やあ、皆さんこんにちは。僕の名前は斉木 楠男だ。
超能力だ。
僕は今、とても非常に困っている。
何故かと言うと....
「じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
この視線だ。
僕はどうやら世界で二人目のIS操縦者として、ここ女だらけのIS学園に来ることになった。 何故女だらけかって、その理由は...
「はーい、皆さん席に着いて下さいね~」
おっと、そう言っているうちに先生らしき人物が来たようだ。
「皆さん入学おめでとうございます! 私は副担任の山田真耶といいます」
いや、どうやら副担任らしい「皆さん入学おめでとうございます! 私は副担任の山田真耶といいます」。
「「「「.....」」」」
「あれ、ええと...」
やれやれどうやら取り乱しているらしい。それにしても先生と言うよりかまるで小学生みたいだな。胸はもう一線を越えたぐらい大きいけど
(ジョークを入れた方が良かったのでしょうか……いや、でも半数は外国の人ですし……)
はぁ、このままでは全く進まんな仕方ない...
『自己紹介、ハヤク』
「ふぇっ!?」
「「「「?」」」」
先生が素っ頓狂な声をいきなり挙げたのでクラスは、?で埋め尽くされる。
「あ、いえ!何でもないです!!はい!!!」
「ふぅ~~....ええ、ではじゃあ、出席番号1の人から順番にお願いしますね」
因みに今のは僕の【テレパシー】で山田先生に暗示を掛けてやった。そうでもしないと、始まらなそうだったんでな。
何となくだが、この先生を何回もサポートしなければ行けないような、気がする
そうこう言っている内に、どうやらもう一人の男性IS操縦者に出番が来たようだ
因みにコイツの席はいろんな意味でどストライクゾーンで、真ん中の席の一番前に座っている。ちなみに僕はその後ろ。
「では次は織斑くん。お願いします」
「....」
何だコイツ、ぼーっとでもしてるのか。
「織斑君? 織斑君!」
「は、はい!?」
「あ、大声だしちゃってごめんなさい! でもね……自己紹介、“あ”から始まって、今“お”だから、自己紹介……してくれるかな? だめかなぁ?」
「えー、織斑一夏です、よろしくお願いします……」
周りの女子が、え?それだけ? や まだ、あるよね? 見たいな感じで一夏の方を期待のこもった目で見ている
《ああ、ヤベェ...どうしよう...》
「すーはー..... !!」
お?覚悟を決めたか?
「以上です!」
ガタっ! と音と共にクラスの大半が椅子から転げ落ちた。
おー、凄い団結力。こりゃあクラスで劇○四季を越える日も近くないな、いやいっそのことドリフ○ーズでも目指せるんじゃないか。
それに対して、目の前の奴は「え?なんで?」みたいな顔してる
いや、お前だから
すると、ふと気付けばそいつの後ろには、黒いスーツ、タイトスカートの長身の鋭い吊り目の女が立っていた。
いつの間に?
「お前は自己紹介も満足にできないのか」
「……え?」
すると、その女性は腕に持っていた黒い出席簿で頭に溝を創るかの如く目の前の奴に叩き付けた
「うでぇ!?...ゲッ!!関羽!!」
「誰が三国志の英雄か、バカものが」
「ぐぉあ!?」
また、叩かれた。今のであいつの脳細胞は、かなり殺られたな。あれでは小3からやり直しだな。
「あれ? 織斑先生、会議は終わられたのですか? というよりいつのまにココに……」
「ああ、山田先生、クラスへの挨拶を押し付けてすいませんでした」
「あ、いえ、副担任としてこれくらいはしないと」
何だ近くで死にそうな奴を放置か。ていうか、あれ本当に出席簿か?もう、あれは...『ダークマター』と言っておくか。と言うことは、あの人はダースベイ..
≪ギロッ!≫
いえ、閻魔大王閣下の間違いでした。
「ふん!」
もうあの閣下の前で変な
事考えるのはやめるか、俺も人間辞めたくない。いや、超能力者だけど
「さて、諸君私が担任の織斑千冬だ。これから一年間でお前たちを使い物にするのが私の仕事だ。だから私の言う事はよく聞き、よく理解しろ。私の仕事は十五歳から十六歳までを鍛え、お前たちを使えるようにする。別に逆らっても良いが、私の言う事だけは聞け、いいな。解らなくても返事をしろ!」
言葉で、このクラスの雰囲気を地獄にしたか..さすが閣下だな
何だ嫌な予感がする
「きゃ....」
きゃ?...不味い!
「キャーー!! 千冬様! 本物の千冬様よ!!」
「私、ずっとファンでした!!」
「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しすぎるわ!」
ふぅ~~、あー危なかった。どうやら、このクラスの女子は人の鼓膜を破る程の歌唱力もあるようだ。もう、ミュージカルまでやって退けれるとは可能性が広がるな
ちなみに僕は今の一瞬で...あ、すまない「不味い!」の所だ。サイコキネシスで自分の周りにだけ逆方向に向けさせ、女子達の超音...歌唱力を跳ね返した。
ちなみに、僕みたいに対策をして無いひとは、
チーン
前の彼の様に三途の川を渡ることになる。とりあえずご愁傷様
「……よくもまあ、こんな馬鹿者共が集まるものだ。毎年私のクラスにだけ集中させてるのか?」
そういう馬鹿だからこそ、閣下の元へ....
《ギロッ!》
本日2度目、ありがとうございました
キーン、コーン...
「む?それではこれにてSHRは終わりだ、各自これから精を出すように
!!」
さて、閻魔大王閣下の裁きの時間が終わり今は休み時間、僕は目の前の織斑 一夏と初接触をしていた
「えーっと、斉木だっけ?」
(む?自己紹介はしてないが)
「あー、ニュースで見たから覚えたんだよ」
(なるほど、そう言う事か)
「おう!あ、改めて言おうな。俺の名前は織斑 一夏。一夏って呼んでくれ」
(あー、僕は斉木 楠男。よろしく一夏)
「あー、よろしくな」ニコッ
「「グハっ!!」」
「ちょっと大丈夫!?」
「ん?どうかしたのか?」
(取り敢えず、イケメン検定1級だと覚えておこう)
やあ、こんにちは。僕の名前は斉木 楠男。超能力者だ。今はIS学園にいる
何故だ?
ヤバイ、やっていけるかね?