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No.4439の一覧
[0] リリカルなのは~愛されたいバカ~  (オリ主もの)[BAL](2008/12/06 02:06)
[1] プロローグ  後編[BAL](2008/10/15 13:41)
[2] 第一話 前篇[BAL](2008/12/06 02:10)
[3] 第一話    後編[BAL](2008/12/06 02:11)
[4] 第二話  前篇[BAL](2008/12/06 02:17)
[5] 第二話  後編[BAL](2008/12/06 02:21)
[6] 第三話  前篇[BAL](2008/12/06 02:26)
[7] 第三話  後編[BAL](2008/12/06 02:33)
[8] 第四話  前篇[BAL](2008/12/06 02:39)
[9] 第四話  後編[BAL](2008/12/06 02:48)
[10] 第五話  前篇[BAL](2008/12/06 02:57)
[11] 第五話  後編[BAL](2008/12/06 03:03)
[12] 第六話  前篇[BAL](2008/12/06 03:11)
[13] 第六話  後編[BAL](2008/12/06 03:16)
[14] 始動編 第1話 前篇[BAL](2008/11/04 13:08)
[15] 第1話  後編[BAL](2008/11/04 13:11)
[16] 第2話 前篇[BAL](2008/11/03 07:09)
[17] 第2話 後編[BAL](2008/11/14 00:05)
[18] 第3話  前篇[BAL](2008/11/04 22:45)
[19] 第3話  後編[BAL](2008/11/05 02:26)
[20] 第4話  前篇[BAL](2008/11/06 01:58)
[21] 第4話  後編[BAL](2008/11/07 02:06)
[22] 第5話  前篇[BAL](2008/11/08 04:59)
[23] 第5話  後編[BAL](2008/11/09 12:28)
[24] 第6話  前篇[BAL](2008/11/10 02:50)
[25] 第6話  後編[BAL](2008/11/14 00:10)
[26] 第7話  前篇[BAL](2008/11/13 06:12)
[27] 第7話  後編[BAL](2008/11/14 20:39)
[28] 第8話  前篇[BAL](2008/11/15 00:22)
[29] 第8話  後編[BAL](2008/11/17 12:44)
[30] 第9話  前篇[BAL](2008/11/18 08:54)
[31] 第9話  後編[BAL](2008/11/21 09:26)
[32] 第10話  前篇[BAL](2008/11/23 10:26)
[33] 第10話  後編[BAL](2008/11/26 17:38)
[34] 第11話  前篇[BAL](2008/11/28 11:06)
[35] 第11話  後編[BAL](2008/11/28 18:20)
[36] 第12話  前篇[BAL](2008/12/01 11:29)
[37] 第12話  後編[BAL](2008/12/11 02:40)
[38] 第13話 前篇[BAL](2008/12/16 15:31)
[39] 第13話  後編[BAL](2008/12/22 07:54)
[40] 第14話  前篇[BAL](2009/01/01 01:28)
[41] 第14話  後編[BAL](2009/01/05 03:43)
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[4439] 第二話  後編
Name: BAL◆49a05f7a ID:dc51a005 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/12/06 02:21
第二話  後編



『まぁ、やるとは思ってたんやけどね~』

「なら問題ナッシング!」

『それを決めるんはウチや!!』


ウィンドウの中で豆狸がご立腹の様子

案外スルーされるかな?と期待していたんだけど、仕事モードのはやて部隊長は真面目さんでした

オレの過去についての情報の開示については、機動六課だけではなく

聖王教会、管理局暫定委員会の許可も必要なため、それなりにシークレットらしい

オレの事なのにオレの許可って項目がないんだけど…


『個人の問題とちゃうからね』

「プライバシーもあったもんじゃねぇな、管理局」

『と・に・か・く、今回は通達してなかったウチにも問題はある
 せやけど次はないからな!』

「へ~い」


釘を刺してくるあたり、本当なんだろう

せっかく無罪扱いなのに わざわざ有罪になろうとは、さすがのオレでも思わん


「ごめんね、私が言いださなければこんな事にはならなかったんだろうけど」

「いいっすよ、その内自分で話してただろうし
 問題なしなし」

『それを決めるんもウチなんやけどね』


今回はセーフって言ったじゃん

(そろそろこの話を切り上げないと、場が悪くなる一方だな)

切り分けたハンバーグを食べ切り、冷たい水で口の中を洗い流す

リインも食べ終えたらしく、なぜはやてが怒っているのかをヴィータ副隊長に問い詰めていた

聞いてないリインが悪い、と思うオレは間違っていますか?


「そ、それにしても シグナム副隊長と戦闘になって無事って
 実は強かったんですね」

「実はってのは余計だな。確かに強いとは言わないが、そんなに弱そうにみえるか?オレ」

「まぁ、普段が事務員だからな。強いぞって言われても納得はいかねぇよ」


ティアナの苦し紛れの質問に便乗してみると、副隊長ものってきた

あれ?こんなやりとりちょっと前にしなかったっけ?


「元々潜入目的だったからな。
 階級が二等空尉だったのは、戦闘評価がそこそこあったほうがココに潜り込みやすいと思ったからね」

「ただ、別の意味で目立ってるよな お前」

「そうっすか?」

「事務員が、新人とはいえ戦闘員より階級高いってなんだよ」

「ん~、回りに言われて取っただけで、あんまり気にしてなかったんですよね
 それに、案外簡単にいったから このくらい当たり前なのかな、と…」

「今、アナタは軽率な発言をしました」


こ、恐!目が超恐いんですけど ティアナさん!?

ちみっこコンビはなにやら尊敬の眼差しなのだが……あ、スバルも同じ目してる

副隊長とシャマルさんは呆れてる感じ?

な、なんで?


「軽率って…別に大した事じゃねぇべ?『試験受けて受かる』ただそんだけだろ?」

「受けるだけでも大変なのに、受かる事が当たり前みたいな言い方しないでください!」

『アズマ君は自分が普通や 思ったらあかんよ』


えっ?オレが悪いの?

ん~ 試験ってのは受かるために受けるもんだろ?

だから受からないってのは前提的におかしくね?受かると思うから受けるんじゃねぇの?


「実は天才なのかな?アズマさんって」

「発言だけ聞けばそうなのかも」

「普段はそう見えないけどね~」


ちなみに上からエリオ、キャロ、スバルである

あれ?オレって異端??

助けを求めて辺りを見回すが…救援はない模様!

シャマルさんと副隊長、リインなんて可哀そうなヤツを見る目だ

泣くぞ この野郎


「まぁ、コイツが強いかどうかなんて 戦ったシグナムしかわからねぇだろ」

「それもそうね」


ヴォルケンコンビによる協議の結果が「やればわかるんじゃね?」に到達した

え、そんな適当な感じで結論つけちゃったら 忠犬が反応しちゃ…


「アズマさん!模擬戦しましょう!!」


ほらね、言わんこっちゃない

前回の事件で、大小それぞれ怪我した事忘れてんじゃないか コイツ


「医務官としてそれは許可できませんよ」

『そやね、スバルだけじゃなく みんな まだリハビリみたいなもんや
 模擬戦して悪化してしもたら目もあてられんわ』

「え~」


ほっ 良かった。模擬戦なんかしたらオレの身がもたんつーの

ランク的には+の分だけオレが上なんだが……ただのBランクが事件解決に貢献できたとは思わん

実はA‐ぐらいあるんじゃね?こいつら

ブーブー文句言われる前に、とっとと掃除に戻るか


『まぁ、アズマ君は問題ないけどな。相手がおらへん』


ガシャン

オレの食器が床へと落ちる

イマ ヤツハ ナントイッタ?

相手がいない?いやいや、それは大した事…ないこともないが

オレなら問題ない?なにを言ってやがる


「はやて部隊長、自分は現在 魔法使用禁止、及び 主任医務官殿から戦闘行為の禁止を
 通達されております。なにかの間違いではないでしょうか!」

『レイナード空曹長、それらの命令はたった今を持って解除とする
 よろしいかな、シャマル主任医務官』

「レイナード空曹長の体調も良好なので問題はないと思われます」

『だ、そうだが?』


真面目ぶってもダメでしたーーーー!!

問題ないって魔力ほとんど戻ってないんですけど!?


「それは単純にガス欠なだけよ?リンカーコアも安定しているし、体の方も問題は無し」

『スカリエッティにもデータを見てもらったんやけど、「大した事ない」って』

「じゃ、じゃあなんで魔法使えないんだよ!この間 飛行訓練しようと思ったら飛べなかったぞ?」

『「リミッターかけてるからね」』

「ドチクショーーーーー!!」


結構真剣に悩んだオレの時間を返して!!

もう魔導師じゃないのか?とか、空飛べなくなったんなら陸戦魔導師かな?とか

ナカジマ陸曹を、いつ「ギンガさん」と呼ぼうか?とか……最後はいつも考えてるけど

とにかく、色々考えたのにーーーー!


「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。お姉ちゃんならいつでも名前で呼べますよ」

「そうだな、心の準備が出来れば……ってソッチじゃない!!」

「混乱してるな、アズマ。とりあえず落ち着け」


笑い出す寸前の顔でなにを言うか 万年ロリっ子が!!


「てめぇ!人の身体的悩みを!!」

「やかましいわ このロリっ子め!」

「表出ろ アイゼンでぶっ潰してやる!!」

「望む所だ!ゴスロリ衣装で外回り行かしてやるわ!!」

『なんや相手決まってもーたな』

「ヴィータちゃんも一応リハビリ中なんだけど~」


あったまきた!女に手をあげるのはオレのポリシーに反するが

人の困ってる所を笑われて我慢できるか!

オレは大好物だがね そういう状況!!他人のはいいのよ、他人のは


「サイテーですね、空曹」

「まぁ、アレがレイさんですし…」

「と、止めなくていいのかな?」

『えぇよえぇよ、許可はウチが出すわ。二人とも色々ストレス溜まってたやろし
 ちょうどえぇわ。っと、ロングアーチの方に訓練場の指定を連絡せなな』

「医務官としては止めたい所なんですけど…」


ティアナは深いため息をつき、エリオとキャロはどうしたものかと悩み

はやては実に楽しそうだったと、後々 シャマル先生に泣きつかれた







「覚悟は出来てんだろうな、アズマ!!」

いいえ、出来てません

あっれ~? 冷静になって考えてみれば、なんでオレとヴィータ副隊長が模擬戦する事になってんの?

表に出て、さぁ始めようという所で 気まずそうなアルトとルキノが


「「こっちへ…」」


なんてハモりながら誘導するので副隊長とついて行けば…ソコは訓練場だった

ご丁寧にも市街地戦に設定までされて

あれ?なんか知らないけどハメラレタ気がするよ ボク


『二人とも、準備はえぇか?』

「おう!いつでもいいぜ はやて!!」

「ちょちょちょ、ちょっと待った!」

「あぁん?」


そんなヤンキーみたいな顔しないでください副隊長。画面の向こうのちびっこ'Sが怯えてます

頭に血が昇っていたさっきまでならいざ知らず

アルトやルキノと会って気まずい感じになったり、時間が空いたせいでオレはかなり冷めてきた

対して副隊長はというと


「とっとと準備しろ!それとも怖気づいたのかよ!!」


目下、血圧上昇中です


『今さら 冗談でした、じゃすまんでレイナード空曹?』


そうっすね。見れば分かります

ぶっちゃけ ヴィータ副隊長とはやてだけなら誤魔化す事はできると思う

しかし……


『ヴィータちゃんと東君が模擬戦するって聞いたから、急いで仕事終わらせてきたよ』

『どうしてこうなったか分からないんだけど 見逃せないかな?って思って…』

『テスタロッサ、レイナードはあぁ見えてなかなかの戦士だ。いい勝負が見れると思うぞ』

『レイナードの旦那が6倍、ヴィータ副隊長が1・25倍!
 まだまだ受付てるぜ~ 賭けるヤツはいないか~?』

『あ、ヴァイス曹長!副隊長に食券1週間分』×複数


なんだこのギャラリー……誤魔化しきれねぇよ、こんなの

あ、ヴァイス、オレも副隊長の勝利に5日分で


『本人が相手に賭けたら意味ないやろ』


そーっすよね

現実逃避しようと試みたが、はやてにツッコまれた

……さっきから後ろの方でブンブンと風切り音が…

チラリと様子を窺ってみれば、副隊長が念入りにグラーフアイゼンの素振りをしていた

み、見なければよかった。ムッチャ恐いんですけど!!

デバイスも無いのにどうすれば……あっ!


「デバイス!デバイス壊れてるからオレどうしようも無いな~
 いや~ 残念だな~」

「はぁ!?」


コレだ!

頭に来ているとはいえ相手は騎士、正々堂々の勝負を望んでいるはずだ(ランク的には正々堂々もクソもないが)

いや~ この間までのオレ ナイス!!


『アズマ君のデバイスなら「予備ぐらい用意してあるに決まっているじゃないか」とか言って
 スカリエッティが喜々として用意してくれたで?』

「コレです~」


シーーーーーーーット!!こんな時は、その万能ぶりがムカつくぞスカっち!!

お使いを果たした事に満足しているのか、指輪の形をした待機状態のファルゲンを運んでくる笑顔のリイン

その笑顔がオレを嘲笑っている様に見えるのは…気のせいだよね?だよね?


「コレでデバイスも問題無し。用意はいいか、ア・ズ・マ」

「え~っと……はい」


ここまで御膳立てされると、踊らされている気が満々だが、逃げるのは無理そうだ

諦めてデバイスを受け取る

コアの部分だけが少し煤けている所を見ると、コアだけを移したのか


「はぁ、ファルゲン わりぃな。復帰早々にこんな事なっちまってて」

≪お気になさらず。ワタシは相棒の武器なのですから≫

「相棒って呼ぶわりには、口調固いんだよな お前」

≪コレがワタシです≫

「分かってるって」


性能的には副隊長のアイゼンにも負けはしないと思う

ただ、使い手であるオレが出来そこないなもんだから 回りからの評価は芳しくない

戦闘機人としても出来そこないで、魔導師としても出来そこないなオレの責任だ

コイツはもっと評価されるべきなんだ


≪アナタが理解してくれているだけで十分です
 他人に評価されるのはワタシを扱う相棒の仕事です≫

「そうなりますか」


なんと言うか…オレなんかには出来過ぎた相棒だよ、ホント


『それじゃ、今度こそ用意えぇか?』

「早くしろ!」


お相手は鼻息荒く、こちらを睨みつけてくる

目だけは冷静にオレを観察しているが…

おぉ、さすがは歴戦の騎士。心は熱く、気持ちは冷静にってか?


≪相当熱が入っていますね
 相棒も本気でいかないとジャンク行きですかね?≫

「洒落にならんな、割と本気でありそうだから笑えん」

≪たとえ負け戦でもワタシはアタナの傍を離れません≫

「どうせ受けるなら女の人からの告白がよかったなぁ」

≪死ななければいくらでも期待できるでしょう。アナタはそれだけの男です≫


付き合いの長い相棒からの激励を受けて、オレの心も熱くなってくる

どうせ負ける戦いなら ド派手に行くっきゃないっしょ?

負けても死ななければいい、ファルゲンの言う通りだね


「遺言は済んだか?」

「殺す気ですか?」

「そいつはお前しだいだな」

「じゃぁ、大丈夫ですね。オレが勝ちますから」

「ベルカの騎士は1対1なら負けはない」

「こっちは相棒と二人で一つなんで1対2っすね
 やっぱりオレの勝ちだ」

「言ってろ……構えろ、レイナード空曹」

   ガチン!

アイゼンから薬莢が飛び出す

こっちも戦闘態勢に入ろうかね


「ファルゲン、用意はいいか?」

≪ワタシはいつでも≫

「あいよ。頼むぜ!

 ファルゲン セットアップ!!」




オレは眩い光の中へと飲み込まれていった

盛大に負け戦を飾るために………

ちょっと萎えたのはココだけのヒミツ





おまけ


「案外簡単に帰ってきたけどよ
 ファルゲン、お前って修理難しいんじゃなかったんか?」

≪どこから出た情報ですか それは?≫

「ん?メガネのシャーリーの情報」

≪ワタシの修理は確かに時間が掛かりますが
 博士が行ったのは修理ではなく 交換なので≫

「なるほどね~……ってそれも修理って言わね?」

≪…………≫

「ま、いいか。お帰り相棒」

≪ただ今戻りました相棒≫




後書き

 うん、最後がアレなのは自分でも分かっています。
 
 普段から執筆中はBGMを聞きながら書いているのですが、今回は普段のリリなのソングではなく
 熱血ロボアニメソングを聞いていました
 それの影響で締めの部分が少年マンガの様に……orz

 あれ~?予定ではシャマルをハーレムに勧誘するになってるんだけど…
 行き当たりばったりで申し訳ありません

 作風が乱れる事が多々あるかと思いますが、これからも宜しくお願いします

 m(_ _)m



※誤字があったので、修正しました
 ご報告、ありがとうございます


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