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さすがにもう、私の知ってる人は、誰も居るまいな。
加えて
最近動員されたばかりで
生まれた時からアホなマスコミの唱える日本サイコー論だけを摂取して育てられた
良質のブロイラー君たちばかりで
構成されているのだろうな。
「死んでこい」
それだけを教えられた、人の形をした、もののけども。
そう思うことにして。
余計な情は、持ちますまい。
そもそもね。制海権と制空権を取られてるんでしょ。
そこへ地上部隊のみを一個師団送りこむ?
正気じゃないでしょ。
何をさせたいんだ?
ねえ。ほんとに。
いったい、何を考えているの?あなたたち。
師団なので、今度は、軍医がいます。何らかの報告が、17号へも届くと思います。
来たら読みたいんだけどね。
何かを思いつけるかもしれないし。
と、小林に耳打ちしておきました。
知りたいけど、何もできないだろうから知りたくもない。
複雑です。
海軍も、なけなしの戦力で、ソロモン諸島沖での戦闘を幾度も繰り広げています。
ミッドウェイで一度に主力空母と航空隊を失ったとはいえ、空母自体はまだ何艦かあるし、新造艦も出撃させてる。
どんなに質を低下させようと
フル動員で納品し
即席栽培の兵員乗せて
現場で覚えろと放り投げる。
昆虫だから、あきらめない。死ぬまで、戦い続ける。
厄介な生物だな。あんたたちって。まったく。
米紙報道を丹念に読みます。
米国民は人間であり、学習能力があります。
一回一回の戦闘から学んだことを共有し、知識と経験を蓄積してゆきます。
それができるからこそ、人間。
うらやましい。
これまで、米海軍は、夜間での戦闘を極度に避けてきた感があります。
陸上でも海上でも、日本軍は、夜に行動するもの。
これも世界中に知れ渡ってますが、警戒と防衛は怠らずとも、夜間には米軍て基本、動かないものだったんですね。
それが、どうも、ここ数週間で変化してきました。
いつの間にか太平洋に進出していた、空母サラトガはじめ、米軍も戦力の増強を着実に行っています。
欧州が優先されているだけで、決して対日戦を軽視しているわけではありません。
そして、ほぼ間違いなく、新手の艦にはレーダーが装備されています。
これがあれば、夜間戦闘における練度の差は、克服できる。
日中と同じ、適確な指示が出せる。
その変化を、戦況が物語っています。
成長する。
人間は、パラダイムを進化させられる生物種です。その差は大きい。
昆虫だって必死に生きているのは認めますが、はたして君たちは人間に勝てるのか。
そんな思考能力すら、持ち得ないか。
見たいけど、見たくもない。そんな戦いが、進行中です。