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No.659の一覧
[0] 『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/07/24 19:14)
[1] Re:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/07/25 20:44)
[2] Re[2]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/07/27 15:52)
[3] Re[3]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/07/28 22:24)
[4] Re[4]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/07/30 21:16)
[5] Re[5]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/08/14 03:14)
[6] Re[6]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/08/15 16:00)
[7] Re[7]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/08/16 02:17)
[8] Re[8]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/08/19 20:58)
[9] Re[9]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2005/10/02 00:05)
[10] Re[10]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2006/01/07 06:02)
[11] Re[11]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[アルケ](2006/01/11 00:14)
[12] Re[12]:『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目[キラー](2006/02/17 21:09)
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[659] 『NARUTO』~木の葉に燃え移る火を守りし者~ 2スレ目
Name: アルケ 次を表示する
Date: 2005/07/24 19:14
第十四話『もう一人の逆行者』

 ・・・・・つ
 此処は何処だ・・・・

 少年は一人、森の中で倒れていた。

 此処は・・・・・
 俺が良く手裏剣術の練習をしていた場所じゃないか・・・・

 そこで、自分の変化にも気付く少年。
 見た目から7、8歳ぐらいであろう。
まだまだ幼い顔が辺りを探る。

「一体どういう事だ・・・・?」

 兎に角、今は情報が必要だ。
 何で、自分がこんな風になったのか?
 それは、後々でも考えられる事だ。
 その時、サスケの頭には「ある事」が頭を過ぎったのである。
 そう、もし自分の考えがあっているなら・・・・・・
 サスケは急いだ・・・・急いで急いで、死に物狂いで駆け出す。
 もし、考えが正しいなら今日のこの日に起きるはずだ。

『うちはの同胞殺しが・・・・・・』

 そんな事はさせるか!
 今、自分がどうなったかなんてどうでも良い。
 今はそれを確かめに行くのが先決である。

 森の中を風のように駆け出すサスケ。
 不思議と体軽いときている。

 これではまるで・・・・
 前の俺と同じなのか?

 サスケは試すかのようにチャクラを足に溜め、地面を蹴るのと同時に、爆発的な瞬発力が生まれた。
 成功である。
 あの時、アイツと修行をして得たチャクラの修行が・・・・・・
 先程とは、全く比較できない速さで駆け抜けるサスケ。
 だが、行き成り、サスケはある場所で止まったのである。

 気配?誰かいるのか・・・・・・・

 サスケは近くの木に隠れながら様子を見ることにした。
 目の前で繰り広げられていたのは戦闘の真っ最中であった。
 しかも、その人物に見覚えがある。

 あいつらは・・・・・・・
 大蛇丸の・・・

 そう、彼が見たのは大蛇丸の部下である君麻呂達が戦っている光景。
 どうやら、一体五のようだ。
 しかも相手は呪印の力がある。
 どう見てもあの金髪の男の方が不利だ。
 だけど、どっかで見たことのある男である。
 金髪で、しかも腰に二つの刀。
 これではまるで・・・・・・・

「ナルト・・・・・」

 思わず漏らした口を塞ぎ、慌てて姿を隠す。
 今は戦闘中である。
 しかも相手はあの五人。
 此処で見つかれば自分は勝ち目が無い。

 ちっ、俺とした事があのウスラトンカチの事を思い出すとはな・・・・・

 まるで、躍起でも回ったかと自分で言い聞かせながら、鼻で笑うサスケ。

「うずまき流抜刀術、一閃」

 突如、聞こえてきたのは先程の金髪の男の声であろうか。
 だが、ふとその言葉に引っかかる単語があった。
 うずまき流?
 アイツと同じ名前の流派。
 他人の空似か?
 いや、そんな都合よくいるわけが無い。
 だとしたら・・・・・
 サスケは自分の頭をフル回転させながら、仮説を立てた。

1. あれはやはりナルトに似ている他人の空似
2. ナルトの親戚かなんか
3. ただ苗字が同じだけだった
4. 流派は元々出回っていただけ

 どれも違うような気がする。

「あら?意外と早かったわね?イタチ・・・・」

 イタチだと!?

 突如、聞こえてきた単語に戦慄を覚えるかのように、振り向く。
 見ると、金髪の男と大蛇丸が睨み合い、その間にイタチが空から降りてくるかのように現れたのである。
 それは間違いなく、あのうちはイタチ本人であった。
 イタチを見たサスケは自然と手に握りこぶしを力一杯に握っていたのである。
 憎悪・・・
 サスケはあの時のことを未だに忘れてはいなかった。
 あの時、両親や仲間に何をしたのかも・・・・・・

「友の敵、ここで晴らさせてもろおうか」

 友の敵?

「・・・・・・ふふ、計画は中止せざる終えないようね・・・・・・」

 計画?
 中止?
 何の話だ?

 既に訳の分からない会話である。
 だが、一つだけ確かな事がある。
 そう、此処にあのうちはイタチがいるって事・・・・・
 サスケは自分が持っていた忍具の確認をし始める。
 手裏剣が4つ・・・・
 これでは心持たない。
 だが、「昔の俺」なら兎も角「今の俺」なら・・・・・
「あれ」が使えるはずだ・・・・千鳥を・・・・・

「ふふ、でも逃がさせて貰うわよ」

 気が付くと、大蛇丸達は退却し始めていた。
 イタチはそうはさせまいと、手裏剣を数枚放ったが、手裏剣が地面に到達したときには、完全に大蛇丸達は地面にへと姿を消してしまった。

「・・・・・逃げられたか」

「うちはイタチだよな?」

 サスケはチャンスを伺うかのように、ゆっくり、ゆっくりと木と木の陰に隠れながら、距離を詰めていく。
 周りにはなにやら紫の炎の壁があるみたいだが、結界かなんかであろうか?
 しかし、大蛇丸が消えたのと同時に、その炎も消えていた。
 これで・・・・・

「・・・・世話を掛けたようだな」

 淡々とした口調でイタチが金髪の男に言う。

「なに、気にするな。これで、『うちは一族の殲滅が免れたんだから・・・・』」

 何だと!?

 行き成りの台詞にサスケは珍しく、見事にずっこけてしまった。
 そのせいで、茂みが揺れ、転んだ音が聞こえてしまった。

「「誰だ!?」」

 勿論、そんな音を聞き逃す二人ではない。
 写輪眼と青の瞳が物陰をじっと睨む。

 ちっ!?
 俺とした事が・・・・
 だが、逃げ出す事は出来ないか。

 サスケは観念するかの用に、茂みから出た。

「「サスケ?」」

 思わぬ登場者に二人は虚を付かれたような顔をする。
 だが、サスケは難しい顔をして、金髪の男を見ると・・・・・

「何で、俺の名前を知っているんだよ!?」

「あっ!」

 やっべ~とか言いながら、慌てて口を防ぐ金髪の男。
 見かけは兎も角、中身はナルトとそっくりである。
 この能天気で、雰囲気を知らないところは特に・・・・・

「ふっ、ウスラトンカチが・・・・・・」

 思わず漏らす、何時もの言葉・・・・・


「なっ、何だとこら~もう一度言って見ろ!サスケ!!」

 ボンと、音と煙を出して、行き成りサスケの襟首を掴んでくるのは・・・・・・

「ナ、ナルトか!?」

 少し、背丈は小さいが間違いなく、サスケの襟首を掴んでいるのはあのナルトである。

「ったく、お前は何時も何時も、会うたんびに、ウスラトンカチ、ウスラトンカチ、ウスラトンカチ、ウスラトンカチ、ウスラトンカチ、ウスラトンカチ、ウスラトンカチって正直むかつくんだってばよ!!」

「なっ、大体お前が確りしていれば、問題ないだろうが!ドベっ!!」

「むきぃ~~、今度はドベときたかってばよ!!・・・・・・へん、良いもんね。波の国の時、俺はお前が寝ている間にあいつを倒したもんね~」

「・・・・ふん、よく言うぜ。最初の時は手も足も出なかったくせによ」

「なっ、お前って言う奴は・・・・・・・って、待てよ?」

「何だ?」

 突如、の再会で地に戻っていたナルトであったが、今の会話は滅茶苦茶可笑しくないか?
 何で、サスケは波の国の事を知っているんだ?
 それに、この歳ではまだサスケとも会った事も見たことも無い。
 可笑しい、明らかに可笑しすぎる。
 もしかすると、このサスケは・・・・・

「サスケかっ!?」

「はっ!?何当たり前の事を言っているんだ?ドベ」

「・・・・・やっぱり、サスケみたいだな。この口の悪さは・・・・・・」

「そんなことより、説明しろよ。それぐらい、分かるだろ、ウスラトンカチ」

「むきぃ~やっぱり、一発殴らないと気がすまない!」

「安心しろ、俺も同じだ」

「・・・・・・・・・・」

 一人、何が何だか理解不可能な眼で見るイタチ・・・
 完全に二人の頭には自分は眼中に無いらしい・・・
 少々、サスケがこんな態度を見せるのに、不思議に思ったが、その考えは一先ず置く事にした。
 今は・・・・
 あの、大蛇丸に友の仇を討つまでは・・・・・
 イタチは、未だに喧嘩のやめない二人を置き去り、闇の彼方へと消え去る。
 そして、彼らが気付いたときは、既に日が昇り、朝を迎える時間であった。

(後書き)
お久しぶりです。アルケです。
え~以前のスレがパスワードを忘れてしまったので、管理人さんに相談した結果2スレ目を作る事にしました。
今回はサスケもトリップさせて見ました……
やはり、最低2人ぐらいいないと過去を変えることなんて難しいと思ったので……
ではでは、これで失礼します。


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