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No.43637の一覧
[0] 陽炎ノ天花[照間蒼玉](2020/08/07 17:46)
[1] 入隊[照間蒼玉](2020/08/07 19:04)
[2] 勧められて[照間蒼玉](2020/08/07 20:17)
[3] 純白の聖炎[照間蒼玉](2020/08/08 10:07)
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[43637] 入隊
Name: 照間蒼玉◆ae0ba03e ID:194be21b 前を表示する / 次を表示する
Date: 2020/08/07 19:04
「水流添美月です。今日から火滅隊7部隊に配属されました。

よろしくお願いします」

赤色を帯びた黒髪の少女は自己紹介をした。

「俺は7部隊の隊長、虎丸猛。よろしく」

美月は彼の顔を見て驚いた。顔の右上半部は火傷で肌が爛れていた。

それは彼女にとって衝撃的だった。

「すまない。怖がらせてしまったかな」

「あ、いや!ごめんなさい…」

虎丸は微笑を浮かべた。仲間と一般人のために自身がどれだけ

傷を負おうと敵を倒す姿は正に理想のヒーロー像だった。

「それと、そこに隠れてる奴らは7部隊の隊員だ」

数人の男が姿を現した。美月よりも先に入隊していた隊員だ。

犬塚慎司、銃の焔器を扱う狙撃手だ。16歳。美月よりも小柄だ。

その姿を見て虎丸は笑った。

「そうやって並んでると姉と弟みたいだな」

美月の顔は引きつった。

「いやでも、後輩と先輩みたいな関係になってくるわけだし」

「そんなもんは関係ないさ。それに俺がお前を選んだ。判断力と

指揮能力が高い。俺は隊長を担っているがそういった人材が

欲しかったんだ」

そんなことを考えながら人選するのか、と美月は思った。

とりあえず火滅隊に入れただけでも十分だ。

これから彼らと共に戦っていくのだ、足手まといにならないように

努力をしなければと美月は自分に渇を入れた。


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