「か、神様に捧げるってどういうことですか!?」
「死んだら遺族へは渡さず、神に捧げるの。」
「どういうこと……」
そう聞かされた時、皆が静まった。
「なんでそうなるんですか?」
「神に生かされて、死んだら神のもとに還る。これが戦士の宿命なの。」
「……嫌です。」
「仕方ないことなの。」
「ウチ、こんなんになるんやったら戦士嫌やわ。」
「戦士はやめられない。神に認められたの。」
「私は嫌です!!」
「神に逆らってはいけないわ!!」
「……貴方達には悪いけどこの骨壺は祭壇に祀らせてもらうわ」
私は怒りを抑えきれなくなり、変身して葬儀場から走って逃げた。
「榊原さん!待って!!」
「もういい!!」
「私達が止めてきます。」
「よろしく。五十嵐さん、朝日奈さん。」
「はい。」
朧とアリスも葬儀場を出た。
「悪いな…GPS機能が付いているからすぐに見つけられる。あっちだ。」
朧とアリスが動こうとした瞬間、辺りが暗くなっていく。
「また来たのか……」
「懲りないね〜」
「さぁ次はどんな奴だ?」
すると、突然炎の球体が飛んできた。
「朧ちゃん!!危ないっ!!」
朧が焦って破爆車を投げる。
炎の球体は真っ二つに割れ、落ちていった。
「あれ、見たことある…私の目を奪ったやつだ…」
「BURNING…?」
見たことのあるトーテムポールが再び現れた。
「でも見て!あんなコードみたいなやつ、前は無かったよ!」
「後ろにタンクなんてあったか?」
おかしい…前に無かった部品が取り付けられている。
すると、トーテムポールは火を吹き出した。
「危ない!!」
「朧ちゃん……熱い……」
「このままじゃ…私たち焼け死ぬぞ!」
「嫌だよ〜」
突然、BURNINGから爆発音が聞こえた。
「なんだ!?」
「狙いを外したか…」
「雲母ちゃん!!」
「もう一発……」
狙いを定め、引き金を引く。
「そこだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
タンクに命中しものすごい音を立ててBURNINGが燃えた。
BURNINGの口が開く。
「火の爆弾くるのかな?」
口からコアが出てくる。
「あれは私が壊すね〜」
「コアが逃げるわ!急いで!」
「視力Bを舐めるなぁぁぁぁぁあ!!!」