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No.512の一覧
[0] 記憶を失ったその夜に・・・[飛来骨&龍の牙](2004/12/26 20:50)
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[512] 記憶を失ったその夜に・・・
Name: 飛来骨&龍の牙
Date: 2004/12/26 20:50
シロ「先生危ない!!」
横島「ぐはぁ!!」
Aランクの悪霊の除霊中の出来事だった・・・横島は余所見をした瞬間、悪霊の一撃を貰ってしまい、壁に叩きつけられる!ダメージに朦朧とする中、横島の意識は遠のいていった・・・




記憶を失ったその夜に・・・        原案:飛来骨 編集:龍の牙




おきぬ「・・・さん、大・・ですか!!」
シロ「先生~」(泣)
除霊後、横島は事務所に担ぎ込まれ、ソファーに寝かされていた。
横島「う~ん・・・はっ!!ここは・・・?」
おきぬ「美神さん!横島さんの目が覚めましたよ!」
美神「ちょっと大丈夫?」
横島「あ、あなた達は誰ですか?」
皆「はいっっぃ!?」
美神「な、なに、いってんの横島君?」
おキヌ「私が誰だか分かりますか?」
横島「すみません。分かりません・・・」
シロ「先生~拙者のことは?」
横島「すまん」
そう、横島は記憶をまた、無くしてしまったのだ・・・
美神「おキヌちゃん!小竜姫さまに電話してちょうだい!!」
20分後
小竜姫「・・・一時的な記憶喪失みたいですね」
美神「それでどのくらいで直るの?」
小竜姫「早くて2~3日、もしかしたら一生・・・」
シロ「そんな~先生~」
タマモ「よ、横島のことだから、その内直るでしょ!」
それだけ言ってタマモは、屋根裏の自室に行ってしまった。
小竜姫「もしかしたら、同じショックを与えればあるいは・・」
小竜姫がそういうと、美神は倉庫からハンマーをとって来た!
小竜姫「美、美神さん何するんですか!?」
美神はそのままハンマーを振り上げた!
横島「うわ~」
横島はそんなことを叫びながら文珠を発どうさせた《盾》
ガキッ!!
美神「あ、あんた文珠は使えるの!?」
横島「これ文珠って言うんですか?」
美神は少し考えると
美神「じゃあ別に記憶戻らなくてもいいや」
これだけ言って、自宅に帰っていった。
小竜姫「それじゃあ、私もとりあえず、帰りますね。」
そのまま小竜姫も帰っていく・・・そしてシロも自室に戻った
おキヌ「横島さん、横島さんはこれからどうしますか?」
横島「帰る家も分からないことですし・・・もし、よろしかったらこの家に泊めていただければいいのですが」
おキヌ「そうですね、じゃあ、お布団の準備してきますね」
そういうとおキヌは立ち上がった。
横島「俺も手伝います。」
そのまま二人で、“おキヌの部屋”に、布団を敷いた。



・ ・・・・・・・・




おきぬ「横島さん、起きてますか?」
横島「・・・・・・・・」
寝ちゃったみたいですね・・・・・・
おきぬ「・・・・なんで、なんで忘れちゃったんですか!?私のことも、思い出も、皆の事も!」
そういうと、おキヌは一筋の涙を流した・・・ぽた、そのしずくは横島のホホに流れ落ちた・・・
横島「ん~、あれ?おキヌちゃん?ゑ!何で俺、おキヌちゃんの部屋にいるんだ?」
おキヌ「横島さん!!記憶が戻ったんですね?良かった、ほんとに良かった!」
そういうと、おキヌは泣きながら横島に抱きついた。
かわいい。横島は心からそう思い、おキヌを抱きしめ、そして・・・
横島「おキヌちゃん・・・」
おきぬ「横島さん・・・」
そのまま二人の影はひとつになった。




~後日談~


シロ「先生~記憶が戻ったんでござるね~」

翌朝、横島の記憶が戻ったのを知ったシロは、尻尾をブンブカ振りつつ、横島に抱きつつ、顔を舐めまくった。
ペロペロペロペロ

横島「だ~~~!シロ!お前が喜んでくれたのは分かったからそんなに舐めるな!引っ付くな~~!」

おキヌ「そうです!!離れてください!!」


バタン!


美神「横島君の記憶が戻ったんだって!(おかしい、まだ、は、裸は見られてないはずなのに・・・どうやって?)・・・へっ!?」

タマモ「ヨコシマの記憶が戻ったの!?・・・えっ!?」

小竜姫「ヒャクメを連れてきました!って、もう、戻っちゃったんですか?横島さん・・・って、はぁっ?」

ヒャクメ「小竜姫も、人・・・じゃない、神使いが荒いのね~~おや?・・・フフ~ンなるほどなのね~」

シロの声を聞きつけ、部屋に入ってきたものの、おキヌの言葉に驚く女性陣(約1名は除く)

美タマ小「「「おキヌちゃん、今なんと言いました?」」」

シロ「お、おキヌどの?」

おキヌ「?なにって・・・あ、(かぁ~~)」

ヒャクメ「フフ~ン。恥ずかしがること無いのね~(ニヤニヤ)と、いうより、ちゃんと宣言しておいたほうがいいのね~。」

おきぬ「ヒャ、ヒャクメ様!?」
ヒャクメ「ようするに、横島君の記憶が戻ったのは、愛の力ってわけなのね~」

美シロタマ小「「「「な、なんですって~~(と~~)」」」」

美シロタマ小「「「「横島君(先生)(ヨコシマ)(横島さん)どういうことですか!?」

横島「え、え~と、さいなら~~」

女性陣のあまりの迫力に、思わず、おキヌを抱えて(いわゆるお姫様抱っこ・・・当然、おキヌは真っ赤ッ赤になっている。なんだか、“そんな、横島さんったら、人前でいきなり”とか、“朝からだなんて、そんな~”なんていってる気がするが気のせいだろう。ウン、気のせいだったら気のせいなんだよ!)文珠を取り出す横島。

美シロタマ小「「「「あ~~~!にげるな(でござる)~~~~!!」」」」


<転><移>


シュン!




~某所~


横島「ふ~~。怖かった~~」

おキヌ「これじゃあ、しばらく帰れませんね?」

横島「そうだね・・・し、しまった~~向こうにはヒャクメが居るんやった~~はよ、隠れんと見つかってしまう~~そんなことになれば・・・地獄や~~!!」

おキヌ「それじゃあ、愛の逃避行ってやつですね!あ、学校はどうしようかしら?」

横島「お、おキヌちゃん?」

おキヌ「これからも、よろしくお願いしますね?た・だ・お・さん!」






FIN




あとがきby飛来骨


飛来骨です。初めて短編を書いてみましたが、なかなか短くするのが難しいです。精進します。




あとがきby龍の牙


どうも。龍の牙です。今回も編集&タイトル考案でしたが、なおしているうちに、構想が湧いてきて、後日談を書きました。どうだったでしょうか?感想・ご指摘お待ちしております。


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