始めましてれんこんと申します。私は初心者で自信がなく、でも一歩前に出ようと思い投稿しようと思いました。
初心者ですので、修正多いかもしれません。温かい目で見守ってください。
このストーリーはのび太が偶然拾った宝石の欠片のせいで謎の少年から狙われる。というストーリーです、かなり大雑把ですがとにかくプロローグいきます!
その場は荒れくれた町その理由はジャッイアーン男爵がこの町にやってきて、この町の姫シズーカ姫を誘拐し自分のお嫁さんにすると言い始め民はジャッイアーン男爵の強大な力の前にひれ伏す事しか出来なかった。
だがこの時勇者が立ち上がったその名は勇者ノビータ!
荒くれの荒野、そこには誰かが住んでいた痕跡がある、滅びた街だった。
だが、人の気配は一切しない、虫の囀りさえも聞こえない。
そこで、一人の少年と大きな大男が戦っていた。
少年は古風の銀色に光る鎧、そして肩に特徴的な赤いマントを着ていた。
大男は少年の何十倍も大きく、怪獣と戦っている様だ。
大男は腕を少年に向け振るうが、寸での所で除けられる。
少年は自身の剣で対応するが、圧倒的に不利だった。
大男にとっては少年等、蝿を叩く程度の存在なんだろう、だが蝿を舐めてもらっては困る。
「ははは!!勇者ノビータ!これで終わりだぁぁぁあ!!!」
大男は何度も腕を振るい、等々捕まってしまった。
大男は少年が抵抗出来ない様に、首から下を指で掴み、大男の口が息を吸い、頬を膨らませる。
そして、口から灼熱の炎を吐き出した。
大男は自身の手の火傷も気にせず、炎を吐き続ける。
「ははは!チャーシューにして食ってやる!」
大男は、追い打ちをかける様に炎の威力を倍増した。
だが、炎は突如跳ね返って、大男の顔に向かって行った。
そして、大男の顔に炎が燃え移ってしまった。
「熱ちっっっ!!!」
大男は顔の炎を消すために、その地に顔を付け、右往左往動いていた。
炎が顔を焼いてしまった時に、少年を拘束していた指を、離してしまった。
やがて炎が消えていき、大男は地に足を付けて、剣を見せつけていた少年の方向へ睨み返す。
「何故俺の炎が効かない!?」
すると少年は、先程使用していた剣とは違う、刃先が金色に光っており、手持ちが湾曲な形になってある剣を見せつけた。
「この剣は勇者の血を次ぐ物しか扱えない聖剣!のび太カリバーだ!!!」
大男は剣のまやぶい光に、蹴落とされながらも向かってゆく。
「なんだと!?そんな物俺が食ってやる!」
大男は像も一口で飲み込める程の、大きな口を開け剣を持った少年ごと飲み込もうとした。
「これで終わりだ!!ジャッイアーン男爵!」
そんな中、少年は剣を鞘に入れ、目をつぶる。
そして、自身の集中力を極限にまで高め、鞘から剣を抜く準備を行う。
「今だ!!ノビィタスペシャルあやとりビィィムゥ!」
大男の大きな口が、少年の射程距離に入った瞬間に、剣を鞘から抜き、剣先を大男に構える。
すると、剣先から金色のビームを放つ。
大男の口の中が光に包まれて、少年は少し目を細める。
ビームを放ち終えると、大男は酸素を求める魚の様に、口をパクパクと動かしていた。
「ぎゃあ!!!」
大男は何度も地をボールの様に、バウンドし、荒野になっていた街を、破壊する。
街は大男が暴れる程、地鳴りが起こり、少年は身体が傾く。
そして、地鳴りが収まって来た頃、大男は涙目になりながらこちらを向く。
少年は大男に見せつける様に、のび太カリバーを大男へ向ける。
大男はそれを見て、徐々に顔が青ざめてしまい、逃げだしてしまった。
「うわぁ!助けて母ちゃん!!」
少年は大男が去った後の、崩壊した家を見る。
「この街も、あいつのせいで滅びてしまったんだ……」
魔王共に滅ぼされて来た街は、今まで見てきた。
自分の街も滅ぼされてしまったのだ。
だが、こんな所で立ち止まってはいけない。
ジャッイアーンより、更に上を行く魔王がいるのだ。
そして、自身の青い愛馬、ドラェイモに股がり、その場から走り出した。
「シズーカ姫今助けにいきます!」
少年勇者ノビータは馬に乗り姫が囚われている城へ向かってゆくのであった。
その時、誰もが予想しなかっただろうに、何処からか声がした。
「起きなさい!!」
「わわわ!」
少年は愛馬ドラェイモから、顔から落馬してしまった。
「起きなさい!!」
もう…これからがいいとこなのに。
少年は打った鼻を摩りながら、上を見上げる。
「早く起きなさい!!のび太!」
「はい!はい!わかりました!」
自身ははんばヤケクソで、叫ぶのであった。
静かな鳥の囀りも聞こえない、静謐な朝。
そして、朝方から寒くもなく、暑くもなく、睡眠には丁度適した温度。
自身を優しく包みこんでくれる、気持ち良い布団とまくらに抱きついていた。
このままずっと、眠っていたい気持ちが蝕んで行った。
眠っていた少年の名は野比のび太、平凡な小学生だ。
運動も駄目勉強も駄目、得意なのが射撃やあやとりに昼寝。
母親と父親はいつまでものびのびと育って欲しい、と名付けた様だ。
のびのびと育ちすぎたと思うが……
本人は自分の名前が情けなくて嫌だと思ってたが、名の由来を聞いて自分の名が誇らしく思った。
だが、そんな安らぎも母親によって及ぼされるのであった。
母親が布団を取り上げるとのび太は起き上がった。
「のび太!何寝ぼけてんの!もう8時よ、学校に遅刻するわよ!」
大きな石を乗っけられた様な、重い瞼を指で擦りながら、時計を見る。
時計の針は8と云う文字を記していた。
「わーー!!!!」
のび太はその場から、驚いて立ち上がる。
「なんで起こしてくれなかったの!」
母は呆れ、自身の言葉を無視して、朝の支度の為、下に降りて行った。
やばい、早く行かないと遅刻10連続になる。
のび太はいつも通りの朝だが、これにはまだ慣れない。
昨日教師から、自身の遅刻癖を指摘され、次遅刻すると母と話をさせて貰うと言ったのだ。
母と先生のダブルパンチ、体力が持たない。
トドメにお小遣い減らされるかもしれない。
自身の恐怖から逃れるために、服を着替えている。
「何度も起こしたよ…」
青いロボットがこの状況を見ながら、呆れてしまっていた。
ロボットは22世紀から来た、未来のたぬ………猫型ロボットドラえもん。
猫型なのに耳は無い、本人曰くネズミにかじられたらしい。
それからネズミがトラウマになってる。
なんとかヒゲはあるが、猫には見えない。
本来は黄色い色らしいけど泣きすぎて錆びたとか、自分の顔をみて青ざめたとかあやふやしている。
孫のセワシ君が僕の悲惨な未来を変えるためにやってきた。
って、こんな事話してる場合じゃない。
ドラえもんも初めは寝坊ばかりしていたのび太を、死ぬ気で起こしていたが、それでも起きなかったので、等々諦めてしまったのだ。
「って、のび太君服逆!」
ドラえもんがそう指摘する頃にはのび太は階段を降りて行った。
のび太はズボンを履きながら、階段を降りようとしたが。
ツルッ。
「あ…」
階段のズボンが膝当たりまでしか、履いてなかった為、バランスを崩し、一段目を踏み外してしまった。
ドン、バンゴンダン、ズーン。
のび太はリズムに乗る様に、階段から転げ落ちる。
「ぎゃあああああああ!!」
「慌てすぎなんだよなー」
ドラえもんは階段を転げ落ちていたのび太を、見て呆れ返っていた。
これも日常茶飯事である。
のび太はトーストと牛乳を押し込み走りながら学校へ向かっている。
通学路を曲がり、走り、近道を右往左往と行く。
時間が無いのに、母は朝御飯をちゃんと食べなさいと、言うので結果が走りながら、食べるのであった。
「ばあくいがないと」(早く行かないと)
食べながら走ったせいか、パンが気管に入って。
ゴホッゴホッと咳をして足が止まる。
「おーい、のび太君ランドセル忘れてるよー」
ドラえもんが頭部にプロペラ機の様な物を付けたまま、空からやって来た。
頭部に付けてあるのは、タケコプター、二十二世紀の秘密道具である。
頭部につけるだけで、翼がついた様に空を飛べるのだが、最初はバランスが難しく、よく落っこちたのだ。
今はそんな思い出をしみじみと、考えている時間は無い。
要件を早く済ませよう。
「もう、早く言ってよ」
のび太はドラえもんに嫌味の様に言う。
「あ、ごめんごめん、じゃなくて自分が悪いでしょ」
まぁ、確かに今のは自分が悪い。
「全く君はランドセルも忘れるなんて、ドジってレベルじゃないよ」
「しかも走りながら食べるってそりゃあ、むせるよ」
ドラえもんは腕を組みながら、ため息もじりに、愚痴及び、説教を始めた。
ドラえもんが説教タイムに入った、今はそれどころじゃ、ないのに
自身は現在一分一秒を争うこのタイミングに、説教なんかどうでもいい。
「ドラえもんこの状況見てよ」
「あ、ごめん。急いでたんだっけ」
ドラえもんがお腹に付いた、半月の形をした布に手を突っ込む。
なんでも入る、夢の様なポケット、通称四次元ポケット。
ドラえもんのポケットには、色んな秘密道具が入ってるのだが、殆どはガラクタか、レンタルらしい、お金が無いからだって。
そんな夢の無い話を、頭の中で考えてたその時に、ドラえもんが頭に付けていた同じプロペラ機の様な物。
タケコプターを丸い手に乗せ、のび太の前へ出す。
「ありがとうドラえもん!」
「今回だけだよ」
のび太は遠慮無しにドラえもんの、タケコプターを貰い頭部に付ける。
ドラえもんの今回だけ何度聞いたんだろう。
そう考えたまま、プロペラが動き出し学校へと、空を飛んで行くのであった。
その頃、学校でのクラスの教室で教師が出席を数えていた。
一人一人生徒の名前を、言っていき、クラスに一人がいないことに気づく。
「うん?野比はまた遅刻か?」
教師がまたか、と言う顔をし、ピタリと手を額に付ける。
「のび太はこれで10回連続遅刻になります!」
狐目と髪型が特徴的な少年、名前は骨川スネ夫、お金持ちでナルシストの嫌なやつだけど何処か憎めない。
そのスネ夫が嫌味っぽく言い、満面の笑みを浮かべる。
だが、その時に教室の後ろドアから、ガラリと開く音がする。
全員が後ろに釘付けになった。
「す…すみません、今来ました!」
息切れしながらのび太が教室へ入って行った。
「えー野比。遅刻をしなかったのは褒めるが、もう少し余裕を持って来る様に」
教師が少し安心した表情を浮かべ、出席名を呼び始めた。
「へへっ俺の勝ちだぜスネ夫、のび太は遅刻しなかった。ジュース奢れよ」
その時に教師に気づかれない様に、大柄な少年と狐目の少年が話していた。
大柄な少年はスネ夫と賭けをしていた。のび太が遅刻するかしないか。
のび太は少し、その光景を見ながら、苦笑いを浮かべる。
「くそぉ、のび太覚えていろよ!」
スネ夫はのび太を親の仇の様な、獅子迫る表情で睨む。
何で僕が…
のび太はランドセルの中身を取り出しながら、苦い気持ちになった。
「おいおいお前が言い出しっぺでそれはないぜ」
大柄な少年は自分が勝ったから余裕の態度で喋る。
大柄の少年の名は剛田武あだ名はジャイアン、うちのクラスのガキ大将。
「ジャイアンだってノリノリだったじゃん…」
スネ夫は納得が行かず、ジャイアンに反論を始める。
「あ?文句あるか?」
ジャイアンは指を、ポキポキと鳴らし威嚇する。
スネ夫はとほほ、と言いながら諦めたのであった。
「えー、ゴホン」
先生がジャイアン達の話に気づき、皆を集中させる為に、咳払いをする。
「皆こっちに集中してください」
先生が出席版を叩き、皆は視線を先生に合わせる。
「えー 今から抜き打ちテストを始めます」
「算数の簡単な計算式です」
先生がこう言うと皆からブーイングを食らった。
自身もブーイングを言った一人だ。
「ちゃんと授業に集中してれば、できる問題だぞ」
先生は生徒達の文句も無視をして、プリント用紙を皆に配る。
のび太にとっては、授業中大体は眠ってある。
自身もあまり勉強が出来る方では無い。
つまり詰んだ。
プリント用紙を見た途端、のび太の本能がそう告げたのであった。
学校のチャイムが鳴る。
後ろの人から、答案用紙を渡して行った。
テストは終了した、二つの意味で終わった。
「なぁ、のび太テストどうだった?」
ジャイアンが後ろの席から、聞いてくる。
のび太は駄目だったよ、と答えた。
はぁ、遅刻しなかったのはいいけど、また怒られるよ…
「そうだよな心の友よ!」
ジャイアンは僕の肩に手を寄せてガハハと笑う。
同じ人がいるからだろうか、のび太も少し安心するが、あくまでジャイアンが言ってることは、ジャイアン自身より、のび太の点数が下だから安心した。
そう言う意味だ。
その時、自身の近くの席で、スポーツ抜群、秀才、イケメンと言う、三つが揃った少年、出木杉英才が少女と共にテストの結果を話していた。
「ねぇ、しずか君テストどうだった?」
「私はいつも通りよ、出木杉さんは?」
「僕はいつも道理出来る限りの事をしたまでさ。」
本人にはその気が無いのだが、自身の事を考えると、出木杉が嫌味を言ってる様に聞こえてくる。
のび太はしずかちゃんと話している、出木杉に敵意を向ける。
「俺あーゆう奴見ると腹立つんだよな」
ジャイアンがのび太に愚痴る。
のび太はうんうんと首を振る。
そして、休み時間の終わりを知らせるチャイムが鳴り、のび太は次の授業の国語の教科書を、机から出すのであった。
学校が終わりのび太は裏山に向かう。
草むらに寝転び、ポケットから四角に折りたたんでいる、紙を開いた。
「はぁ、もう戻って来たよ…」
テストにはいつも通り0という文字が書かれている。
のび太は溜息を吐き出しながら、ランドセルを枕にして、裏山の空を見上げる。
青空は今の気持ちを忘れる程、清々しかった。
迷った時はいつも、裏山来ている、僕の第二の家だ。
裏山は僕の心を癒してくれる、落ち着いた気持ちになれる。
青空を見上げると、テストの事が馬鹿らしくなって行く。
母親に見せてちゃんと謝ろう。
そう決心してその場から、立とうとしたがある物を見つけた。
紅に染まった、宝石の欠片の様な物、手に取れるぐらいの、小さなサイズ。
「オモチャ?」
のび太は恐る恐る欠片を手に取ろうとした。
手に取った瞬間、自身の身体がおかしく高鳴る。
脳味噌がフル回転した様な、変な感覚。
次に、欠片から、突如赤色の電撃が発生した。
目に見える程の強烈な電撃。
ドクンドクンと心臓の音の様に、電撃が大きくなって行く。
「え!?何これ!?」
のび太は恐れ、手から話そうとするが手遅れで。
電撃は激しさを増し、その電撃が脳味噌を刺激する。
のび太はその場から倒れてしまった。
特異点、パラレルワールド、崩壊する世界。
「ううう……」
のび太は目を覚ます。
そして、その場を確認する為に、キョロキョロと見回す。
緑と草が自身を囲む、いつもの裏山だ。
のび太は安心して、ホッと胸を撫でる。
だけど、さっきのは何なんだ?
のび太が見た幻覚、意識を失った後に、自分達が冒険して来た出来ごとが、頭の中でフィルムの様に再生されて行った感じだった。
やっぱり、夢?
のび太はあんな出来事は、非現実すぎる。
自身の家に猫型ロボットがいる方が非現実だと思うが。
のび太はその場から立って、腰を伸ばし、軽く屈伸運動を行う。
そして、家族に心配をかけない様に、家に帰ろうとする。
だけど、ランドセルを落としてしまった。
眩しい程、夕日が街を照らしていた。
夕日が……夕日が……夕日じゃない……
のび太の街は赤く、燃え上がっていた。
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今回はプロローグという事でここで終わらせます。