「……雑種風情が我の鎧に罅を入れるとは万死に値するぞっっ!!」
真夜中、原初の王はそう言うなり黄金に輝くゲートより十の宝具を対象に向け投衡する。
それに対し、流麗で煌びやかな紅のローブを纏う老人はその蒼色の目に映る宝具を杖一振りでカエルチョコレートに変えながらこう紡いだ。
「哀れ死人よ、そこまでして愚かな人間が欲求を追い求めるか……。これはちと教育的な指導が必要かのぉ」
老人はそう言うと、目で追うことも難しい程の速さで杖を振り魔法を唱える。
その威力たるや、コンテナで囲まれた辺り一帯が地響きするほどであった。
「チッ、小癪な真似を……老い耄れが」
原始王もその攻防を目の辺りにし顔を顰めながら更なる宝具を繰り出すのであった。
「暇だ」
ハリーポッターは呟く。ツンツンした髪は相変わらず変化はないが肉体的に大きく変化が進んでいた。三十半ばではあるが髪は銀色に染まり碧眼だったその目は怪しい紅が彩っている。
夜の遠坂邸。しかしその屋敷は驚くほど閑散としていた。
唯、荒れた芝生中にガサガサと小さな帽子達が蠢いている位で辺りは鬱蒼としている。
「君もそう思わないかい、遠坂譲?」
ハリーは自分とは対面に座る少女に話しかけた。
その少女は学園でも頂点相応しい美貌と知恵を兼ね備えた才色兼備。
だがその美貌を兼ね備えたその双眼はどこか黒く淀んでいた。
「……」 「君も中々頑張るねぇ、さすが世界有数の魔術師なだけある、だがその抵抗も無意味と知れ。クルーシオ!」
そう呟くとその杖先から光線放つ。するとそれを肉体に受けた少女はひきつけを起こしたかのように痙攣し始めた。その眼には大粒の血涙が零れる。
それを見ながらハリーは邪悪に嘲ると更にその杖を振るうのであった
まだまだ続くで(-。-)y-゜゜゜
一応毎日三十分で完成させて投稿という縛りがコンセプトや。
多忙ゆえ毎日は無理かもしれないが、できるだけ善処する。
これで文章力あがるといいな……(*´ω`*)