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No.39998の一覧
[0] たれぞうSSまとめ[HIKAKIN](2014/05/28 02:21)
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[39998] たれぞうSSまとめ
Name: HIKAKIN◆1c2dd6a2 ID:a0c1d5a1
Date: 2014/05/28 02:21
たれぞう母「でもウチの子がそんな・・・」

医者「お願いしますたれぞう君しかいないんです・・・!」

たれぞう母「もう止めてください!さぁたれぞう帰るわよ」

たれぞう「受けますぅ」

たれぞう母「た、たれぞう・・・?」

たれぞう「今日はロボトミー手術を受けます」


医者「それではこれからロボトミー手術を始める」

たれぞう「はい」

医者「メス」

たれぞう「(素人にしてはなかなか凄い手術だな)」

医者「汗」

看護婦「はい」

自分の脳が改造されていく
たれぞうは不安と絶望から大きくため息をついた

たれぞう「アヘェ・・・」

医者「メス」

看護婦「はい」

朦朧とする意識の中で手際よく頭の皮膚を切り裂いていく医者の顔だけがうっすら映っていた
そんな最中たれぞうはこの医者についてある結論を出した

たれぞう「やりそうな小児科医」

つづく



医者はたれぞうの頭皮を剥ぎ脳を見た

医者「これが神の脳か」

たれぞうの体は衰弱していき痛みと苦痛に耐えきれなくなっていた
それでもロボトミー手術は終わらない

医者「メス」

看護婦「はい」

たれぞうは死をも覚悟していた
思い残す事が山のようにある
たれぞうはこの医者に遺言を残しておくことにした

たれぞう「ここでお願いがありますぅ」

医者「意識があるのか・・・!」

たれぞう「つるつるTVさんとカネマンTVさんのチャンネル登録をまだしていない方はしてあげてください」

するとたれぞうは眠るように項垂れ何も喋らなくなった
手術室にはメスとメスのぶつかり合う音だけが静かに響いていた

つづく



たれぞう「・・・・・」

たれぞうが目を覚ますとそこは薄暗い手術室とは比べ物にならないほど清潔で綺麗な病室だった
たれぞうは自分が生きている事への喜びと優越感を胸に抱きながら静かに天井を見つめていた

医者「気が付いたかい?手術は成功だよ」

たれぞう「はい」

医者はポケットから手鏡を取りだしたれぞうの顔の前に手渡した
たれぞうは自分の顔をまじまじと見つめている

たれぞう「刺激感が強いです・・・」

医者「なぁに額の傷跡にはじき慣れるさ」

看護婦「たれぞうさん食事の時間ですよ」

たれぞうは丁度腹が減っていた
空腹からか食べ物が目に写るだけで自然と笑いが込み上げてくる

たれぞう「それでは食べますぅ」

たれぞう「病院食の味気ない・・・・・病院食の味気なさと・・・味気なさが口の中に広がりますぅ!」クチャクチャ

看護婦「たれぞうさんまるでグルメリポーターみたいね」

この看護婦の一言がたれぞうの人生を大きく変えることとなるのだった・・・

たれぞう「AOC・・・」

つづく



たれぞうは無事退院しまたいつもの平和な日々が戻ってきた

たれぞう「あー暇、暇暇」

たれぞうは特にすることも無くただただ時間が流れていくだけ
そんな中たれぞうはある動画投稿サイトを見つけた

たれぞう「youtube・・・なかなかイケる!」

youtubeの存在は暇をもて余していたたれぞうにはぴったりの代物だ
そんな動画投稿サイトでたれぞうが目を着けたのは商品を紹介し評価するといったレビュー動画だった

たれぞう「素人にしてはなかなか凄い動画だな」

その時たれぞうの脳裏にあの看護婦の言葉が浮かんだ
「たれぞうさんまるでグルメリポーター見たいね」

たれぞう「youtuberになりますぅ」

これがたらぞうチャンネルのたれぞうの誕生であった
たれぞうは早速紹介する商品を買いに近所のスーパーへ走った

つづく


たれぞうはレビューする商品を求めて近所のスーパーへと向かった

たれぞう「何を紹介しようかのぉ・・・初めてなんじゃけどのぉ」

たれぞうは野菜コーナーに差し掛かった所であるものに目をつけた
そう、バナナである

たれぞう「OCそうじゃのぉ・・・それでは買います」

バナナをひとふさ手に取ったたれぞうは急いでレジへと向かった
これで自分もyoutuberになれるそんな希望を胸に抱いて
だが事件は起こった

強盗「テメェら動くな!さぁ金を出せ!!!」

なんと運の悪い事にたれぞうがレジに並んだ直後店に強盗が入ったのだ
店にはたれぞうと店員数人しか居なく強盗の銃口はたれぞうにも向けられている

たれぞう「あー怖、怖い怖い」

たれぞうはバナナを握ったままその場に項垂れた
そんな時たれぞうはある事を閃いた

つづく



たれぞうは強盗の足元めがけてバナナを滑らせた
それに気付かず強盗はバナナに足をとられ倒れた

たれぞう「それでは・・・ここで・・・通報しますぅ」

強盗はたれぞうの活躍により無事逮捕されスーパーには平和が戻った
たれぞうは急いで新しいバナナを手に取りレジへと向かった

店員「先ほどはありがとうございました。お代は結構です」

たれぞう「当然事をしたまでなんじゃけどのぉ・・・」

そう言ってたれぞうはさっき強盗の足元めがけて滑らせたバナナのお代も払い家へと走った

たれぞう「それでは・・・ンフwww・・・バナナ食べますぅ」

家に着いたたれぞうはすぐさまカメラを回した
自分もyoutuberとして人気者になれるかもしれない
そんな事を考えていると自然と笑みがこぼれた

たれぞう「うん・・・OC!」

撮影したレビュー動画をチェックする間もなくたれぞうはその動画をyoutubeにUPした
ニヤニヤが止まらない
だがあげてみた動画を見てたれぞうは自分には何かが足りない事を悟った

たれぞう「内容が無いんやもん」

つづく



たれぞうは自分にかけていた物を見いだした
これではレビュー動画ではなくただの食事風景である

たれぞう「あーどうしよう、どうしようどうしよう」

たれぞうは他のyoutuberには無い新しいスタイル生み出したかった
その結果今に至るのである
たれぞうは残りのバナナほうばりながらバナナのパッケージを見つめていた
そこで閃いた

たれぞう「このアイデアなかなかイケる」

たれぞうは原材料名、賞味期限、食し方、これらを視聴者に向けて読み上げる事にした
もちろんアレルギー持ちの人への配慮も欠かさない

たれぞう「それでは新しい商品の紹介動画を撮ります」

だが家には何もない
今からまた外へ買い出しにいくのはロボトミー手術を受けたたれぞうにとっては困難だった
だが今動画を撮らないとせっかくのアイデアを忘れてしまうかもしれない
そんな不安感がたれぞうを襲った

たれぞう「ヤバイよ・・・ちょっと待ってよ・・・・」

するとたれぞうは菓子箱の中にビターチョコを発見した
パッケージはもうなく銀紙がかかっているだけである
これではアイデアを活かすことは出来ない

たれぞう「よさそう商品」

たれぞうは大胆な行動に出た

つづく


たれぞうは徐にビターチョコの銀紙を破り捨てカメラの前に座っ実はた
たれぞうは原材料名などを読み上げる他にあるアイデアを思い付いていたのだ
そしてカメラ録画をはじめる

たれぞう「今日はビターチョコレートを食べますぅ」

誰もがここでこれではバナナと同じではないかそう思うであろう
だがたれぞうは誰もが成せるある方法で視聴者納得のレビュー動画を完成させた
それは"笑顔"である

たれぞう「ンフwwwwブッフクフウウwwww」パキッ

この笑顔がこれから何人の視聴者の疲れを癒し視聴者をも笑顔にさせたかは言うまでも無いだろう
もちろん笑顔だけでなく完璧なレビューもこなす

たれぞう「甘さ控えめで・・・ほろ苦くて・・・OCです」

これがたれぞうの真のyoutuberとしての第一歩であった
しかし人間完璧を貫くことは難しい
たれぞうの前にまた大きな壁が立ちはだかる

たれぞう「再生数が伸びないですぅ」

折角の笑顔レビュー動画も見る人が居ないんじゃ意味がない
これはたれぞうにとってかなり難しい問題であった

たれぞう「キュウウウウウウウウウウウウウウウ」

何とも言えない気持ちになったたれぞうは取り敢えず笑った
少しロボトミー手術の跡が痺れた

つづく


たれぞうはどうすれば再生数が伸びるのか頭を抱えて悩んだ
読み上げても笑顔を振り撒いても誰も見てくれない
たれぞうのモチベーションは下がる一方であった

たれぞう「もっと見てくれじょー!」

そんな時机に置かれていた一枚の広告がたれぞうの目に入った
"誰でもできる簡単なダイエット方法"

たれぞう「なかなかイケる」

たれぞうは思ったダイエット講座を開こうと
ダイエットと聞くと主婦をリスナーにつけることが出来ると踏んだのだ
たれぞうの目は輝いていた
これが後にたれぞうの十八番ネタになることは誰もが知っているだろう

たれぞう「それではダイエットしますぅ」

基本動作は跳び跳ねるだけである
これなら忙しい主婦でも簡単にダイエットすることが出来る
そのダイエット講座を交えたよさそう食品レビュー動画はどんどん再生数を伸ばしていった

たれぞう「うれCですぅ」

そんな時たれぞうはこのyoutubeと言う動画サイトの中で未知との遭遇を果たす

目玉親父「あぁいいお湯じゃったわぁ~」

つづく


たれぞうは自分の目を疑った
たれぞうは今まで面白おかしく生きてきたつもりだったが非科学的な物は信じないタチだった
だが目の前に科学で証明できない何かがいるのだ

目玉親父「おいたれぞう」

たれぞう「はい・・・・」

それは子供時代の憧れのヒーローゲゲゲの鬼太郎の父親、目玉親父であった
たれぞうは自分夢を見ているのだそう自分に言い聞かせた

たれぞう「この夢は一時的なもn・・・ものですからしんp・・・心配はございません」

目玉親父「何をしとるんじゃ・・・」

たれぞうは自分の頬をつねった
痛い
この時たれぞうは恐怖を覚えた

たれぞう「怖いじょぉ・・・帰ってくれじょー!!」

自分はただyoutuberとして沢山の視聴者に商品のOCさと笑顔を届けたかっただけ
その自分に今最大の危機が迫っている
ここでたれぞうなら目玉親父ぐらい簡単に倒せるだろそう思った人が多いであろう
しかしたれぞうはまだ自分に秘めたZEUSパワーに気がついていないのだ

目玉親父「タオルを持ってこい」

たれぞうはまだ死にたくなかった
しかし妖怪相手に勝てるとは思えない
そこでたれぞうは怖さに打ち勝ち友好関係を気づくことにした

たれぞう「はいタオルじゃよ!」サッ

つづく



たれぞうは恐る恐る目玉親父にタオルを渡そうとした
しかし目玉親父から発せられた言葉は感謝の言葉ではなかった

目玉親父「気遣いというものが出来んのか・・・こんな大きなタオルじゃ拭きにくいじゃろ」

たれぞうは恐怖で体が震えた
殺される
絶対に殺される
たれぞうの体は恐怖ですっかり固まってしまった

目玉親父「おいたれぞう」

友好関係を築こうとしたのが間違いだった
たれぞうはもうやけくそに目玉親父の体を拭き始めた

たれぞう「フキフキィ!フキフキフキィ!」

目玉親父「マッサージにもならんわ・・・」

死を受け入れたたれぞうは静かに目を瞑った
しかしこの後目玉親父が言った言葉は暴言でも脅迫でもなかった

目玉親父「ダイエット講座を開いてくれんかのぉ」

たれぞうはこの時初めて目玉親父は自分の命を狙いに来たのではないことに気が付いた
そう目玉親父はたらぞうチャンネルのリスナーだったのだ
主婦に反響を及ぼすはずだったダイエット講座がまさか妖怪にウケていたとは夢にも思わなかった

たれぞう「それではダイエットをしますぅ」

妖怪相手だと言うこともありたれぞうのテンションは上がっていた
いつもは軽いジャンプ運動だが今日は違う
ZEUSアイテムの一つとも言えよう”縄跳び”を使ってのダイエット講座である

目玉親父「今日はスペシャルじゃな・・・」

こうして妖怪をもリスナーにしてしまったたれぞうは上機嫌に次は何をレビューするかを考えていた
そしてふと机に置かれているゼロッシュコーラグミに目が行った

たれぞう「よさそう商品」

つづく


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