<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

SS投稿掲示板


[広告]


No.43473の一覧
[0] 強制ハーレム[上縛り位置](2020/02/23 02:32)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[43473] 強制ハーレム
Name: 上縛り位置◆e9bd7a34 ID:84954ba9
Date: 2020/02/23 02:32
強制ハーレム



俺の目の前に、半裸の女が立っていた。

「誰だ、お前‥‥‥」

「私は、お前が好きな者だ。下手をすればーーーお前自身よりも、お前のことが好きな者だ」

「‥‥‥どけ、邪魔だ」

「あんっ」

寺門は、その女を手でやさしくどけると、窓から顔を出して、家の外を見下ろしたーーー。

「寺門ー!」

「寺門ー!!」

「キャー!! 寺門ー!!」

「ジモーン!!」

「寺門ー!!」


「うわ」

寺門は、窓をそっと閉じた。

「‥‥‥て、てらかど‥‥‥」

寺門の目の前で、先ほどの女が目をハートにしながら寺門のスネを舐めていた。

「‥‥‥おい、女」

「‥‥‥てらかどの脛‥‥‥かつおぶしの味‥‥‥」

「‥‥‥ヨシエ!! 聞こえてるだろう!!」

「‥‥‥あら、やっぱりバレてた?」

先ほどの女は、寺門のスネから口を離していた。

「‥‥‥当たり前だ。こんな非常識なことができるのは、お前以外にいないからな」

「‥‥‥ふふっ、私は寺門の幼馴染のヨシエ」

ヨシエと名乗るさっきの女は、すくっと立ち上がった。

「あはぁん‥‥‥てらかど‥‥‥‥」

「ヨシエ‥‥‥お前はどうしていつもいつも‥‥‥こんな回りくどいことを!!」

「‥‥‥わかるでしょ‥‥‥女心よ‥‥‥」

「‥‥‥そうか、なら仕方ない‥‥‥」

寺門は、ベッドに寝転んだ。

「‥‥‥あら? いい子ね‥‥‥話がわかる‥‥‥さすが寺門‥‥‥てらかどぉ‥‥‥」

「‥‥‥だが、無関係なやつを巻き込むのは許せん!!」

寺門は、ベッドからマグロのように飛び跳ねると、そのまま窓ガラスを割った。

「‥‥‥キャー!! 寺門ー!!」

「てらかどおおおおおおおお」

てらかどおおおおおおおおは、窓ガラスをド派手に割って、家の外に飛び出た。

そして、そのまま向かいの家の屋根に着地すると、三角飛びの要領で、家の屋根々を飛び回った。

「すごい、寺門‥‥‥すごい!」

そして、寺門はそのまま姿を消した。



「‥‥‥ふふふ、寺門‥‥‥私の「ハーレム=ダビットソン」から逃れるなんて‥‥‥」

ヨシエは、街の一番高い電波塔に、アジトを構えていた。

「さすがは私の見込んだ男!!」

「‥‥‥ヨシエ」

「‥‥‥あらやだ、もう来たの?」

「‥‥‥隣町だからな‥‥‥。それに、お前が作ったハーレムが、この電波塔まで続いていたからな!」

「‥‥‥ふふ、かしこいわ、寺門‥‥‥かしこい‥‥‥」

「‥‥‥ヨシエ、俺はお前が好きだ。そして、お前も俺のことが好きだ」

「ええ、当然よね?」

「‥‥‥だが、いざ付き合ってみれば、毎日、毎日‥‥‥他の人を洗脳しては、俺にあてがおうとする!!」

「そうよ、うれしいでしょ?」

「‥‥‥ヨシエ、なぜお前は、普通にしようとしないんだ!!」

「‥‥‥ふんっ、そんなの決まってるわよ」

「‥‥‥なにっ」

「あなたが私の事を、ちゃんと見ようとしないからよ!!」

「‥‥‥」

「私だって、愛されたい‥‥‥抱かれたい、なのに!! あなたは硬派を気取ってかなんだか知らないけど、全然手を出そうとしてこないじゃない!!」

「‥‥‥」

「ほら、すぐそうやって「‥‥‥」とかやるし!!」

「‥‥‥これは、生まれもった、俺のサガだよ」

「黙れカス!!」

「‥‥‥」

「もう、しらないわ‥‥‥あんたなんて、私がサイコキネシスで洗脳したハーレム軍団の餌食になってしまえばいいわ‥‥‥」

バァーン!!

すると、扉が開いて、先ほどのハーレム軍団が列を為していた。

「‥‥‥ごくり」

「‥‥‥さぁ、行きなさい!! 私の手ゴマたち!!」

「キャーー!!! 寺門!!!!」

「好き好き!! 寺門ー!!」

「愛してるぞおおおおお!!!寺門おおおおおお!!!」

「‥‥‥糞っ、万事休すか‥‥‥」

「おーっほっほっほ!! このままその子たちに‥‥‥やられちゃいなさい!!‥‥‥グスン」

パリーン!!

その時、ガラスが割れたーーー。

「‥‥‥なにっ!?」

「なにやつ!?」

窓ガラスを割ったのは、人間だった。

「‥‥‥ふっ、派手にやられているみたいね、寺門」

「‥‥‥お、お前はユキ!!」

「‥‥‥だ、だれなの!? この女は!?」

「‥‥‥私は、こいつを10年前から追っていた女だ‥‥‥」

「‥‥‥なに!? お前、ストーカーだったのか!?」

「‥‥‥くそっ、邪魔立てするなら容赦はせん!! その女を八つ裂きにしてやれ!!」

「キシャーーー!!!」

ハーレムが、ユキ目掛けて波のように押し寄せてきた。

「にげるわよ!! 寺門!!」

「お、おう‥‥‥」

その後、ユキは持ち前の瞬間移動能力を使って逃げた。

「‥‥‥あ、あのやろおおおおおおお」



時は、2020年‥‥‥。

女の子たちは、進化を遂げた。

それは、意中の男をゲットするために、発現するーーーある、特殊能力だった。

これは、寺門を巡っての、ある恋の模様を描いた、物語‥‥‥!



「‥‥‥ほえっ」

「‥‥‥おい、寺門、お前まだ、そんなもん書いてんのかよ」

「‥‥‥わ、悪いかよ」

「そんな自分に都合のいい話を書いてる暇があったら、彼女つくれ!! 彼女を」

「‥‥‥ふっ、今はそんな時代じゃないさ」

「そうか? いつの時代も、恋愛に勝る娯楽はないぜ??」

「‥‥‥ふっ、恋愛脳が」

「‥‥‥まぁいいや、俺、彼女とデート行ってくるから」

「‥‥‥ああ、いくがいい‥‥‥」

ブーン。

「‥‥‥」

彼女欲しい。


感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.023721933364868