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右翼と左翼について。
その前に。
人間には、男と女があります。
21世紀だと、それだけじゃないよって即座にツッコまれると思いますけど。進めます。
男は女にはなれないし、女も男にはなれない。
20世紀では、そうなんです。最後まで聞いてください。
しかしですね。必ず対立するものかっていうと、そうじゃないでしょ。
お互いの特性を理解して、補いあえば最強じゃん?
みたいなこと、考えたりできると思うんですよね。
私、疑問なんです。右翼と左翼って、どうして争わなくてはいけないのかな?って。
変かな。変ですかね。
んーとですね。満鉄には、左翼多いんですよ。
とくに図書館職員には多くなりやすいかな。
あんまり偏りすぎてくると、北辺へ飛ばされるそうですけどね。左遷族の中の左遷族、ショージタローさんとかって相当にヤバい人の噂も聞きますけどね。
左翼の人は、関東軍を目のカタキにする傾向も強まります。
無理もない。関東軍の中でも、右に偏りすぎると満鉄嫌いが昂じます。これも、無理のないことです。
自分も、世間知らずの活字中毒者でしたから。今世もですけど。時代が時代なら、どっぷり左翼に突き進んでた可能性はありますね。
しかし家庭教師が石原閣下だったから、右翼的エキスも相当に入っちゃってて。
そのおかげで。
今はどっちも、右的行動力も左的思弁術も、それなりに、よくわかる。
右左いと書いてウザイ、というのは21世紀のネットスラングですけど、論争するのが目的でどっちかに極寄りたい人には、させておけ。しかし、頭に血をのぼらせてまでツブしあう必要は、なくね?
それこそ、男女問わず均一にしましょうなんて発想は私は不健全だと考えてますが、男は男らしく、女は女らしくを各人なりに望んだ上で、メタ的オタ的な共通言語を媒介にして、協力しあうのがベストじゃない?って世間知らずなことを考えてみたりするわけです。甘いかなあ。
話題をかえましょう。
華北・華中では本格的内戦中です。
春節のころ、閻錫山と蒋介石が険悪な雰囲気になってましたが、その後、閻を中心に大同盟ができあがり、中央軍という一大派閥が形成されちゃいます。
ホレみたことか、やはり最初から蒋総統を倒す肚だったのだと、南京政府より閻錫山逮捕令が出て。
揉めてる内にいよいよ蒋が、中央軍討伐令を出すに至ります。
争いたいのか。殺したいのか。
戦わないと気がすまないのか。
だろうなあ。せっかく統一したっていうのに、中華民国は今もバラバラです。
毎日そんなの見てると余計、平和が恋しい。
辺境である東三省は、滿洲地方は、そんな意味では、今のところまだまだ、平和です。
閣下が、滿洲占領作戦だとか、世界終末戦争だとか、来満してる皇族の秩父宮に連日ヘンなこと吹きこみまくっていられるほどには。
シャレですんでます。
すんでてほしいな。
閣下もね、「漫談ばっかやってるからどうせ今年の8月で俺ァお払い箱サ」って、本気か冗談かわからないヤサグレカタしてます。どっちでもええです。
私は滿洲に残ろうかな。図書館史料のデータベース化が全然はかどらないんですよ。
手つかずの文献多すぎ。ロシア語わからん。
これがひと区切りつくまで、日特へは戻れないですね。あと一年はこっちにいないと。
あーあ。ファイルメーカー欲しいなあ。アクセスでもいいです。手書きエクセルだけじゃ無理。
サノ、はやく半導体開発してくれ。
切実に、求めてるんだ。