グルルルルルル グルルルルルル
扉がひらくと中から聞こえていた音がさらに大きくなり、その大きな音と共に二人の美食ハンターが登場した。
「おまたせ~どお?ブハラ、そろそろおなかすいてきたかしら?」
「聞いてのとおりもうおなかペコペコだよ、メンチ~」
「というわけで二次試験内容は…料理よ!!」
料理と聞き数人の顔に冷や汗が見えた。
横のポンズもかいているのは見なかったことにしよう。
受験生の中に試験内容に文句があると試験官の二人に抗議しているが気に入らないなら帰れとまったく取り付くしまがない状態だ。
俺はその会話を聞き流しつつある一点を集中して見ている………乳です。胸です。おっぱいです!!
美人さんのおっぱいで、しかもいい感じの巨乳その上さらに美乳です。
露出も多め、会長がガン見していた気持ちが痛いほどわかります。
「じろじろ見ない!!」
ゴンっとポンズに念で強化された拳骨をくらいました。
修行の成果で流を使いダメージを軽減できましたがかなり痛かったです。
タンコブできるかも。
けど油断した……あまりのおっぱいでポンズの攻撃を探知できませんでした。
おそるべしメンチのおっぱい!!
「で、どんな料理をつくればいいんだ?」
「まず俺の指定する料理をつくってもらい」
「そこで合格したものだけが私の指定する料理をつくれるってわけ。
まぁようするに私たちふたりがおいしいと思う料理を作れば合格よ。何か質問は?」
受験生の一人が代表して聞くと試験内容が発表された。
「ないようね!それじゃぁ最初の指定する料理は」
「豚の丸焼き、この当たりの豚ならなんでもいいよ」
「それでは、よ~いスタート!!」
ゴーーーーーン
というドラの音が鳴らされるといっせいに受験生は走り出した。
俺たちも豚を探しに森の中へ入っていった。
原作でも書いていたけどこのあたりの豚ってグレイトスタンプってやつしかいないんだろ?ならグレスタの丸焼きって言えばいいのになぁ。
ポンズにグレスタの弱点を伝えとく。
……俺?楽勝ですよ!G・Iにいるモンスターに比べればグレスタなんてミジンコレベルですよ。
正面から戦いませんけどね。
落とし穴をほって罠にかかるのを待ちます。
「なんじゃこりゃぁ~」
「ギャー!なんでこんなところに落とし穴なんてあいているんだよ!」
「うわぁーーー……グフっ」
よし豚げっちゅ!!額を強打し気絶させて豚を引き上げると豚の下から受験生らしき人がいました。
………見なかったことにしましょう、ついでに他の穴にかかった方々もスルーです。
それにしてもG・Iの修行と土木工事の経験がここまで活きるとは……あれってハンターに必要だったんだなぁ。
内臓すべて取り出し豚を焼きます。
ポンズはどうなったかな?と考えていると何かが折れる音がかすかに聞こえ、その後なぜか寒気におそわれました。
SIDE ポンズ
シュウにこのあたりにいる豚についての特徴と弱点を聞き一人で豚を探した。
それにしてもあの子ったらあんなに鼻の下のばしてメンチとかいう女性の胸を凝視するなんて………かなりイラっときたのでオーラをこめて殴っておきました。
私と会ったときは顔赤くしていたけど胸なんて全然みてなかったじゃない。
たしかにあの人とくらべるとサイズはかなり負けるけど………おっと目の前にこのイライラを発散させるための豚発見
「あんのエロ餓鬼~!!」
ドン
バキバキバキ…ドサッ
オーラを纏った足で力いっぱい蹴り飛ばさせてもらいました。
豚は面白いように飛んでいき木を三本くらい折りその下で横たわっていました。
ちょっとスッキリしました。
豚を焼いて試験官の所にもどる途中シュウと再会したので一緒に提出しました。
他の受験生もほとんど同じタイミングで提出されたので試験官の人は手近な豚から食べ始めました。
かなり黒焦げの豚までおいしいと食べていますがあの人本当に味わかっているのかなと疑問に思いました。
「豚の丸焼き70頭完食~。」
「「「「「「「「豚の丸焼き70頭!!バケモノだ……(受験者一同心の声)」」」」」」」」
「あんたねー食べた豚すべておいしかったっていうの?審査になってないでしょうよ」
「まぁーそれなりに人数はしぼれたじゃないか。それに細かい味を審査する試験じゃないんだしさ」
「あんたも美食ハンターなら自分の味覚に正直に生きなさいよ~。
まあいいわ、ハンター試験第二次試験 豚の丸焼き70名通過~。」
SIDE シュウ
ゴオオオオオン
メンチが豚丸焼きの課題通過をいいわたしつつドラをならした。
メンチさんその乳揺れナイスです!
それに引き換えブハラさんあんたの胃はどうなっているんだ?念なのか?
あきらかにブハラさんの体積の4倍ちかくありそうな量の豚たちを一匹残さずおなかに納められました。
目の前で見せられると原作知識で知っていてもびっくりです。
今思ったけどグレスタ70頭も採ったら生態系のバランスおかしくなるんじゃないか?
こっちの世界は不思議でいっぱいです!!
さて…スシどうしよう。