チンという音がしてドアが開いたのでエレベーターを降りるとそこは原作にみた光景が広がった。
地下トンネルっていうか、これ崩れそうだけど大丈夫なのか?
見上げていると豆っぽい人に声をかけられた。
お~これがマーメン…何頭身?
「こちら番号札になります、お付けください」
245か…ポンズは246の札をもらい腰のところにつけていた。
俺も腰につけることにした。
そうするとポンズにおそろいねと言われ、はずかしくなったのでそっぽを向いた。
まだ時間があるらしくポンズと壁の近くにいきそこで時間がくるまでポンズと話込もうとしていると
「はじめまして。ルーキーかい?」
トンパらしき人が話かけてきた。わ~い原作のやられキャラだ~w
手にはジュースを持っている。てかほんとに鼻が四画だよ、骨どうなってんねやろ?
これどうなっているんだろぅ、とトンパの登場に喜んでいるとポンズが割り込んできた。
「新人つぶしのトンパさん、彼は私の連れなので他にいってもらえますか?」
「あっあぁ…わかったそれじゃぁ失礼するよ。」
とポンズが周りにも聞こえそうな声量と怖い笑顔で言うとトンパはそそくさ、とバツの悪そうに他に行きそうになったので
「すいませ~ん、そのジュースもらえませんか?」
「……かまわねぇよ、ほれ。」
そういいジュースを一本投げて渡してくれた。
俺はそれをかばんの中に入れた。
「そんな物もらってどうするの?あきらかに何か薬物はいっているわよ?」
「飲むわけじゃないからいいんだよ。」
「じゃぁどうするの?」
「内緒。」
ポンズは絶対間違って飲まないようにしなさい。
といってきたが俺ってそんなに間抜けに見えるのか?と結構深刻に思ってしまった。
それにしても顔近い!いいにおいするし。顔赤くなるやろがい!!
SIDE ポンズ
今回の試験もやっぱり地下がスタートだった。
ハンター協会の人って地下がすきなのかしら?と思っていると今年も受付の人に番号札をもらったので腰の辺りにつけることにした。
シュウも腰につけたのでおそろいねといったら顔を赤くしてそっぽをむかれてしまった。
………思わず頭を撫でたくなる。
二人で話をしていると見知った顔のやつがシュウに話かけてきた
「はじめまして。ルーキーかい?」
確かこの男はハンター試験の新人に毎回妨害行為をして新人が落ちていくのを見て楽しもうとしている男のはず。
シュウは人が良さそうだし私が守ってあげないと……
「新人つぶしのトンパさん、彼は私の連れなので他にいってもらえますか?」
「あっあぁ…わかったそれじゃぁ失礼するよ。」
私は周りにも聞こえるように彼をにらみつけた。
無事に追い返せたと思うとシュウが
「すいませ~ん、そのジュースもらえませんか?」
「……かまわねぇよ、ほれ。」
と怪しい飲み物をもらって大事そうにかばんの中にしまっていた。
「そんな物もらってどうするの?あきらかに何か薬物はいっているわよ?」
「飲むわけじゃないからいいんだよ。」
「じゃぁどうするの?」
「内緒。」
一応絶対間違って飲まないようにしなさいと釘をさしておいたが何に使うつもりなのだろう?と疑問に思っているとシュウはこの話はおしまいと打ち切ってしまった。
「やぁ☆君達能力者のようだね、僕の名前はヒソカっていうんだ、よろしくね♤」
変態ピエロに話しかけられた。
なぜばれた?二人ともオーラは垂れ流しの状態にしていたしばれる要素が見つからないと思考を働かせていると
「彼女が今さっき一瞬纏をするのを見たからね♡ 君の方は鎌をかけただけなんだけどその様子じゃあたりかな♢」
俺の疑問に答えるようにヒソカは答えた。
クソっこんな引っ掛けにひっかかるなんて……それに俺どころかポンズ自身も気がつかなかったくらいの一瞬の無意識の纏を見るってほんとに化け物だな。
「念を覚えてからこの試験に臨むものはめずらしいからただ挨拶しにきただけだよ☆」
ポンズを後ろにかばい警戒して凝で見ても陰を使っている雰囲気もなかったしピエロを信じることにした。
「俺はシュウでこっちが」
「ポンズよ、今はこの子に念を習っているところよ。」
俺達が自己紹介を終えるとヒソカは一人はなれてどこかにいってしまった。
本当に挨拶だけだったようだ。
ポンズが崩れ落ちそうになるのを支えゆっくりと座らせた。
ヒソカに能力者だとばれた以上隠す必要がないのでポンズに念の使用を許可した。
ヒソカの挨拶のあとも時間があったのでポンズに絶の修行をさせることにした。
SIDE ポンズ
「やぁ☆君達能力者のようだね、僕の名前はヒソカっていうんだ、よろしくね♤」
私はその挨拶に思わず動揺してしまった。
しかもこの男はトンパなんかとはレベルが違う、本能でニゲロ・近寄るなと感じる。
しかもどうしてばれたのだろう、シュウの言いつけは守っていたし纏をつかった覚えはない。
「彼女が今さっき一瞬纏をするのを見たからね♡ 君の方は鎌をかけただけなんだけどその様子じゃあたりかな♢」
シュウが悔しそうに歯を食いしばっているのがわかる。
ふと気づけば私の前にシュウがかばうように出ていた。
「念を覚えてからこの試験に臨むものはめずらしいからただ挨拶しにきただけだよ☆」
そう言ってその後お互い軽い自己紹介をするとピエロはどこかへ行ってしまった。
こしから崩れ落ちそうになったけどシュウがささえてくれた。
シュウは隠す必要がなくなったといい念の使用を許可し残りの待ち時間を絶の修行に当てるといったので気持ちを引き締め絶の練習をすることにした。
守ってくれてありがとうかっこよかったよ。と私はシュウに聞こえないような小さな声で囁いた。