃いのだ、このメニューは。
前半には準備運動のようなものも含めた優しめな運動を詰め込んである。これは私も参加している朝練でもやっている内容だったので特に問題は無い。
だけど後半は別次元だった。そもそも前半の内容だって、私からしてみればかなりの運動量だったのだ。なのにそれを簡単に凌駕する要素が詰め込まれた訓練。
正直、なめていた。50mの全力ダッシュを20本とかインターバル40秒ずつでやっておいて平然とした顔をしているこいつはどこかおかしいのではないかと思う。
……まあ、平然とはしていなくとも、なんとかついて行っているスバルもどうかと思うけど。
「すんません、さっさと起きてください。俺の訓練も兼ねてるからあんまり休憩してもらうとちょっと困るっす。それともまさか俺の体を鈍らせて任務を失敗させるのが目的ですかそうですか。なんて遠まわしな嫌がらせをっ!?」
その上私たちにこんな安い挑発をして発起させようとしてくれるくらいに余裕だというのでは、こいつへの認識を本格的に変えなくてはならなくなりそうだ。
結局、そんな風に水をかけられて嫌みを言われてを数度繰り返し、ようやく訓練を終えたころには、もう私は立つことさえできなくなっていた。
スバルも私の隣で座り込んで、乱れた息を整えている。
私も、壊れた人形のように一心不乱に空気を吸い続ける。
「はぁ、はぁ、はぁ……っ」
「はぁ、はぁ……」
「おーい、大丈夫かよ」
「はぁ、はぁ、はぁ……っ」
「はぁ、はぁ……」
「返事が無い。ただの屍のようだ」
「こっ、こんなに息切らせてる屍がっ、いるわけないでしょうがっ!」
「んー? 分かんないよー、いるかもしれないよ世の中にはー。ほら、世界って超広いじゃん。時空的な意味で」
「そ、それは確かに……」
「納得すんな馬鹿スバル!」
「なんだ、まだ元気じゃんか」
そんな風にいつもと変わらない軽い態度で笑いながらそう言ったあいつは、私の顔の横に缶のジュースを置いた。スバルにもそれを手渡す。
その様子はあれだけの運動をこなしたとは思えないほどに普通。
「きっちりと水分の補給をどうぞ。今日は初日なので驕ります」
次は自分で用意してなーと言いおいて、あいつは私たちからかなり距離をとり、それからデバイスを起動させて刀を振り回し始めた。
……本当に呆れるしかない。私も、スバルですらへたり込むような運動量をあっさりこなして、その上さらに動いている。
その様子を見ていると、なんだか胸の奥がチクリとする。
原因の分からないその胸のざわめきの正体に気付かされるのは、まだかなり先のことになる。
2009年7月6日 投稿
2010年10月4日 改稿
2011年8月16日 再改稿
2015年3月16日 再々改稿