File_1931-09-004D_hmos.
奉天特務機関長は、土肥原賢二大佐といいます。
本日より、奉天市政公所市長も兼務します。
なんか、奉天って書いてあるんで、奉天なんでしょうね。
瀋陽じゃないんですね。はい奉天なら奉天で。
もう考えるの疲れました。どっちでもいいです。
2591年9月20日。日曜日。
今日も、連盟の皆さんと、市内の治安維持活動ならびに救護活動へ奮迅いたしております、コダマです。
内地では、私よりはるかに、みなさん驚いているようです。
満洲某重大事件ver9.18の翌日朝10時に東京では緊急閣議が催され、若槻内閣はひとまず情勢の不拡大方針を決定しました。
紛争が発生したことは了解した。しかし、これ以上の武力行使はまかりならん。ひとまず矛を納めよ。
という訓示が出ます。
関東軍。これに対し即「全満洲ノ治安維持ノタメ三個師団ノ増兵ヲ求ム」と回答して長春の制圧開始。
長春でも、中華民国東北辺防軍、抵抗らしい抵抗もせず、多門中将の第二師団が当日中に同市を占領。
東京の陸軍省参謀本部は関東軍の要請に応え、増派を決定。政府および外務省との調整のため、時間を必要とする旨の但し書き。
ワカツキ首相、あんたどんだけコケにされとんですか。
閣議には南次郎陸相も出席してるはずですが。
この真っ向相反する決定をどう説明して乗り切っているのやら。
動画で見られるもんなら是非見てみたい。
ちなみに参謀本部の中に、石原閣下とつぶさに連絡とりあってる内通分子がいるらしくて、その人たちが、来月、ワカツキを失脚させるクーデターを起こす予定になってるみたいです。
昨夜閣下の口から漏れた、意味深かつ極めて不穏な、次の首相発言は、そっちへの提案に使うつもりかと愚考する次第です。
やだもう。どす黒すぎ。
奉天城内で、張学良元帥の留守を預かる東三省最高顧問の趙欣伯氏は声明を何度も発し、国民党軍は無抵抗主義を貫くのでどうか攻撃を即時停止してほしいと再三悲痛な叫びを訴えておられますが、関東軍きく耳もたず。
いったい誰に止められるんだろう、この王蟲の群れ。
言っときますが、私は何もしてないですからね。
もしかして石原をこんな人間にさせた私がすべての元凶かしらって一瞬だけ思ったりもしましたけど、ヌレギヌも甚だしいですから。
女にフラれてテロリストになった奴が何百人殺そうが、それはそいつのせいですから。
アイドルに罪なんてかぶせないでください。
ありえねーよふざけんじゃねえよバカヤロウ独りで勝手に死にやがれアタシの名前なんか出すんじゃねえ本当に迷惑ですクスンクスン。
いやあ今後マジでどうしたもんか。
満洲全土を手に入れるつもりだとすると、ソ連と戦うことも想定してるってことですよね。
正気か?一昨年、東北辺防軍があれだけボコられたあとだぞ。
日本軍は、20倍の戦力比でも、中華民国の兵にだったら勝てるかも。
実際、大した戦闘もせず蹴散らしてますしね。
同じ手はソ連には通用しませんけど、そんなことは十二分にわかってらっしゃいますよね?もちろん。
一体どう驚かせてくれるっていうんだろう。
わっかんないや。おやすみなさい。つかれた。