そこは人間とは違う、異形の者たちが住まう平和な島だった。
島の外からの人間たちの来訪と同時に巻き起こる戦い。
平和な世界で暮らしていた彼には現実とはとても思えないような出来事が次々と起こってはそして消えていく。
2本の剣をめぐり、ある少年との出会いが、止まっていた島の時間が、きたるべき未来へと・・・
動き出そうとしていた・・・・
サモンナイト ~創をもちいて始をおこなう者~ <創始者>
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プロローグ
「・・・・・・俺何でこんな森の中に居るんだ?」
俺は見たところ森の中にいる
「おっかしいな・・・たしか俺は、友人と待ち合わせているはず何だが」
「ああそう言えば・・・あん時変な声が聞こえたんだよな」
俺はそのことを思い出そうとした。
<回想中>
「・・・・あいつらおせぇな・・・・」
あの時俺は、友人もとい幼い頃からのつきあいの奴と待ち合わせをしていたんだが・・・
予定の時間はとうに過ぎていた。
「私、呼んでくる!!」
ああ・・そう言えば義理の妹も居たな
「分かった気ぃつけろよな」
そうそうそんな感じで妹を見送ったんだっけ
「うん!!分かった!!」
「相変わらず元気良いな・・・・あいつは」
俺はあいつのおふくろさんに養子に取られあいつの義理の兄になった。
おやっさんは・・・俺のせいで死んだんだけど、おふくろさんやあいつは、そのことを気にしないで普通に接してくれていた。
俺はその時まで・・おやっさんは俺のせいで死んだんだなら今度は俺がアンタのように何かを守れる人間になってあの二人や友人など守りたい者を守っていこうと改めて思っていた・・その矢先。
”・・・・くってくれ?”
知らぬ声が聞こえてきた。
「・・・?・・・・・」
”・・・・救ってくれ・・”
「・・・・何だ?」
”救ってくれ・・・あの世界を・・・”
「はぁ?ちょっとまて・・急にんなこと言われても」
”たのむ・・・もう時間がない・・・”
「時間がない?どうしてだ?」
”紅き剣と緑の剣・・2本の剣をめぐる戦いを彼女たちを救ってくれ”
「要するにどっちも助けんだろ?・・・・出来るかどうかはわからんが・・」
”協力して欲しい”
「出来るだけがんばってみるさ」
”ありがとう”
「・・・ちょっと待て行く前にあいつらになにか言っておかないとって・・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
その時、いきなり俺の足下が無くなってそのまま落ちた。
<回想終了>
「たく・・いきなり落としやがってあの声の野郎・・正体分かったらとりあえず殴ってやろう・・・」
あの不愉快界を思い出して手をにぎり拳にしている。
「今から捜すのかよ・・・だりぃ・・・・」
あ・・・・出てしまった俺の口癖
「だが・・・そう簡単にいくのか?・・・それに、変なもんが襲ってこねぇかな?」
(まぁ・・変なもんに襲われてもそう簡単にやられやしねぇけど)
実はこいつ(主人公)は武術にかけて達人より上である。
「とりあえず森からでないとな・・・」
森から出ようと移動をし始めようとした瞬間・・・
ドォォォォォン!!
「!?」
耳を貫く爆音。
「なんだ!?今の音!?」
俺はそのものすごい音に反応した。
「あっちの方向か!?」
音の方向に向かって走り出した。
だが、その早さは人が走れる早さとはかけ離れていたことに本人は気づいていない。
そして、少年と彼女は出会うのであった。
今・・・・・止まっていた時が動き出した。
続く