只今小学校のカリキュラムから復習しております。
ここの板のローカルルールについては詳しくないため、
もしかしたら、反感を買ってしまうかもしれません。が、
当方は一切の責任を負いかねます。
なお、感想欄に感想を書く行為は筆者である私のみの特権であり、他のすべての人間に書く権利は存在しません。
「ふう、こんなもんかね」
そう言って無精髭を生やした男 平山悠斗(ひらやま ゆうと)はブラックコーヒーを啜りながら呟く。
仕事が一区切り着いたのだ。
「さあてと、ふ~ふふん、ふふ~ん」
変なリズムを付けた鼻歌を歌いながら、悠斗は仕事用のバックを漁る。
そして、コンビニで買った、おかかのおにぎりを取り出して袋を破く。べりべりと。
そして、悠斗はディスプレイを開き、仕事フォルダを仕舞って彼の趣味全開の
お気に入りを開く。
SS。二次創作。いわゆる『オタク文化』である。
そして、それを見ている悠斗は『オタク』なのだ。
・・・偏見だが。
彼自身はその事実を否定しているが、
その考えをしているのは彼だけだ。
「うわ、まだ更新してないのかよ。もう3ヶ月経ってるぞ」
このアル○ディアは面白いssが沢山あるのだが、ある日突然、ssの更新が止まってしまうのが難点だ。
「またss見てるの?そんな楽しい?」
「ああ、楽しいよ。悪いか?」
「別に~」
悠斗は眉をひそめて貧乏ゆすりをし始めた。キーボードを叩く音も心なしか乱暴に聞こえる。
「まだ『かな入力』なんだ」
「ああそうだよ!悪いか!?」
「別に。ただ子供っぽいな~と」
「っっ!!」
――――まだ言い返す事はできるが、これ以上言い返したら泥沼になりかねないから、ここは引いておくとする。大人らしく。
客観的に見たら、言い負かされているのは悠斗だが、それに気づいていない。
・・・・子供っぽい。
・・コホンさっきまで一方的に悠斗を言い負かしていた女性、鳥遊優子(たかなし ゆうこ)。悠斗の小学生からの幼馴染みだ。
これだけ聞いたら、恋が芽生えたりしそうだが、彼はそんな思いを抱いてない。
「お前ら、そろそろ休み終わるよ」
「うげ!マジですか?」
「うん?また平山はこんな下らないものを。だいたいこんなのは小説とはいえないんだよ。小説っていうのはだね・・・・・」
この延々と説教を述べている人物は山田課長。本名は『ゆうき』なんていう名前だ。本人はこの名前が子供っぽい感じがして嫌っている。
「・・・・・ということだな。あ、そうだ平山、部長がお前を呼んでたぞ」
「え、部長が?」
「ああ第二会議室で話しがあるそうだ」
「ん?」
俺なんかしたっけ?そう思いながら悠斗はオフィスを出た。
「まさかリストラかな~。」
そりゃないだろうと、一人で突っ込む。
・・・・まさか当たるなんて。とは彼が5分後に口にする言葉だ。
「もうその位にしなさい。悠斗」
「ほっとけ」
悠斗は泥酔していた。
あの後、部長からリストラを受けてから、彼は会社を辞める準備をするよう言われた。
しかし、悠斗はそんな事ができる余裕もなく、自問自答していた。
――――俺は頑張ったのに。なんで俺がリストラされたんだ?
素行なのかな?でも、遅刻もしていないし、仕事は一生懸命にやったのに。
そうやって自問自答していたら夜になっていた。いまいち現実感がない。ほっぺをつねったら目が覚めそうな気さえした。
そして、優子に誘われて飲んだのだが・・・・
「緊急事態発生、緊急事態発生、緊急じらいはっせい、きんきゅじらい・・・」
悠斗は酒に弱い。さらに悪酔いするため、質が悪い。
「そろそろ帰りましょうよ。家まで送るから」
普通なら男が女に言うセリフだが、悠斗は気にしなかった。
家に帰って寝て、起きたら、またこんな夢から覚めるんじゃないか。そう悠斗は
思っていた。
そうしてめがさめてまたいつものにちじょうが・・・
そして赤信号に差し掛かった時、
――――そうだ。車に轢かれよう。そしたらきっと、俺はこんな悪夢から抜け出せる。
「ちょ、悠斗!」
ふらふらと覚束無い足取りで悠斗は横断歩道を渡り、
悠斗はトラックに轢かれた。
どうも、筆者のだるまです。
この作品は憑依モノです。
文章力が無く、更新も不定期になるかもしれませんが、何卒よろしくお願いします