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きました、ミッドウェイ。
目安として。東京からパールハーバーまでは、直線で6500km。
東京からミッドウェイまでは、4000kmです。
泳いで行くには、ちょっと遠いですね。
6月4日。この海域で、日米の大規模海戦が始まりました。
今回は、考察が楽です。日本は記事にしない。できない。
米紙は、これまでの鬱憤を晴らす大チャンスですから、詳細にレポート合戦。
インタビューしまくり。讃えまくり。そして、今後の展望をいくらでも語りまくって、盛り上げます。
南雲艦隊、総進撃。
迎え撃つのは、太平洋に残存する、米軍全航空母艦たち。
すなわち、エンタープライズ、ホーネット、そして応急修理で駆けつける、生きていたのね!ヨークタウン。
ほか、ニューオリンズ、アストリア、ミネアポリスなど重巡洋艦や駆逐艦の皆さん。
南雲の旗艦は、空母赤城。ほか、次世代艦である加賀。ちょっと古い蒼龍と飛龍。
この4空母を主力として、重巡や駆逐艦が展開します。
米軍の航空機は、ミッドウェイ島上の基地からも飛び立ちます。
日本側から見て、攻撃対象は、敵艦、航空機、そして地上部隊および滑走路含む施設、ということになりますね。
ゲームであれば、戦闘機と爆撃機の比率、各弾数や航続距離に合わせて、フォーメーションを組む必要があります。
日本は、補給や武装交換を、艦上でしか行えない。
ローテーションを厳密に決めておかねば、燃料切れで墜落の連鎖も起こりかねません。
着艦失敗で炎上、なんてのも絶対に避けたいトラブルです。
今までも、やってきたんだから、できますよね?
練度はバッチリ。
華麗なコンビネーションを見せつけましょう。
ハットトリック決めましょう。
ジェットストリームアタックで翻弄しましょう。
流れるシュートで皆殺し。
レディ・ゴー!
南雲はやはり、手強かった。物量でも、米艦隊より勝っていた。
いきなり襲いかかってくる。ためらいがない。殺し慣れている。
しかし、
隙が生まれた。
急降下爆撃機ドーントレスの一隊が、加賀甲板へ到達。
連続して、爆弾投下。
3発が命中。
別の隊が、蒼龍へも、襲いかかる。
爆撃と機銃掃射。
甲板の艦上機が吹き飛ばされ、煙突付近では大爆発。
両艦より奥に、赤城。
2分後。3機が辿りつく。
換装中の零戦に爆弾が命中。誘爆か。大きな火柱が上がる。
わずか5分。
南雲艦隊、総崩れ。
以降、日本軍機は還る場所を失い、続々と墜落。
離れた海域を守っていた飛龍も、追撃され、炎上。
翌日までに、日本四大空母は、すべて海の藻屑となれり。
傷だらけのヨークタウンは、この海戦で、とうとう、スクラップ寸前までのダメージを受けた模様です。
それでも、これは連合軍太平洋艦隊の、輝かしい大勝利といってよいでしょう。
さあ、反撃のときだ!