「鋼鉄の柱が満月を指す時、再び地獄から目覚めるであろう。
我が名を呼び待て」
こっちには鋼鉄製の建物ってないぞ。
あっちなら職人チート達がいるから、即日建ててくれると思うけど・・・・。
41.天の御遣い(偽)の無印日記・うーうー
さて、最終決戦に向けてウチもいろいろと準備が必要だと思ったんで、一通りそろえました。
って事で、美羽ちゃん達も試着して貰って良い?
「わかったのじゃ!!」
美羽ちゃんは、れみりゃで、うーうー。
七乃さんは、PAD長・・・・PAD必要ないけど。
華雄さんは・・・・中国でも良さそうな気がしてきたが、⑨。
恋さんは、食欲つながりで幽々子。
孫策さんは、お酒つながりで萃香。
とりあえず、孫策さんが一番無理っぽいな。
どうするよ?
「刹那、似合ってるかや?」
おおー、似合ってる似合ってる。
そこで、うーうーしてみて。
「んと。
れ・み・りゃ、うーうー♪」
うーうー。
「うーうー♪」
「うわーお嬢様。
とっても馬鹿っぽくて可愛いですよ♪」
「もっと褒めるのじゃ!!」
「いよっ、幻想郷一のわがまま幼女!!」
あっ、衣装にあわせて台詞を変えてる。
んで、他の人達は?
「ふむ、足下がひらひらして変な感じだが、戦闘に支障は無いな」
「・・・・・・・・(はむはむ)」
「ぷはー、この一杯の為に生きてるって言っても過言ではないわね♪」
普段通りか。
あと華雄さん、スカートを持ち上げるな、見える。
42.天の御遣い(偽)の無印日記・準メンバー
「で、私の衣装はないのですか?
孫策殿にはあったのに」
思いっきり所属違うでしょ、五虎大将軍。
こっちでもあっちでも。
あと孫策さんは、半分ウチの子だと思っちゃったりするんだよね。
「ふむ、ですが給料貰ってますよ」
・・・・・・・・・あっ、忘れてた。
あっちでは、ウチから給料でてたんだっけ。
「って事で、私の分を」
ゆかりんorゆうかりん・・・・・・・ゆかりんで良いんでない?
神出鬼没だし。
43.天の御遣い(偽)の無印日記・新規メンバー
「もしかして、私もやるのか?」
いや、公孫賛さんは参加しなくて良いですよ。
「そうか」
何となく悪い気がして・・・・・・・・・・ってか、ウチの中で一番普通っぽいし。
「普通言うなっ!!」
44.天の御遣い(偽)の無印日記・第三勢力
「死ねよ!!
北郷一刀!!」
「よいしょ♪」
北郷君を襲った白装束の蹴りと、貂蝉さんの蹴りが激しくぶつかり合う。
威力は互角・・・・・貂蝉さんの蹴りと互角って、細身の割に凄いんだ。
彼なら北郷君を滅殺してくれるのかな?
ちょっちは期待してて良い?
「くっ・・・・邪魔するなっ!!
貂蝉っ!!」
そうだそうだー!!
「あらん、それはダメダメダメよダメなのよ、左慈ちゃん♪」
左慈→さじ→沙慈→沙慈・クロスロード?
つまり、ヘタレ。
期待しても無駄と言うことだね。
「貴様!!
俺たちと同じ作られた存在のくせに、この世界を認めるとでも言うのかっ!!」
はぁ?
何言ってんの、クロスロード君?
「認めるも認めないも無いわ。
現実として、今ここにある。
それが全てよ♪」
だよねー。
もしかして、現実が見れないイタイ人?
「この裏切り者がぁーーっ!!」
はい!?
いきなり裏切り者って言ってるけど、自分の知っている限り、貂蝉さんって北郷君側だよ。
実はクロスロード君じゃなくて、イザーク・ジュールなのか?
ってか、普通襲ってきた人の言う事って、あんまり信用できないと思うんだけど。
そこんとこ、どう思う?
「裏切りだとっ!?
貂蝉、貴様!!
こやつの仲間だったのかっ!!」
えーーーーっ!?
「いいえ、私はご主人様の味方♪
だからこうやってご主人様を助けているのよ♪」
「しかし今、こやつは・・・・っ!!」
とりあえず、割り込む準備しよう。
クロスロード君だか、ジュール君だか分からない白装束は無視で、第三勢力の初お披露目をしようか。
急な展開だから人員は自分1人しかいないけど、七乃さんは呼べば現れると思うし、五虎大将軍と孫策さんは知らない間に増えてるでしょう。
人々よ、 我らを恐れ、求めるがいい!!
我らの名は、黒の騎士団!!
我々黒の騎士団は、武器を持たない全ての者の味方である・・・・・・はず!!
他国の民だろうと、自国の民であろうと・・・・。
白装束は卑劣にも美少女を傀儡とし、無理矢理戦場へ連れ出した。
だから、我々が制裁を下す。
北郷一刀は、全ての男の夢であるハーレムを築いた。
このような所業を見過ごすわけにはいかない。
ゆえに制裁を加える。
自分は戦いを否定はしない・・・・こっちに火の粉がかからない限り。
しかし、幼女や少女を傷つける行為は、断じて許さない!!
撃って良いのは、男の敵である北郷君だけだ!!
我々は、北郷君と白装束の争うときに、再び現れるだろう。
例えその敵が、どれだけ大きな力を持っているとしても・・・・。
最悪、むこうから来てると思われる職人達を集めてでも・・・・。
幼女の敵よ、我を恐れよ!!
幼女の味方よ、我を求めよ!!
世界は!!
我々黒の騎士団が、裁く!!
「上杉さん上杉さん」
何です、七乃さん?
この格好の時は、ゼロ仮面と呼んで下さい。
「そんな事より、既に皆さん帰ってますよ」
えっ?
「だから、演説を始めた時点で誰もいませんよ」
マジ?
ゼロ仮面の仮面を装着すると、真っ暗で何も見えないのが難点だ・・・・・・あと重い。
まあ、見た目だけで作って貰ったから、視界の確保が出来てないんだよね。
「はい♪
だから言ったじゃないですか、その仮面つけると何も見えなくなるって」
それは今後の課題としておきます。
「じゃ、帰りますよ」
はーい。
45.天の御遣い(偽)の無印日記・バナナはおやつに入りません
七乃さん、人がすっごく少なくなってますけど、どこに行ったんです?
既に魏と呉はハーレムに取り込んでいるんで、他に女性を漁りに行く所って無いと思うんですけど?
「あれですよ、あれ。
白装束の人達が泰山に生息してるらしいんで、観察日記をつけに行ったんですよ」
・・・・・・・・あっ。
そう言えば、対白装束戦に乱入しようと思って準備してましたね。
ゼロ仮面の改良だったり、美羽ちゃんのコスプレショーをしたりで、すっかり忘れてました。
「じゃあ、私たちも追いかけますか。
ちなみに公孫賛さんは、部隊を引き連れて北郷さん達と一緒に出発しました。
残っているのは、お嬢様と私と刹那さん、恋さんに華雄さん、あと孫策さんです」
見事に袁家メンバーが残ってますね。
一名、孫呉の元王様が混じってますけど、準メンバーだし問題ないか。
じゃあ、行きますか。
46.天の御遣い(偽)の無印日記・泰山の戦い
おはよーございます。
皆さんご存知の上杉刹那です。
本日は、小声でお話ししようと思います。
現在我々一同は泰山の戦いに参加せず、横を通り抜けようと思います。
今週のビックリドッキリメカは!!
「はい♪
巨大なダンボールです♪」
調達方法は聞きません。
ここには職人チートは居ないんです!!
ええ、絶対に居ないんですからっ!!
「しゅっぱーつなのじゃ!!」
全員を隠せる位、大きなダンボールをかぶったまま、孫策さんと恋さんの感を頼りに進みます。
って事で
「関羽隊、突撃っ!!
奴らの横っ面を叩き伏せろ!!」
関羽さんの隣、通過。
「突撃、粉砕、勝利なのだ!!」
張飛ちゃんの隣、通過。
「おや、皆さんおそろいですか?」
五虎大将軍に挨拶後、前進。
47.天の御遣い(偽)の無印日記・泰山の戦い、続き
「ふむ・・・・作られたとはいえ、さすがに英傑。
だが、所詮は個人。
数の暴力には勝てませんよ」
・・・・・・知らない人の横、通過。
この人、誰?
クロスロード君と同じ服装してるから、彼の知り合い?
「増」
?
なんか、変な感じしなかった?
「・・・・・・・・急に人が増えた」
「ああ、呂布の言うとおり、急に人の気配が増えた」
伏兵とかじゃなくて?
「・・・・・・・伏兵、違う」
ふーん、まあ別に良いか。
「そうですね?」
前進。
48.天の御遣い(偽)の無印日記・頂上への道のりは遠い
無事、北郷軍対白装束の戦いを突破し、頂上を目指す。
道のりは険しく、とてもダンボールをかぶったまま進む事は出来ない。
「刹那さん、そろそろお昼ご飯にしません?」
「妾も蜂蜜水が欲しいのじゃ!!」
「・・・・・・・・・お腹空いた」
「私もお酒が切れた」
んじゃ、そろそろお昼にしましょう。
あと孫策さん、ずっと飲んでれば無くなりますよ。
「お料理開始です♪」
こうして袁家メンバーは、助け合い
「妾のご飯は、蜂蜜たっぷりなのじゃ!!」
1人1人が協力し
「ちょっとー、お酒無いの?」
誰1人かける事なく
「呂布、それは私のだ!!
お前のおかずはそっちだぞ」
「・・・・・・・・・・・ごめん、華雄」
ついに頂上にたどり着いた
「ご馳走様なのじゃ」
「はい、お粗末様でした♪
じゃあ、入りますか」
お昼ご飯前に
49.天の御遣い(偽)の無印日記・新たなスタンド使い現る!!
「決着をつけるか、北郷ぉ!!」
「良いさ!!
つけてやるっ!!」
「貴様という存在と共に『想造』されたこの世界、貴様の死と共に消滅させてやろう!!」
「やれるものならやってみろよっ!!
例えこの世界が終わるしかないとしても、俺は次の世界を信じて戦い続ける!!
それが俺というファクターの役割なんだろっ!!」
「それが分かったからと言って、そう簡単に実現すると思うなっ!!」
「してみせるさ!!」
「ほざくな、北郷ぉ!!」
「来いよ、左慈ぃ!!」
「うらぁぁぁぁぁ!!」
・・・・・・・あれ?
ご飯食べてる間に追い越されてるね。
「そうじゃの」
「そうですね♪」
じゃ、更に進みますか。
「・・・・・・・・・・おー」
「ふむ・・・・・ようやく来たと思ったら、北郷殿とは違いますね」
麓で白装束を指揮してた人?
「ええ。
それより、あなた達は何者です?
北郷殿とは違い、完全なイレギュラー。
一体、どうやってこの外史に紛れ込んだのですか?」
ウチの七乃さんが、そこの鏡と同じ物を叩き割った。
旅行に行くと言って。
「・・・・・・は?
待って下さい。
旅行・・・・ですか?」
うん、そう聞いてるけど。
「では、我々の邪魔をする為に来たのではないんですね?」
自分的には、北郷君も白装束も潰したいけどね。
男の敵と、女の子に危害を加える集団は許せないから。
何となくだけど、そこの鏡をどうにかすれば良いでしょ?
「まあ、そうですが。
出来れば邪魔しないで頂きたいのです。
それに、今鏡をどうにかするのは危険ですよ」
なぜ?
「北郷殿が、もうすぐここへ来ます。
そのことで、この外史の終端も確定しています。
あとは、いかに終わりを迎えるかだけなのです」
・・・・・・・もしかして、邪魔するならさ、もっと早めに邪魔しないと駄目だった?
「ええ、邪魔をするのなら、終幕を迎える前にするべきでした。
今、この状態で横槍を入れるのなら、この外史に関係のないあなた方も、どうなるか分かりませんよ」
七乃さん。
いろいろと考えてたんだけど、全て無駄になっちゃいました。
「残念ですね♪」
えっと、メガネさん。
自分たちはどうすれば?
「干吉です。
では、あちらの方でこの外史の終わりをご覧になって下さい。
我々はただ提示し、その裁定はを受け入れるのみ。
別に観客が居ても良いでしょう」
はーい。
じゃ、皆さん移動するよ。
ここにいると邪魔だってさ。
「はいはい。
そこのメガネ、お酒ってあるの?」
「干吉です。
確か置いてあったと思いますので、好きにして下さい」
やっぱり自分たちが話に加わる事は無理っぽいね。
あっちでも、知らない間に全て終わってたし・・・・・・・ここまで来る必要も無かったね。
「そうですね♪
せっかくゼロ仮面を改造して持ってきたのに、使いませんでしたね」
50.天の御遣い(偽)の無印日記・新しい外史へ、ようこそ
つまりアレか。
君は、自分のいた場所でハーレムを築きたいと。
つまり、そう言うことなんだね。
「北郷さんらしいじゃないですか♪」
ハーレム=北郷君と言う公式は、自分も否定しないんですけど・・・・・なんで周瑜さんまで居るの?
あの人、死んだよね?
「北郷さんがハーレムに加えたかったからじゃないんですか?」
ああ、そういうこと。
「じゃあ、そろそろ私たちも帰りますか」
どうやって?
「えーーーっと、ここに・・・・・・・ありました♪
これです!!」
・・・・・・・・さっきの鏡?
「いえいえ、卑弥呼さんから帰り分も貰ってたんですよ♪
って事で、えいっ!!」
即実行!?
「お嬢様♪
最後に一言お願いします」
「蜂蜜水はないのかや?」