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No.9180の一覧
[0] 次世代ドラゴン(巣ドラ物)[あべゆき](2009/07/14 13:48)
[1] 次世代ドラゴン 第二話[あべゆき](2009/11/25 23:19)
[2] 次世代ドラゴン 第三話[あべゆき](2009/07/14 13:51)
[3] 次世代ドラゴン 第四話[あべゆき](2009/07/14 13:47)
[4] 次世代ドラゴン 第五話[あべゆき](2009/12/03 17:10)
[5] 次世代ドラゴン 第六話[あべゆき](2009/12/03 17:10)
[6] 次世代ドラゴン 第七話[あべゆき](2009/07/16 21:17)
[7] 次世代ドラゴン 第八話[あべゆき](2009/12/03 17:11)
[8] 次世代ドラゴン 第九話[あべゆき](2009/11/25 23:21)
[9] 次世代ドラゴン 第10話[あべゆき](2009/11/26 05:05)
[10] 次世代ドラゴン 第11話[あべゆき](2009/11/27 02:41)
[11] 次世代ドラゴン 第12話[あべゆき](2009/11/29 14:31)
[12] 次世代ドラゴン 第13話[あべゆき](2009/12/13 04:21)
[13] 次世代ドラゴン 第14話[あべゆき](2009/12/13 04:39)
[14] 次世代ドラゴン 第15話[あべゆき](2010/06/16 00:52)
[15] 次世代ドラゴン 第16話[あべゆき](2010/10/07 23:20)
[16] 次世代ドラゴン 第17話[あべゆき](2010/10/13 19:22)
[17] おまけ 劇中作① [あべゆき](2010/10/07 23:24)
[18] おまけ物語 超強いローガス君。[あべゆき](2011/08/13 12:34)
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[9180] 次世代ドラゴン 第14話
Name: あべゆき◆d43f95d3 ID:0480b5cb 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/12/13 04:39
「ご主人様っ! 私こと不肖、メイド1号…圧倒的巣作り計画書を持参しましたっ!」
 圧倒的の意味が全くわからないが、机に叩き付けられた計画書。そして否応にも目に飛び込んでくるほどデカデカと書かれた計画名、『貴様っ……それでも人間か…っ』。
 …いきなり読む気が失せた。それに人間じゃないし。
「あのー、折角徹夜して書いたのに、なんですか、そのやる気の無さは?」
「…とりあえず、その計画がどの様なものなのかを話して貰おうか」
 ここで断っても、メイド1号は残念ながら、こういう事に関してはスッキリ爽やか爽快ドライ…ではなく、限りなく粘り気の有るウィットさん、という事は解り切っているので適当に対応しておく。
「むぅ…まぁいいですっ。これを聞いた時にはご主人様も、『眼から涙』って奴なのです」
 …それ涙じゃなくて鱗じゃないか?
「こほんっ…では、まずは巣の入り口から見て右のルートには『娯楽室(カジノ)』を作ります。まずはここで、侵入者と迎撃部隊から搾取っ…。勿論、暇を潰しに来たメイドからも容赦はしないのですっ…。
そして、精神的にもお財布的にも揺さぶりを掛けられた侵入者が向かう先の部屋は待機部屋です、侵入者の残った金銭を奪い取るのです」
 侵入者はともかく、味方も容赦なく搾取とは…。
「左のルートでは大店と待機部屋…通称『客の悲劇』を設置します。店を出て次に進むといきなり待機部屋です。侵入者に買って貰った商品はここで奪います。油断する方が悪いのです。
尚、どちらのルートでも脱落者には発電所を踏んで帰って貰って採掘所の効率アップなのです」
 え、なにそれ酷い。
「そして、待機部屋を命からがら次に進むと、両方共突き当たるのが『火急の選択』です」
「火急の選択? なんだそれは?」
「はい。まずは横長の待機部屋です。ここで、侵入者は傷ついた体にも関わらず、またもや戦って貰います。
そして戦闘の最中、迎撃部隊の攻撃からすり抜けた侵入者が見つけるのは3つのルート…大抵ここでは3つの内、1つは『当たり』と思ってしまいますが、処がどっこいっ…全て『はずれ』の罠部屋…これが現実…っ。しかも罠は脅威のヒット率を誇る偽宝箱…そして肉体的にも精神的にも参った侵入者が先に進むと襲い掛かるのが、またもや横長の待機部屋です。想定ではここまでで9割程度の脱落かと。
…どうですかっ? 完璧ですよねっ!?」
「確かにいい案ではあるが…見積もりはどれくらいだ?」
「大体これぐらいです」
「…3年後にその計画を採用しよう」
「ぶーぶー」
 今日も我が家は平和だった。


次世代ドラゴン 巣作り編


 いきなりではあるが、世の中には『アナルプレイ』なる性行為がある。
 初めてそれを、生贄から聞いた時には人生ならぬ竜生、二度目の文化的衝撃を受けたものだが、ここで俺の持ち前の好奇心が鎌首を持ち上げた。
 そして近い将来妻を娶る身としては、その斬新さ故に妻に対し優位に立てる可能性の高い性行為だと推測されるそれを、下策だとして無碍に捨てるような俺ではない。自慢ではないが、(ルヴィアから)痛い目に逢わない為にはなんでもできる自信がある。例えそれが、尻穴突撃だろうとも。
 しかし、いざ事が終わると、この類の性行為の弊害であろうが…俺の性器に、茶色い何かが付着して何とも情けない気分になってしまった。
「…屈辱だ…さっさと、殺せ…竜よ…』
 とは、我が生殖器についた『何か』を生成した下手人、神族の娘の言葉である。
なるほど、これは双方の精神に多大なる損傷を与える行為だったようだ。となると互いに得るものが無い、極めて無駄な行為なようだが、反面、ここまで突き抜けていれば非常にプライドの高い竜の女に対しては有用な奇手の様にも思える。
 最も、所詮奇手は奇手。まかり間違えば激昂した女に俺が汚物の上に血を塗りたくる羽目になるのは想像に容易い。
 ならばこそ、この娘をそう易々と手放す訳にはいかない、一体どの位この行為を重ねれば快楽を感じるか実証せねばならず、殺すなど論外である。
「それは出来ない相談だ。とりあえず、風呂に行くぞ。立てるか?」
 神族の娘から殺気の篭った視線を華麗に無視して、風呂に行く事を提案してみる。
 この類の性行為の弊害で、臭いや汚れが竜族のそれなりに優秀な嗅覚に対し、先ほどから不快な攻勢をしかけている。別段、疫病に罹るような軟弱な身体は持ち合わせていないとはいえ、このまま服を着るのもよろしくない。俺は獣ではなく、竜。それも知性派、だ。
 それに、未だに大人しく従わない捕虜も居る。協力的な者には段階的に生活水準を上げてやるのもまた方策。そう考えた俺は、捕虜に対してまずはどのように接するべきか、どう飴と鞭を与えるか、その実験としての風呂への招待なのだ。
「入りたくないなら、それでも構わないが」
 とはいえ、本人が望んでいないのなら、無理して入れる必要はない。彼女だって仮にも神族の端くれだ。そう易々と疫病を患う心配などないだろう。
「ま、待て…入らないとは言っていない…。ただ、身体に力が入らないだけだ…」
 まあ、それは仕方ない。この娘の痛がり方が尋常ではなかったので何事かと思ったら裂けていたのだから、相応に気力・体力を使ってしまったのだろう。
 最も、怪我の治療に関する魔法に関しては俺は既に習得しているので続行したが、やはり普通とは手順が違ったのか、生贄に聞いた話と少し違う気がする。
 …いや、今は風呂に向かう事にしよう、こんな臭いの元で考え事をするのは難しいし、先ほどから攻勢に慣れてきている自分がいる。コレに慣れる、というのは些かどうかとも思うのだ。
「っ…離せ、離さぬか…この下郎…」
 娘の言う通りに離すと、そのまま岩盤に直接身体が落ちるというのを理解しているのかしていないのか。別に全てメイドに任せても良かったが、メイドにはあの部屋の掃除をして貰わねばならないし、何より今回の性行為の経験者は現在では俺とこの娘しか居ないので、感想を聞かねばならないのだ。重要なのは、婚約者を満足させられる性技であり、俺の性欲の解消ではない。
 それに、俺とて我が家の自慢というのをしたい時もある。
 発展途上で貧相ながらも、事、生活設備に関しては妻を迎えた巣にも負けず劣らず充実しているというのが、我が巣の数少ない自慢なのである。女性というのはそういった細やかな所でこそ男を評価するのだと、母を通して知っていたし、生贄達の言からもそれは間違いではないと教えられたからだ。
 だからこそ、我が家の風呂は常に魔法で湯の循環洗浄と温度維持。市販品の石鹸だけでは飽き足らず、試供品や非売品まで取り寄せているのだ。あとは何故か美容液や化粧まで置いてある。此方に関しては俺は頼んだ覚えが無いのだが、何かと気が利くメイド達の細やかな気遣いといえよう。結して自分達が使いたいからとかそんな理由ではないと俺は硬く信じている。
 無論、これで終わりという訳ではない。次は、魔界で発明された『魔法洗濯機』なるものを導入しようとなどと画策している。
「着いたぞ。今から湯を流すから、じっとしていろ」
 風呂桶一杯に汲んだ湯をゆっくりと二度、三度と流すうちに娘は心地よさそうに目を閉じる。相変わらず立場が解っていないようだが、流石に風呂に居るというのに疲れ、動けぬものが汚物塗れのまま放置するというのは理性の竜としてはどうかと思っただけなのだ。
 よって、自身の汚れより彼女の汚れを先に落とそうとするのは、決して男竜の悲しい性ではない、と明言させていただく。
 …
 ……
 ………
「竜よ…幾度、我を汚せば気が済むというのだ…」
 のぼせたのだろうか、少しばかり上気した娘が、非難の眼差しで此方を睨みつけてくる。
「お前が非協力的だからな。自分で調べるしか無いだろう?」
 本来ならば、湯船に浸かって落ち着いた所を、先程の行為の感想と反省をしようとおもっていたのだが、口を閉ざしたままという態度に少しばかり困った俺は、早い話、復習をしたのである。決して、湯船で乳を揉んでムラムラした結果ではない。
 というか、娘が純潔を失いたくない、というからこそ示した妥協案だというのに、これ程文句を垂れられるのは心外であり、そんな視線を送られる理由は俺にはない。
「…もう良い、我は寝る」
 暫くは何か言いたそうではあったが、反論封じを兼ねて娘の額に乗せてある濡れタオルを裏返したり、手櫛で髪を梳いていると漸く娘は諦めたようだ。
 最も、癖が付くからあまり髪を弄ぶな、と釘を刺してから眼を瞑る娘。ふむ、手慰みに髪を梳くのは宜しくないらしい。
「寝る前に一ついいか?」
「なんだ」
「神族の能力を使えば捕まらなかった筈だが、何故使わなかった」
 巣に進入した時に捕まった罠は単純な落とし穴。それを空を翔る戦乙女の血を継いだこの娘が何故そうしなかったのかが未だに解らない。
 まあ、答えたくないならそれでも構わないのだが。
「――使えるならば、今頃は寝首を掻っ切っている」
 つまり使えないと、この娘は言うのか。
 確かに人間のように、両親が微量の魔力しか持って居ないというならば、子は環境によってはそのまま、魔力保有量が減少して、最終的には無くなるだろうが、事、我々のような上位種族にはそれは有り得ない。
 仮に娘の片親が魔力の才能が皆無であろうとも、神族という血を継いでいるならば、魔法が使えないという事はない。現にその象徴たる翼が有るというのに。
 1-1が0になるのは自明の理だが50-1が0になる道理はない。
「…あっ、こら、何をする…」 
 まあ、俺には関係の無い事だ。今関係があるのは、娘と間に隙間が有り、そこから冷気が入ってくる事。
 故に腕の中に娘を連れ込み、隙間風を防ぐ事を確認して俺は目を閉じる。
 精々、寝首を掻く努力をすることだ。今お前の目と鼻の先に無防備な竜が寝ているのだから。


現在の状況

・財力『1800万B』(借金総額2000万B)
・H技術『12H』
・魔力『325M』
・恐怖『26!』
・捕虜『7人』
・巣豪華度『18豪華』
・配下モンスター『8部隊』


おまけ劇場

『目先の利益』

メイド「ご主人様、SMプレイというのはどうでしょう?」
ローガス「なんだ、それは?」
メイド「はい、S役という鞭を持ったり言葉を使ったりして、M役をいたぶるプレイです。夜の生活で上位に立てますよ」
ローガス「変わった行為だな」
メイド「そういう性癖持ちには堪らなく良いらしいですよ?」
ローガス「だが、俺が仮にするとしても、俺は間違いなくM役にさせられる上に多分、俺の体が持ちそうに無い」
メイド「そこは先手必勝です」
ローガス「仮にS役になっても、鞭を振り上げた瞬間には俺はもう死んでいる」
メイド「あ、あー・・・確かに」
ローガス「万が一にプレイが成功してみろ。後が怖いだろ? 俺はそういう目先の利益には飛びつかない男だ」
生贄1「で、でも、女性の胸には飛びつくんですね…あぅ…」



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