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No.39340の一覧
[0] ……最高…[09](2014/01/26 22:37)
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[39340] ……最高…
Name: 09◆8005f559 ID:d886afac
Date: 2014/01/26 22:37
僕の通っている学校は、町中にあり町外

れに住んでいる僕は、電車で通っている

今日は、部活がいつもより長びき終電で

帰ることになった。



電車の中は、もちろんガラガラで学生な

んて僕くらいだろう…。

僕は、いつものように携帯ゲームをして

いた。


ふと、僕の目には僕の前に座っているお

婆さんが目にはいった。

目の前の、お婆さんは小柄で今にも倒れ

てしまいそうなぐらい老いていた。

顔は、よく見えない

そのお婆さんは、何かを食べていた。

マナーがないな、なんて思いながらも

さっきから僕は、そのお婆さんが何を食

べているのか、気になってしょうがない。

なぜだか気になるのだ…

自分でもよく分からない…。

よく分からないけど、気になってしょうがないのだ。

僕は、ジーと見たり、目を細めたりで気
になってしょうがない。

お婆さんは、そんな僕にきずく様子もな
く、ただ食べている。

僕は、気になってしょうがない………。



一度気になってしまったら、お婆さんが

この電車を降りるまでに見なければ、も

やもやしたまま帰ることとなる。

そして、僕がこの終電を使う事があまり

ない以上、このお婆さんに会える確率は

低いっ……。

僕は、勇気を振り絞ってお婆さんに声を
かけた。

「あのっ…すみません……。」

僕の声が、静かな電車内に響きわたる。

ふと、周りを見渡すと、この車両には僕

とお婆さんだけだった。

(あれ?さっきまで人が何人かいたような…?)

僕は不思議に思った。

お婆さんは、まるで何事もなかったかの
ように食べ続けている。

僕はもう一度、さっきより大きな声で呼びかけた。

「あ…あのっ…すみませんっ」

その時、僕は腕に痛みを感じた。

「いっ……!?」

腕に電流が流れたような気がした。

お婆さんは、ゆっくりと顔を上げた。





僕は、言葉を失った……
















顔を上げたお婆さんの顔には、目がなかったのだから…。

「…っ……!!」

僕は、声にならない声をあげる。













…そして……

















……僕が一番気になっていたもの……
















お婆さんが食べていたものは……

































僕だった…。









僕の左腕は、無残に食べられていた。



赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤…

制服は、赤黒い色になり…

僕の腕は、黒くそして赤く、血に染められていた。

汚い色だった…

(ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ)

笑いが止まらない

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいいたいいたよいたいイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイシネイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ…」

僕は、これからどこに行くのだろう…。

いや逝くと言った方が正しいか…。

天国?

地獄?

それとも…

無…だろうか……。

僕には、分からない…。

僕は、何故か死を受け入れていた。

そうなる事を、望んでいたように…。

お婆さんに食べられる事が偶然ではなく、それが運命だと思うくらいに…。

思えば、現実の世界はクソだった。

…会話のない冷めた家族……。

…どうでもいい話を楽しそうに話す友達……。

…お前のためを思って、なんて安い言葉を言う教師……。

……自分を出来損ないと見る親戚の叔父、叔母……。

…本当に……


…本当にクソくらいな世界だった……。



…あの冷めた家が爆発したら、どんなにいいだろう…。

あのクソ以下の友達を切りきざんだら、どんなに気持ち良いだろう…。

あの馬鹿教師共を従えたら、どんなに征服感を得られるだろう…。

あの腐った目の親戚共を血ヘド出るまで殴ったら、どんなに快感だろう…。

死は僕にとって幸福だった。

「…最高ぉ…」

「さいっこうだよっ!!!」

「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

「サイコーだぁーーーーーーっ!!」

「ハハハハハハハハハハハハハハハハハ…」



…目の前が…真っ暗になった……。




























私は、町外れに住む中学生

都内の名門私立に通っている。

学校までは、電車だ。

今日は、塾で先生に個人的に教わってい

たからか、終電に乗ることになってし

まった。


電車の中は、とても静かだった…。


私は、いつものように次の授業の予習をしていた。

すると、私の前の席から…

ぼり…ぼり…がりかちっ……。

私はたまらず注意をした。

「電車での、マナーぐらい守って下さいっ!周りの方に迷惑ですよ。」

私は、周りの人がいない事に気がついた。

(あれ?さっきまで6人ぐらいは、いたのに…。)

私は皆、降りたのかなと思い、前の人を見た…。


































その人は、私と同じ年ぐらいの紺色の制服を着た…男の子だった……………end…。




















































ハハハハハハ


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