☆ヒロイン（主人公）は、悪役令嬢を攻略をする☆

～百合注意～
（乙女ゲーム異世界転生物）

（72話と73話と74話は、同じ時間軸です）

～第74話～

僕は、アリスの誕生日パーティーで魔族を撃退したアンジュお姉様の魔法を見て

アンジュお姉様と僕の実力の違いを実感した。

ルイから始まりの洞窟での修行の誘いを聞いた時は、２つ返事で始まりの洞窟で修行をする事を即答した。

最初は、余裕で倒していた敵も洞窟の下に進むに連れて苦戦する様になった。

でも始まりの洞窟で新しい魔法も覚えて強くなったと思う。

僕は、その事で自惚れていたと思う。

始まりの洞窟でキングドラゴンに出会った時は、今の僕だったらどうにかなるって思っていた。

でもキングドラゴンと戦って僕とキングドラゴンでは、戦いにすらなっていなかった。

僕は、死を覚悟をした。

でもマリーの隠された力が目覚めてキングドラゴンを赤子の様に倒した。

マリーは、力に目覚めて反動で倒れた。

マリーの力の正体から言うと当然なのかも知れない。

マリーの力は、諸刃の剣だ。

それほど強力で危ない物だ。

力から言うとアンジュお姉様ともアイリスお姉様とも似て異なる物だと思う。

そして僕は、また他の人に助けられた。

僕は、何て弱いんだろ……

アンジュお姉様の隣に立てる様に強くなりたいのに……

自分の弱さが悲しくて嫌になった。

始まりの洞窟で修行をしてしばらくしてからアンジュお姉様とアイリスお姉様は、闇のオーブを手にいれて戻ってきた。

半年は、かかるって言われているのに２ヶ月以内に戻ってきたのは、さすがアンジュお姉様だと思った。

それよりももっと驚いたのがアンジュお姉様とアイリスお姉様がもっと強くなって戻ってきた事だ。

僕は、アンジュお姉様がますます遠くなった気がして寂しくなった。

僕は、アンジュお姉様の横に立つのは、相応しくないのかも知れない……

それでもアンジュお姉様が好きな気持ちは、誰にも負けたくないと思い

護りたいと思ったり何かをしてあげたりアンジュお姉様の事を考えて胸が締め付ける様に苦しくなるのも初めてで

こんなにも誰かを好きになったのも初めてだった……

街に戻ってきて直ぐにアンジュお姉様が買い物に誘ってくれたのが嬉しかった。

でも2人でないと解ると残念に思えた。

街でアンジュお姉様がエリカ達と一緒に子猫とじゃれあっているの姿が可愛らしくてついアンジュお姉様を見とれてしまった。

「そう言えばアンジュお姉様、誕生日パーティーの時の炎の花を見せてくれてありがとうございました。

凄く良い思い出になりました」


アリスは、子猫と幸せそうにじゃれあっていて

ふと、アリスの誕生日パーティーで見せた黒色の炎を花の事を思い出して

アンジュお姉様に花火を見せてくれた感謝を伝えた。


「えっ！？

黒色の炎の花って何なのですか！？

エリカも見てみたいです！」


エリカは、アリスから花火の事を聞いて

目をキラキラと輝かせてアンジュお姉様の花火の魔法を見たい事をお願いをした。


「アリス様がそこまで興奮するのでしたら私（わたくし）も是非見てみたいですわ」


ジュリーは、アリスが興奮しながら花火の事を言ったのを聞いて

自分の両手を前で握り締めて

目をうるわせて上目遣いでアンジュお姉様を見つめて

花火を見てみたい事をお願いをした。


「俺もアンジュお姉ちゃんの凄い魔法を見てみたいぞ！」


エリックも目をキラキラと輝かせて

アンジュお姉様の花火の魔法を見てみたい事をお願いをした。


「僕も久しぶりにアンジュお姉様の凄い魔法を見てみたいです！」


僕も久しぶりにアンジュお姉様の凄い魔法を見たくなり

イオンも目をキラキラと輝かせて

アンジュお姉様の凄い花火の魔法を見てみたい事を伝えた。


「その……私もアンジュ様の炎の花の魔法を見てみたです……」


マリーは、少しだけおどおどとして

アンジュお姉様の炎の花の魔法を見たい事をお願いをした。


「私もアンジュ様の炎の花の魔法を見てみたいです。

それに良い気晴らしになるかも知れませんので……」


アイリスお姉様もアンジュお姉様の炎の花を見てみたい事をお願いをして

ちらってマリーの方を見つめた。


「そうですね……

たまには、良いかも知れませんね。

良いですよ。

私の炎の花を見せてあげます。


『ダークフラワーフレア！』」


アンジュお姉様が花火の魔法を使う事を伝えて

両手を上に上げて炎の魔法を放ち

家の屋根のすれすれを通り過ぎて空に黒色の炎の花が咲いた。

屋根のすれすれを飛んでいく時に隠蔽魔法で隠れている魔族を倒した。


「今回の花火も良く燃えますね。

どんどん行きますよ！


『ダークフラワーフレアバースト！！』」


私は、試しで空に放った炎の花が綺麗に炎の花が咲かせたのを見て満足した様に頷いて

両手を空に向けて連続で黒色の炎を放ち

黒色の炎は、建物の屋根のすれすれを飛んで隠れている魔族達に当たり空に向かって

空に黒色の炎の花が沢山咲いた。

アンジュお姉様は、逃げる魔族達の後ろから魔族達を撃退して行った。

エリカ達は、アンジュお姉様が魔族達を撃退しているって気付いていないみたいだった。

ただアンジュお姉様の黒色の炎の花が綺麗でうっとりして見つめていた。


「え、えっと……さすがは、アンジュお姉様です！

容赦ないですね！」


僕は、あまりにも容赦なく隠蔽魔法で隠れている魔族達を逃げるのを許さないって感じで撃退をしていくのを見て

アンジュお姉様が恐ろしくなり冷や汗を出して

でも誰にも気づかれなくて魔族達を撃退をして行くのを見て

さすがは、アンジュお姉様だと思い素直に誉めた。

僕は、改めてアンジュお姉様の敵にならない事を心に誓った。



ーTo Be Continuedー