マシュー・バニングスの日常 第六十四話 暗い、自嘲的な雰囲気を漂わせながら、八神は言葉を続ける。「分かるやろマーくん。『なにがあっても』って言ったんやで、言ってもうたんや。ほんま・・・我ながら呆れるわ。それはつまり、もしもマーくんが・・・こういう事件に巻き込まれんでも、もしか体調悪くして倒れても・・・無視せいって言ったのと同じことやわな。」「むむ・・・」「これを正直にアリサちゃんにでも言ってもうたら・・・もう本気で殺されるかもな。そんだけのことを言ったんや。」「なるほどね・・・」 確かに姉ちゃんに知られたらヤバいかもな。 しかし。「まず確認しておきたいんだが。」「なに?」「お前、俺が退院した時、一人で駆けつけて来ただろ。」「・・・せやな。」「もともと騎士たちはどこかに隔離で、他者との・・・特にお前との連絡を絶対取れない状態にされていたわけだから・・・お前、多分、ニュースとか見て俺の入院知ったんでね?」「・・・なんで、そう思うん?」「管理世界でも遠ければ、ミッド中央のニュースは何日遅れとかで届くってのもザラにある。遅れてニュースを見て、そこから自分が不在の間の監視体制とか何とか整えて急いでミッドに戻って病院に駆けつけたってところでね?」「せやから、なんでそう思うん?」「一緒に騎士たち皆が来なかったからに決まってるじゃねーか。」「あ・・・」「任務がきちんと終わってて、拘束が解けて連絡もOKな状態なら、当然みんなで来てくれるさ、んなこた分かってる。そうじゃなかったってことは、途中だったんだろまだ、だから騎士たちは拘束されたままだった、違うか?」「・・・・・・」「そして姉ちゃんに怒られてる最中でまた飛び出して行った、その仕事を片付ける目処が立ったんで急いで片付けたかったってとこか。」「・・・・・・」「どうだ? 違うか?」 八神は大きくため息をついた。そして諦めたように言う。「その通りやで。せやけどそこでまた仕事優先して、マーくんを後回しにした言うんも、ほんまの話で・・・」「はいはい。それはともかく、もう一つ確認したい。」「なに?」「お前、俺のバイタルデータ、毎日チェック欠かしたこと無いだろ。」「へ?」 八神は俺のサウロンが毎日自動的に俺に行うバイタルチェックのデータを、リアルタイムで自分の『書』に送信させて・・・それを毎日、欠かさずきちんと目を通すという作業を絶対の習慣として行ってきた。 それが途切れたのはこれまでの長い付き合いで、あの週だけ。 実際、八神が姉ちゃんにぶち切れられたあの時以降も、自動的に送られるデータを八神はチェックしてたはずだと思う。「違うか?」「・・・それは、しとる。」 渋々認める八神。ま、こういうことは誤魔化そうにもじゃあデバイス見せろって言われて調べられたら未読か既読かは一目瞭然だからな。「で、さらに聞くが・・・お前がその任務に就いた頃の俺のバイタルデータ見て、どう思った?」「・・・それは・・・」「すごく安定してたよな? どっか乱れがあるどころか・・・むしろ過去に前例が無いほどに安定して健康だった、そう思わなかった?」「・・・それは・・・でも・・・」「お前はちゃんと俺の体調のデータを調べて大丈夫そうだと思ったからそんな任務に就いた。違うか?」「・・・でも、無視せいって言ったんは、ほんまの話や・・・」 確かに八神の指示は、俺の命に万一の事があっても無視しろと言ってしまったに等しい。 いくらこれまで一度もそういうことを言ったことが無く、俺たちの長い付き合いの中で初めての失敗であったとしても。 ことがことだ。 命に関わるミス。 許されないと八神が考えるのも当然か。 しかし命とはいっても、俺の命。 あれ? だったらまず俺が激怒するべきじゃね? いかんな・・・こういうところに昔の感覚が残ってる・・・ 死は常に身近にあり・・・生きてる方がおかしくて・・・自分の命をとても軽いものだと感じていたあの頃の感覚が。 姉ちゃんとかが悲しむから命を大切にしなくちゃいかんとは思ってても、本当に自分の命に自分自身の意思で執着してるかといえば・・・ とうてい、そうは言えない状態だった、幼い日々。 近頃は半分くらいは健康な人間の感覚を持つようになって・・・自分の命にも自分なりに執着してるつもりだったが。 日常的にはそうでも・・・実際に生死の瀬戸際に立つと・・・やっぱり平気になっちゃうんだな・・・いかんこれはよくない。 俺が八神に怒りを感じてないのは、俺にとっては俺の命なんてなあ軽いってのが本音であるからか? もしもそうであるならばこれは非常に良くない感覚だと言わざるを得ない。 きちんと自分の命に執着せねばいかん、そして執着するならば今、起こすべき行動は。 やはり八神に怒ることか。 本音をいうと大したこと無いとどうしても感じてしまうのだが、それじゃダメだ。 一回、きちんと怒って、そして謝らせた上で、許せばよい。 そして二度とこんなことが無いようにって言えば・・・それで正しいよな多分。 考えながら言葉を紡ぎだす・・・「なるほど確かに、お前の指示は、俺が死にそうになっても放っておけと言ってしまったに等しいのかもしれない。」「・・・その通りや。」「しかしお前は実際、今の俺は何事も無ければ・・・平穏な日常を過ごしてる分には、死にそうに無いってこともきちんと知っていた。」「いや、それでも」「まあ待て、聞け。お前は俺のバイタルデータのチェックを欠かしたことが無いだけじゃなく、長年ずっと一緒にいた経験からも、今の俺の健康状態が非常に安定してることを実感として知っていて・・・だから一時的に、実際せいぜい一週間程度だが、完全に俺から目を離して仕事に打ち込む時間というのを作った。これって初めてのことだよな?」「それは・・・」「俺たちの間の直通回線は『書』に通じてるわけだが、これまでは『書』も持たずにやれとかそういう無茶な任務無かったんだろ?」「それは・・・そうや。」「だったらまあ、いくら仕事に打ち込んでたとは言え、手元に『書』さえあれば連絡がついたしお前は飛んできてくれたはずだと・・・・・・俺は、信じることができる。」「それは仮定や・・・実際に私が行かへんかったいう事実は消えへん。」「そうだな。でも、だったら許される余地が無いかといえばそうでもない。結果論だが俺は軽傷で助かったわけだし。」「それでも! 許されへん指示やろ! 見殺しにせいって言ったんと同じで!」「よーし落ち着け八神、どうどう。」「ふざけんといて!」「なんでお前の方が怒ってんだよ。」「あ・・・ごめん。」 むう・・・どうだろね。 かなり八神は追い詰められてるな。自分で自分を追い詰めてるんだが。 もうちょい冷静に考えてほしい。「八神、お前って法律とかも詳しいよな?」「え? それはまあ・・・医療関係除けば、マー君よりは詳しい思うけど。」「客観的にお前自身のやったことを見てみろよ、難しいかも知れないけど。」「客観的に・・・」「まずお前は俺に対して殺人未遂でもしたのかね?」「するわけないやろ!」「まず意図的でないことは明白。つまり過失だな。」「それは・・・そうやけど・・・」「過失でも致死となれば無罪ってわけにはいかんが・・・今回は未遂でおまけに軽傷だよな、そうじゃないか?」「・・・せやけど」「本人には反省の意思があり、普段はそんな危険が無いように気を配ってもいた、おまけに初犯と。」「・・・・・・」「どうだ八神? 普通に見れば余裕で、『情状酌量の余地があるから執行猶予付き』で終わる程度の話じゃね?」「・・・・・・それでも『有罪』やと思う。」「だな。それじゃあ量刑を考えよう。これって死刑に値するほどの重罪?」「・・・そうせいっていうんやったら。」「アホウ! まったく・・・まだ冷静じゃねーなお前・・・とにかく普通に考えればこれは微罪で量刑も軽いものになる。」「・・・・・・」「それが当然、お前も客観的に見たら・・・そう思わないか?」「・・・・・・・・・」 八神は黙りこんでしまった。 こいつの聡明な理性は、俺の言ってることが正しいと分かってるんだろうが、感情が納得してないってとこか。 感情とは、つまり罪悪感。 そうか。 それを晴らすには・・・怒ってやらなきゃ、いけなかったのかな。 怒って、そして、謝らせてやらなきゃいけなかったのか。 最初から実は大して気にもせず許してた俺の態度にも問題あったか。 さてうまく怒れるかな・・・よし姉ちゃんの真似をしてみるか、まず怒鳴って、声を荒げて・・・むつかしい・・・ 沈黙して俯いてる八神とそれに倣う騎士たちを見回して。「八神!」 少し強い、叱りつけるような声しか出なかったが。 その声だけで八神はビクっとする。「お前さ、悪いことしたと思ってんのか本当に?」 きつい口調のままで続ける。八神は聞いたことのない俺の口調になんかキョドっている。「姉ちゃんじゃねえが『やってしまったことは仕方ない』んだよ! そんで悪いことしたと思ったなら! まずどうすんだ? いつまでそうしてウジウジ『私が悪いです』って退屈な演説聞かせる気だ? んなもんこっちはどうでもいいんだよ! わかってんだろ!」「で、でも私・・・」「立て!!」 大声で命令。八神反射的に椅子から立つ、騎士たちも同時に。「ほら、悪いことしたらまずどうすんだ! 言え!」 俺は座ったまま腕を組み、立たされてる八神を睨む。八神は一瞬だけ迷ったがすぐに。「ごめんなさい! 本当に今回は・・・私が悪かったです、本当にごめんなさい!」 言いながらも涙ぐんでる、でも本当に・・・これを言いたかったんだろうなこいつ。そしてこの謝罪を、こいつが病院に駆け込んできたときに言わせてやっておけば・・・ここまでこじれなかったのかもしれない。 八神の謝罪に続いて皆も。「すまなかったマシュー、どうか許してくれ。」「本当にごめんなさい。」「本当に悪かったよ、マシュー。」「謝罪する。誠に申し訳なかった。」「ごめんなさいマシューさん!」 口々に言って頭を下げる。 皆が揃って頭を下げてるのを見て俺は冷酷に告げる。「ふん、これだけでは許してやらん。」 なるべく冷たい声を出したのだが、よかった真に受けてくれたようだ、みなビビっている。「謝っただけで許してもらえるとは思って無いだろうな?」「・・・どうしたらええん?」 八神が半泣き声で問い返す。「許してほしければ、俺がこれから言う条件を飲んでもらう。」「・・・どんな条件?」「まず第一に! お前ら全員揃って近日中に、姉ちゃんとこいって事情説明すること。」「え。」「いいか、俺を結果的に見殺しにするところだったって話を隠すことなくありのままに話せよ。」「で、でも・・・そんなことしたら・・・」「くくく・・・姉ちゃん、地獄の悪鬼羅刹の如き激怒と憤怒を見せてくれることだろうな・・・お前ら全員が全員、いっそ殺してくれって言いたくなるくらい怒られることだろう。最低6時間くらいは荒れ狂うとみたね。」「うぅぅ・・・」「でも安心しろ。そうやって怒りに怒りまくったら、後で姉ちゃんは必ずこういうさ『こうして謝罪した以上、この件については許してやる』ってな、絶対にそう言ってくれる。」「あ・・・」 昔、初対面の時の高町が俺を殺しかけたことがあるw まあ死にかけるのは日常の事だったし俺的には何でも無かったが。 あんときも姉ちゃん、高町に切れまくったそうだ。 でも最後に結局、許した。 俺は死にかかるのに慣れている。 そして実は同様に・・・姉ちゃんもそれに慣れてるんだな。 八神のやったミスは大きく、高町が俺にやったことよりもひどいと言えるかもしれない。 しかしそれでも過失であり初犯でもあり本人は反省の固まり状態になっており情状酌量の余地はある。 姉ちゃんは必ずそのことを分かってくれるさ。 まあ死ぬほど怒られるのは変わらないだろうけど・・・「やってしまったことは仕方ない、悪いのは間違いなくお前、そしてそれを認めて謝罪した、そしたらそれは許すさ。一回の失敗でそれまでの全てを否定するほど・・・俺はもちろん姉ちゃんも狭量じゃあないぞ? なんでそんなことも分かんなくなってたんだ?」 本音言うとやっぱりこれは「運が悪かった」だけの状況だろとは思うのだが、今の八神は自分が悪いので怒ってほしい、謝らせてほしいと思ってるので、仕方ない、そういうことにしておこう。実際そう言われて八神はやっと少しほっとした顔になりつつあるし。「あ・・・ほんまやな・・・なんでわたし・・・」「だが、まだ油断するな。条件は一つじゃない。次の条件!」「う、うん。」 俺は立ち上がって全員を見回して、はっきりと言った。「この件についてはもう謝罪は済んだ。二度と謝るな、分かったか?」「え・・・」「いやしかし・・・」「そういうわけにも・・・」 やっぱり素直に言う事きかねーな。 しかしいつまでも謝罪されてても話が進まないし。今日はこの話だけで終わるわけにもいかんしね。「ああ~じゃあ、とりあえずお前ら全員に、貸し1だ。いつか返してくれれば、それでいい。」 皆は深刻真剣な顔で頷き、「・・・うん、絶対に返す・・・」「分かったマシュー。騎士の名にかけて誓おう、この借りは必ず返す。」「私も騎士の誇りにかけて、必ず今回の償いをするわ・・・」「鉄槌の騎士の名にかけて借りはぜってー返す! ほんと悪かった!」「本当に済まなかった、必ず我らはお前にこの借りを返すだろう、騎士の誇りにかけて。」「わたし、何ができるか分かりませんけど・・・でも絶対にいつかマシューさんを助けます!」 むむ・・・夜天の王と守護騎士たちにリイン、全員に貸し作ったというのは・・・実はかなり大きいな。 こいつらが約束破るはずもなく。いざという時には助けてもらえること間違いない。「じゃあ、もうこの件についての謝罪は蒸し返すなよ?」 しかし俺がそう言っても、まだ皆、半分納得してないというか・・・ そこでさらに繰り返す。「この話はここまでだ。いいか、また蒸し返すようだったら俺にも考えがあるぞ!」「どんな考えだよ。」 聞き返すのはヴィータ。「責任者として八神に償ってもらう。」「なにをせいって言うん?」 八神が尋ねる。「一回、また謝罪をしたらそのたびごとに・・・」「そのたびごとに?」「いわゆるABCの順番で八神の体で謝って貰おう。3回目で最後に至るわけだな。」「ぶ! ちょ! ちょっとそれは!」「あんだ? 文句あんのか?」「それは! だって最後まではせんとこうって! 言ったんは・・・」「俺だな。だが今回の事態を収拾するため最終的にはそれしか無いって気もするし。うん、仕方ないね。諦めて抱かれろ八神。」「何を勝手な・・・!」「お前らが間違ってまた謝罪しようとかしなきゃ済む話だし。全然ゆるい条件だと思うんだがなあ。」「それだったら私・・・また謝っちゃおうかな・・・」「ちょっとシャマル! あかん! あああもう! みんな部屋戻って! こっからマーくんと二人だけで話するから!」「ええ~いいじゃねえかはやて、もうこの際・・・」「あかん! 主としての命令や! みんな部屋に戻ること!」 結局八神に押されて皆、渋々部屋に戻る。 戻る前に深く深く・・・無言で俺に一礼して行ったのだが・・・まああれは謝罪に入れないでおいてやろう。「あああ・・・もう、汗かいたわ・・・」 八神が力無く座りこむ。 俺はまた、今のところは八神から離れた対面の席に座り。「よし、こっからは八神にいかに謝らせるかだな。3回目が楽しみだ。」「そ、そんなやり方で女抱いて! それでええんかい!」「八神だし問題ない。」「どういう意味や!」「遊びじゃないし? どうせ本気だし? どっか問題あるのか?」「私の意思は!」「それも問題無い。」「どこがやねん! 私、全力で嫌がっとるで!」「試してみるか?」「は?」「最終的には結局絶対受け入れてくれると俺は勝手に確信してる。」 言いながら俺は少し腰を浮かせてみせる。 それだけで八神大いに焦る。「ちょ! ちょっとまって! あかん! 今日はまだ話せんとあかんことが!」「なーに本気で焦ってんだバーカ。当然だろ、まずは話をしないとな。」「うぅぅ・・・ほんまマーくんて・・・」 そう、話をしないといけないことがまだある。 解決してない問題は多々あるのだから。 うやむやに済ますわけにはいかないんだよな今日は・・・☆ ☆ ☆ そうか・・・ちゃんと謝ればよかったんや。 もちろん私は無茶苦茶怒られるやろう。 アリサちゃんが本気で怒ると・・・死ぬほど怖いって言うんは良く聞いとったし。 うん、それこそマーくんの言った通り「いっそ殺してくれ」って言いたくなるくらい怒られるんやろな。 しかもマーくんは「大丈夫許してくれる」って言っとるけど・・・私は必ずしもそうも思えん。 ことがことだけにアリサちゃんは許してくれへんかも知れん、でもそれでもまずは誠心誠意、謝らなあかんかったんや。 許してもらおうとか思わずひたすら謝る、事情もありのまま隠さず説明する、まずはそれからやな。 それからも逃げた私が悪いわけやしな。 よし、マーくんとの話し合いの結果如何によらず、アリサちゃんには怒られに行こう、それは決定。 そこも曖昧にして逃げてたから、あかんかったんやなあ・・・ そんな当然の事に・・・ 気付かへんかったんも・・・ 全部マーくんのせいやねんけど。 でもマーくんのおかげで、やっぱり私は。 そういう当たり前の事を。 思い出すことも出来た。 はぁ・・・ そんなに私にとって・・・大きな意味を持つ人やのに・・・ それでも、別れんと、あかんわけか。 きっついなあ・・・☆ ☆ ☆<蛇足1・・・謎の二人の密かな会話> 注)本編とは一切関係ありません「きちんと話もせずに逃げるから怒ってるのよ! 飛んで火にいる夏の虫・・・お望み通りギタギタにしてやるわよ! はやて!」「落ち着いたほうが良いと思うの、はやてちゃんだって悩んでるんだし。」「しかもこのまま、はやてとえっちしようとか! 何考えてんのよマシュー! そんな曖昧に流したら許さないわよ!」「ちゃんと話し合うつもりだとは思うよ。・・・・・・それでもえっちなのはどうかと思うけど。」「いや、やるわねこれは。マシュー本気よ! はやてもイヤンイヤン言いながら絶対受け入れるわね結局!」「・・・そんなことないよきっと・・・二人とも慎重な性格だと思うしこれまではしなかったわけだし・・・」「甘いわね、今日の二人は二人とも精神状態普通じゃないのよ? そのうちきっと本格的にケンカになって掴み合って抱きあって・・・」「そのまま勢いでとか・・・あるのかなぁ・・・やっぱり・・・うん、それならそれで・・・きっと間違って無いと思うの・・・」<蛇足2・・・ユーノとクロノの適当な解説> 注)本編とも上の謎の会話とも一切関係ありません「うーん、これはもうこのままいきそうじゃない? はやての攻撃は全部跳ね返しちゃったよ。」「マシュー、的確な連打であっさり逆転、このラウンドもマシューがポイントとったな。」「『導入』ラウンド、『事情』ラウンド共にマシュー優勢! これはもうマシューの勝ちは動かないんじゃないですかね、クロノさん。」「ふん、はやてはまだ肝心の『理由』については話していない。そこが正念場だ。そこではやてが逆転すると僕は思うね。」「大丈夫さ、マシューなら・・・マシューならきっとヤってくれる! きっとXXX板行きの行動をぶちかましてくれるさ!」「個人的な予想を言うと、実際にコトに及べばマシュー圧勝だろうが、そこに至らなければ、はやて逃げ切りも十分ある。」「罪悪感に付け込んでさらに謝らせるんだマシュー! そして一気に決めてしまえ!」「いや既に謝ったしな、八神はやてはそれほど甘くないはず・・・頼むぞはやて、逆転を信じてる・・・」(あとがき) 蛇足は本編と本当に全く一切関係ありません。名前や口調が誰かと似ててもきっと別人です。 事情説明は大体こんな感じで。つまり謝りたい彼女を謝らせてやるってあたりが眼目でしょうか。姉ちゃんはまた後で・・・ 問題は八神の頑張る「理由」であり、状況を改善する余地があるのかって所。さあそこがこじれる・・・かな?