マシュー・バニングスの日常 第六十九話 時刻は午後9時をまわっている。 八神が入れ直したお茶を一服。 さてもう俺たちは大概言いたいことは言いあったと思う。これ以上は繰り返しにしかならんだろう。 だからもうそろそろ・・・まとめんとな。 こいつがいえないと判断してる範囲についてはきいたところで絶対言わないわけだからして。 結局のところこいつが求めてるのは・・・「真相」では無いかと思うんだけどな・・・ でもそれをはっきりさせようと管理局中枢に踏み込むのは危ないってんだ、多分。 ま、そこはそれで聞かずに置いておくのが、やはり正しい気がする。 で、は、と・・・再開しますか。「お前の仕事、お前の出世、それらを手段として最終的に目的としてること、それは危険なことなんだな?」「・・・・・・」 八神は無言でお茶を飲むのみ。目も合わせない、が、それは無理に俺を無視してるというよりは、真剣に考えてるからこそ、俺に意識を向けながらも目は合わせないって行動をとってる雰囲気だな、それじゃあそれはそれでと。「だんまりかい。まあいい、それでその危険に身近な人が巻き込まれる可能性がある、だから俺を遠ざけておく必要があるってわけか?」「・・・・・・」 このへんはこいつは言う気なし、と。 それを確認できればそれで良い。 では具体的な方策の検討に移ろう。「時間は?」「え?」「五年くらいかかるか? 目的達成までに。」「・・・わからへん。」「十年ならどうだ? せめて目処だけでも立たないか?」「・・・そのくらいならもしかして・・・」「そして、その期間内は・・・騎士たちだけを真の意味での身内として・・・それ以外の人間はあまり巻き込みたくないんだな?」「そうや。」 即答断言揺るぎ無し、と。ここがこいつの譲れない一線なんだな、やっぱり。 だがまあそれならそれで・・・「じゃあ一旦ここでお別れ、お前は目的達成、俺は自分の治療を頑張り、二人ともクリアできたとき・・・」 治さねば俺の感じた壁は無くならない、だからその後の話になるが。「結婚するか?」 最初から本気だし。 そう言う事に何のためらいもなかった。 すごく普通に日常的な口調で、俺はそう言って。 八神の答えを待った。☆ ☆ ☆ あんなぁマーくん・・・ あんだけ美人やないとか素直やないとかセクシーでもないとか・・・ 哀れな孤児で社会的身分的に釣り合わないからバニングス家の嫁になんてなれるわけないだろwwとか・・・ 思い切り言っといて。 そんで結局それかい。 アホか。 ほんまどんだけアホなんやマーくん。 まあ、わかっとったけどな。 美人で無くても素直で無くてもセクシーで無くても、そのへんの馬の骨の一介の小娘でも。 ほんまはそんなもんマーくんにとっては関係なくて。 それでも私が私やから。 ただ純粋に私のことだけ見て。 そんな私の事を・・・ わかっとったけどな・・・ でもなマーくん。 そう言われて・・・ どうしても私を・・・自分のものにしたいって正直に言われて。 そうして私の存在を・・・ありのままで受け入れてくれるマーくんの優しさを・・・改めて実感して。 そんで、ストンと、分かったんやけどな。 そっか私が色々と術策を弄しても・・・全部簡単にマーくんに跳ね返された理由は・・・ マーくんの気持ちは、それで、既に、きちんと、固まってたからなんやな。 はじめから私を許す気で。 私を一番に。 そうアリサちゃんをすら横に置いて。 私を一番にするって言ったんは・・・ほんまやったんやな。 そう本気で腹を据えてるから、迷いが無いし、きついこと言われても動じへん。 比べて私は、ほんまはずっと迷っとったんや。 近頃全然マーくんのこと見んと仕事ばっかりで放置した末に倒れた時も何もできんで罪悪感一杯で、それにこれからの仕事の事とかも色々と考えてとか頭の中は余計な事で一杯で、ほんまの本心では離れたくないのに「仕方ない」って自分に言い訳しながら無理に下らん策とか盾にしてマーくんを突き離そうとか。 不純で、曖昧で、ふらふらしとったんや、心が。 ほんまの自分自身の・・・覚悟みたいなもんが・・・できてへんかったんか。 マーくんはこの問題、私らがこれからどうするかって問題で一番重要なポイントがどこか初めから分かっとった。 せやから最初に、「姉ちゃんよりも、お前を一番にする」って、はっきりと言ってくれたんや。 私がマーくんにとって一番、せやから他の事は全部どうでもええ、何とかしようっていうわけやな。 私は? 仕事があるからしょうがなくって言い訳を・・・自分に許してるようではあかん。 そうやなくて。 ほんまの本心。 素直に・・・心の底から今、私は。 なんて答えたいんか。 もう取りつくろうんはやめや。 ただ素直に思う事。 言お。 そして私は答えた。☆ ☆ ☆ 八神はまた黙りこんでしばらく考えて・・・ 顔を上げた時、なにかをふっ切ったような静かな笑顔を浮かべていた。「ありがとうマーくん。すごい嬉しい・・・」 まだ言葉が続きそうなので俺は待つ。「でもそれはあかんで。」 本当に嬉しそうな笑顔を浮かべてる癖にそれかい。「なんでだ? 俺としては別にここで離れるってこともなく一緒に頑張るって選択肢もありだと思うんだけど?」「ううん・・・あのさ、私の仕事もな、本気でこれに専念せんと・・・どうにもならんねん。それにマーくんの体も・・・あれやろ、もう、普通に何か他の事しながらとかで治せるレベルの問題と・・・ちゃうんやろ?」「・・・良く分かってやがるな・・・」「ずっと見てきたもん。せやから良く知っとる。」「・・・しかしだな、そこで各自がバラバラに頑張るんじゃなくて・・・支え合って頑張るって選択肢がなぜダメなんだ?」「今回さ、はじめてマーくんと・・・こんなにケンカしたやん。」「ああ」「そんで色々と、初めて分かったことが多かった。ずっと一緒にいて近過ぎて見えてへんかったことが多かった。ほら私らって、ほんまに小さいころからずっと一緒で・・・離れた時なんてマーくんがミッドの病院に入院してた半年くらいしか無かったやん?」「だな。」「小学生以前も、小学生の時代も一緒で、中学生になったらもっと近くなって・・・そのまま自然に一緒になるんやろなって漠然と・・・思ってた、ほんまやで?」「それは俺もだぞ。」「うん、分かってた。でもなあ・・・うん、小さいころ、二人とも体弱かった時代のほうが考えたらマシやったんかもな。本当に二人とも苦しかったから余計な事とか考えず純粋に支え合ってた。でも近頃は違ってたわ、お互いにお互いを支えるっていうんが唯一の重要なことでは無くなって来たんや。少なくとも私にとっては。」「・・・仕事か。」「せやな、そして仕事を通じて達成したい目的・・・」「ふー・・・それって俺を遠ざけてでも達成したいのか・・・」「そうや。」 お前がそうしたいってことは分かってたさ。だがこういうことは考えたか?「お前がそうして俺から離れれば、素直な高町とかセクシーなフェイトさんと俺が色々するかもしれんぞ?」「・・・ほんまな・・・そこがな・・・」「そうしてなるようになったらもう、俺はお前と完全に離れて・・・別の道にいってしまうことになるぞ?」「・・・・・・」「一時的に別れるつもり、では済まない可能性、考えただろ?」「・・・本音言うと・・・」「いやだろ? だったら俺がいいっていってんだから俺の事、拘束しとけよ、約束とかでさ。」 せっかくの俺の提案なのに、八神は一瞬目を瞑った程度ですぐまた目を開いて俺を見て、揺るぎない口調で言った。「マーくんの意思は関係ない。」「は?」「私がどうしたいんか、それが重要。ちゃう?」「まあそれはそうだろうけどよ・・・」「散々迷った、きっと後悔もする、泣くかもしれん・・・」「・・・・・・」「でも、今は、距離を置きたい。ゴメンな、マーくん。」「・・・・・・」「一回離れて・・・もう一度色々と・・・見詰め直したいねん、どうしても・・・」 くそっ。 無理して言ってる雰囲気が無い。 素直に本心から・・・言ってるようにしか見えない。 だが俺は一応確認する。「罪悪感からとかじゃなく?」「うん。」 微笑みすら浮かべて八神は即答する。「巻き込みたくないとかいう言い訳からでもなく?」「うん。そうやなそれも所詮は言い訳やった。そんなハンパなもんでマーくんが騙されるわけなかったわな。」 苦笑しながらも八神の答えに滞りは無い。 なら、もう、こう訊くしかないな。「俺は離れたくない、可能な限りお前と一緒にいたいと、そう言ってもか?」 八神は少し驚いたって顔で目を丸くするが・・・すぐに微笑みを浮かべて。「・・・そんなに私のこと、好き?」 ときいてきたので、素直に答えてやる。「ああ好きだ、八神。ずっと好きだった。」「私もマーくんのこと、ずっと好きやった。」 しばらく何も言わず見詰めあった。 しかし彼女の瞳には揺るぎない確信しか無く。 ほんの少しでも何かそれ以外のものが浮かばないかと。 時の経過を忘れてじっと見続けたが。 変わらない。 揺るぎない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ そうか。 分かったよ。 ま、こういうことも・・・あるか。 俺は深く深く、ため息をついた。 さらに一分くらいは固まってたと思うけど。 ゆっくりと立ち上がり。 ポケットからこの家の合鍵をだして、卓上に置いて。「くっそー・・・八神ごときに振られるとは・・・不覚だぜ・・・」「ごときとはなんや、ごときとは。」「ふん、言わなくても分かってんだろ。俺が他の女の子と幸せになるのを見て後悔するが良い。」「私かて・・・一応仕事で親しい男の人とかいるもん。」 うわそれ言われるときついな・・・いかん気軽に嫉妬心を煽るようなこと言ってはいかんのだな、今さら学習した。「なあ・・・何年とか期間決めて、その間は互いに待つとかさ・・・」「未練がましい男やなぁ。どんだけ私にベタ惚れやねん。」「しょうがないだろ、八神だし。」「なんやそれ。そや、そういえば結局・・・」「ん?」「なんで私の事、はやてって呼ばへんかったん? いつ呼び方変えても誰も何も思わんかったで? むしろ当然ゆうか・・・」「結婚して名字変えたら仕方なく、名前で呼ぶってことにしてた。」「なーんやそれ、アホやなあ・・・ほんまにアホなんやからマーくんは・・・」 言いながら涙ぐみそうになった八神だが、すぐに涙を抑えて笑顔に戻る。 やっぱ涙の出し入れは自在なんだな、そうとしか思えん。散々これに振り回されたもんだが・・・「荷物は適当にまとめて病院寮に頼む。」「わかった。」「あ、そうだ、お前ら全員に貸し1だってのは忘れんなよ?」「そっちが忘れても忘れへんわい。」「姉ちゃんとこ謝りにいくのも忘れんなよ。」「うん、今週中には絶対行く。」「体壊したら一番に連絡してこいよ、他の予約無視して優先して診てやる。」「一番に連絡はするけど、順番通りに頼むわ。」「俺も少しは危ない話に関わったかも知れんのだが、それで何か問題が起こったら・・・」「一番に連絡してな? 今度は何があっても一番に行く、今度こそ絶対、なのはちゃんには負けへんで!」「その辺の相談とかも。」「もちろん乗るで? いつでも連絡してきてな?」「デバイス通信の直通設定はそのままでいっか。」「せやな、私もそれでええと思うわ。」「あー・・・あとは・・・」 何か話題を・・・探してる自分に気付いた。 なるほど未練がましい男だな、俺は。 しかしもう何も言う事が思いつかない。 なら仕方ない、か。 俺も少し笑顔を浮かべて。「じゃあな八神、元気でな。」「うん、マーくんも元気で。」 それを最後に、俺は振り返らずにそのまま居間を出て、廊下を歩き。 ずっと俺の家同然だった八神家の玄関のドアを開けて。 そして閉めた。 そのまま無言で道を歩き、少しずつ背後の八神家は遠くなっていった。 俺は振り返らなかったし。 別に泣きもしなかった。 確かに今日は負けた、今日は負けた、敗因は結局「治ってない」こと、それで感じた引け目、二人の間の壁。 だから当初の予定のように一気に押し倒すことはできなかった、それは事実。 でも、だから気合が入った、今度こそ本当に「壁」を無くして見せる。完治してみせる。 そして治ったら。 今度という今度こそは。 有無を言わさず押し倒してやる。 そう決めた。 なにせあいつは今日・・・「3回謝ったら」って条件を満たしてしまったからな。 完治して、そしてあいつを押し倒す日が楽しみだ!☆ ☆ ☆ 私が見送らへんかった理由は簡単。 笑顔を作るだけが精一杯で。 それ以外に少しでも動けば・・・すぐに泣きだしてマーくんにすがりつきそうやったから。 ドアが閉まってマーくんが出て行ったいうことが分かってまうと。 我ながら呆れるくらいに速攻で・・・ 無茶苦茶・・・後悔した。 あちゃー・・・ やってもうたでこれは・・・ 最悪や・・・ なにをやっとるんや私は・・・ マーくんの言っとったことはほんまやで・・・ 私って女性的魅力って点ではせいぜい標準で・・・ 裏表があって、しかも可愛い気のない性格いうんもまるっきりほんまのことで・・・ そんな私をあんなに・・・あんなに好きになってくれる人なんて下手したらこの後、一生みつからへんで・・・ おまけに玉の輿やったしなあ・・・ 間違いなく一生遊んで暮らせるで・・・ それを、全部、パーにしてもうた。 なにより私はほんまにマーくんのこと好きで・・・ マーくんも私のこと好きで・・・ なんでそれやのに? それより重要なことあったん? あかん。 今は、なんも、わからへん。 なんというか呆然としてる。 虚脱してる。 頭が・・・動かへん。 ふらふらと立ち上がって部屋に向かう。 途中でシャマルとシグナムがなんか言っとったけど聞こえへん。 そのままベッドに潜って寝た。 夢を見た。 夢の中では私は・・・仕事なんて無視してマーくんを選んでた。 マーくんが18になったらすぐ結婚して子供もすぐ出来て。 そう簡単に諦められるような仕事と目的や無かったはずやのに、それを諦めた私は。 それまでの人生で・・・一度も感じたことのないような・・・幸福感にあふれてた。 みんな笑顔やった。マーくんもいてアリサちゃんもいて騎士のみんなもいて。 そしてその中心で子供を抱いた私の幸福な笑顔はほんまに・・・輝いていて。 目が覚めると私は泣いてた。 あの可能性を。 あの夢が実現する可能性を。 すてたかもしれへん自分のバカさ加減に・・・自分で呆れた。 頬を叩いて気合を入れる。 せやからな。 こうなったからには。 仕事するしかないやん。 やるでえええええええ!!! もしも早く・・・思ったよりも早く仕事が片付いたら・・・ また、なんとかならんかなぁとか。 未練がましい自分の心は、とりあえず無視。 ほらみんな起きて! 今日も仕事や! 頑張るでぇ!☆ ☆ ☆<蛇足・・・・・・本編の余韻を壊したくない方は読まないでくださいねくれぐれも>「これはドローと見ても良いでしょうかね、クロノさん。」「いやユーノ、目的を達成した方が勝利者であるはずだ。はやての判定勝ちだな。」「でも二人とも実は互いに気持ちを残してる、実質的には引き分けでは?」「ふん、我々二人では意見が平行線のようだな。こうなったら呼ぶか、最終ジャッジ、お願いします!」「はやての勝ちね。それは動かないわ。ふん、マシューも結局丸めこまれて情けないったら。」「そ、それで良いんですか!」「しょうがないでしょ! 確かにはやてが目的達成したんだから! まあマシューを傷つけてくれたお礼は徹底的にするけどね。」「いや二人は納得してこういう結果になったのでは・・・」「そうであったとしてもよ! うふふふふ・・・謝りに来る日が楽しみだわ・・・この世の地獄を見せてやるわよ! はやて!」「・・・落ち着いた方が良いと思うの・・・」(あとがき) 今回はちょっと長文失礼。 起承転結の転が難しいという話は知っていたものの実際ここまで難航するとは思いませんでした。sts編に話をつなげて展開したいと思っていたので非常にてこずったというのが実際のところでしょうか。もしもここでくっつくならそこで終わりです。八神の見た夢の通り結婚して終わり、実は本当にそうなりそうでした。最初に書いた稿では、何をどうやってもくっついてしまうのでどうにもならんと、しばらくの間投げ出して考えをまとめたりしたのです、そこで非常に時間がかかりました。しかし話し合った末に別れねばならない、これも譲れない線でして。なぜならここで失恋せねば、マシューの病気完治フラグが立たないのです。病弱の体をありのままに受け入れるのが八神の本音であり、それにマシューが甘えれば、半病人でもそれなりに幸せな夫婦生活を送ってそれで終わりです。結構長生きしそうな気もするしそれはそれで皆、幸せ、問題なし。しかしマシューにとっての真の悲願は何よりもまず自らの完治であり、それを達成するにはここでの失恋はどうしても必要でした。それに気づいたのは実はこのVS八神の最終話の前話で、マシューが八神の言葉に耐え切れず、その場から逃げ出してしまい両者の仲が決定的に決裂するパターンを描いてみたときでした。そのままマシューの行動を追っていくと、八神にいわれたことがショックで何が何でも治そう、手段を選ばず治そうとそういう方向に突っ走ったのですね。いわばスカさんルート突入バージョンになりました。しかしこの場合、八神の方の事情として、アリサはじめ女性の友人たちとの仲も決定的に悪化して、機動6課が成立しそうもなくなりました。ゆえに結構いい感じだなと思いつつ、そのルートは破棄しました。 そこで今度はマシューに言いたい放題に言い返されて激昂した八神が殴りかかろうとして、そこで捕まえられて押し倒されてXXXに、という展開を書いてみたところ、ああやっぱりこれもダメ。マシュー切れてるし避妊とかしねー、もう俺の子供を生めって勢いで、そうなるとほんとは好きだし抵抗できず、それから毎日やりまくり方向に、ここで終わりの結婚パターンすね、だからこれもボツ。 しかしVS八神では本当に軽く十回以上はマシューは押し倒しそうでした。そこをギリギリ潜り抜けてついに回避しきった八神・・・蛇足で某姉がいってる通り、八神の勝ちです。最後の所も距離を置こうという八神に対してそれでも押せば押せたんですが、八神が指摘して意識させた壁に気を取られ踏み込めず、八神さんお見事でした。 最後に謝って三回目、だったら最後の一夜を・・・ってパターンも考えましたが結局ナシに。 なぜなら! そのほうが萌えるからです!! やったらもうつまらないじゃないですか。やらずに背を向け合いながらも本当は想い合ってるから萌えるのであります。 それに双方真摯に向き合ってる流れでマシューの方が術策持ち出して三回目だからって言ったら雰囲気ぶち壊しだしw さて一段落ついたので。 しばらくのんびり行きますね。 sts完結のその日まで・・・まだ道のりは遠いが。 それでも空白期、既に四分の三くらいは踏破した! あと少し、焦らず慎重に行きたいと思います。 今回は本文部分から失礼いたします。ご意見ご感想いつも本当に有難うございます。今後とも宜しくお願いいたします。 それでは皆様、よいお年を。(2009/12/31 作者ごう)