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山東出兵、リターンズ。
帰ってきた蒋介石と共に、北伐も再開。
こっちはもはや、何度目だっけ、ですけどね。
今回は出発点が南京なので、すぐに山東省まで迫りました。
田中内閣も想定してたんでしょう。
天津と内地から3500名規模の出兵を即時命令。済南へ向かわせてます。
双方、リプレイですからね。手慣れたものです。
地図を見ながら、考えます。
前回は、南軍も、北軍も、済南を避けて戦いました。
蒋にとっては、かなりの遠回りを強いられた形です。
形勢逆転で大敗したのは日本のせいだったと恨みを抱いてるかもしれません。
それでもその後、臆することなく日本へ来て、田中首相とも懇談してるんですよ。
何でもすぐ顔に出る田中首相より、はるかに先読みのできる政治家であることは、肝に銘じておきましょう。
ゴシップ寄りの記事で、ちょっと気になるのあるんですが。
田中首相って週に何度も閣議すっぽかしてゴルフ行ってるとか。
いいんですけどね、やることやった上でだったら。
しかし、こうもしょっちゅうだと、緊張感持ってんのか不安になります。
これも新聞と世間をだまくらかしてるカムフラージュだったらいいんですけど、いまだに外相兼務してますしね。
最近は私もちょっと、田中さんには一国の命運を預ける器ありや無しやと、いささか批判的になってます。
蒋と田中が昨年「次の北伐では革命軍はこの街道を進むから日本軍は出兵してもここだけ通させてくださいね」というような密約を交わしていたりすれば。
それが私のベストシナリオなんですけど。
日本のマスコミは、今のところ、悪党の坩堝である支那から邦人を守れ!というノリでぎゃんぎゃん市井を煽ってる論調が大半ですかね。
それへの反対論者にしたって、支那側の視点を一片でも汲んでるかといえば、アイツラニ反対ダカラ反対ナノダしてるだけのように見えます。
世界平和への道は、まだまだ遠いのかも。
戦後だと今はGWなんですけどね。
せつないこと、この上なし。