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No.40057の一覧
[0] たれぞうSSまとめ[カネマン](2014/06/15 23:48)
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[40057] たれぞうSSまとめ
Name: カネマン◆c48e2ad6 ID:e4bd9333
Date: 2014/06/15 23:48
たれぞう母「でもウチの子がそんな・・・」

医者「お願いしますたれぞう君しかいないんです・・・!」

たれぞう母「もう止めてください!さぁたれぞう帰るわよ」

たれぞう「受けますぅ」

たれぞう母「た、たれぞう・・・?」

たれぞう「今日はロボトミー手術を受けます」

医者「それではこれからロボトミー手術を始める」

たれぞう「はい」

医者「メス」

たれぞう「(素人にしてはなかなか凄い手術だな)」

医者「汗」

看護婦「はい」

自分の脳が改造されていく
たれぞうは不安と絶望から大きくため息をついた

たれぞう「アヘェ・・・」

医者「メス」

看護婦「はい」

朦朧とする意識の中で手際よく頭の皮膚を切り裂いていく医者の顔だけがうっすら映っていた
そんな最中たれぞうはこの医者についてある結論を出した

たれぞう「やりそうな小児科医」

つづく



医者はたれぞうの頭皮を剥ぎ脳を見た

医者「これが神の脳か」

たれぞうの体は衰弱していき痛みと苦痛に耐えきれなくなっていた
それでもロボトミー手術は終わらない

医者「メス」

看護婦「はい」

たれぞうは死をも覚悟していた
思い残す事が山のようにある
たれぞうはこの医者に遺言を残しておくことにした

たれぞう「ここでお願いがありますぅ」

医者「意識があるのか・・・!」

たれぞう「つるつるTVさんとカネマンTVさんのチャンネル登録をまだしていない方はしてあげてください」

するとたれぞうは眠るように項垂れ何も喋らなくなった
手術室にはメスとメスのぶつかり合う音だけが静かに響いていた

つづく



たれぞう「・・・・・」

たれぞうが目を覚ますとそこは薄暗い手術室とは比べ物にならないほど清潔で綺麗な病室だった
たれぞうは自分が生きている事への喜びと優越感を胸に抱きながら静かに天井を見つめていた

医者「気が付いたかい?手術は成功だよ」

たれぞう「はい」

医者はポケットから手鏡を取りだしたれぞうの顔の前に手渡した
たれぞうは自分の顔をまじまじと見つめている

たれぞう「刺激感が強いです・・・」

医者「なぁに額の傷跡にはじき慣れるさ」

看護婦「たれぞうさん食事の時間ですよ」

たれぞうは丁度腹が減っていた
空腹からか食べ物が目に写るだけで自然と笑いが込み上げてくる

たれぞう「それでは食べますぅ」

たれぞう「病院食の味気ない・・・・・病院食の味気なさと・・・味気なさが口の中に広がりますぅ!」クチャクチャ

看護婦「たれぞうさんまるでグルメリポーターみたいね」

この看護婦の一言がたれぞうの人生を大きく変えることとなるのだった・・・

たれぞう「AOC・・・」

つづく



たれぞうは無事退院しまたいつもの平和な日々が戻ってきた

たれぞう「あー暇、暇暇」

たれぞうは特にすることも無くただただ時間が流れていくだけ
そんな中たれぞうはある動画投稿サイトを見つけた

たれぞう「youtube・・・なかなかイケる!」

youtubeの存在は暇をもて余していたたれぞうにはぴったりの代物だ
そんな動画投稿サイトでたれぞうが目を着けたのは商品を紹介し評価するといったレビュー動画だった

たれぞう「素人にしてはなかなか凄い動画だな」

その時たれぞうの脳裏にあの看護婦の言葉が浮かんだ
「たれぞうさんまるでグルメリポーター見たいね」

たれぞう「youtuberになりますぅ」

これがたらぞうチャンネルのたれぞうの誕生であった
たれぞうは早速紹介する商品を買いに近所のスーパーへ走った

つづく


たれぞうはレビューする商品を求めて近所のスーパーへと向かった

たれぞう「何を紹介しようかのぉ・・・初めてなんじゃけどのぉ」

たれぞうは野菜コーナーに差し掛かった所であるものに目をつけた
そう、バナナである

たれぞう「OCそうじゃのぉ・・・それでは買います」

バナナをひとふさ手に取ったたれぞうは急いでレジへと向かった
これで自分もyoutuberになれるそんな希望を胸に抱いて
だが事件は起こった

強盗「テメェら動くな!さぁ金を出せ!!!」

なんと運の悪い事にたれぞうがレジに並んだ直後店に強盗が入ったのだ
店にはたれぞうと店員数人しか居なく強盗の銃口はたれぞうにも向けられている

たれぞう「あー怖、怖い怖い」

たれぞうはバナナを握ったままその場に項垂れた
そんな時たれぞうはある事を閃いた

つづく



たれぞうは強盗の足元めがけてバナナを滑らせた
それに気付かず強盗はバナナに足をとられ倒れた

たれぞう「それでは・・・ここで・・・通報しますぅ」

強盗はたれぞうの活躍により無事逮捕されスーパーには平和が戻った
たれぞうは急いで新しいバナナを手に取りレジへと向かった

店員「先ほどはありがとうございました。お代は結構です」

たれぞう「当然事をしたまでなんじゃけどのぉ・・・」

そう言ってたれぞうはさっき強盗の足元めがけて滑らせたバナナのお代も払い家へと走った

たれぞう「それでは・・・ンフwww・・・バナナ食べますぅ」

家に着いたたれぞうはすぐさまカメラを回した
自分もyoutuberとして人気者になれるかもしれない
そんな事を考えていると自然と笑みがこぼれた

たれぞう「うん・・・OC!」

撮影したレビュー動画をチェックする間もなくたれぞうはその動画をyoutubeにUPした
ニヤニヤが止まらない
だがあげてみた動画を見てたれぞうは自分には何かが足りない事を悟った

たれぞう「内容が無いんやもん」

つづく



たれぞうは自分にかけていた物を見いだした
これではレビュー動画ではなくただの食事風景である

たれぞう「あーどうしよう、どうしようどうしよう」

たれぞうは他のyoutuberには無い新しいスタイル生み出したかった
その結果今に至るのである
たれぞうは残りのバナナほうばりながらバナナのパッケージを見つめていた
そこで閃いた

たれぞう「このアイデアなかなかイケる」

たれぞうは原材料名、賞味期限、食し方、これらを視聴者に向けて読み上げる事にした
もちろんアレルギー持ちの人への配慮も欠かさない

たれぞう「それでは新しい商品の紹介動画を撮ります」

だが家には何もない
今からまた外へ買い出しにいくのはロボトミー手術を受けたたれぞうにとっては困難だった
だが今動画を撮らないとせっかくのアイデアを忘れてしまうかもしれない
そんな不安感がたれぞうを襲った

たれぞう「ヤバイよ・・・ちょっと待ってよ・・・・」

するとたれぞうは菓子箱の中にビターチョコを発見した
パッケージはもうなく銀紙がかかっているだけである
これではアイデアを活かすことは出来ない

たれぞう「よさそう商品」

たれぞうは大胆な行動に出た

つづく


たれぞうは徐にビターチョコの銀紙を破り捨てカメラの前に座っ実はた
たれぞうは原材料名などを読み上げる他にあるアイデアを思い付いていたのだ
そしてカメラ録画をはじめる

たれぞう「今日はビターチョコレートを食べますぅ」

誰もがここでこれではバナナと同じではないかそう思うであろう
だがたれぞうは誰もが成せるある方法で視聴者納得のレビュー動画を完成させた
それは"笑顔"である

たれぞう「ンフwwwwブッフクフウウwwww」パキッ

この笑顔がこれから何人の視聴者の疲れを癒し視聴者をも笑顔にさせたかは言うまでも無いだろう
もちろん笑顔だけでなく完璧なレビューもこなす

たれぞう「甘さ控えめで・・・ほろ苦くて・・・OCです」

これがたれぞうの真のyoutuberとしての第一歩であった
しかし人間完璧を貫くことは難しい
たれぞうの前にまた大きな壁が立ちはだかる

たれぞう「再生数が伸びないですぅ」

折角の笑顔レビュー動画も見る人が居ないんじゃ意味がない
これはたれぞうにとってかなり難しい問題であった

たれぞう「キュウウウウウウウウウウウウウウウ」

何とも言えない気持ちになったたれぞうは取り敢えず笑った
少しロボトミー手術の跡が痺れた

つづく


たれぞうはどうすれば再生数が伸びるのか頭を抱えて悩んだ
読み上げても笑顔を振り撒いても誰も見てくれない
たれぞうのモチベーションは下がる一方であった

たれぞう「もっと見てくれじょー!」

そんな時机に置かれていた一枚の広告がたれぞうの目に入った
"誰でもできる簡単なダイエット方法"

たれぞう「なかなかイケる」

たれぞうは思ったダイエット講座を開こうと
ダイエットと聞くと主婦をリスナーにつけることが出来ると踏んだのだ
たれぞうの目は輝いていた
これが後にたれぞうの十八番ネタになることは誰もが知っているだろう

たれぞう「それではダイエットしますぅ」

基本動作は跳び跳ねるだけである
これなら忙しい主婦でも簡単にダイエットすることが出来る
そのダイエット講座を交えたよさそう食品レビュー動画はどんどん再生数を伸ばしていった

たれぞう「うれCですぅ」

そんな時たれぞうはこのyoutubeと言う動画サイトの中で未知との遭遇を果たす

目玉親父「あぁいいお湯じゃったわぁ~」

つづく


たれぞうは自分の目を疑った
たれぞうは今まで面白おかしく生きてきたつもりだったが非科学的な物は信じないタチだった
だが目の前に科学で証明できない何かがいるのだ

目玉親父「おいたれぞう」

たれぞう「はい・・・・」

それは子供時代の憧れのヒーローゲゲゲの鬼太郎の父親、目玉親父であった
たれぞうは自分夢を見ているのだそう自分に言い聞かせた

たれぞう「この夢は一時的なもn・・・ものですからしんp・・・心配はございません」

目玉親父「何をしとるんじゃ・・・」

たれぞうは自分の頬をつねった
痛い
この時たれぞうは恐怖を覚えた

たれぞう「怖いじょぉ・・・帰ってくれじょー!!」

自分はただyoutuberとして沢山の視聴者に商品のOCさと笑顔を届けたかっただけ
その自分に今最大の危機が迫っている
ここでたれぞうなら目玉親父ぐらい簡単に倒せるだろそう思った人が多いであろう
しかしたれぞうはまだ自分に秘めたZEUSパワーに気がついていないのだ

目玉親父「タオルを持ってこい」

たれぞうはまだ死にたくなかった
しかし妖怪相手に勝てるとは思えない
そこでたれぞうは怖さに打ち勝ち友好関係を気づくことにした

たれぞう「はいタオルじゃよ!」サッ

つづく



たれぞうは恐る恐る目玉親父にタオルを渡そうとした
しかし目玉親父から発せられた言葉は感謝の言葉ではなかった

目玉親父「気遣いというものが出来んのか・・・こんな大きなタオルじゃ拭きにくいじゃろ」

たれぞうは恐怖で体が震えた
殺される
絶対に殺される
たれぞうの体は恐怖ですっかり固まってしまった

目玉親父「おいたれぞう」

友好関係を築こうとしたのが間違いだった
たれぞうはもうやけくそに目玉親父の体を拭き始めた

たれぞう「フキフキィ!フキフキフキィ!」

目玉親父「マッサージにもならんわ・・・」

死を受け入れたたれぞうは静かに目を瞑った
しかしこの後目玉親父が言った言葉は暴言でも脅迫でもなかった

目玉親父「ダイエット講座を開いてくれんかのぉ」

たれぞうはこの時初めて目玉親父は自分の命を狙いに来たのではないことに気が付いた
そう目玉親父はたらぞうチャンネルのリスナーだったのだ
主婦に反響を及ぼすはずだったダイエット講座がまさか妖怪にウケていたとは夢にも思わなかった

たれぞう「それではダイエットをしますぅ」

妖怪相手だと言うこともありたれぞうのテンションは上がっていた
いつもは軽いジャンプ運動だが今日は違う
ZEUSアイテムの一つとも言えよう”縄跳び”を使ってのダイエット講座である

目玉親父「今日はスペシャルじゃな・・・」

こうして妖怪をもリスナーにしてしまったたれぞうは上機嫌に次は何をレビューするかを考えていた
そしてふと机に置かれているゼロッシュコーラグミに目が行った

たれぞう「よさそう商品」

つづく

たれぞうはゼロッシュコーラグミを手に取りニヤニヤ笑みを浮かべた
なんとも食欲をそそられるパッケージに手に持っただけでわかるOCそうな感覚
これを紹介しないで何を紹介しろと言うのだ
たれぞうは早速カメラを回した

たれぞう「たれぞうです!・・・・」

いつも以上に納得のいく完璧なレビュー動画が完成した
youtubeでの評価もおやなめな感じである
ノリノリなたれぞうは次に紹介する商品を考える事にした
しかしたれぞうの目に映ったのはまたしてもゼロッシュコーラグミであった

たれぞう「ゼロッシュコーラグミは何度見ても食欲をそそられるので凄い」

しかし同じ物をもう一度紹介しても意味がない
視聴者もつねに新しいものを求めているはずである
だがゼロッシュコーラグミは何度でも紹介出来るほどOCのだ
たれぞうは悩んだ

たれぞう「ちょっと待ってよ・・・」

たれぞう「でもゼロッシュコーラグミはもっちりジューシーになったんやもん!凄くOCんやもん!」

たれぞうは決意した
youtuberとして気に入った商品はたとえ批判されようとも全力で紹介しようと
だが視聴者の事もキチンと考えているこれがたらぞうチャンネルのたれぞうの凄い所である
たれぞうは徐に慣れない手つきで動画編集ソフトをいじり始めた

たれぞう「あーしんど、しんどいしんどい」

たれぞうはゼロッシュコーラグミを二回紹介するかわりにEDを作ることにしたのだ
これなら視聴者もEDが気になりたとえ二回目の商品だろうと見に来てくれるだろう
後にこのゼロッシュコーラグミ二回目が現代社会の隠れた芸術として崇められる事となる

たれぞう「それではアップロードしますぅ」

つづく

たれぞうはゼロッシュコーラグミの二回目を人身満々にアップロードした
たれぞうの読みは的中し前衛的なEDはyoutubeで大反響を呼んだ

たれぞう「嬉Cです」

この動画を通して沢山のyoutuberと交流を深めたたれぞうは生放送にもてを出した
そんなある日の事だった

つる兄「たれぞうさんRUIくんのオフ会行きますか?」

たれぞう「・・・・・・」

RUIくんとはたれぞうお気に入りのyoutuberである
主にゲーム実況をしているようである
クレイジーGODも色々と楽しましてくれるおやめな感じ子らしい
たれぞうはそんなRUIくんがオフ会をするとあってはいてもたってもいられなくなった

たれぞう「はい・・・」

たれぞうは事の重大さに気が付いていなかった
憧れのRUIくんに会える
ただそれだけを思ってオフ会参加を宣言してしまったのだ
たれぞうは今になって不安が押し寄せてくる感覚に負けそうになった

カネマン「たれぞうダイエットしてください」

たれぞうは我に返った
何をくよくよしているんだyoutuberとして恥ずかしいぞ
そう自分に言い聞かせダイエット講座を開いた

たれぞう「それではダイエットをしますぅ」

これからたれぞうのオフ会という最初で最後の戦いが幕を開けるのだった

つづく

たれぞうはRUIくんのオフ会を楽しみにしていた
たれぞうは純粋で汚れのない子供が大好きだった
心が躍り夜も眠れない

たれぞう「ンフフwwwwキュウウウウウウウウウウウウウウウウウwww」

すると部屋の天井が黄色く輝き始めた
その光はどんどん膨れ上がりたれぞうを包み込んだ

たれぞう「どういうことじゃかのぉ・・・」

自分は死んだのか・・・?
ここは天国か・・・?それとも地獄か・・・?
そんな時たれぞうの目の前に人影が浮かび上がった
何か見覚えがある

北村卓史「久しぶりだな泰弘」

たれぞう「はい・・・」

それはたれぞうの高校時代の友達北村卓史であった
唐突な久しぶりの再会そして今の謎の状況・・・
たれぞうの頭はこんがらがりそうだ
以前はおやめな感じ子だった彼はまるで別人のようになっていた

北村卓史「泰弘お前はまだ自分に秘めた神のパワーに気が付いてないのか?」

たれぞう「ございません」

神のパワー・・・?
冗談を言う度胸のある同級生だなとたれぞうは思った

北村卓史「まぁいい、いつか必要となるときがくるさ」

北村卓史「今日はお前に忠告をしにきた。オフ会には行くな悪いオーラを感じる・・・」

たれぞうはいらだちを覚えた
楽しみにしているオフ会に行くな・・・?
たれぞうは静かに握っていたペットボトルを潰した

北村卓史「それでも行くというなら好きにしろ。一つ言っておくお前は俺より神レベルが低い俺の事は様付けで呼ぶんだな」

たれぞう「・・・・・」

北村卓史「それが我々の規則だ守らない奴は消されるぞ」

そう言って北村卓史は光の中に消えた
気が付くとたれぞうは自室に倒れていた

たれぞう「あーウザ、ウザいウザい」

たれぞうはオフ会に持っていく物をリュックにつめた

つづく

そしてその時はやってきた
そうRUIくんのオフ会である
たれぞうは胸を踊らせオフ会の集合場所へと向かった

たれぞう「あー楽、楽しみ楽しみ」

集合場所に着いたたれぞうは自分の目を疑った
なんとたれぞう以外の参加者は全員子供であった

たれぞう「おやめな感じ子達だな」

するとガキの一人がたれぞうを指差してこう言った

スカキャン「ゴリラ!」

たれぞうは一瞬自分の心に殺意が芽生えたのを感じ取った
しかし相手はまだ子供である
たれぞうは心の広い男であった

たれぞう「(消し飛ばすぞ・・・)」

昼はマクドナルドで昼食を取りオフ会は順調に進んでいる
たれぞうも愛するRUIくんと行動を共にできて幸せを感じていた
子供達はオフ会の様子をカメラに納めている
迂闊にもたれぞうはカメラを持ち合わせていなかった不覚である
そんな時だった

RUI「あのオッサンバリ気持ち悪いなメガネとかマジで無いわww」

クレイジーGOD「あのオッサンアホそうやし上手くまけるやろ」

たれぞうは気付いていなかった
自分の存在が場違いだと
たれぞうは気付いていなかった
このあと自分に降り注ぐ悲劇を

たれぞう「キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」

つづく

オフ会を満喫するたれぞう
それはジョイポリス梅田店で起こった

たれぞう「皆がいません」

たれぞうは不安と恥ずかしさで押し潰されそうになった
さっきまで楽しそうに歩いていた子供達が姿を消してしまったのだ
40にもなって迷子になってしまったのか
それとも子供達に裏切られたのか

たれぞう「どうすればいいんだじょー!!!」

たれぞうは数時間悩んだあげく泣く泣くその場を去り家へ帰ることにした
たれぞうが目に涙を浮かべたその時だった
さっきまで晴れ渡っていた空が急に黒い雲に覆われた
そして大粒の雨が地上に降り注いだのだ

スカキャン「雨が降ってきました」

クレイジーGOD「マジかよ・・・」

たれぞうは涙を浮かべた直後謎の感覚を体が突き抜けていくのを感じた
そんな事よりこのままでは折角のお気に入りの服が濡れてしまう
たれぞうは咄嗟に近くのヨドバシカメラに入った

たれぞう「あー辛(つら)、辛い辛い(つらいつらい)」

たれぞうはがむしゃらに四階までかけ上った
裏切られた悲しみ
RUIくんと言葉を交わせなかった悔い
自分の愚かさ
全てをせよってたれぞうはトイレへ駆け込んだ

たれぞう「こんなはずじゃなかったんじゃけどのぉ・・・仕方がなかったんじゃよぉ・・・」

たれぞうは目一杯泣いた
涙が枯れるまで泣いた
雨はますます激しさを増した

つづく

たれぞうは悲しみと恐怖と不安感に体を振るわせ家へ戻った
顔は青ざめ体は雨でビショビショである
そんなたれぞうにクロノスは何も言わずタオルを持ってきた

クロノス「このままやったら衰弱死や」サッ

たれぞうは家族の暖かさを改めて感じた
北村卓史の言っていた事は本当だったんだ
今更気付いても遅かった

たれぞう「・・・・・・」

たれぞうは思い出した
北村卓史の言っていたZEUSパワーの事を
そして雨が降ってきた時の体を突き抜けるような感覚を

たれぞう「よさそうパワー」

ここでたれぞうは初めて自分がZEUSである事を自覚した
だがたれぞうはこのZEUSパワーを復讐に利用しようと考えたのだ
棚からサングラスを取りだしそれをかけた

たれぞう「たれぞうだぜ」

たれぞうは自分をおいてけぼりにした子供達を陥れる事にした
まずは見かけからと思いサングラスをかけたのだ
しかしたれぞうの性格ではそんな事は出来なかった
出来るわけないのだ・・・

たれぞう「たれぞうLv.8ですぅ」

強がりを言ってみた
サングラスの中では涙が光っていた

つづく

たれぞうは立ち直る事も復讐する事も出来ない自分をせめた
このまま何もしないでいるとどうにかなってしまいそうなので乗り気では無かったが生放送を始めた

たれぞう「・・・・・たれぞうです・・」

すると放送に目玉親父がやってきた
久々の顔ぶれで嬉しい筈なのだが今のたれぞうにそんな余裕は無かった

目玉親父「どうしたんじゃそんな不満そうな顔をして」

たれぞう「消し飛ばすぞ・・・」

目玉親父「ヒィッ・・・」

目玉親父は何がどうなっているのか分からなかったがたれぞうの精神状態が不安定な事はすぐに分かった
そして咄嗟にリスナーの1人として自分に出来ることは何かを考えた

目玉親父「わしは近々一人旅に出ようと思っとったんじゃが・・・たれぞうもどうじゃ?」

旅・・・?
目玉親父の突然の誘いに驚き言葉が出なかったたれぞうは沈黙の眼差しを浮かべた
しかし旅こそが今の自分を癒してくれるのではないか
そんな考えが頭に過った

目玉親父「北海道あたりに行こうと思ってのぉ・・・」

自然とたれぞうに笑顔が戻っていった
一度北海道に行ってみたいと思っていたたれぞうにとって目玉親父の誘いは今の自分にとって最高の救いとなった

たれぞう「行きますぅ」

目玉親父「そうか近い内にまた連絡するわい・・・」

目玉親父「それより久々にダイエット講座を開いてくれんかのぉ」

たれぞう「はい!」

その日の放送は二人の笑い声が絶えなかった

つづく

目玉親父と北海道旅行へ行く事になったたれぞうは待ち合わせ場所の駅に来ていた
ワクワク胸を踊らせていると向こうから目玉親父がやってくるのが見えた

たれぞう「おはようございますぅ」

目玉親父「それじゃあ行くぞ」

いつも放送で話している相手とはいえ実際会ってみると緊張するものである
たれぞうは目玉親父をおやめな感じ子だと思っていたが近くで見るとおやじぽい感じである
駅から数時間電車に乗り今度は飛行機に乗るために空港にやってきた

たれぞう「素人にしてはなかなか凄い飛行機だな」

目玉親父「何を言っとるんじゃ・・・」

たれぞうはオフ会で置いてきぼりにされた事なんてもうすっかり忘れていた
今は北海道をどう満喫するかで頭がいっぱいである
北海道に着いたときに備えたれぞうは睡眠をとることにした

たれぞう「あー眠、眠い眠い」





目玉親父「たれぞう起きるんじゃ、オイたれぞう」

たれぞうが目を覚ますとそこは雪景色が周りに広がり美C北海道であった
目玉親父は温泉のパンフレットを片手に荷物整理をしていた

たれぞう「刺激的な景色」

目玉親父「その辺をぶらぶらしてから温泉旅館に泊まる、それが今回のプランじゃ」

たれぞう「へぇ!そうだったかねぇ!」

こうしてたれぞうと目玉親父の楽しい北海道旅行が始まった

つづく

目玉親父と共に北海道旅行にやってきたたれぞうは十勝方面を観光していた
自然に囲まれたのどかで良いところである
お昼は適当な店に入りじゃがいもやチーズを堪能した

たれぞう「チーズの北海道風味が口の中に広がって・・・アヘェ・・・OC」

目玉親父「生食品レビューじゃのぉ」

温泉旅館に向かう途中たれぞうの目にあるものが映った
”アイヌの民族楽器ムックリ”

たれぞう「よさそう商品」

見たことも聞いたこともない神秘的な楽器に魅了されたたれぞうは咄嗟に購入を試みた
この滑らかな手触り、神秘的な見た目、自分の指に馴染む感覚、何もかもが最高である
後にこのムックリがたれぞうに欠かせないZEUSアイテムとなる事は皆さん知っての事であろう

たれぞう「それでは演奏しますぅ」ミョンミョンミョン

目玉親父「なんじゃそのきっ(たない物)・・・かっ(いよって)・・・」

それからたれぞう達は牧場で牛と戯れた後温泉旅館に到着
おやめな感じ子牛を身近に感じることができたたれぞうは上機嫌だった
しかしここで思わぬハプニングが起きた

たれぞう「サイフが無いですぅ」

さっきまでポケットに入れていたサイフが見当たらないのだ
落としたのか?用心深いたれぞうにかぎってそんな事はまずない
すると目玉親父が向こうを指差して叫んだ

目玉親父「アイツじゃあの男がおぬしのサイフを奪って逃げたぞ!」

目玉親父が指差す方向を見てみると確かにたれぞうのサイフを持って全力疾走している男が一人
チョン顔で何かブンブン呟いている気持ち悪い男であった

たれぞう「スリをする度胸のある男だな」

つづく

目玉親父と北海道旅行に来たたれぞうは旅館の前でスリにあってしまった
たれぞうは誰よりも心の広い男だったが悪人だけは決して許せない性格である
たれぞうは先ほど購入したアイヌの民族楽器ムックリをスリ目掛けて投げつけた

スリ「シュコオオオオオオオ!?」バタッ

たれぞう「素人にしてはなかなか凄いあっけなさだな」

たれぞうはスリに駆け寄りサイフを奪い返した
しかしこのスリ何処かで見覚えがある顔をしている
そうこのスリはたれぞうがバナナを買いにいったスーパーを襲ったあの時の強盗であった

スリ「ブンブンハローユーチューブ」

たれぞうは迷うことなく警察を呼んだ
スリのあまりのあっけなさに不思議と笑みがこぼれた

目玉親父「たれぞう強いのぉ・・・パイレーツタレビアンなのかはっきりせんかやぁ・・・」

たれぞう「それでは温泉に入りますぅ」

あまり温泉に来た事が無いたれぞうの心は好奇心でいっぱいであった
あの温泉通目玉親父が認めた温泉となるとますます期待が増す
湯に使った瞬間今までの疲れはまるで無かったかのように引いていった
オフ会の事は全て水ならぬお湯に流そう。たれぞうは前向きになれた

目玉親父「あぁ~いいお湯じゃったわぁ~」ホカホカ

たれぞう「はいタオルじゃよ」サッ

二人は童心に帰り旅行を満喫した
温泉で火照った体をキンキンに冷えたビールで潤し戯れあっていた

たれぞう「コチョコチョコチョコチョコチョコチョwwwwwww」

目玉親父「コチョコチョせんでもえぇわい・・・」

たれぞう「コチョコチョコチョコチョコチョコチョwwwwwww」

つづく

たれぞうは北海道旅行を存分に満喫した
お土産にムックリやジャンボ十勝どらなどを大量に購入し今は帰りの飛行機に乗っている

たれぞう「あー楽Cかった」

目玉親父「あぁ~いい旅じゃったわぁ~」

そんな時機内に耳障りな大声が響いた

スカキャン「てめぇらおとなしくしろ!ハジキぶっぱなすぞ!!!」

たれぞうは目を疑った
あそこに立っているのは自分をゴリラ呼ばわりしたあげく置いてきぼりにしたクソガキスカキャンであった
一度は復讐すら考えた忌々しい相手がまたもや自分を絶望に追い込もうとしている
たれぞうは怒りに震えいてもたっても要られなくなった

たれぞう「ハイジャックをする度胸のある高校生だな」ザッ

スカキャン「自分から出てきやがったな!腐れニート!!!」

自分から出てきやがったな・・・?
ここでたれぞうはスカキャンがハイジャックをする事を目的に飛行機に乗り込んだのではなく自分に用があるのだと確信した
たれぞうは益々怒りに震えた
旅行は家に帰るまでが旅行であり折角の北海道旅行を台無しにされて黙ってはいられない

スカキャン「悪いがてめぇには死んでもらからな!理由は言えねぇが登録者数2000祝いのネタだとでも言っておこうか!」

ここまで大それた事をして理由が登録者数2000人突破のお祝い動画のネタ・・・?
たれぞうにはスカキャンが嘘をついているように見えた
現にスカキャンの体は震えているまるで何かに怯えている様である

目玉親父「危険じゃぞたれぞう・・・奴はゲテモノじゃな・・・」

たれぞう「笑っちゃうぜ・・・」

たれぞうは咄嗟にリュックからムックリ取りだし音色を奏でた
するとスカキャンが猛烈に苦しみはじめた
しかし他の乗客に異常はない
それもそのはずたれぞうのZEUSアイテムムックリは悪しき者にしか効果があらわれないのだ

スカキャン「お前・・・何を・・・」

たれぞう「2000人おめでとうございますぅ」

たれぞうはスカキャンの顔面をジャンボ十勝どらで殴り付けた
スカキャンはあっけなくその場に倒れこんだ

つづく

北海道旅行から帰る途中スカキャンに襲われたたれぞう達
しかしたれぞうのムックリ+ジャンボ十勝どらでスカキャンを攻撃した

スカキャン「クソッ・・・こうなったら仕方ねぇ・・・」ザッ

たれぞうは目を疑った
なんと上着を脱いだスカキャンの体には無数の爆弾が仕掛けられていた
それと同時に乗客達が悲鳴をあげる

たれぞう「ここでお願いがありますぅその爆弾をまだ解除していない方は解除してあげてください」

スカキャン「命乞いか・・・?でももう遅ぇよ!乗客もろともあの世へ送ってやる」

たれぞうは理解できなかった
命を捨ててまで自分を殺そうというスカキャンの心境がわからないやはり何かに怯えているようだ
それよりこのままでは罪のない乗客までも被害を受けることになってしまう
たれぞうは大きな掛けにでた

たれぞう「それでは皆さんさよならああああああああ」

たれぞうは乗客を機内の後ろ側に集めた
そして次の瞬間飛行機をムックリで真っ二つに切り裂いた

スカキャン「それで乗客を守ったつもりかよ!このままじゃ結局アイツらぺちゃんこだぜ」

たれぞう「でも心配はございません」

たれぞうはリュックの中身を空にぶちまけた
お土産に買ったムックリやジャンボ十勝どらを無駄にするのは心が痛んだが人の命にはかえられない
そして地上に到達したムックリやジャンボ十勝どらは重なりあい一本の大きな柱状になったそして見事に乗客達の乗る機体を支えたのだ

たれぞう「危機一髪ぽい感じ」

スカキャン「まあいい俺の目的はお前を殺す事だからなぁ!後数分で爆発する!」

たれぞうは目玉親父が避難せずについてきているのに気が付いた
目玉親父はたれぞうを信じていただからこそこの戦いを共に見届けようと考えたのだ
するとスカキャンの服のポケットから一冊の本が落ちた"僕の仕事はyoutube"

たれぞう「ちょっと待ってよ・・・」

スカキャン「あばよたれぞう!お前もこれでおしまいだ!!!」

目玉親父「これまでか・・・」

すると空中を物凄いスピードで一台の車がこちらに向かってくる
爆発まであと3秒という時だった

北村卓史「乗り込めたれぞう!」

それはたれぞうの高校時代の友達であり神の位の高い北村卓史であった
自分を信じてくれた目玉親父といい助けに来てくれた北村卓史といい持つべきものは親友である
上空ではスカキャンを乗せた飛行機がメラメラと燃えながら落下していくのが見えた

たれぞう「北村卓史様はどのような助け方をするか予測できないから凄い」

つづく

北村卓史様の車に乗り込んだたれぞうと目玉親父はなんとか爆発を逃れた
爆発とともに死んでいったスカキャンがポケットから落とした僕の仕事はyoutubeという本
たれぞうは何かよからぬことが起こる事を悟った

北村卓史「たれぞうこれを見てほしい」カチャッ

そこに映っていたのはあの小汚ないチョン顔ブンブン男HIKAKINNであった
なんとたれぞうが北海道を満喫している間に奴は釈放されナンバー1youtuberになっていたのだ

北村卓史「コイツの支配力は並大抵じゃない・・・もう大多数の人間が洗脳されてしまっている」

たれぞう「素人にしてはなかなか凄い挑戦だな」

目玉親父「こやつはゲテモノじゃなぁ・・・」

なんでもこのHIKAKINがyoutubeを通して世界を征服するつもりらしい
それを聞いてたれぞうは笑っちゃった
こんな男にそんな大それた事ができるはずがない

たれぞう「キュウウウウウウウウウウウウウ」

北村卓史「笑い事じゃないコイツはお前を消そうとしている。さっきのスカキャンだって奴に洗脳された哀れな奴だ」

たれぞうは急に笑えなくなった
今までのスリや強盗が自分を偵察するための演技だったとしたら
もしそうならスカキャンを使って襲ってきたということは
HIKAKINNはたれぞうに勝つ自信を持っているということになる

たれぞう「あー怖、怖い怖い」

北村卓史「取り敢えず支配が進んでいない所まで行くぞ」

車はスピードを上げた
たれぞうは自分よりもクロノスやマザーそしてすみれの事が心配になった
自分の住んでいる地域にまで支配が進んでいないといいのだが

たれぞう「アヘェ・・・」

つづく

たれぞうと目玉親父を乗せた北村卓史の車はHIKAKINの支配の進んでいないであろう地域を目指していた
まずは腹ごしらえという事になりガストへ行くことになった
この店はいつもたれぞうに出来立ての丼や盛り合わせを届けてくれるいい店である。新メニユーやデザートを開発してくれない事以外は文句の付け所がない

目玉親父「エビフライ定食を持ってこい」

北村卓史「もたもたしてはいられない。早く食うぞ」

すると一人の店員が注文を聞きにたれぞう逹のいるテーブルへやって来た
たれぞうも何度か見たことのある店員であがしかし何かが違う。確かにいつもの店員なのだが今までのおやめな感じ子さは消えおやじぽい感じになっていた

店員「注文はお決まりですか?」

たれぞう「はい」

店員「ではこちらのチャンネルを登録して頂きます」サッ

たれぞう逹はURLの書かれた紙切れを渡された
北村卓史のノートパソコンでそのURLを確認すると”HIKAKIN TV”

目玉親父「なんじゃこのきっ(たない)・・・ちゃっ(んねるは)・・・」

北村卓史「まさかこの店も・・・!?」

たれぞうはショックを受けた
素人にしてはなかなか凄い店だったのに・・・OC料理を食べるには持ってこいの場所だったのに・・・
たれぞうのHIKAKINにたいする怒りが増した

店員「登録なさらないと・・・そうですか」

たれぞう「へぇ!そうだったかねぇ!」

店員がパチンと指を鳴らした瞬間今までおしゃべりをしながら楽しそうに食事をしていた人逹が急に立ち上がった
全員がたれぞうを睨んでいる

店員「コイツがたれぞうだ!捕まえろ!!!」

人々「ウオオオオオオオオオオオ!!!!!」

そうであるこのガストはとっくにHIKAKINに支配されており
この店にたれぞうがやってくる事も何もかも計算されていたのだ。つまり罠だったのである

北村卓史「ケッ亡者どもめ・・・二人とも早く乗り込め!」ザッ

たれぞう逹は急いで車に乗り込んだ
たれぞうのZEUSパワーで撃退することも可能だがいまここでパワーを使ってもしHIKAINに弱点でも知られては・・
パワーを使う事をすすめてこない辺り北村卓史様も自覚しているのであろう

たれぞう「あー辛、辛い辛い」

たれぞうは嘆いた
自分はただyoutuberとして商品をレビューしダイエット講座を開き楽しくオフ会に参加したかった。ただそれだけである・・・それが今となっては命を狙われている
たれぞうは静かに握っていたペットボトルを潰した

つづく

腹ごしらえにガストに立ち寄ったたれぞう逹であったがそれはHIKAKINの罠だった
追っ手から逃れる為に北村卓史は車を走らせる

北村卓史「取り敢えずたれぞうの家まで行くぞ」

目玉親父「何を言っとるんじゃ・・・奴等に家バレしてしまうじゃろう」

たれぞうも目玉親父と同じことを考えていた
このままHIKAKINに家を知られクロノスやレアーそしてすみれが被害にあったら・・・

北村卓史「安心しろアイツがたれぞうの命を狙うのは何だかんだ言ってたれぞうの事が怖いからだ。アイツに家を襲撃する程の度胸はない」

たれぞうは安心した。北村卓史様がそう言うなら大丈夫であろう
安心したのもつかの間前方に怪しい人影が道を塞いでいる
どうやらたれぞう逹をこの先へ行かせまいとしているようである

たれぞう「引き殺すぞ・・・」

そう思った瞬間人影の顔がこちらを睨んだ
よくみるとRUIくんのオフ会に来ていた忌々しいブサイククレイジーGODであった
こいつもHIKAKINの洗脳にかかっていると見える

クレイジーGOD「止まれやクズども」

北村卓史「先回りされたか・・・」

たれぞう逹は仕方なく車を降りた
クレイジーGODのブサイクな口元がニヤリと歪んだ

クレイジーGOD「用があるのはたれぞうだけや。ほかのやつは下がってろ」

スカキャンと違って他人を巻き込む気はないらしい
たれぞうは素人にしてはなかなか凄い勇ましさだなと思った
そしてクレイジーGODの前に向かって足を運んだ

クレイジーGOD「来たな。それじゃあこれからお前には質問に答えてもらう」

クレイジーGOD「お前が質問に答えられたらお前の勝ち、答えられへんかったら俺の勝ち」

たれぞう「はい・・・」

なんだか急にロボトミー手術の跡が痛み出した

つづく


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