「攪拌?」「そう、攪拌」 屍山血河を生み出す事。 それは旅立ちに到る、一寸した日々のひとコマ。「要するに、鏖って事さ」異世界ですが血塗れて冒険デス (σ゚∀゚)σエークセレント第一章 旅立ちへの日々編○キャラクター紹介ビクター・ヒースクリフ 「従騎士」<鬼沈め> 金に弱いし女にも弱い、家族にはだだ甘なスィーツ(笑)な漢。 裏特技は料理。 多分、魂の影響。エミリオ・オルディアレス 「神官補」 腹黒い人間揃いの家庭で育ったが純真な心を持っている、子犬系の少年。 それ故に家族から愛されているガチのヒロイン系ボーイ。 やや薄い赤色をした髪を、三つ編みのお下げにして垂らしている。 英雄志望というよりも、英雄達の冒険譚に憧れている。 聖女ミリエレナに心酔しており、ビクターを尊敬している。ミリエレナ・ハルメルブ 「神官」<聖女> 護民に心を砕く武断派聖女、多分にオルレアン級。 脳筋じゃないけど「愛が人の心を救います。ですが体は武力でしか救えません」と言ったか、言わないとかな。 ファンタジー世界の宗教、マジパネェです。 肩で切り揃えられた金髪は、ウェーブが掛かっている。 元は黒色だったが聖女の力が顕在化して以降、信仰する神の影響で金色になったとの事。 結論、神様の趣味。アルバール・オルディアレス伯爵 <蛇> <海大伯> オルディアレス伯爵家とはトールデェ王国を支える三頂五大に数えられる家の1つであり、王国領西方南部域の諸爵家、南護19爵家の筆頭である。 王国でも有数の腹黒一家。 イタリアンな意味での“ファミリー”な家。 主に貿易で金を稼いでおり、王家と三頂に匹敵する金を稼いでいる為、<海大伯>なる称号で呼ばれる事が多い。 この為三頂の一角、ダニーノフ伯爵家との関係が悪化しつつある。 元々、侯爵家と云う階層が事実上消滅してからは伯爵家筆頭としてダニーノフ家が“大伯”と呼ばれていたのが、オルディアレス家がこれに準じるとなったからである。 裏側で暗闘中。 でも、ファミリーだから身内にはメッチャ甘い。 何だろう、ビクターはトンでもない人物と関わりが出来たものである。パークス・アレイノート <剣嵐> リード公爵家の嫡子、ヤンリー・アルレイドの腹心的立場に居る。 リード高原で繰り広げられている数限りない<黒>との戦いの中で、リード公爵家当主、フォイク・アルレイドに目にとまり、その支援を受けて王都に進学しに来ている。 アレイノート家は、「十三候家の乱」に於いて、反乱には参加しなかったものの責任を取る形で潰えたアレイノ家の末裔、それも直系に近い家系である為、陪臣というよりも寄騎的な立場にある。 争いごとを自ら好まぬ、物静かな性格をしている。 アレイノ家の末裔として自覚から、自らを“王家の藩屏”と認識しており、忠義心は高い。 持っているグレートソードは伝家の宝刀であり、神代の時代に神族が自ら生み出した神造剣<クロイブ>という国宝級の逸品である。アビアルダ・アブラメンコフ 王家でも有数の鍛冶であるアブラメンコフ工房を運営する酔いどれドワーフ。 かなり豪快な性格ではあるが、同時に義理堅い。 工房が業績を上げる事で、人を多く雇っているシャッチョサンであるが、現場をこよなく愛する為、工房の切り盛りを誰かに押し付けようと、考えている。 規模が大型化した責任を取らせる形で、ビクターに押し付けようとした事もある。トービー・フェアファクス アブラメンコフ工房の、武具部門のトップを担っている人間である。 だけど、外見はドワーフそっくり。 三頂五大の一角である鉄伯――鉱山開発などを一手に引き受けているフェアファクス伯爵家の爵位継承権を持っているが、本人は凄く嫌がっている。 綺麗な服装して会食するよりも、汚れた格好のままに鎚を振るうのが趣味だからだ。アデラ・ヒースクリフ 王国最精鋭である<十三人騎士団>に復帰した最強母親様。 マーリンさんと並ぶ、チート的決戦存在。 <十三人騎士団>ってのは、そんな化け物が6人在籍している。 但し、騎士団として見たらたった6人しか在籍していないし、そもそも王国でも実力者のみが名を連ねる為の騎士団である為、名誉以外の意味は無い。ヴィヴィリー・ヒースクリフ 何時の間にかの3人娘、攻撃魔法と白兵戦担当のカチコミ屋。 親の影響極めて大。 但し、支援系の魔法も充実している便利屋でもある。 この3人にノウラが加わると、その組織戦闘能力はハンパなく高まる。ノウラ 「王府認定武装メイド」 肉弾戦で、一般的兵相手であれば圧倒する事が可能なガチンコ系メイド。 教養と礼儀作法は勉強中である為、他所の高慢ちきな家のメイドから馬鹿にされる事はある。 影で。 表だって文句を言える奴は居ない、そんな武装メイドさんである。マルティナ「厨房長」 面倒なメイド仕事を全部ノウラに押し付けて、悠々自適の厨房家業中。 「大体あたしは人前に出るのが苦手でね」とは本人の弁。ハーヴェイ・ヒースクリフ 一家の大黒柱。 でも、それ以上に大きな柱があったりするけど、当人は気にしていない。 息子と喫煙室で煙草を片手にゲームや飲酒をするのが一番の楽しみとしている。ツェツィーリエ・アヒレス 愛称はツィー。 留学生である為、というか方言として文法的に少しオカシイ言葉遣いをしている。 3人娘の頭脳労働担当。ディートリッヒ・ゲアハルト 愛称はディー。 3人娘の中では、お色気と攻撃魔法担当の快楽趣味者。ヨハン・ヴァルバスカール 通称キモギモ。 非常にアレな奴ではあるが、救いが無い訳でも無い。 そして身内からは愛されている馬鹿坊ちゃん。 でも多分、ライクはあってもラブは無い。 尚、ヴァルバスカール家は富豪ではあるが、中の上程度の家格であり、政治的影響力は余り無い。ジャン・ジョンクロード 宰相府神宮局主事。 割と好々爺風の人。 でも、それだけで昇れる地位じゃない訳で。アティリオ・オルディアレス 拳王でドズルな兄馬鹿。 物理魔術の使い手で、拳骨で岩を砕く。ジョージ・ベーカー 百騎長。 騎士団の中では強い人だけど、それは集団戦闘技術と騎乗戦闘技術であり、ビクターとの試合は1対1の徒歩であった為、その強さをトンと発揮せずに負けた。 でも、その事を口には出さないし、誰を恨む事も無い気風の良い男。 だから気立ての良い嫁さんが居る。ゴーレル・ベルネヒト 王都トールデンの郊外に構えられた要塞神殿、ブレルニルダ第3神殿の第1位神官長。 恰幅のあるとっても偉い老女。 トールデェ王国に存在する全神殿の統括神官でもある。 ミリエレナを愛娘の如く扱うが、それは全ての神官に対しても共通している。 愛を司るレギンヘーリャの神官と言われた方がしっくりくる様な御仁。 だけど若い頃は、“<鬼>のゴーレル”と謳われた強者であったそーな。レニー・マイヤール 五大伯の1つ、アーレルスマイヤー伯爵家につながるマイヤール子爵家の長女。 自分の事を僕と呼ぶが、僕っ娘ではなくヅカ系な女性。 男勝りというが、男を馬鹿にしたり、無理に対抗する手合いではなく、自然体として対等であろうとしている女の子。 理由は家庭の事情。 開祖から2代に渡っての開墾などによって裕福なマイヤール子爵家の資産狙いで、まだ子供の内から嫁に来いとかゆー縁談が多かったので、それを排除する為に努力していたら、こーなったらしい。 曰く 「僕を嫁にしたいのであれば、僕に勝て」 と。 故に、同世代の中ではかなり強い。 但し、大学に入って以降に “良い虫除け(本人談” を得たので、それ以来は自分で戦ってはいない。 この行為が、どの様な風評を呼ぶか理解していなかった辺り、レニーもビクターも子供であった。ブリジッド・O・トールデェ・ディージル公爵 「王太子」 <戦姫> 人材マニアの王国第1王女、王太子。 有能な奴は片っ端から声を掛けている。 コレクター魂から、<白外套の3騎>を揃えようとしたが、パークスはリード公爵家の陪臣というか、妹への売約済みというかな為、優しい姉としては断念せざる得なかった。 この為、ビクターを狙ったが、その頃既にマーリンさんゾッコン☆ラブだった為に断られて、微妙にハートブレイク(大嘘 でも、最近は逆に考えてマーリンさんをディージル騎士団にヘッドハントして、セットでビクターを狙えないだろうかとか考えている。