はい、交通事故で死にました。
いやー体飛ぶのをリアルに感じたよ。
痛いとか感じなかったね、衝撃の後は血が流れていって頭がボーっとして意識失いました。
というか歩道に突っ込んでくるってどうよ。
しかも引いた後そのまま逃げやがりましたよ。
飲酒でもしてたのか?
どっちにしても迷惑きわまりない。
まぁ生まれ変わったのが中国らしき所でしたよ。
三国志ですよ。
三国無双とか赤壁の戦いとかは知ってますがそんなに詳しくないですよ。
歴史の知識とかあくまで平均レベルでしか知らないよ。
しかも、知っているのは演義のほうがほとんどで実際の歴史とはマジでわかんです。
しかも、知ってる歴史と微妙に違っているし。
例えば年齢が歴史とずれているや、歴史ではここにいないはずの人がいたり。
まぁそれはいいのだ、平行世界とかのだったりしたらありえないことではないのだから。
でも「歴史上の主要人物が女性ってどういうことじゃー!!!」
びっくりですよ。
文献では項羽とかも女性でしたし、孫堅も女性でした。
「太史慈ー、どこにいったのー?」
村の子供達が呼んでいます。
今はお昼寝タイムなので無視だ無視、どうせ村長がなんか用事言ってきたのだろう。
「烈火さんが、30秒以内に来なかったら・・・って言ってたよー!」
っておい!!怖えぇよその言い方・・・の後何するつもりですか母さん。
一目散に家に向かって走り出す。
あの人は殺る時は殺る人だ。
最初はね、鍛錬って言うから剣道の素振りみたいなものかと思ったよ。
確かに素振りだったよ?ただし、およそ子供が持ち上げれないだろう重さの剣だっ
た。
しかも二本。
太史慈って名前だからこの体確かに子供にしては高スペックでしたよ?
でもそれは一般的にだよ?
「こんな重そうなの振れるわけないじゃん」
って言ったら笑顔で一言。
「やれ」
でしたよ。命令形でしたよ。
でもあんな殺気向けられたらやらざる終えないですよ。
そこからの幾年、鍛錬という名の地獄でした。イヤ現在進行形ですが。
あなた史実では普通の人でしょ?なんで覇王みたいな気を出してるんですか!?
むしろ俺ではなくあんたが武将になれと言いたいです。
家に着きました。
「はいはい、なんだ?母さん」
燃えるような赤い髪をした妙齢の女性。
烈火こと私の母君です。
「ちょっとお遣い頼もうと思って」
あぁなんか機嫌良さそうにしている
こういう場合は十中八九いいことではないんだよなぁ
「昔、孔 融って人に助けて貰ったことがあるの。その人黄巾のやつらに攻められて困ってるらしいから助けてあげて。
そうしたら、あなたは自分の使えるべき主を捜しなさい。
もう一人前なんだから鍛えてあげたその武を活かしなさい。」
マジですか?