かつて、少年は自分の国の滅びを目撃した。燃える首都を前にして、王として返り咲くと誓った。 そして二年後、少年――詞木島日雨(しきしまひさめ)は、一人の少女と出会う。 不可思議な、巨大な人型の像の中で。 少女は普通の高校生だった。その日も昨日と同じ日常が続くはずだった。 しかし彼女――詩乃目(しののめ)くららは、見知らぬ場所で目覚め、一人の少年と出会う。 そこは巨大ロボットの中だった。ファンタジー世界でボーイミーツガールでロボットが殴り合ってと、とてもありがちな話です。気力が続く限りやってこうと思うので、できれば末永くよろしくお願い致します。