「合宿をするぞ」
「合宿ぅ?」
「合宿か」
「パスを希望します」
「はぁ」
「合宿ですか」
ニーナの言葉に、第十七小隊の面々はそれぞれに反応を返す。
きちんと合宿の事を考えているのが二名、面倒だという様子が二名。あと一人は……特に興味なし、やるなら参加しますけど、という風情だ。
「ああ。我が第十七小隊もようやく人数が揃ったしな。ここらで一度陣形や戦術を含めた打ち合わせも兼ねて連携訓練を行っておきたいと思ってな」
レイフォンが入ってくれて、ようやく小隊として成立したこの小隊も、現在では六名。
ニーナを小隊長とし、シャーニッド、ダルシェナ、フェリ、レイフォン、ナルキ。
問題は、この面々で揃っての連携訓練が殆どない点だ。まあ、ここら辺は先だっての違法酒事件関連で二名が入った事も大きい訳だが、その後もレイフォン道場での他小隊を混ぜての訓練が続いていた為、小隊だけの訓練という点では不満足だ。
まあ、この時期に、というのは、これまで道場での鍛錬に参加していなかった第十小隊或いは一年故に、剄息での生活を送るといった点を行っていなかったダルシェナとナルキが何とか剄息での生活に慣れて来たというのも大きい。
まあ、実際には現在の道場に参加していない小隊は第三小隊などあるにはあるが、最早そうした小隊と道場参加の小隊の差は明らかになっている。彼らが参加しないのは一重に意地になっているのが大きく、中には小隊長のそうした態度に対して反発し、小隊を抜け、別小隊に移籍した者や、小隊内でいがみ合いが起きたりと中々に大変な事になっている為、最近ではカリアンら生徒会が強権を発動してでも、全員を道場に組み込むべきか、という話になっているという。
まあ、戦力的にはバランスの取れていた小隊同士だったのが、片方だけレイフォンという圧倒的強者により、基礎から鍛え上げられているのだ。剄息での生活を含めたレイフォンからの指導は以前より技の出し方、出す速度を上昇させ、動きを滑らかにしている。
例えば、全く互角の戦力を持っている者によって構成された部隊があって、片方のみ戦力が一割上昇したとしよう。
一割、100が110になったとて大した差はないと感じるかもしれない。
ランチェスターの法則と呼ばれるものがある。一人が多数に対して攻撃が可能な戦闘を前提とし、双方の戦闘力を二乗した上で戦闘力が優勢な方が勝利するというものだが、これに従えば、110と100の戦力が激突した時、100が全滅した時点で110の側は45強の数字を残している計算になる。
無論、実際にはこれに更に武器の性能であるとか、作戦の差といったものが入ってくる訳だが、正面から戦うなら、そして元が同一ならば僅かな上昇がこれだけの差を生む事になる。
何が言いたいかというと、現状レイフォン道場に加わっていなかった小隊は連戦連敗を繰り返しているという状態な訳だ。
さて、話を戻そう。
先に述べたとおり、戦力が同一ならば(この場合道場に参加している者同士ならば)、後は武器や連携、戦術の差となってくる。
武器は同一だから、後は残る二つが第十七小隊勝利の鍵となる。……なに?レイフォンがいる時点で有利だと?そんな事は言ってもキリがないし、きちんとレイフォンも手加減はしているし、そもそも全く同一戦力ではそれを上回る相手と遭遇した際には役立たずになるという面もある。
「まあ、何が言いたいかというとだ。他小隊は定期的に自分達だけの訓練を行ったり、或いは既に基本的な戦術が固まっている訳だが、生憎我が小隊はそこまで小隊内での相互理解が進んでいない。当たり前だが」
その言葉にレイフォン、ダルシェナ、ナルキの三人が頷く。
というか、現状で他小隊並に連携が取れていたら、その方がおかしい。
「なので、他の小隊長にも承諾を得られたので、来週一杯は道場をレイフォンにも休んで貰い、更に週末の休みを合宿にあてたい」
「げ、休日に合宿するのかよ」
「当たり前だ!学生たる者、勉学もやらずしてどうするか!」
ニーナの言葉にシャーニッドがだるそうな声で文句を言うが、それはすぐにダルシェナに怒られる。
最近、この二人はこんな感じだ。ある意味ダルシェナもディンにはっきりふられて、すっきりしたらしい。
「ところで夕飯はどうするんだ?」
ふと終わろうかという段になって、シャーニッドが言った。
「む……確か」
フェリに視線をやる。
「……確かに出来るようになりましたが、まだ不慣れな面も大きいですし、レパートリーが少なすぎます。大体、鍛錬中に抜け出していいのですか?」
もっともな話だ。
当たり前の話だが、料理というものは案外時間がかかる。
無論、レトルトを主体にすれば話は別だが、訓練合宿となれば、矢張りしっかりと食事は取りたい。二日とはいえ、その間ずっとレトルトというのも勘弁して欲しい所だ。かといって、食事を取り寄せるとなると、これはこれでお金がかかる。実家からの仕送りがない分、苦学生なニーナとしてはこれもまた勘弁して欲しい所なのは変わらない。
しかし、普通に作るとなると鍋でも完成まで案外手が離せない。これが本格的な料理ともなれば、野菜や肉を切り、下ごしらえをして、出汁を取ったり、じっくり煮込んだりと完成まで一時間かかりました、なんてのはザラだ。ちょっと手間をかければ、更に時間はかかる。加えて、今回は最低でも六人分。訓練をしてお腹が減るだろうといった事を考えると多めに作る事を考えておくべきなので、実際には十人分は作る必要があるだろう。
さて、朝に最低一時間程度。昼と夜の為に更に途中で抜けるとなると……無理だ。精々朝食の手伝い程度に留めておくべきだろう。
大体、フェリは念威操者故に直接動きという意味での疲労は少ないとはいえ、訓練に加えて全員の食事という負担をかけるのは論外だ。となると手伝いがいる訳だが……。
ここでニーナは考えてしまった。
「……ダルシェナ先輩、料理は?」
「……む、いや、余り……」
まあ、はっきり言ってしまうと、この二人もフェリと同じだ。
どちらもいい家のお嬢さんであったが故に、調理を経験する必要がなかった。裕福な家の人間だけに、専門の、自分などより遥かに美味しい料理を作ってくれる人間がいる為に自身の事、特に最も求められていた武芸者としての鍛錬に集中出来た。家の人間も本人が趣味として興味を持った事ならばともかく、いちいち料理をしろなどという事はなかった。
武芸者たる者、もっとも重要なのは都市を汚染獣から守る事であり、その為の鍛錬である。
仙鶯都市シュナイバルの名家出身のニーナ、法輪都市イアハイムで父が都市長を務めるダルシェナ。共に強い武芸者たる事を求められてもいた。
結果、料理なぞまるで経験のない、という二人が出来上がった訳だ。
まあ、ニーナもツェルニに来てからなら、或いは料理に手をつける可能性がなかった訳ではないが、幸か不幸か、ニーナの住む寮には常に料理を一手に引き受ける者がいた。それでもお茶だけでも美味しいお茶を自分で淹れられるようになっただけ大分マシなのだが。
「いや、俺も簡単なつまみとかぐらいなら作れるけどな?けど、この場合はそういう問題じゃねえだろ?」
シャーニッドが簡単な料理なら出来るという事にショックを受けているダルシェナは置いておいて、いやまあ、ニーナも若干ショックを受けていたのだが、改めて考えてみる。
確かに、全員でやろうとも時間を取られるという事には変わりない。
料理を一緒にやるというのも連携の鍛錬にはなるかもしれないが、それはあくまで副次効果に過ぎない。何が言いたいかというと、訓練の時間がガリガリ削られるのは間違いない。いや、料理が出来るようになるというのには心惹かれるものがあるのは事実なのだが。
「ふむ……なら、リーリンに頼んでみるか?」
「ああ、リーリンなら大勢の料理作るのにも慣れてますしね」
「ああ、それなら私も当てがありますので頼んでみます」
結局、ニーナが選択したのは誰かに頼む、という事だった。
その際、お願いできそうなという事で真っ先に思い浮かんだのが同じ寮に住んでいて、尚且つレイフォンの幼馴染であるリーリン・マーフェスだったのはある意味必然だ。
レイフォンも賛成したが、ナルキもまた一人では大変だろうと思い浮かぶ人間がいたので推奨してみる事にした。
結局、二人は了承してくれた。
リーリンは快く。
メイシェンに関しては、当初恥ずかしがっていたのだが、矢張り、それを後押ししたのはミィフィだった。
『これはチャンスだよ!メイっちってば、レイとんと接する機会は限られてるんだから、こんな機会は逃したらいけないよ!』
真っ赤になって、あうあう言っていたメイシェンではあったが、ナルキが参加するという事もあり、最終的に参加を決めた。
最も、結果として、他ならぬミィフィが週末になって、料理してくれる人がいない事に気付き、レトルトと外食に頼る週末を送る事になったのだが……。
ミィフィ・ロッテン。彼女もまた、料理の出来ない女性の一人であった。
そうして始まった合宿だが、基礎の向上よりはむしろ、連携と新たに二人が加わった事による戦術の確立を主体としてメニューが組まれていた。
何しろ、基礎は毎日のように道場で行われているのだから。
その為に主に組まれたのは、レイフォンVS他全員、という組み合わせだった。
当たり前だが、レイフォンは手加減してくれた所で、一人で止められるような相手ではない。今回、レイフォンは『錬金鋼使用禁止』『攻撃は投げ技のみ』という制限を加えて試合を行ったが、まあ、全員面白いように連携を潰されてころころ転がされる羽目に陥った。
「……ここまでいい様にしてやられると、もういっそ清清しくなってくるな」
幾度目かの相談時に、シャーニッドが苦笑を浮かべて言った。
「ああ。しかし、こうも連携が合わんとなると…」
ニーナの呟きに悔しそうな表情になるのはダルシェナだ。当に嫌という程レイフォンの強さを思い知らされているナルキは逆に、ダルシェナが感じている所を通り過ぎてしまっている。
ここで重要なのは、レイフォンは決して強引な倒し方はしていない、という事だ。
レイフォンがその気になれば、正面から粉砕可能だが、敢えて連携のミスやニーナ達の誤判断をついてきている。
無理をしない、というより、そうでなければ合宿の意味がないときちんと考えてくれているのだろう。
だからこそ、ニーナ達も悔しい。
所詮お前達はエリートと言っても、学生武芸者であり、本物からすれば、この程度に過ぎない。そう言われているような気分になってくる。もっとも、連携と戦術がしっかりしている第一小隊をもってきた所で結果は同じだろうが。
ダルシェナが悔しそうにしているのは、ついつい突出してしまう自分が連携を崩している事を理解しているからだ。
こればかりは前の小隊の癖といっていいが、そこをレイフォンには徹底的に突かれた。
決してレイフォンはダルシェナの突進を否定している訳ではない。
元より、対汚染獣戦に措いては、大きく分けると二種類の戦法がある。
武芸者個々の実力を基本に置くか、相互の連携を基本に置くか、だ。
基本的にグレンダンのような個々の武芸者の実力が極めて高い都市や、或いは戦力の偏った、少数頼りの都市などが前者であり、質の揃った武芸者を多数揃える事の出来る都市が後者となる。
まあ、言うまでもなく、前者はグレンダンのような例外を除き持たざる都市の戦法、後者は持てる都市の戦法だ。
ちなみに、シュナイバル、イアハイム、ヨルテムはいずれも後者の戦法を主体とする。
何が言いたいかというと、ダルシェナの取る戦法というのは、幼い頃から教えられてきた戦法であり、何時か卒業して母都市に戻った時には、取る事を求められる戦法でもある、という事になる。
だが、ダルシェナの問題は彼女だけで突進してしまう事にある。
母都市の戦法は騎士の如く全員の調子を合わせ、槍先を揃えて突撃を行うのに、彼女が周囲を見ず自分だけがチャンスを見出して突撃してしまったら、どうなるか?余計な犠牲を生む事は必定だ。間違っても見本となる事を求められる都市長の娘の取る行動ではない。
これまでは、彼女の突撃をディンらがサポートする態勢だった。
言うなれば、彼女は周囲を見る必要もなく、ただ、自分の思うように突っ込めば良かったのだ。
だが、第十小隊がなくなった今ではそれでは駄目なのだと。
いや、第十小隊こそが異常だったのであり、将来彼女が法輪都市イアハイムへと戻るならば、何としても修正せねばならない癖なのだとそう初めての対戦の後、レイフォンはダルシェナに告げていた。
第十小隊を否定する言葉に苦い表情になったが、彼女も頭はいい。レイフォンの言う事が正しい事は理解した。……このままでは嘗てとは別の意味で家に迷惑をかける事になる事も、だ。
だからこそ、克服しようと喘いでいる。……そう簡単に矯正出来れば苦労はしないが。
一方、ナルキはといえば、完全に力不足だった。
分かってはいる。
レイフォンと異なり、自分は周囲と比べれば多少はマシな、ただの一年生。だから、今は鍛錬あるのみ。
四年生のシャーニッドとダルシェナ。三年生のニーナ。
武芸者と念威操者それぞれで天才と呼ぶに相応しい実力を持つレイフォンとフェリ。
彼らと比べれば、ナルキは足を引っ張る存在でしかない。が、最初から強くある者などいない。きっとレイフォンとて初めて武芸を習いだした時はナルキと大差なかった、と信じたい。きっと一日が終わった段階で既に大きな差がついていそうな気がするが。
実際、彼女が試合の後のインターバルで息を切らしているのに、他の(フェリを除く)三人は多少ダルシェナが乱れている程度だ。これはつい、剄息ではなく普通の呼吸をしてしまいそうになる、という部分によるもので、純粋に疲労している度合いで言えば、ナルキよりその度合いは少ない。
最近はナルキは化錬剄を習っている。
師範役は第五小隊隊長ゴルネオ・ルッケンス。
少し前まではレイフォンも基礎を一緒に習っていた。何でもレイフォンは化錬剄をきちんと学んだ事はなかったらしい。彼の基本となる流派は化錬剄を扱う流派ではなかったという事だし。
ただ、それでもレイフォンは僅かな間で自分を置き去りにして、成長していった。
もっともゴルネオ先輩曰く。
「あいつは特別だ」
と、少々憮然とした様子で言っていた。化錬剄を学ばずして、化錬剄の奥義の域にある剄技をすら一部使えるのだという。正直どうやったら、そんな事が出来るのか知りたい。いや、多分教えてくれはするだろうが、きっと理解出来ないだろうという確信がある。
鳥に『何故飛べるのか』と聞いた所で、答える事など出来まい。
レイフォンも同じだ。見ただけでそれを真似する事が出来、学べば乾いた砂が水を吸収するかのように覚えていく。きっと彼には『出来ない』という事が理解出来ないのだろう。
それだけに不思議に思った。
何故、これだけの実力者が都市を出る事を許されたのか、と……。
「そういえば、レイフォンってどうしてここに来たんだ?」
だから、ふと夕食の際に尋ねてみた。どうやら他の者も関心があるらしく、そういえば、という様子で耳を傾けている。
それに対して、固まったレイフォンに苦笑しつつリーリンが口にする。
「ちょっとレイフォン大きな失敗しちゃったのよ。……まあ、武芸の鍛錬ばっかりで勉強してないからという事になっちゃって」
それで、少しは勉強しろという事になったのだという。成る程、勉強してなかったせいで失敗したのか。それなら、レイフォンが言いづらそうにしてるというか、リーリンが代わりに答えるのも分からないでもない。誰だってそんな事を自分の口から説明するのは恥ずかしいだろう……実際問題として、レイフォンのテストの成績は決して良いものではない。
だが、それでは疑問が残る。
「母都市では駄目だったのか?」
と、矢張りナルキ以外も疑問に思ったのだろう。ニーナが代わりに尋ねる。
そう、それなら母都市……グレンダンの学校に行くという道はなかったのだろうか?
「ん~、レイフォンってグレンダンでは結構強い部類なのよ」
それは分かる。
というか、レイフォンが弱い部類に入ったら、それこそグレンダンはどんな化け物都市なんだというか、武芸者として自信を失くす。
「で、ここで問題なのは結構レイフォン名誉的な称号というか、そういうのを持ってて……」
分かりやすい言い方をすれば……少しオーバーに言うけど、例えば、ヨルテムって交叉騎士団っているよね?その騎士団長さんが学生の隣に勉強に来たとして落ち着いて勉強できると思う?
そうナルキにリーリンが問いかけてきた。ヨルテムを上げたのは、さすがに交通都市ヨルテムはこの場の全員が知っているだろうと、判断したからだろう。というか、交通都市ヨルテムに放浪バスは一旦寄り、そこで都市の情報を受け取ってから出発するので、彼らの誰もがここに来る前にヨルテムを通過しているはずだ。
だが、まあ、確かにそれなら納得がいく。
まあ、確かに分かりやすい例ではある。おそらく、グレンダンではそれぐらい有名と言いたいのだろう。だとしたら、そんな相手が学校で机を並べて勉強したら……まあ、賭けてもいいが、落ち着いた学園生活は送れまい。
「まあ、想像ついたと思うけど、学生さんにとっても気が散るって意味合いでは悪影響がありそうだから、学園都市に来たの。近場じゃない理由は」
ここでリーリンが妙に冷たい視線をレイフォンに向ける。
一体なんだ?と思う間もなく。
「近場の学園都市全部落ちたのよね、レイフォン」
「う、うう……」
小さく縮こまっているレイフォンを見ているとどうにもこれが、今日の昼間から夕方にかけて私達に一撃すら入れさせなかった相手だとは思えない。
どうやらそう思っているのはナルキだけではないようで、ダルシェナもまた何とも言えない様子でレイフォンの様子を見ていた。
……結果として。
これ以上、誰もそれ以上の問いかけをする事はなかった。問う気が失せたとも言う。
こうした話の内容は実の所、グレンダンにいた際に、孤児院へと王宮の使いでやって来たシノーラからリーリンに学園都市でレイフォンの過去に関して問われた時に、と伝えられた事だ。レイフォンが黙っていたのは『あんた、こういうの苦手でしょ』とシノーラが言ったのと、実際苦手だったからだ。
グレンダンはレイフォンが壊れたり精神的に追い詰められたりする事を望んではいない。
レイフォンは天剣としては決して心が強い訳ではない故に、取られた手段であったりする。
そして、それは幸い上手くいったようで、それ以上追求を受ける事なく、合宿初日は過ぎていったのである。
尚、まことについでながら、夜にシャーニッドとボードゲームをやった結果、ニーナとダルシェナが全敗した事を付け加えておこう。
『後書きっぽいなにか』
合宿初日です
原作では初日はかるーくやって終わりにしてますが、今回は早めに集まって鍛錬やってます
何しろ、小隊が四人から六人、前衛に絞れば三人が五人に増えてるので、連携訓練は必須だからです
ちなみに遅れそうなシャーニッドは事前にそれを読んでたダルシェナが引きずってきた、とかいざ部屋まで来たら、予想外にきちんと早起きしてたシャーニッドの着替え中にばっちり部屋のドアを開けてしまうという裏話も考えてましたが、蛇足になりそうというか、それだけで1話書けそうだったので、省きました
……希望が多ければ、外伝辺りで、その辺とか書こうと思います
希望者がなければ、するーで