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No.7842の一覧
[0] 主二人  【八神はやて父、生存IF】 【完結】[黄身白身](2009/09/07 22:55)
[1] 第一話「はやてちゃんの誕生日ですよね?」[黄身白身](2009/04/05 14:05)
[2] 第二話「ココアなんて知らね……ないです」[黄身白身](2009/04/08 23:22)
[3] 第三話「今後ともよろしくな」[黄身白身](2009/04/16 00:11)
[4] 第三.五話「僕の義妹が世話になったようだね」 (一部修正)[黄身白身](2009/04/26 01:10)
[5] 第四話「銀行口座はあるけど、預金がない」[黄身白身](2009/04/26 01:11)
[6] 第五話「あたしが? 娘?」[黄身白身](2009/05/04 22:06)
[7]   番外編その一・前編「中島家」[黄身白身](2009/05/07 02:13)
[8] 第六話「それほど……迷惑でもない」[黄身白身](2009/05/07 02:16)
[9]   番外編その一・後編「八神家」[黄身白身](2009/05/10 01:28)
[10] 第七話「私を許さない者は、もう一人いる」[黄身白身](2009/05/12 01:49)
[11] 第八話「貴方は戦士ではない」[黄身白身](2009/05/23 00:37)
[12]   番外編「カレーの主様」[黄身白身](2009/05/25 01:32)
[13] 第九話「私はフェルステークです」[黄身白身](2009/06/03 00:36)
[14] 第十話「殺さないと、護れないよ」[黄身白身](2009/06/09 21:03)
[15]   番外編「おべんとホライズン」[黄身白身](2009/06/15 02:03)
[16] 第十一話「忘れてください」(注意・ややグロ有)[黄身白身](2009/06/17 02:17)
[17] 第十二話「私が主だ」[黄身白身](2009/06/23 23:36)
[18]    番外編「七輪の侍」[黄身白身](2009/06/28 01:06)
[19] 第十三話「それは、闇の書と呼ばれる」[黄身白身](2009/07/04 18:44)
[20] 第十四話「僕を恨んでくれ」[黄身白身](2009/07/12 01:07)
[21] 第十五話「悪魔でいいよ」[黄身白身](2009/07/28 22:06)
[22] 第十六話「フェルステークと呼べ」[黄身白身](2009/07/28 22:05)
[23] 第十七話「我は闇の書の主なり」[黄身白身](2009/08/01 14:36)
[24] 第十八話「そやけどこれは、ただの夢や」[黄身白身](2009/08/08 21:19)
[25] 第十九話「ヴォルケンリッター」[黄身白身](2009/08/19 23:51)
[26] 第二十話「主二人」[黄身白身](2009/09/05 20:17)
[27] エピローグ「初めまして」[黄身白身](2009/09/07 22:54)
[28] あとがき[黄身白身](2009/09/07 22:55)
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[7842] 第十話「殺さないと、護れないよ」
Name: 黄身白身◆e17d184b ID:5090cc06 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/06/09 21:03
 予定通りにヴォルケンリッターは魔法生物を追い、狩った。絶対量は少ないが、確実に、安全に、魔力は闇の書に蒐集されていく。
 シャマルは狩りから抜け、光と共に高町なのはへの対策に当たる。
 果たして、高町なのはとは何者なのか。

 事実として海鳴近辺では、魔道師がいたと仮定すれば説明のつく現象がいくつか起こっている。それも、全てが今年の春頃に連続して発生しているのだ。
 光にとっての最初の事件は四月の当初になる。
 夜中に突然はやてが目を覚まして、「誰かに呼ばれたような気がする」と訴えた。ただ単に寝ぼけたか、悪夢でも見たのだろうと光は考え、はやてをもう一度寝かしつけた。しかし、実は光も似たような夢に起こされたところだった。
 何かに呼ばれた、助けを求められているような夢。
 もしかして、誰かがリンカーコアを持つ者を探していたのだとしたら。高町なのはが、それに応じていたとしたら。
 直接助けを求められれば断れない性格、それが学校での高町なのは評だ。
 学校へ出かけた光は、授業研究のためという名目でなのはの担任と面談した。そして、春頃にやはりなのはの様子がおかしかったことを聞き出した。
 それでつじつまは合う。高町なのはが魔道師になったのだとすれば、それらの説明はつくのだ。
 光は彼女の監視を続けるように、シャマルに言う。
 魔道師だとしても、彼女自体に脅威を感じたわけではない。光の見る限り、高町なのはは争いを好む性格ではない。それは、担任の先生からも聞いている。
 ただ、高町なのはが単独の魔道師だとは考えられなかった。
 数日後、それは証明された。
 シャマルの監視の前で、高町家の前に次元転送されたものが現れたのだ。
 小さな箱のようなものが、高町家のポストに直接転送されていた。

「あれだけピンポイントの転送ができると言うことは、受け入れる側も準備をしているはずです。勝手に送られてきたというわけではないでしょう」
「シャマルさん、いったい何が送られてきたんやと思う?」
「あれだけではわかりません。けれど、一般的な小包の大きさでしたね」

 地球在住の魔道師の住む家に送られてくる次元転送の荷物。これで管理局とは無関係と考える方が珍しいだろう。
 少なくとも、管理局と何らかの繋がりを持っているのだ。ただし、ヴォルケンリッター、闇の書の存在に気付いてるかどうかはわからない。

「なあ、はやてを見張ってるとかじゃないのか?」
「それはないわね」

 状況を聞かされたヴィータの問いにシャマルが答える。

「闇の書の存在に光さんが気付く前から、高町なのはは、はやてちゃんのお友達なのよ。監視目的だとしたら手回しが良すぎるわ。第一、わかっていたのなら、私たちの覚醒を待つこともないんだから」

 確かにその通りだ。くわえて、調べのつく限りに置いて高町なのはの履歴に不審な点はない。
 だから、光はなのはへの一手を封じていた。その魔力が蒐集に魅力であることはわかる。観察しているだけでも魔力の大きさはよくわかるとシャマルは言う。その魔力ならば蒐集量もかなりのものだろうと。
 しかし、それだけは許されない、と光は判断していた。
 例え、頭の中で何かが囁き続けていたとしても。

 ……魔力を奪っても死なないよ

 どこか、夢の中で聞いたような声が囁いていた。






 あれは春頃やった。
 関西におった頃のお父さんのお友達が、たまたま海鳴の近くへ仕事でやってきて、家に遊びに来たことがある。
 私が顔を見せると、お客さんはとっても喜んでくれた。

「はやてちゃんは希美さんに似たんだな。光に似なくて良かった、ホンットーに良かった」
「お前な。本人の前でそこまで言うか?」
「何言うてんねん。娘が不細工にならんで済んだんやから喜ばなあかんやろが」
「ちょ待てや。僕、不細工やったんか」
「おう。知らんかったんかい。ま、希美さんも気付いてなかったみたいやけどな」
「ふふふ。はやても気付いてないぞ、きっと」

 私はここや、と思って、ニッコリ笑った。

「ううん。気付いてるよ、お父さん」
「なぁっ!?」

 爆笑するお客さん。よっしゃ、つかみはバッチリや。
 おかげで、私の知らないお父さんの話をいっぱい聞かせてもらうことができた。大収穫やった。

 そして知った。
 お母さんが倒れて入院した時、お父さんは仕事を辞めた。それは、いつでもお母さんの傍におるためやったと。
 
 私はお父さんに聞きたいと思った。
 どうして、今また、仕事を辞めたん?
 誰かがまた、死んでしまうん?

 私のためなん?

 私……死ぬん?

 ……嫌や。
 ……そんなん嫌や。
 ……シグナムやシャマルや、ザフィーラに会えたのに……
 ……ヴィータと一緒にいたい……
 ……お父さん……
 ……嫌や……せっかく会えたのに……せっかく、みんなに会えたのに……
 ……すずかちゃん、アリサちゃん……
 ……なのはちゃん……
 ……嫌や、私、死にたないよ……そんなん……嫌や……

 ……嫌や!

 私はグルグルと部屋の中を回る。
 今日は誰もいない。
 シグナムも、ザフィーラも。ヴィータですら。雨の日やのに、出て行ってしもうた。
 シャマルとお父さんは、お仕事だと言ってそれぞれの部屋に籠もって出てこない。私が呼べば出てきてくるんやろうけど、何故かそんな気にもなれへん。
 私は独りぼっち。
 贅沢だとはわかっているけれど。
 夜になればみんなが帰ってくるのに。
 それでも、私は独りぼっち。
 独りぼっちのまま、死ぬんやろか。
 そんな風に考えると、とっても嫌になる。

 気がつくと、壁が目の前にあった。私は、いつの間にか部屋を出ていたらしい。
 これは、ダイニングの壁。
 向こうには、食堂と台所。
 そして、誰かいる。
 私は、泣きそうな顔に気合いを入れる。こんな顔は見せたらあかん。特に、お父さんには見せたらあかん顔やから。
 お父さんは、私のためにいっぱい頑張ってる。いっぱい我慢してる。

 ……あ。
 ……そや。
 ……お父さん、私が死んだら自由になれるやん……
 ……私、お父さんの邪魔してるんか?
 ……ちゃう、ちゃうよ。私はお父さんの邪魔と違う。
 ……お父さんは……

「……いつまで……」

 シャマルの声や。
 誰かと話してる。
 シグナムやろか?

「ああ……」

 この声はお父さん。
 声がよく聞こえへん。違った。お父さんとシャマルはおしゃべりしてるわけと違う。
 二人は見つめ合ってる。
 なんで? なんで、シャマルとお父さんが…………?

 ……ああ、そうなんや。
 ……うん、ええよ。

 はやては落ち着いていた。
 はやては、母親の死を理解している。父親の行動が裏切りなどではないことを、はやては理解していた。 

 ……お父さんとシャマル、きっとお似合いや
 ……でも……
 ……私は……
 ……私は邪魔なんかせえへんよ、だって、私は……邪魔なんて……どうせ、できへんようになるから……

 




 ここは、とある管理世界の自然保護区。
 自然保護局支局長のデイハーツは、二人の新入り局員を呼び出していた。

「ミラです。出頭しました」
「タントです。出頭しました」

 呼びだした、と言ってもここは自然保護局の本局ではない。そして、自然保護区に建てられた簡易宿舎に支局長室などという上等なものはない。
 食堂の、誰もいない時間を見計らって呼びつけただけのことだ。

「おう。ま、座れ。なんか食うか? それとも飲む方が良いか?」
「あ、いえ、あの、結構です、ありがとうございます」

 タントは挙動不審だ。無理もない、とデイハーツは思った。
 自分が「鬼の支局長」と呼ばれていることは知っている。新人にとっては、恐れるには充分な渾名だ。
 一方、ミラは「ありがとうございます」と言うとさっさと自分の分のコーヒーを注いでいる。こちらの方が肝は太いようだ。

「支局長はどうされますか?」
「儂もコーヒーで頼む」
「砂糖とミルクはどうしましょう」
「リンディ風で」
「は?」

 デイハーツは一瞬しまった、という顔になる。
 リンディ風というのは、最近本局で流行し始めたジョークだ。とにかく飲み物に大量の砂糖をぶち込むことで、一部局員には圧倒的人気を誇っている。

「ああ、いい。自分でやるから結構だ」

 ミラの準備が終わるに合わせて自分も準備を終え、タントの待つテーブルに座る。

「さて、儂が直接呼びだしたのは他でもない。お前さんたちが提出したレポートについてだが……」

 ミラとタントは顔を見合わせる。デイハーツの言うレポートに覚えはある。しかし、それで支局長がわざわざ出張ってくるとはどうしても思えないのだ。

「調査の結果では、リンカーコアを持つ魔法生物だけが数を減らしている模様だと。で、お前さんたちはそれがなんらかの強制力の結果かと疑っているってわけだな?」

 デイハーツの質問にミラが答え、タントがより正確なデータを出そうとしたところで止められた。

「いや、データはあとでいい。お前さんたちの見解を聞かせてもらおうか」

 二人は顔を見合わせるが、すぐにタントが口を開く。

「支局長。これは何者かによる狩りではないでしょうか。突然の大量自然死なんて不自然すぎます。密漁だとしても、輸送経路が全く掴めません」
「狩り……ねえ。しかし、これだけの量を狩るなんて、ただごとじゃねえぞ? 本局の武装隊が来たって一朝一夕で上げられる成果じゃねえんだ」
「それは……そうかもしれませんが……」
「ま、いいや。そっちはその線でもう少し調査してくれ」
「え?」
「聞こえなかったか? 何者かが魔法生物を狩っているって前提で調査しろってんだ。ただし、無意味な危険は犯すな。やばいと思ったらとっと逃げ出せ」
「いいんですか、支局長」
「ああ、良いから行け。とっとと準備しろ」
「は、はいっ!」

 駆け出していく二人を見送ると、デイハーツはデバイス通信を起動させる。

 ……ああ、俺だ。そっちのダンナに頼まれてた事だがな、報告だ。
 ……ん? ああ、そうだ。何かは知らんが、ダンナの言ってたとおり、妙な狩りが始まったみてえだよ。
 ……サンプルはちょいと遅れるが、確実に送る。ちょっと待ってろ。若いのにやらせてるところだ。急ぐなら自分で来るか? 猫ちゃんよ。
 ……なんだよ。何? リンカーコアの有無? おい、何か知ってるなら情報の一つも寄越しやがれ、おい、聞いてるのか猫!

 通信が途絶え、デイハーツは自分のデバイスを掲げて溜息をついた。

「……グレアムのダンナ……何考えてやがんだ?」






 シグナム、ヴィータ、ザフィーラは蒐集に出かけている。
 シャマルは三人との通信、そして高町なのはの監視を続けている。

「お疲れさんやな」

 一息つくために部屋を出たシャマルに、迎えた光がコーヒーを煎れていた。

「苦労かけるな」

 家の中にいるはずのはやてに聞こえないように、光は囁くように言う。

「いいえ。こんなの、今までの主の扱いに比べれば天と地ですもの」
「いやいや、そんな連中と比べたらあかん」

 光はヴォルケンリッターが過去代々の主に受けた仕打ちを聞くだけでも義憤に駆られるのだ。

「僕もはやても感謝してる。事が終われば、このことかてちゃんとはやてには話すつもりや」
「話すんですか?」

 当惑するシャマルに、光は力強く頷く。

「そうや。君らが誰一人、間違ったことはしてへんことをちゃんと伝えなあかん。ただでさえ、最近はあんまり君らが遊んでくれへんって、拗ねとるからな」

 シャマルは微笑んだ。

「まあ、はやてちゃんったら……」

 その微笑みを覗き込むように光は視線を重ねる。
 重なった視線の持つ意味に気付かず、光は笑った。
 二人の顔が重なるように動いた時、初めて光は意味に気付く。
 それでも、シャマルは視線を逸らさない。光も。
 視線が繋がり、二人か重なろうとして……
 光は動きを止めた。
 そして、苦笑しつつ詫びるように首を振る。

「まだ……あかんな。僕は……」

 言葉にならない意思表示に、シャマルも頷いた。

「ええ。私は構いませんよ」

 物音に、シャマルが突然振り向く。
 その動きに合わせるように、光の視線も同じ方向に向けられる。

「……あ……あ……」
「はやてちゃん?」
「はやて」
 
 車椅子で振り向こうとするはやてへ向かい、光は咄嗟に飛び出した。そして、全身で受け止めるようにして制止する。
 その寸前、光は見たのだ。
 はやての目元から流れている涙を。

「はやて!」

 無言のまま、はやては車椅子のホイールを押し進めようとする。

「おまえっ…!」

 無理矢理に車椅子を制止し、光ははやての顔に手を伸ばす。
 やや強引に顔を上げさせ、その表情を見た瞬間、光は車椅子の前に跪くように座り込んだ。

「すまん、はやて」

 そして光は、自分の伸ばした手にもたれかかるように身を乗り出したはやてを抱きしめる。
 シャマルが何か言いかけて、口を閉じた。
 光の行動が一瞬わからず、そしてすぐに理解したのだ。
 何故、謝ったのか。何故、抱きしめたのか。

 光にとっては自明のことだった。
 娘が、まだ九歳の女の子が泣いている。
 どんな罪がある?
 女の子が泣いているのなら、親のせいに決まっている。涙を止められないのは自分の責任だ。だから、謝った。だから、抱きしめた。

「お父さん……」
「ん?」
「私……死ぬん?」
「死なない」

 何故はやてがそれを。その疑問すら押し込めて、間髪入れずに光は答える。

「死ぬわけ、ないやろ」
「でも……お父さん、お仕事は……」
「死なせない。僕が死なせない。どんなことがあっても、僕がはやてを護る。絶対に、死なせへん」
「私も護ります! どんなことがあっても、はやてちゃんを護りますっ。シグナムだって、ヴィータちゃんだって、ザフィーラだって!」

 ……死ぬよ。貴方の娘は死ぬよ。殺さないと、はやては死ぬよ。護れないよ。殺さないと、護れないよ。

「護る! 絶対に護る!」

 脳内に染み出るように、囁くように聞こえる冥い声をかき消すように、光は叫んでいた。

 ……主はやて……貴方は護られています、守護騎士たちに……御尊父に……信じてください……

 光は知らない。自らの冥い声に相反する声が、今この瞬間、懸命にはやてに語りかけていることを。






 エイミィ・リミエッタは、海の見える公園でベンチに座ってサンドイッチを食べている。
 食べ終えたところで、大きく伸び。

「うーん。ここって空気も美味しい」

 エイミィはリンディの極秘任務を受けて海鳴に降り立っていた。
 一つ。フェイトとユーノからの小包を直接なのはに渡すこと。
 二つ。手頃な住居を見つけること。
 前者はプライベートな頼み。後者は公式な任務である。
 地球に拠点を作る。その拠点は、普通の民家としてカモフラージュされる。具体的には、リンディが住む。
 一見公私混同だが、リンディはアースラを降りたら本気で地球に住もうとしている。ちなみに、前線を引退して内勤になった者が好みの管理外世界に移住し、事実上の駐在員となるというのは取り立てて珍しいことではない。
 現地との軋轢を生まないと判断されさえすれば、割に簡単に許可は出るのだ。もっとも、軋轢を生まないと判断されること自体がかなりの高難度なのだが。
 さらに、リンディの家になると言うことは、エイミィとクロノの家になるかも知れないと言う意味だと、リンディには遠回しにほのめかされている。
 そういうことなら、エイミィに管理局への未練はあまりない。こう見えても彼女は、主婦上等な性格である。

「なのはちゃんの近所が良いんだよね?」

 事がうまくいくならばフェイトも同居して、こちらの学校に通わせるらしいのだ。

「やっぱりこの町、いいなぁ」

 またもや大きく伸び一つ。
 にょろ~ん、なとど意味不明に呟きながら、エイミィは海鳴の町を満喫していた。








  続



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