<せつな>「はぁい? 最終試練へようこそ。我が主候補様?」 聞き覚えのある声。 ……目を開けると。「まだリンディさんのかっこしてやがるし……」「あはは~。気に入っちゃったこの姿。気持ち十台後半をイメージしてるんだ~♪」 本人聞いたら潰されるぞお前。 さって、どっかで見たことあるような、真っ白い空間。 あの時は。 はやてが迎えに来てくれたんだっけ。 その世界に、俺とプチリンディさん。 さらに。【やれやれ。どこかで聞き覚えがある声だと思ったら。クラウンですか、貴女】「そういう貴女は泣き虫シルビア。まさかあんたが迷い込んでくるとはね?」 て、知り合いかよ。 本気で何でもありだなお前!【私が生きていた頃の相棒ですよ。破廉恥クラウン。騎士の癖に、若い従騎士を誑かし、食い漁った放蕩娘】「あはは~? そんなこともあったわね~? ……最後に食ったのが、聖王の息子で、罰としてこんな箱庭の管理人にされたときは痛かったわ~」 おいおい。 そんなやつ相棒にするなよ。【誘惑癖がなかったら、気の合う友人だったんですよ。……男好きの癖に、ヴィータを誑かして殴られてましたし】「そういうあんたはシグナムの胸揉んで斬られかかってたわよね? この女好き」【私は女の子の胸が好きなだけです! あなたと一緒にしないでください!】「いや、それもどうかと。……てか、はやてとキャラ被ってるから、それ」 古代ベルカの騎士はエロばっかりか。……保身の為、守護騎士は除いとくが!「まあいいわ。さって、最終試練よん?」 指を鳴らせば、現われる気配。 ……あんれま。「あ! せつな!」「せつなさん!」「せっちゃん!」「せつな……」「せつなさん」 五人とも、聖祥中の制服姿でプチリンディさん……もとい、クラウンの後ろに。 そして、「はいはーい。皆注目。……これから、私の質問に答えてもらうわ」 クラウンさん、どこからその指示棒を取り出したんですか。 そして何故にスーツ姿! 女教師か!? 「じゃあ、まず……アリサさん?」[な、何よこのリンディさんもどき!] うぁ、なんじゃこりゃ? アリサの念話? いや、違う……まさか、こいつ、アリサの思念を俺に流してんのか?「貴女にとっての、せつな・トワ・ハラオウンは、どんな存在?」[ど、どんなって……えっと。そりゃぁ]「泣き虫の癖に、人の前に立って、わざわざ盾になる、私たちの大切な、友人[大馬鹿者]よ!」 お、大馬鹿者って……それは褒め言葉なのか貶してるのかどっちなんだアリサさん? あ、思念のほうはまだ続いてる?[それに、私の大好きな……嫁なんだから! 絶対に、一緒に外に帰るんだから!] おう……ナイスツンデレ…… て、クラウンさん? 何で引いてるのん? ……あ、こいつもさっきの聞いてるのか。「……じゃ、じゃあ、すずかさん?」[……女教師……刹那さんの趣味の一つかな?] いーーーーやーーーー!? そんな考察は止めてーーーー!? 確かに、リンディさん個人授業っぽい同人誌は買ったけどさ!? 「同じ質問よ? せつな・トワ・ハラオウンは、どんな存在?」「私のせつなちゃんは……とても、優しくて[悲しそうで]、面白い人で[辛そうで]……そして強い[弱い]、私の、大切なお友達[お嫁さん]です![後、もう少し、私にも構ってほしいなー……そ、その、虐めて欲しいというか、弄ってほしいというか……あ、いえその、今考えることじゃないね]」 まったくだよすずかさん! 思考駄々漏れってーかー欲望丸出しってーかー…… 後、あんたも俺が嫁か。 [後、せつなちゃんの血液も、凄く美味しいし……駄目駄目。我慢我慢……我慢しただけ、あの味が凄く美味しくなるんだから……] のぉぉぉぉぉぉぉぉ!!? 酷くこあいこと考えてらっしゃるぅぅぅぅぅぅ!! そ、外の俺頑張れ! ……あ、クラウンどん引き。「つ、次は、はやてさん?」「同じ質問やね?[……ツヴァイサイズで、あの胸もええな~。マシュマロみたいな触感やろか? 弄ってみたいな~?」 途中から声に漏れとるぞはやて。 「……そ、そうよ? 答えてくれる? ……シルビアと同じ発想とは……最近のベルカの騎士おかしいのかしら?」 いや、あんたが言うな。「……そやね。せっちゃんは、あたしの嫁や」 直球!? 胸張って言うんかそれ!?「あたしと一緒に、現実で幸せになる。勿論、皆と一緒にな? その為にも、あたしには、せっちゃんが必要や。やから、あたしの嫁や[あたしが傷つけたんやから、あたしが貰わんとな。……他の子には負けへんで~?]」 き、傷つけられたんか、俺…… 既に傷物? そして、ほとんど欲望隠そうとしてないし……嫁って…… 外の俺、本当に愛されてるなぁ…… [ふふふふふふ。外に出たら、シグナム、シャマル、ヴィータにリイン、ツヴァイもつこうて、快楽漬けにしてあたしのペットにしたる。そうすれば、ずっと一緒や~♪] なんか黒いぞこのはやて!? てか、嫁じゃないのかよ!? 調教される!? 逃げてーーーー外の俺逃げてーーーーーー!! 「……な、なんなのこの子たち……え、ええい、次! フェイトさん?」「……はい」 き、君だけは、君だけは清純な答えを! これ以上黒い思考は見たくない…… ただでさえ、後魔王が残ってるのに!?「せつな・トワ・ハラオウンは、貴女にとってどんな存在?」[……せつなは、私の、お婿さん。そして、せつなは……]「せつなは、私のお嫁さんです。……一生、一緒にいる、大切な、パートナーです」 ……やっぱり嫁は譲れないのか……ま、まあ、お婿さんは少し癒された……[……後、せつなは私のご主人様……] はぅ!? なんか、変な電波が!? ……? き、気のせい……?「……そ、そう。ひ、比較的普通の答えで助かったわ……M発言はびっくりだけど」 気のせいじゃなかった! 余計なこと言わんでええわクラウン! 清純な俺のフェイトを返せーーーーーー!!「じゃ、じゃあ、最後。なのはさん?」「……お嫁さん」 ……? はい?「え、えっと?」「同じ質問ですよね? せつなちゃんは、私の……私たちの嫁なの!」 言い切った!?「女の子とか、聖王の血筋とか、イレギュラーだとか、そんなことはどうでもいいの! せつなちゃんは、私たちの嫁なの! それ以外の、何者でもないの!」 ……漢だ。女の中の漢だよ、あんた…… だから魔王とか言われるんだ! そこに痺れる憧れるぅ!! ……記憶失ってるときのほうが可愛らしくてよかったなぁ……[あ、後、その、私の、王子様なの] ……ボソッと萌える言葉を吐かないでください。 すげぇ癒された。ああ、クラウンまで癒されてる。 「……貴女たちの想い、確かに聞き取ったわ……一部、酷く邪まなものもあったけど……よっぽどせつなさんが大切なのね」 にっこり笑うクラウン。 そして、小悪魔の笑みを浮かべ。「じゃあ、貴女たちに質問。貴女たちに巨万の富を与えるから、せつなさんは諦めて?」「「「「「嫌」」」」」 即答……はええ。「じゃ、じゃあ、名誉はどお? 英雄とか、聖女とか?」「「「「「嫌」」」」」 シークエンス0.1秒。脊髄反射で答えたね?「なら、地位ならどうかしら? 女王とか、皇帝とか~」「「「「「嫌!」」」」」 もう一個何か言いたげだったのに、封殺しやがった。 だんだん焦るクラウン。 迫るなのは達。「そ、それな「「「「「嫌!!」」」」」最後まで言わせなさいよ!」 あっはっは。 いや、凄いわ。 どうやったらこんな完璧なフラグ立てられるんだ外の俺。 後、気迫で負けてるぞクラウン。「そんな地位とか名誉とかよりもねぇ! せつなのほうが百万倍得難いのよ!」 アリサ……「どんなものよりも、換えられるものじゃないんです。せつなちゃんは」 すずか……「ごちゃごちゃ言わんでええねん! さっさとせっちゃん返しい!」 はやて……「せつなさえいれば、後は何も要らない。私は、せつなと共に生きるんだ!」 フェイト……「せつなちゃんを返して! でないと、頭冷やしてもらうんだから!」 なのは……それはただの脅迫だぞー…… クラウンたじたじ。 あはは~おもしれ~。「……こ、ここまで愛されてるのね、貴方……」「惜しむらくは、それが俺じゃないってことだな」 まったく。 よく頑張ったな、外の俺。 「……いいわよ、返してあげるわよ……ただし!」 む? さらに奥の手があるのか?「貴女たちの誰か一人、ここに残ってもらうわ。それが条件」 ……うーわー。 そうきますか。 でも、無駄だと思うなー。「「「「「それも嫌!」」」」」「こればっかりは仕方ないわよ? そういうシステムなんだもの」「あークラウン? そういうの、なんって言うか知ってるか?」 その言葉は命取り。「アギト! ユニゾン!」「あいよぉ!」「『ビルトシュバイン』イグニッション!」『ignition』「ツヴァイ!」「はいです!」「バルディッシュ!」『yes sir』「レイジングハート!」『set up』 それは、『火に油』だ。「それなら」「力づくで」「返してもらうで」「……せつなを」「取り戻すの!」「「「「「全力全開で!!」」」」」 ……これは、クラウンの負けかな? もしくは、「や、やめなさい! そんなことしたら、貴女たちまで出られなくなるわよ! ……貴方も笑ってないで、なんとか説得しなさい!」「……まあ、それもそうだな……じゃあ、そのシステムの生贄は、俺がなろうか」 俺の一人負け。「せっちゃん!? そんなんあかんで!?」「まあまあ……それに、忘れるなよ? 俺はお前らの知るせつなの前身であって、せつな自身じゃない」 あくまで、この世界だけのかりそめの姿。 男性というペルソナ。 偽りの、せつな・トワ・ハラオウン。 なら、本物はどこにいる? ……そんなの、決まってる。 一度だけしか姿を見せていない、たった一つのファクター。「そうだろ? 【せつな】」「そうだよ。 【刹那】」 小さい少女。小学生サイズの、せつな・トワ・ハラオウン。 ……本物の、せつなその人。「せつなちゃん……?」 どこからともなく現われたその子が、本物のせつな。「……記憶と意識の交換を。生贄には、俺がなろう」「意識と肉体の交換を。……生贄には、貴方がなって」 少女と青年が重なり合い、中学生サイズのせつなと、少年の刹那に。 ……これでいい。「……それじゃ、貴女たちは外に行きなさい。この少年は、生贄ね?」 入ったのは六人。出るのも六人。 ただ、一人が二人分抱えてただけ。 ……何、何のことはない。 ようやく、成仏できるだけだ。「ま、待ってください! 刹那さん! 貴方がいないと、せつなちゃんは!」「二人で一人なんでしょ!? あんたも来ないと、せつな、また人形になっちゃうじゃない!」 あ、そんなことも言ったっけ。 でも。「昔はそうでも、今はもう違う。……成長しない人間はいない。成長できたなら、勿論、意識も成長する……もう、俺がいなくても、大丈夫だよ……そうだろ?」「……そうね。貴方と別れるのは辛いけど。でも、これは、仕方ないこと」 そう、『仕方ないこと』 ……なに、リリカルシリーズの悲しみのお題目だ。 それを、俺がやるだけ。「嘘だよ! そんなの嘘だ! 一緒にいるって、そう言ったよね、せつなぁ!」「嫌や! せっちゃん! あんたら二人でせつななんやで!? 一緒に来てくれんと嫌やぁ!」「せつなさん! 一緒に帰ろう! それでまた、皆で遊ぶんだよぉ!」 あははは。それは無理だ。 なに、さっきも言ったとおり、俺はそこにいる。 皆の記憶の中にいる。 それは、せつなの中にも。「クラウン。最後の儀式を。皆を外へ」「わかったわ……じゃあね? 縁が会ったら、また会いましょう」 消える。 なのはが、フェイトが、すずかが、アリサが、はやてが。 そして……。「じゃあ、な。せつな」「じゃあ、ね。刹那」 せつなが、消える。 ……後は、俺と、クラウンだけ。「……試練終了。お疲れ様ね?」「まったく、後味の悪い終わり方……結局泣かせちまったじゃないか」 笑って欲しかったんだが……まあ、仕方ないか。 後は、せつながなんとかしてくれるだろう。 俺の知識も持っていってもらったし。 パラディンも預けた。 「やれやれ。ようやく、御役御免か……俺の意識はどうなるんだか……」 今度は、俺が管理人? いやいや、運用魔力になるって言うんだから、意識ごと消えるんだろう。 ……ようやく、地獄にご案内ってわけだ。 人、結構殺してるからなぁ~。 閻魔に裁かれに行くか。「……そうだ、言い忘れてたことが二つ」 ? おいおい、消え去る俺になにを言い忘れるんだ?「まず一つは、さっきの子は、ただの案内人。……それで、主の記憶を預かってるだけの、この世界の本当の管理者。……言わなかった? 試練を終了させたものには、私を託されるって」 ……そ、そう言えば、あの夢の中で、そんな事言ってたような…… 「そして、もう一つ……試練の結果。おめでとう。合格よ?」 ……て、まてぃ!「俺に言ってどうする! これから消えるのに!」「あはは~♪ 実はね~このロストロギアって、実際に取り込むのは、使用者だけなのよね~」 楽しそうにぶっちゃけるクラウン……いや、まて。 てことは、今のなのは達は……「あ、あの子たちはある意味本物よ? 使用者の周りにいる、友人の魂の一部を取り込んで、この中で人格として活動してもらったから……まあ、本人といっても過言じゃないわね。そろそろここの記憶が再生される頃かしら?」 戻った魂からダウンロードされて、記憶に後付されるってことか。 ……いや、それじゃ!「……い、生贄が必要ってのは……」「ああ、あれ?」 その子悪魔は、にっこり笑って。「嘘よ?」 なん、「だとコラぁぁぁぁぁっぁぁぁ!!」 ……あ、あれ!?「せ、せつな……?」 え!? リンディ……母さん?「よかった、起きたのね……よかった……」 わ、わわ! え、あれ? あれぇ? ここ……うわ、また中央病院……て、ことは。 俺また寝てたとか? マジかい。「あなた、修学旅行に行く最中に、ロストロギアを発動させちゃって、そのまま昏睡していたのよ? 海鳴駅で拾った本……覚えてる?」 ……あ、ああ、あの文庫本ね…… ベルカ語で書かれてたのに、何でもっと注意しないんだ、俺。 普通に発動させちゃったYO! ……それで、試練終了させて、表……外に出てきたわけか。 ……? そういや。「なのは達は?」 あいつが言うには、魂の一部を取り込んだだけって言ってたな。 じゃあ……「今、京都にいるわよ? 貴方を心配してたけど、せっかくの修学旅行ですもの。心配せずに楽しんできなさいって、私が送って行ったわ。……ああ、お土産は頼んであるから」 ……オウ、ゴッド……て、ことは、今日は……「四日……目?」「もう、夜の十時よ?」 ……お、お、お、「俺の修学旅行がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」「……えっと、ご、ご愁傷様?」 せっかくの、せっかくの京都旅行が!? 今回の為にスケジュール切り詰めて、一生懸命仕事して、楽しみに……本当に楽しみにしてたのに!? あ、あんな夢で、京都旅行が……パア? ふ、ふふ、ふははははははっはっははっは!「母さん……そのロストロギア、どこ?」「え、えっと、今、聖王教会に……そ、そこから、持ち去られたものでね?」 古代ベルカの精神修養アイテムだから、当然か…… よし。「行って燃やしてくる」「え、ちょ、待ちなさい! 燃やすって、ロストロギアを?」「あのくそ女! 微塵切りの上風呂焚きの燃料にしたる! 止めるな母さん!」「せつな! ストップストップ! あなた、四日間」 ベッドから出て、足をつけると、そのまますっころんだ。 ……ち、力入らないだと!?「……寝続けてたんだから、そうなるの当たり前じゃない……」 呆れ帰った、母さんの声…… 床が冷たいんだよもん…… 俺の修学旅行~~~~~~……「まあまあ、せっかく私が力なってあげるんだから、骨折り損にはならないでしょ?」 ……この声は!?「プチリンディ! いやさ! クラウンか!」「せいか~い! ……ほんとに女の子なのね、びっくりだわ」 人の目の前で、ふわふわ漂う、こぶし大サイズのリンディさん。 服装が、ちょっぴり大胆なビキニです。アギトみたい。 て、ここであったが百年目!「これでくたびれ儲けだったら、本気で犯すぞゴラァ!」「あら、こわ~い。助けてオリジナル~」「え? わ、私!?」 うぬれ、母さんの陰に隠れるとわ!「ええ、貴女。あなたの姿を使わせてもらってるわね? 十七歳のイメージで」 あ、馬鹿。「え?」 瞬時に捕まるクラウン。 ……か、母さんがこあい。 「……せつな? この羽虫は潰していいのかしら?」 いやはぁ~。同じ姿でも容赦しねぇ。 さすがリリカル最強ママさん。 その強さはいまだ健在……て、潰されてももったいない。「後で個人的に修正しますから、潰しちゃ駄目です……おら、クラウン。こっち来い」 パラディンにリンクさせないと。 ……箱庭の中でやったみたいに、ダブルスペルで魔力不足とか、指示系統を混乱させて、リソース不足になっても困る。 昔の相棒だって言ってたから、連携はできるだろ。「うううう。オリジナルリンディさん怖い……」 当たり前だ、俺の母親だぞ?「パラディン。融合騎クラウンとリンク接続。リソースの分担と、ユニゾン後の指示系統の振り分け。融合騎として、騎士王の書に登録」【はいはい。リンク接続……また、よろしくお願いしますね? クラウン】「ええ、お願いするわシルビア……そして、今後ともよろしく。マイマスター」 やれやれ……気苦労の種が、また増えた…… 畜生。「綿棒でおもいっきり鳴かせたる」「て、私の姿でされるとその……お母さん恥ずかしいなぁ~」 それは、えと、その……うぐぅ。 今日の締めは、母親の赤らめた顔に萌えました。 ……いや、いろいろまずいだろそれ。 [試練終了。合格] [四日目終了]*ようやく夢から覚めました。長い、長いよ。作者です。次回は今回の件のリザルトと、後始末。……実は、この夢が別物になっていた可能性もあったり……選択肢も用意してたり……まあ、それはまた機会のあるときに。作者でした。子供先生のいる世界とリンクさせようとしたなんて、口が裂けても言えないよ……