その森で私は遭難した。
興味本位で森に入ることは危険だ。
そのまま意識を私は手放した。
アイはゆっくり目を開いた。窓からはそよ風が吹き込んでいた。
ふかふかの白いベッド、誰かが入ってきた。
淡い金髪で穏やかな表情を浮かべた男と水色の長髪の女性がいた。
「良かった、目が覚めたのですね。まだゆっくりしていてください」
「レイさん、先に色々教えた方が良いのでは?あ、私はアリア、こちらは
レイさんですよ。覚えていますか?森で倒れていて…」
アイは頷いた。
レイとアリアはここまでの経緯を説明した。
「しかし…ここは簡単に言えば異世界に近い。普通にここに来るのは
難しい…。となると、アイさんは創造神アルスによってここに
来たのかもしれませんね」
レイ…バシャーモの擬人化。
アリア…アシレーヌの擬人化。