秋津洲と呼ばれる島がある。かつて天上に一柱の神が住んでいたその島は、ある日から神がいなくなり妖怪が溢れかえる島となったことがあった。そこに住むしかない人間や獣人たちは抗う方法を模索した。その見出した方法こそ、いなくなった神の力を集めて新たな「神」を作るというものだった。そして「神」の力を得るべく戦うものを「英雄」とその島の住人は呼ぶようになっていた。この物語は、幾度となく「神」が代替わりした島で起きた、ある男のずさんな計画を巡るものである。◆◆◆表現が分かりにくいとかあれば、ご指摘の程を。頑張って修正してみますので。