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No.6296の一覧
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[12] クソゲーオンライン13[あ](2009/05/24 17:54)
[13] クソゲーオンライン14[あ](2009/05/31 15:30)
[14] クソゲーオンライン15[あ](2009/06/20 18:00)
[15] クソゲーオンライン16[あ](2009/06/29 23:02)
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[6296] クソゲーオンライン15
Name: あ◆2cc3b8c7 ID:e0b0b385 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/06/20 18:00

ガイエスブルクの塔、攻略!!

その報せは『レンネンカンプ』に捕らわれた人々に大きな希望を与え
ヘイン達一行はイゼルローン要塞を陥落させた『魔術師ヤン』や
アスターテで奇跡の勝利を手にした『天才ラインハルト』と並んで一躍時の人となる

そんな久しぶりに明るいニュースが『レンネンカンプ』を駆け巡る中


もう一人の中ボスが住まうイゼルローン地下迷宮は
個ではなく集団の力によって、攻略されようとしていた



■イゼルローン地下迷宮■


イゼルローン要塞には地底奥深くに通じる階段がある
その長い階段を降り切ると目の前には其処が地中奥深い場所である事を忘れさせるほど
何も無い広大なフロアが広がっている

そこには、扉も階段も何も存在しないが
だが、地下迷宮への入り口は間違いなくそこにある・・・


■■


『准将!!ここも他の床と違って下が空洞になっているようです』


同盟で最も有名なギルド『薔薇の騎士連隊』の隊員達は
イゼルローンの地下迷宮を攻略するためギルドに所属する連隊員全てを
この広大なフロアに招集し、その入り口を探し求めて調査していた



「これで24件目か、『レンネンカンプ最大難度の迷宮』と言う割りに
 えらく簡単に入り口が見付かるな。ここで俺たちが優秀なのだと
 浮かれるのは簡単だが、これは最早ただのゲームと一線を画した
 ふざけたゲームだ、充分な注意をするに越した事はないだろう・・・』


あまりに簡単に見付かりすぎる入り口に、ギルマスのシェーンコップ准将だけでなく
多くの隊員達も罠を疑わずに居れなかった。いや、全く疑わないのは脳筋集団
『はじめ人間オフレッサー』とその愉快な仲間達だけだろう


『どうします、罠を覚悟で分散して一気に潜入しますか?
 一応、敵の根拠地に乗り込む訳ですから
 多少の待ち伏せは仕方が無いと見るべきでしょう』


決断を促すリンツ大佐の頭には引き返すという選択肢は無論頭に無い
ここまで来て罠を怖れて尻尾を巻くような臆病者はこの最強と呼ばれるギルドにはいない

サブマスのリンツに決断を促されたシェーンコップはギルドチャットを通して
隊員全員に指令を矢継ぎ早に出しながら、突入ポイントへと隊員を配置すると共に
突入部隊と待機部隊の組分けや、定時連絡の方法の確認及び探索終了時刻を決定していく


現実世界でも少々『特殊』な部隊に所属している経験を持つ彼等は
無駄口を叩く事もの無く、その指示に黙々と従って突入の準備を終える・・・


『准将、全隊員作戦行動開始位置に着きました!』

「突入!!全員後れを取るなよ!!!」




■地下14F■


『ムヒョヒョッヒョ、愚かな人間達がノコノコと
 このフロアを任された私が皆殺しにして御覧に・・』

「退け!!」『・・・・』


シェーンコップの命令を受けた瞬間、一斉にフロアボスの探知範囲から離れる
その瞬間、丸いオレンジの球体に入って浮いていたムーア中将に似た
フロアボスは動きを止め、物言わぬ木偶となって静かに地面へと降立つ



『どうやら、戦闘範囲はアイツの位置から20m弱で間違い無さそうですね
 続いて、遠距離攻撃によって与えたダメージが離脱後も蓄積されるかの確認
 及び蓄積される場合に、そのダメージが残る蓄積時間の算定作業に移ります』



『薔薇の騎士連隊』は勇敢ではあるが、無謀な戦闘を挑む蛮勇とは無縁の部隊であった
彼等はゲームシステムの穴を突く事が出来るなら徹底的に突き
最大限有利な形で戦闘に挑むスタイルを終始一貫して取っている

そして、それが彼等の生還率を大幅に底上げする一番大きな要因であった



「どうやら、範囲、蓄積双方ありの雑魚のようだな。侵入と離脱に遠距離攻撃を
 たっぷりとトッピングして、そこの間抜けな木偶野郎にプレゼントしてやれ!」



バクダッシュ中佐から分析結果を受取ったシェーンコップは無慈悲な号令を下し
起動と停止を繰り返す哀れなザコボスの息の根を確実に止めていく



■小判鮫コンビ■


シェーンコップ以外の『薔薇の騎士連隊』の隊員達は
彼等の尊敬する隊長達と寸分違わぬ戦術を忠実に採り続け
作業と化した敵の駆逐という行為を黙々とこなしながら、地下迷宮を確実に攻略していく


その速度は、無謀な『普通のダンジョン攻略』を行うプレイヤー達よりは遥かに遅く
手間も何倍も掛かっていたが、デスペナによる犠牲者は一人も無く

イゼルローン地下迷宮攻略に最も近い位置に立っているのも
『薔薇の騎士連隊』の隊員達であったことが
その『詰まらない』攻略法の正しさを証明していた


■■


『准将、E・コクドーからの通信によると例の『撃墜王コンビ』が
 地下迷宮に侵入したようです。我々の攻略ルートを利用しながら
 最前線まで最速コースで侵入しているようですね。妨害しますか?』

「あの二人か、全くあのお調子者とそれに付き合う物好きな男は随分と暇なようだ
 我々が探索するダンジョンに毎度顔を出しては、お零れに預かりに来ているからな」


突入ポイント付近の待機組みから余計な来訪者の存在を知らされた
シェーンコップは部外者二人のプレイスタイルに辛辣な見解をのべはしたが
実力で彼らを排除するような指示を出すような無粋な真似はしなかった


オリビエ・ポプランとイワン・コーネフの二人が取る『小判鮫戦法』は
セコくはあるが、駆除が必要な害悪であると彼は考えてはいなかった


それに、元々四人パーティだった彼らの内、半数が冥府へと旅立った今
二人で『レンネンカンプ』を攻略するには正面からではなく
他人の力を利用するような搦め手から攻める必要があることも理解していた


ただ、その事をわざわざ口に出して擁護する気も手助けしてやる気も
シェーンコップ自身にはさらさら無かった
もっとも、ポプランの方もそんな事をされたら喜ぶよりも前に
気持ち悪がって蕁麻疹を発症するハメになっただろう


この『薔薇の騎士連隊』と『撃墜王コンビ』の関係は
決して相容れぬ訳でもないが、肩を並べて戦うような事も無い
会えば軽口に始まって皮肉や毒舌を応酬し合う様な
『腐れ縁』と称するのが一番しっくり当てはまる関係であった



■■


「コーネフ!もたもたするなよ!!さっさと行かないと
 不良中年に全部おいしいとこを持っていかれちまうぞ!」

『そんなに急いだって仕方がないと俺は思うがね?彼等の
 慎重さは、お前も充分過ぎるくらい分かっているんだろ?』


敵モンスターと『薔薇の騎士連隊』の争いを利用して
イゼルローン地下迷宮の攻略を目論むポプランに急かされる
コーネフはやる気の無い返事を返してはいたが
走る速度は横の相棒に遅れるような事は一度も無く
彼と共に奥へ奥へと迷宮の底に揃って神速の勢いで踏込んでいた




「なに言ってやがる!そんな悠長な事を言っていたら迷宮に捕らわれた
 美女もお宝も全部、悪の組織の親玉に独り占めにされちまうからな
 あの不良中年はそういうトコだけ手が早いから油断する訳にはいかないぜ」

『心配しなさんな、ポプランさんの手より早い人なんていやしませんから』
「ほぅ~『奥』に大事に手を仕舞っているコーネフさんは随分余裕でいらっしゃる」

『なに、目の前の敵に気付かないほど焦ってないだけですよ!!』


『レンネンカンプ』に来て何度目か分からないような遣り取りを中断し
コーネフは死角から飛び出すモンスターの急所を撃ち抜き
ポプランの撃破数との差を3つに増やす


「っち、もう12体目か、まぁ良い、たまには友人に酒を奢ってやるのも悪くないさ」
『友人?誰が?』


パートナを絶句させて動きを止めた男は弾を流れるように装填すると
もう2体のモンスターを冥府へと送り届ける
イゼルローン地下迷宮を攻略する者が誰になるかが定まる前に
今日の酒代を持つのがどちらになるかは定まったようである



■地下38F■


地下25階を過ぎる頃になるとギルチャの受信感度が著しく悪化したため
『薔薇の騎士連隊』の隊員達は消耗が激しい隊員だけでなく
支援が無ければ攻略が難しいレベルの低い小隊メンバーの帰還も決断する

無理な探索で犠牲者を出し、戦力を低下させるような愚を彼等は絶対に犯さない
綿密な準備と根気強いデータ収集を繰り返し、確実に前に進み任務を達成する



それが『薔薇の騎士連隊』を同盟最強ギルド足らしめる




■■


『てっきり、私も帰還を命じて頂けるものとばかり考えていたんですがね?』


敵モンスターの喉と胸にナイフを精確に投擲したバクダッシュは
自分に超過勤務を命じた張本人であるシェーンコップに不平を漏らす


「そう愚痴るな、貴官も諦めはついているんだろう?」


連隊員の中で唯一の情報分析スキルを持つ男は
『薔薇の騎士連隊』では通信スキルで後方支援を担当するE・コクドーと異なる
最前線で敵の弱点やトラップ見破る最前線での攻略支援を担当する
連隊内でもその重要度は高く、それ故に過重労働を強いられる事になる


『まぁ、諦めがいいのだけが、私の取り柄でしてね。准将に借りを作って
 あなたのギルド『薔薇の騎士連隊』に勧誘された時もそうだった筈です』


シェーンコップは嘆息しつつ話すバクダッシュに
ニヤリと笑みを浮かべるだけで、答えを返す事は無かった


『そろそろ最深部ですな』


厚い鋼鉄の門に深淵まで続くかに見える階段
だが、確実に迷宮の終着点へ彼らは近づいていた
獅子に率いられた獅子の群れに襲われる
哀れな迷宮の主との戦いの場はもう直ぐ其処であった・・・


「そろそろ、行くとしようか・・・」







イゼルローン地下迷宮最深部の戦いは地味さを極めた


不吉を届ける最強の銃使い中ボスジャッキー・ガンは
盾役の連隊員達に銃撃尽く弾かれ、その影から躍り出る前衛部隊
その後方から弓矢や魔法で攻撃する後衛部隊によって
じわじわと確実に体力を削り取られていき


そして、戦闘に途中から乱入した『撃墜王コンビ』の片割れ
ポプランの放つ一撃によって戦いに終止符が撃たれる



中ボス撃破、イゼルローン地下迷宮は遂に攻略される・・・



■国を担う者、道を説くもの・・・■


二人の中ボスを打ち倒し、『大魔王レンネンカンプ』への道が開かれようとするな中
現実の世界では未だに与党と野党との責任の擦り付け合いのような争いが燻り続けていた


全てを背負おう決意をようやく持って『レンネンカンプ事件』という
国難に当たろうとした後の大宰相麻垣康三の指導力も完全に開花したと言えぬ状況の中
先の『ぶっちゃけ答弁』によって得た国民のそこそこの支持を背景に
なんとか国会を空転させずに動かしていると言う状況であった


『レンネンカンプ』の中で一筋の光明が見え始める中
外は二週間程度の時が流れただけ、混乱が収まる兆しはまだ見えそうに無かった


日本共和国第二の夜明けと言われる、この日を迎える前までは・・・



■■


『政府及び与党の開き直り甚だしい答弁では、我々も国民も納得はしない!!』


少しばかりの国民の支持を得たぐらいで
政府や与党に調子に乗ってもらっては困るとばかりに
野党第一党の民従党の議員は激しい批判と野次を飛ばし続ける


『ふんっ、万年野党の無責任集団が吼えるな!!対案をだせ対案を!!』


一方、それに応じる与党である自問党議員のレベルもお世辞にも高いとは言えず
国会中継を見る賢民・愚民を問わず呆れ返らせることに成功していた



「静粛に願いたい!!ここを何処かの野球場と勘違いされてはいないか?
 この場は国権の最高機関たる場であり、野次を飛ばしあう場所ではない」


そんな中、一皮二皮向けた麻垣首相だけが一人気を吐き続け
なんとか諸々の審議を進めようと生来少ない忍耐力を総動員して事に当たっていたのだが
一人の野党議員が放った最悪の暴言によってそれを吹き飛ばされてしまう
 


『うるせぇええっ!!二次元厨は黙ってろ!!!』
「貴様!!長門は俺の嫁だぁっぁあ!!!」



もう、誰の目で見ても日本はこのまま終了するように見えた
だが、一人の老人の発言によって国会の騒乱は終わりを迎える


■■



            「静かにせんか・・・」




喧騒に包まれた議場で、その一際、低く重い声は良く通り
その発言者が誰かを知ると皆が一様に口を閉じ、続く言葉を待つ
その齢は優に90を超えていたが、老害という言葉と最も程遠い位置に立っており
国民に絶大な人気を誇る『永遠の無所属議員』鷹山次郎は久方ぶりに演説をぶっこく


「五十や六十を超えた輩がピーピー五月蝿く泣き喚いて見苦しい
 そんなに件の事件が大事なら、もうちっと頭を使って対策を考えんか」

『ですが、御老!』『黙れんのか?』



横槍を入れようとした野党議員は一言一睨みで黙らされる
60年以上、政党政治の中で唯一人の『政治家』であり続けた男に
生半可の覚悟で意見を述べる事など出来はしない

その上、彼に無能の烙印を押された議員達が次の選挙で支持を失い
落選した例はそれほど過去に遡らずとも枚挙に暇が無く
選挙の当落だけが気になって仕方が無い『政治屋』沈黙せざるを得なかった



「若造共がよう物も考えずに、下手な物に手を出して痛い目にあっとるんじゃ
 こういうときにこそ、棺桶に片足を突っ込みかけた我々老人が力を出して
 しゃんとした所を見せねばなるまいて、罵りあいたいなら議場の外でやらんか」



実力と経験に裏付けられた正論を前に、議場に居る人間は等しく口を閉ざす
身につまされた者は俯き視線を上げることすら叶わない


ただ、この状況を吉と見た首相だけが、一致団結してこの難事に対するべきと
お互い相食むような関係を一時であっても終わらせようと主張するが


「小僧も黙らんか!もともと二次だ三次だと貴様が訳の分からぬ
 責任逃れをするから国会が紛糾した事を忘れたか!!賢しげに
 国の行く末を語るなら、己の一挙一動に責任を持たんかっ!!」



姑息にも鷹山の作り出した流れに乗ろうとした麻垣の目論みは
流れの中心にいる老人の一喝によって脆くも崩れ去る


『御老の言、一々ごもっとも。不肖、麻垣背筋が伸びる思い
 ただ、それほど『政治』を分かっておられる御老がタダの
 無所属議員に留まっておられる事は国家にとって大きな損失
 我が自問党は相応のポストを持ってお迎えしたいが、如何か?』


だが、そこで野党の一議員のように俯くだけでは一国の宰相など務まらぬ
すかさず、『タダの一議員』として鷹山を取り込む勧誘を行い
自らの度量の広さをその場に居る者に強くアピールする


その抜け目の無さと図々しさには鷹山も苦笑いを零し、固辞せざるをえなかった
自分に真っ向から言葉をぶつけてくる議員が居なくなって久しいと思っていたが
俗物に過ぎないと思っていた男が、その肩には重すぎる荷を背負うことによって
政治家として、いや『宰相』として大きな成長を遂げつつある事を
鷹山は長年の経験と政治的な勘によって察した



「宰相閣下も少しは言うようになられたようじゃ。もうそろそろワシも引退かな?
 まぁ、良い。眠ったままの子を心配そうに見つめる母親を安心させてやる
 それこそが、今我々に求められる政治家の仕事。それが分かれば後は何とかなろう」

『私は国民の皆さんに約束しましょう。必ずや、この窮地を乗り切り
 日本共和国を保って見せると、私は絶対にこの日本を諦めないと!!』







四者を合するかのような指導力と言われた首相は
この日の意思表明以後、政治家としての責任とその仕事が何たるかを
与野党を問わず、多くの先達から良く学び、その力を急速に伸ばしていく


与党の方針であるか、野党の意見であるかではなく
その案が正しいのか?国益に繋がるものであるかを第一とし
最良の方法を常に選択し続けようとする


その『政治家』としての行動は、時には与党との軋轢を生み
野党の増長を促す事も合って、政権は何度と無く揺らぐ事になるが

誤謬を怖れず責任からも逃げない、首相の誰よりも強い政治姿勢によって得た
国民からの信頼と支持を少しずつ、だが、確実に大きくなり
もっとも強い政治基盤を持った首相に彼を押し上げていく事になる


これ以後、ジオバンニ機関は一度たりとも予算を気にすることなく
『レンネンカンプ事件』の解決に向け、その持てる力を全て注ぐ事になる


イゼルローンとガイエスブルクが遂に攻略される中
外でも事件の解決へと繋がる道に光明が差し始めていた


   ・・・ヘイン・フォン・ブジン侯爵・・・電子の小物はレベル799・・・・・

                ~END~




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