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レンドリース法は、3月11日に成立しました。
時間がかかったのは、ドイツが息切れしてるからです。
ロンドン市内は空襲で壊滅状態ですが、それでも、市民の士気は異様なまでに高い。戦時内閣首相ウィンストン・チャーチル卿も絶対ドイツに屈しないだろうなと思わされる迫力で声明を出し続けています。
米大統領ルーズヴェルトが、これを全力で支援する。
レンドリース、しなくてもよいのでは?という慎重論も、出ちゃいますかね。
しかし、可決された以上、始まります。
ドイツは、戦略を考え直さなくてはなりません。
考えるほどの脳ミソも持ってないだろう、もはやなつかしき母国の民はどうか。
首相はまだ、近衛です。
1月に、国会で演説をしてます。
「すぐに終わると思ってた日支事変が予想外に長引いてしまった。支那は力だけでは屈伏できない。かれらを心から改めさせるには、まだまだ時間がかかりそうだ。この責任はすべて自分がとるから、もうしばらく首相を続けさせてほしい」
私は、思うのですが、近衛よりも、これに拍手をしてる国民が一番おかしい。
近衛がしてるのは、弁解です。
借りた金が返せないから、もう少し待ってくれ。これと同じレベルの泣き言。
ここで黙って帰る借金取りは、無能です。
追い払った近衛の方がしたたかである。勝敗は、言わずもがな。
返済計画、聞きましょうよ。
期日とペナルティを、決めましょうよ。
その上で、監視しつづけましょうよ。
こんなこともわからずに金なんか貸すなよ。と思うんですけどね。
そして、昨年秋から重慶を攻めようとしてるんですが、すでに大規模な損害を出してるんです日本軍。
日本語新聞はもちろん、日本が占領地で発刊してる中国語媒体でも、一切書かれてませんけど。
この話題について、私のソースは主に、最近各地に拠点をつくりまくってる、中国共産党系の皆さん。
私の納得してる範囲で説明します。
蒋介石軍が何度も毛澤東らの中共軍に敗れた。あれと同じことを今、日本軍が国府軍に対してやっています。
正確には、国府軍を囮にして、中共がうまいことやってる、かな。
日本軍はひたすら前へ進む。罠にはまる。えんえん、その繰り返し。
残念なのは、日本軍を敗走させても、大してお宝を持ってないことだそうです。
いま日本軍、前線で中国軍から奪ったチェコ銃が標準装備なんですって。
食糧も持ってるわけないしねえ。帰るぶんくらいは残しておきなさいよねえ。
情報ダダ漏れなんでこれも言っちゃいますけど、来月あたり、日ソ中立条約というのが締結される模様です。
独ソが不可侵条約結んでて、日独伊も三国軍事同盟結んでるんで、問題ないよね?て多分その程度の発想なんだろうなあ。
その理屈でいったら、世界中の全国家はお友達じゃないですか。戦争も事変も、起きるわけがないんです。
すでにある条約の中身と矛盾しないかソレ、てことを検証しないとね。
ドイツが怒るの、目に見えてます。ていうか既に怒ってるんですけど。
わが祖国だった島に住んでる裸のサル共、気付いても、いないよなあ。