SIDE ポックル
「ぐはっ…!」
何が起こったかわからなかった。
試験開始の合図と同時に後頭部に衝撃をうけ、両足の脛のところにも似たような衝撃を受けた。
思わず前のめりに倒れると、背中からさっきと同じような衝撃を何度か受け俺はその場に叩きつけられた。
俺はまずいと思いすぐさま体を起こし自分の武器である神経系をマヒさせる薬品を塗った弓矢を相手にむけて構えたが。
「神聖なる砲撃(ディバイ○バスター)!!」
ズドン!
相手がこちらに指差し何かをつぶやくと腕にさっきとは比べ物にならないほどの衝撃を受けた。
腕が吹き飛ばされ腕がなくなったと思った。
あまりの痛みでそう錯覚しただけだったが激痛が走り腕は使い物にならないだろう。
回りもざわざわしていて何が起こった?とか後ろの壁までぶち抜いてるぜ!という声が耳に入る。
壁?と思い後ろを見ると外まである数十枚の壁すべてが貫通し穴が開いていた。
「次はさっきと比べられないくらいの威力の攻撃するけどギブアップしないか?」
「な……っ!?」
「まぁこんな感じの攻撃なんだけど!」
「破壊の星光(スターライトブ○イカー)」
彼が人のいないほうを指差しまた何かをつぶやくと、何かの砲撃があったような音と共に建物がきれいに抉れていた!
それどころか外に見える森まで一直線の抉れた道が出来ていた。
俺は思わず降参する。誰だって命が惜しいからな。
彼は最終試験に唯一のこっている女性のもとへ戻っていった。
彼の恋人なのだろう、彼は彼女からハグを受け祝福の口付けを受けていた。
――――普通の最強オリ主のスペックがあればこんな展開だったのかなぁ………
「第二試合シュウ対ポックル。始め!!」
試合が始まったので妄想はストップさせます。
まぁいい今の俺は最強オリ主じゃないけれど多分きっと強くなる!!はず。
さぁて他の二次作品小説とか原作でちょっと彼氏的なポジションに立って調子乗りやがって!ポンズは俺の嫁!!
今は弟っぽい感じになってるけどいつか彼氏にシフトチェンジするんです!!
今日はお前と俺の立場をはっきりさせてやるぜ!
試合開始の合図とともにお互い様子見で接近戦の格闘をしましたがすぐに距離をとりました。
武器ありの試合のためポックルはさっそく弓矢を構え俺に数本撃ってきました。
シュ シュ!
「練」
すべて練で受け止めました。
毒がぬっていても皮膚に刺さらなきゃ問題なし!
こっちも反撃と俺は懐からダーツの矢を取り出します。
戦闘中にふと思ったけど、俺ってハンター試験来てから一回も真面目に戦闘してなくね?
………あぁだから弟扱いか!確かに念習っているとはいえ、自分より年下の子がそこまで強いとか思わないだろうしな!!
なんだぁそれが原因かぁ……クスン
いいやまだここで挽回すればいい!
と俺は張り切って相手を倒しにいきます。見とけよポンズこれが俺の戦い方だ!!
こちらからもダーツの矢を投げポックルの動きを制限していく。
もうちょい右いけ…後一歩……よし発動!
俺は発を使いポックルの足を止める。
ポックルは急に自分の両足が地面から離れなくなったことに驚き何とかしようと手で足を動かそうとするが全然離れない。
俺はその間にポックルの弓めがけてオーラをこめたダーツの矢を投げます。
パキ! ダン!!
ダーツの矢が弓の上1/3の所に命中し弓を破壊しました。
そしてダーツの矢が弓を破壊した後そのまま壁に当たり壁を陥没させました。
ポックルは音にびっくりして音がしたほうを向きダーツの矢の威力を見て顔を青くしています。
おいおい戦闘中に視線ずらすって初心者かいな。
まぁいいやあのダーツの矢見たんなら
「お~い。あたったら危ないから降参してくんない?死なれてもこまるしさ。」
「い…いやだ!俺はまだやれる……こっこい!!」
さっきの試合でもゴンが勝てたから自分もって思ってんのかな?めんどくさい!
あ…そうそうさっきまで投げいてたダーツはオーラをこめて投げているだけで特別な能力はもっていません。
ん?なんでダーツの矢に何か能力つけないかだって?能力二つもつくったのでメモリがいっぱいなんです!!
ポックルがなかなか降参してくれないので俺はもう一つの能力を使います。
この効果はジン達に使ってえらいことになって封印していたのですが開放する時が来たようです………ニヤリ(^ー^)
「っく…!」
「どうした?顔色が急に悪くなってんぞ?」
「うっうるさい!どうもしないからかかってこい!」
ポックルはお腹を押さえて内股になっています。俺はさっきから薄ら笑いを浮かべ相手をしていましたがやばいです!爆笑しそうです!!
とりあえずポックルの後ろに歩いて回りこみ背中を蹴飛ばし両手を地面につかせます。
今度は地面から手が離れなくなってポックルは四つんばいの状態になりました。
ポックルの表情がおもしろいことになっています。
「ポックル…あっちにさ女の人とかもいるしさ…わかるだろ?降参してくれたらそれといてやるんだけどどうする?」
「わかった。まいった!まいったから早くこれをといてくれ!!」
メンチを指差しポックルに耳打ちするようにそういうとポックルはあっさりと降参してくれました。
俺の勝利が告げられたので能力を解除するとポックルはダッシュで部屋から出て行きました。……間に合うかな?
まぁあんなやつは放っておいて、ポンズ俺勝ったよ!
どうだったという感じでポンズのほうを振り向きましたが………
眠っておられました。
あぁ俺眠らせてからポンズに対して能力解除してねぇや。………やっちまったOTZ
俺がうなだれているのをみてネテロ爺さんは爆笑していました。