パシャ パシャ
「プ…ククククク…」
「おいジン、起きるだろ笑うなって…プッ」
「そういいながら笑っているじゃないないですか。あっ起きそうですね、ほら二人とも撤収しますよ。」
バタンという音と共に目を覚ます。
ん…なんかケツがつめたいような……寝汗でもかいたかな。
ウンと背すじを伸ばし体をほぐし、ベッドからおりようとして手をつくとべチョッと言う感触を味わい、手を着いた場所に目をやると時が止まった。
やっべぇまさか…いやいや待て落ち着け……おねしょか?いやおねしょなら出した瞬間きづかねぇか?………は、ケツは濡れているけど前濡れてねぇじゃねぇか!!
「あんの三馬鹿!!でてこ~い!!!」
長い廊下を走り3馬鹿がいるであろう食堂を目指す。
能力者としては世界トップクラスでハンターとしても数々の功績を残している、さらにたくさんのハンターの憧れを受けているあいつらだが実際は小学生みたいな悪戯を本気で楽しんで仕掛けてくるような変人ばかりだ。
おっ前から双子師匠が歩いてきた
「「おはよう、シュウ。シーツはちゃんと洗濯機にいれといてね。寝る前にジュース飲むのはやめなさいって言ったでしょ!」」
「おはようエレナさんイータさん。3馬鹿の悪戯をうけただけだから!おねしょなんてしてないから!!」
二人の言葉にグサッときたので事情を話し前のほうが濡れていない証拠のズボンを見せる。
なぜ知っていたのかと聞くと写真をみせてもらったのだという。
師匠二人は、またかという感じでため息をつき今日の修行は午後から行うと告げそのまま歩いていった。
くそう…いらん恥かいたじゃないか。
今日という今日は絶対ゆるさねぇ!!食堂のドアが見えたので俺はそれを蹴りあけた。
バン!!!
「ここか3馬鹿!今日という今日はゆるさねぇぞ!!」
「おっ来たなほらコレよく撮れているだろ~。これでまたアルバムに一枚追加できるな」
「えぇもうすぐアルバム10冊目が全部うまりそうですし新しいアルバム買いに行かないといけませんね。」
ジンはできたての写真をこちらに見えるようにひらひらさせている。
リストにいたっては、聞き逃せないことを言い放ちやがった。
10冊目ってなんだ!一人に対してアルバム10冊って相当な親馬鹿かナルシストしかつくらねぇぞ。
怒りの内容がおねしょドッキリからアルバムに移行します。
「アルバムっていつそんなもん作りやがった。つうかどこだ、出せ!」
「ほらコレだよ。それお前用だからやるよ。」
ドスン
ドゥーンがダンボールを机の上においた。
ダンボールに10冊のアルバムが入っています。
これは処分しないと……お前らこんなん作るなよ!ってか何でアナログなんだよせめてディスクにしろよ、かさばってしょうがねぇよ。
処分する前にタイトルと中身を確認すると
『シュウ君観察&育成日記 NO.1 作 GM一同』
3馬鹿じゃないっぽい綺麗な字で書かれていました。
しかも中身は悪戯されている所や修行で虐待を受けているところが中心で撮影されていました。
写真の横にあるコメントや写真に書き込みがあるのはまだいいですが、これG・Iの制作メンバー全員がコメントなど書き込んだ後があります。
全員なにやってんですかOTZ
「そういえば俺用って事はもしかして…」
「「「ゲームの制作メンバー全員一部ずつ持っているぞ」」」
「おっ覚えてろや、3馬鹿~。いつか泣かしてひーひー言わしてやるからな~!おまえのかーちゃん出ーべそ~!!」
アッカンベーをしながら走り去ります。
冷静になって考えると殴り合いになると勝つ可能性が万にひとつもなかったので、後で地味な嫌がらせをすることにします。
雑巾の出汁で作ったコーヒーを飲ませるのはもうやったので次はあいつらのお気に入りの漫画や本を捨ててやることにします。
上中下の三部作が狙い目だ。
………この場合捨てるのはもちろん中巻です。
あとアルバムをなんとしてでも全部処分しなければ!!
「「今日は水見式で自分の系統を知ってもらいます。その後は自分の発作成に移ります。」」
「はい。」
いよいよ来ました水見式。
我慢して勝手にやったりしていません。
さぁ来い!希望は特質無理なら強化系!!グラスを練で覆います。
「「水の色が変わったからシュウの系統は放出系ね。」」
水がオレンジ色に変わりました。
くそぅ特質で俺Tueeeeやりたかったのに。
だってトリップっていったら無敵になって原作知識使って活躍し、女性キャラ手篭めにしてモテモテのハンターライフを送ったりするものだろうよ。
うなだれていると双子師匠によって発に関しての説明を聞きました。
放出系なので某管理局の白い悪魔様の3つの技について説明しそれを能力にしたいと言ったら、オーラ総量やメモリの量が問題で多分威力がそこまで出ないと却下されました。
「先生…砲撃がしたいです OTZ」
二人にきょとんとした目で見られた。