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No.9339の一覧
[0] 墨染めのワンピース(ワンピース:オリキャラ憑依)[暇奇人](2009/09/06 01:24)
[1] 第一話:せめて悪魔の実は自分で選びたかったです[暇奇人](2009/08/21 18:18)
[2] 第2話:能力は使い方次第だと身をもって知りました[暇奇人](2009/08/12 23:05)
[3] 第三話:ネタで実験するのは非常に危険でした[暇奇人](2009/07/18 15:40)
[4] 第4話:肉体言語って書くと野蛮に聞こえるよね[暇奇人](2009/08/21 19:04)
[5] 第五話:強くなる事=自由への道[暇奇人](2009/06/14 01:22)
[6] 第6話:いざ、下克じょぉぉぉぉぉ!![暇奇人](2009/08/30 00:26)
[7] 第七話:出会いって突然ですよね[暇奇人](2009/08/25 18:06)
[8] 第8話:レッツ・ハンティング[暇奇人](2009/08/25 18:06)
[9] 第九話:恨みはらさで置くべきかぁぁぁ!![暇奇人](2009/06/30 00:15)
[10] 第10話:ついカッとなってやっちゃった[暇奇人](2009/08/12 22:59)
[11] 閑話:ある修行の風景[暇奇人](2010/01/26 21:15)
[12] 第十一話:さーて、海兵生活と行きますか [暇奇人](2009/06/30 00:49)
[13] 第12話:お久しぶりって気軽に言えんねえ[暇奇人](2009/08/21 18:16)
[14] 第十三話:酒の勢いでつい語っちゃった[暇奇人](2009/07/14 17:12)
[15] 第14話:嘘のために嘘をつく、泥沼だ・・・・・・・[暇奇人](2009/08/25 13:18)
[16] 第十五話:駄目出しって何気に凹みますよね[暇奇人](2009/09/20 01:47)
[17] 第16話:一応人にうらやまれる立場・・・・・なのか?[暇奇人](2009/09/04 22:48)
[19] 第十七話:さて、腕試しと行きますか[暇奇人](2009/09/20 02:21)
[20] 第18話:無法地帯にもうまい飯屋はあるもんだ[暇奇人](2009/09/20 02:29)
[21] 閑話:ある小隊の風景[暇奇人](2010/01/26 21:14)
[22] 第十九話:探し人に会えました・・・・・[暇奇人](2010/04/01 20:58)
[23] 作ってみました、主人公能力表(ちょっと修正)[暇奇人](2009/07/29 22:49)
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[9339] 第18話:無法地帯にもうまい飯屋はあるもんだ
Name: 暇奇人◆9abf2946 ID:4a9fd7a9 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/09/20 02:29
Side:青キジ

「さて、集まって貰ったのは他でもない、キースのことだ」

センゴクさんが全員集まったことを確認すると、おもむろに話し出す。

「あの小僧は・・・・また何かやったんですかい?」

「はぁ、何言ってるんだ赤犬。あいつが何もしでかさない訳がないだろうに」

あの生粋のトラブルメイカーは大人しくしていても何か起こすからな。

しかし、配属初日からとは飛ばすなーあいつ。

「もし、軍に不利益なことをしたんなら、あっしが行って灸を据えてやりますが?」

「不利益・・・・ではないな。奴は海賊を捕らえただけだ。相手は『豪腕』のバトー、1億9千万だ」

「結構なことじゃ~ないですか~。それが何か問題でも~?」

「問題なのは、たった一人で一味もろとも町一つ吹き飛ばした点だ!!」

たった一人で億の一味を壊滅か・・・・また腕を上げたな。しかしたった一人でってのはいただけんな。

そもそもあいつを部隊の副長に据えたのは、部隊での行動を学ばせるためだって言うのに、それを単独行動って言うのはな。

おまけに町一つ吹き飛ばすって、評判が悪くなるじゃないか・・・・・

「いっそのこと優秀な部下をつけて自由にさせちゃあどうです?」

「そうは言うが青キジよ、奴以下の階級で奴を止められるモノがいるとでも?」

「じゃあいっそのこと俺たちの中の、誰かの部下にするとか?」

「いや、我々の殆どは本部・聖地の守りだ。現状、戦力が整っている以上、奴には外で研鑽を積ませたい」

「確かに」

「それに、配属直後で移動となると奴の上司の責任能力を疑問視する者も出るだろう」

「あ~、そう言えば無理に命じたんでしたね~。そりゃ~確かに可哀相だ~」

「まったく、奴は腕は良いが扱いに困るな。取り敢えず奴の事は一時保留でよいな?
全く、よりにもよってガープに似おって、父に似ればもう少しまともだったろうに・・・・」

Side out










第十八話:無法地帯にもうまい飯屋はあるもんだ









最初の一戦の直後お休みをいただきました。

頑張ったご褒美って事らしいけど、何か少将始め大分警戒されてたんだよね・・・・

あと、こないだの一件で昇進して現在少尉。おかげさんで背中に『正義』を背負うことになりましたよ。

ホント、ガラじゃあ無いんだけどね・・・・

ていうか、俺のサイズなんか無いから将校用の服、普段は着てないんだけどさ。

「ともあれ昨日は安全地帯のメシや回ったから、今日は無法地帯の方を回るか」

やっぱり見知らぬ土地にきたら、まずは観光と食事でしょう?

この体ってなんだかんだ言って燃費が凄く悪い。さすがはルフィの親戚、食欲と睡眠欲が半端じゃない。

昨日の自慢の一皿巡り店数十件回ってやったけど、普通に入ったからな・・・・・・

「いろいろと物理法則が壊れてんなー」

明らかに自分の体重以上の食事とか、何処に隠してたのって言う武器とかさ・・・・

さすがはワンピースの世界、まだまだ不思議はいっぱいだぜってな。

あと、観光とは言ったけど実際の所としては地理の把握ってのが大きい。

一応詳細な地図は貰いはしたんだけど、無法地帯の辺りはほとんど空白のままなんだよね。

各マングローブと橋の位置こそ書き込まれてはいるものの、大雑把な建物の配置ぐらいしか書いてない。

名前が書いてあるのはヒューマンショップとあと幾つかってぐらいなんだよね。

「まあ海軍の地図だしな。非合法な店の名前乗せるわけにもいかんだろうし」







さて、やってきました無法地帯。とは言っても、そこまで無法ってイメージは無いな。

そりゃあ海軍本部目と鼻の先だし。一昨日みたいなのは例外って事かな?

「取り敢えずメシメシ」

外れを引かないために、秘技“嗅覚強化”で嗅ぎ当てた店に入ってみる。

カウンターとテーブルが3つと、こぢんまりした店だが漂ってくる香りはなかなかのモノだ。

まだ店を開けたばっかりの時間らしく、店の中に客は居らず店長だけだった。

「いらっしゃ・・・・坊主、おめえ一人か?」

「そうですけど?この店のオススメは?」

むう、この身長じゃカウンターの椅子に座るのは一苦労だな。飲食店で跳んだりはねたりするのはマナー的にね。

「あ、ああ。うちの店のオススメは温泉ワニのステーキだ」

「じゃ、それで」

「いやいや、そんなことより坊主。はやくこのあたりから出て行った方が良い。でないと「ほっほーう、良いことを聞いた」

後ろから誰かが近づいてきてるみたいなんで振り返ると、どっかで見たことがある男が。

「待ってくれピーターマン!うちの店の中でやるのは止めてくれ!!」

ピーターマン?あ、人魚のケイミーさらった人攫い屋か!!

ひょっとして俺をさらう気か?まあ、子供が一人で無法地帯歩いてりゃあ格好のエモノだろうなあ。

ふむ、こいつらがいなくなったところで誰か別の奴等がやるだろうけど、10年後の禍根は断っておくかな?

「安心しなよ店長。ここで問題を起こすつもりはないよー。
ねえねえ、坊や。ご飯おごってあげるからお兄ちゃん達のお仕事を手伝ってくれないかい?」

何てお約束なセリフを・・・・まあ良い、運動前にたっぷり食べさせて貰いますか。

「えー、良いんですかー?じゃあ店長さん、さっきのオススメ3皿とメニューに載っているの全部!!」

「ちょっ!!」

所詮は悪銭、俺の食事代に使われりゃあ本望だろう。



「げふっ、食った食った」

いやー、やっぱ俺の目・・・もとい俺の鼻に狂いはなかったね。あの店長さん、なかなかの腕前だったよ。

途中売られていく子豚を見るような目を向けてくるのは頂けなかったけどさ。

「ごちそうさん。また来ますね店長さん」

「ああ、達者でな(強く生きろよ・・・・グスッ)」

「とほほー、思った以上の出費だったよ。こりゃあ高く買って貰わなきゃ赤字だよ」

うーむ、奢ってくれた相手をあの世に送るのはちょっと可愛そうかな?ま、半殺しで勘弁してやるか。

店から出るとピーターマンを先頭にして手下が俺を囲むように歩き出す。

ひょっとしてこんな町のど真ん中でさらおうとか?流石無法地帯ってか・・・・感心する所じゃないんだけどさ。

「で、俺は何処に行って何をすれば良いんですか?」

「んー?とっても良いところさ。君はそこでじっとしていてくれればいいよ」

ふむ、これ以上周りを詰められるとめんどくさいな。先手必勝と行きますかね。

「嵐脚・周断!!」

「「「「「ギャァァァァァーーーーッ」」」」」

別にキリンの体じゃないんで威力としては大分下だけど、周囲を一掃するのには丁度良いんだよね。

「い、一体何が・・・・・?!」

「黙りなよ人攫い。狙った相手が悪かったね」

「子供がこんなに強いなんて・・・・・子供?まさか、海軍の!!」

「その反応を見るに、噂はあれど写真とかは出回ってないようだね」

「そ、そんな・・・・・どうかお助けを!!」

「だが断る!まあ、メシのお礼に半殺しで勘弁してあげるよ」

(残酷な表現が続くので、ここから先は音声のみでお楽しみください)

ドゴッ、メキッ、ズギューン、ギャリリリリリ、スパーンッ、メメタァ、パフーッ、ピーヒョロロロ(以下省略)



「ふう、いい汗をかいた」

俺の前にあるのは元人攫い屋、現ボロぞうきんの方々。

「いいか?今度見かけたら残り半分の命も取り立てるからね?」

「は・・はひ・・・」

やれやれ、無駄な時間を使ってしまった。けどまあ、今回の一件でここいらで俺に手を出してくるような奴は減っただろ。

しかし、一昨日の“火山獣”の影響がまだ残ってんな。無駄に好戦的になってるなー。

〈グウウゥゥーーッ〉

「おや、腹の虫が・・・・ほんと燃費悪いなこの体。まあいい、食事屋巡りを再開しますか」






Side:スモーカー

休息時間になり寮に帰ろうとしたら、ヒナの奴に捕まり酒場まで連れてこられた。

「珍しいじゃないか、お前の方から酒に誘うなんざ」

本当に珍しい。特に俺一人を呼び出すなんてな、ヒナの奴何かあったのか?

「ええ、ちょっとグチりたくなってね・・・・」

「グチ?あー、ひょっとしてキースのことか?」

「そうよ」

そう言って一気に杯を空ける。おいおい、ちょっとピッチが速いんじゃないか?

「私はね、あの子が怖いのよ」

「怖いだ?」

「あなたは一昨日出動しなかったから分からないでしょうけど、あの子は危険すぎる」

「そんな奴には見えなかったんだがな」

「笑ったのよ、あの子。敵を火達磨にして」

人を火達磨にして笑う10歳・・・・・・・ダメだ想像出来ん。

だがまあ、ホントだとしたら海兵失格としか言い様がないな。しかし・・・

「だからといってあいつを辞めさせる訳にもいかんのだろ?」

「・・・・・そうよ。元帥閣下直々に命じられたのよ、だから困ってるんじゃないの」

元帥直々に辞めさせるなってか・・・・流石に次世代の希望の星ってことか。

まあ一昨日の一件にしろ明らかに普通じゃないんだよな。噂では大将の技を使ったって話だし。

しかし、ヒナの奴がここまで怯えるとはな・・・・・この様子じゃまともに接すれるかどうか解らんな。

仕方がない。あいつらの要望もあるし、あれを提案してみるかな?

「なあヒナ、良かったらだがキースの奴を俺の部隊に出向させてくれんか?」

Side out







メシ屋巡りを終えて寮の自室に戻ってきた俺は、そのままベットに飛び込んだ。

「あー満足」

匂いで駄目出しした店はあれど、昨日と今日でほとんどのメシ屋が回れたな。

財布は大分軽くなったが、なんだかんだで結構稼いでるからな。

一人で海賊狩ってたころ、休職中って事で賞金の一部を貰ってたからね。

「でも賞金稼ぎだったら全額貰えたんだよなー」

くそう、五老星に海兵にされてなかったら楽に余生を暮らせる程度の金が手に入ってたのに。

まあ、海軍って組織に身を置くことで、既知の部分とはいえ楽に世界が見られるから良いか。

将校になったから給料も増えてるだろうしなー。

〈コンコンッ〉

「ん?こんな時間に誰だ?はいはーい、今開けます」

消灯時間(海軍の寮だから普通にあった)までもう少しだって言うのに。

扉を開けた先にいたのは、酒瓶担いだスモーカーさん。やべ、酒瓶メッチャ似合う。

「おう、今時間良いか?」

「はあ、構いませんけど?」

体を脇に退けて、入室を促す。

士官用とはいえ結構この部屋は狭い。ちょっとしたビジネスホテル程度の大きさ程度か。

家具もベットと机、椅子にクローゼット、あとはトイレが付いてるぐらいか。

まあ、下の階級だと四人部屋とかだから恵まれてるんだけどさ。

(後で聞いた話では船での生活と余り変わらぬ生活を、と言うことらしい)

俺はベットに腰掛け、スモーカーさんに椅子を勧める。

「で、何かご用でしょうか?」

「そう堅苦しくしゃべらんでも良いぞ。今俺とお前は同階級なんだからな」

「はあ、そうは言っても目上の人間相手には「良いって言ってるだろ」分かりました。それで、何のご用で?」

「ああそれなんだが、明日正式に命令が下されるだろうが、お前は俺の部隊に出向することになった」

「はあ?!」

いやちょっと待てや。まだ赴任して三日目だぞ?昨日今日休みだったから実質一日だけだし。

「ちょっ、俺何かマズイ事しましたか?!」

「いや、お前は大して悪くない」

「大してって事は俺にも何か原因が?」

「何と言っていいか・・・・・一昨日お前が戦っているところを見て、ヒナの奴お前のことを怖がってるんだよ。何か心当たりはあるか?」

「怖がって、って・・・・。心当たりは・・・・・ひょっとしてあれかな?」

「何かあるのか?」

うーん、誤解を解くためにも、ネタバレしない程度にぼかして話すか。

「俺の能力少し話しましたよね」

「ああ、モノの本質を書き換える、だろ」

「ええ。で、一昨日やったのはこの身を伝承にあった人食いの鬼に変えたんですよ。たぶん中尉はその気に当てられたんじゃ無いかと」

「ほう、鬼の力ねえ。ひょっとして戦闘中笑ったとか言うのも」

「おや、見られてましたか。そうです、精神の方がちょっと引きずられたんですよ」

「なるほど」

「で、後もう一個聞きたいことがあるんですけど、何でスモーカーさんの所に行くことになったんですか?」

「ああそれか、一昨日俺の部下達を鍛えただろ。あいつらがもっとお前に師事を受けたいんだとさ」

「へえ、物好きな・・・・・でも、必要とされるのは嬉しいですね。分かりました、誠心誠意教えますよ」

「頼んだぞ。さて、前祝いだ。飲むぞ」

やれやれ、ヒナさんには迷惑かけちゃったな。これで海軍内に俺の悪名が更に広がっちゃうんだろうな。

ワザとやってるわけじゃないけど、なんだか禍々しい技とかの方がなじみが良いんだよなあ。

やっぱり、『悪魔』の実だからなんだろうか?










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今回の一言

書いてみて改めて思った。自分に文才はない!!特に戦闘シーンなんかもってのほか!!

って事で戦闘シーン出来るだけさくさく進めたいと思います。

ワンピース自体も長いですからね。本編にたどり着く前に力尽きたら嫌ですから。






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